【ぶれいず・ゆにおん】
ジャンル | ファンタジー・タクティカルRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売元 | アトラス | |
開発元 | スティング | |
発売日 | 2010年5月27日 | |
定価 | 6,458円 | |
プレイ人数 | 1人 | |
レーティング | CERO: B(12歳以上対象) | |
廉価版 | Sting the Best:2012年2月16日/2,800円 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
『ユグドラ・ユニオン』の前日譚 主にキャラクター演出が強化 全く異なる結末を迎える分岐ストーリー |
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Dept.Heaven.Episodes.シリーズ・ユニオンシリーズリンク |
『ユグドラ・ユニオン』のスピンオフ作品であり、前作から三年前の時代を舞台に描かれる前日譚。既存の作品と世界を共有する関連作品のため、『Dept. Heaven Episodes』シリーズには含まれておらず、そこから独立した『ユニオン』シリーズの2作目となっている。
ブロンキア帝国……
古の魔竜・ブロンガと契約し、力を受け継ぐ者が皇帝として、代々統治する軍事国家である。
ブロンキア帝国・時の皇帝ソルティエは先代である弟の後を継いで戴冠すると、重い徴税を課し、急激なる軍備の増強を行った。
ソルティエ帝の悪政は、民の間で爆発的な不安を引き起こした。
結果、各地では暴動が勃発し、治安は悪化。
略奪行為や、商人らの不正取引が横行する。
人々の平穏は、理不尽という魔物の手で無残にも引き裂かれたのである。
帝国西部に位置する商業都市ティエラ。
ここは搾取を繰り返して財を成す豪商達と、困窮に喘ぐ人々とが分かれ住む、
いわば帝国の理不尽さを象徴した街であった。
このティエラの一角、虐げられる人々が身を寄せ合って暮らすネザー地区から、この物語は幕を開ける……
(説明書より引用)
『ユグドラ・ユニオン』の前日譚として見ると少し不十分に感じられる部分もあるが、作品単体で見れば個性と感情豊かな登場人物たちや、彼らの様々な戦いを描く緩急の付いたストーリーが魅力的なゲーム。
シミュレーションゲームとしても、既に完成している前作のシステムを大きく崩す事なく、より遊びやすいように改善されているため、前作のゲーム性を気に入っているプレイヤーやユニオンシリーズに興味のあるユーザーにもお薦めの一作である。