【きんぐだむ はーつ つー】
ジャンル | アクションRPG | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売・開発元 | スクウェア・エニックス | |
発売日 | 2005年12月22日 | |
定価(税込) |
通常版:7,770円 トリニティマスターピース版(*1):16,989円 |
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レーティング | CERO:全年齢対象 | |
廉価版(税込) | アルティメットヒッツ:2008年6月26日/2,940円 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
良くも悪くもライトユーザー偏重のシステム ストーリーとディズニー作品の遊離 極端なゲストキャラの扱い スター・ウォーズを想起させる演出 |
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キングダム ハーツシリーズ |
『ファイナルファンタジー』(FF)シリーズとディズニー作品のコラボレーションという題材が大きく話題を呼んだアクションRPG、『キングダム ハーツ』シリーズの3作目。略称『KH2』『KHII』
1のエンディング直後の物語である『チェイン オブ メモリーズ』から約1年後の物語。
安易で強力なアクション
リアクションコマンド
連携技
リフレク
マップ構造
その他賛否の分かれる点
ディズニーキャラの扱い
FFキャラの扱い
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
+ | ネタバレ注意 |
オリジナルキャラの扱い
+ | ネタバレ注意 |
その他(ストーリー・キャラ)
+ | 詳細 |
キャラゲーとしてはシナリオや演出が批判されることが多く、アクションRPGとしても極端にカジュアル寄りのシステムによりコアユーザーからの評価は芳しくない。
その一方で、簡単操作で派手なアクションやディズニー世界の冒険を楽しめるため、カジュアル層からの評価は非常に高い。
『KH』オリジナルキャラのXIII機関の面々や、もう一人の主人公とも言えるロクサスも新たに人気を得た。
このキャラ人気も後のシリーズ展開に影響しており、また今後のストーリーの伏線も練られている。
単体のゲームとしては万人が満足できる作品ではないが、大作シリーズの続編としては充分な役割を果たしていると言える。
【きんぐだむ はーつ つー ふぁいなるみっくすぷらす】
発売日 | 2007年3月29日 | ![]() |
定価 | 7,980円(税込) | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
廉価版 |
アルティメットヒッツ 2008年6月26日/2,940円(税込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
コアユーザーでもより楽しめる内容に オリジナル版の問題点の多くを改善 豊富な新要素 シリーズ内で高水準のゲームバランス |
このゲームは以下の2枚のゲームのセットとして発売された。
野村氏が「あんな大盤振る舞いは二度とやれない」と語る程、豊富な追加要素が盛り込まれている。
様々な追加要素や変更点により、コアユーザーでも十分に楽しめるシステムとなり、アクションRPGとしての完成度は非常に高いものとなった。
初心者上級者問わず楽しめるゲームとして仕上がっており、縛りプレイなどを含めプレイヤーの創意工夫に委ねられる側面も用意されている。
本編での追加戦闘や追加シーン、次回作以降への伏線の追加により、シナリオ面も評価に値する箇所が増えている。
総合的なバランスの良さ、ユーザー満足度の高さから、本作をシリーズ最高傑作と評する声も多い。
【きんぐだむ はーつ えいちでぃー つーぽいんとふぁいぶ りみっくす】
FM版を日本語音声とし、グラフィックと音楽をリマスターした忠実な移植作品。
細かい部分で不具合やバグが新たに発生しているのは残念なものの、現行機水準で『KHII』を満喫できる作品となっている
*1 『I』『COM』『II』のセット。
*2 ちなみに、後発の『Re:チェイン オブ メモリーズ』にもリアクションコマンドと似たようなアクションが存在するが、こちらはボタン連打入力は受け付けず、タイミング良くボタンを押さなければいけない仕様になっている。
*3 攻撃を当てた回数、倒したハートレスの数など。
*4 各フォームがレベルアップすることで通常時が強化されていくというのは、『FFV』でのすっぴんと各ジョブの関係に近い。
*5 分かる人には、同じスクウェア・エニックスがスクウェア時代に発売したパラサイト・イブのPEシステムと同じと言えば通じるかもしれない。尚、この作品には野村哲也がキャラデザとして関わっており、本作と共通するプランナーが参加していた。
*6 光の追尾弾を放つ。
*7 ドライヴゲージをチャージし、フルチャージされるとヒールライトへ変わり、ソラ達を復活させることができる。
*8 ふらふらと逃げる敵が多い所ではこちらに寄せる攻撃方法だったり、近寄ってくる敵が多い所では吹き飛ばす攻撃だったり、ワールドのボスには大ダメージを与える。
*9 前作では影がかかっていたが、お馴染みのパンツスタイルだった。
*10 機体の基盤となるグミで前作のシールドグミに相当する。
*11 武器やエンジンなどの様々な役割を持っているグミ。
*12 ただし、激しく連打する必要はない。
*13 MP消費がないので状況を選ばない、通常攻撃コンボに繋げることができるなど、一応住み分けはされている。
*14 迷いやすさに関しては、1ではミニマップがなかったことも助長している。
*15 海中であるため上下左右起伏にとんだ複雑なマップ及びあらゆる方向の敵への注意、マーメイドキックによるボタン連打での移動など多くの操作を必要とした
*16 キングダムハーツシリーズに登場する敵キャラクターの総称。「心無きもの」とも呼ばれる。
*17 ピートは出番だけは多いがストーリー本筋に絡む重要なキャラではない。
*18 原作でのプロフィールは好きなものは「真剣勝負」で、嫌いなものは「腰抜け」となっている。
*19 セッツァーになった理由は『FFVI』当時、野村氏が設定に深く関わったキャラで思い入れがあったことによる。
*20 サイファーの危機を見て慌てて助けを呼びに行くシーン。
*21 今作のシナリオを手掛けた野島氏は後の『スマブラX』の「亜空の使者」でもキャラ関連の批判が多く、「野島にキャラゲーは無理」とプレイヤーに評されている。
*22 主人公が異なる、ある事情から今までの経験をリセットするなど。主人公の強さが初期化されることの説明も兼ねている。
*23 後述のファイナルミックス版ではリミットフォームが使用可能となり少しは改善されたが、対多戦に向くウィズダムフォームやマスターフォームなどは相変わらず使用できず、充分な改善とは言い難い物だった。
*24 この場面にて使用できるリアクションコマンドは2種類だが、どちらも派手な演出が伴っている上、広範囲を攻撃可能な物になっており、リアクションコマンド一発で数十という数のハートレスを蹴散らせるので爽快感はとても強い。
*25 移動距離や無敵時間も長いが、裏を返すと動作も長く間合い調整に使用しづらい。下り坂だと下らずに空中へ真っすぐ進む。
*26 実物はカップアイスなのだが、『KH』シリーズではガリガリくん的な棒アイスになっている。
*27 事実、7年後にはスター・ウォーズの製作会社であるルーカスフィルムがウォルト・ディズニー社に買収されており、既にこの時期には両社の蜜月関係がかなり進んでいた可能性もある。
*28 あくまでボイスのみでリップシンクは英語ボイスに準じたもののままである。
*29 特殊なハメ技で倒すことも一応可能。
*30 武器のアビリティ扱いだが、アビリティの説明が説明になっていない。
*31 突然アンチフォームにばかり変身するようになってもドライヴそのものの頻度もあり原因がこれと気付けるかは微妙。
*32 確実にアンチフォームになれる分、変身全体の回数自体は少なく済む。
*33 前述の「留まりし思念」も含む。
*34 PS2版は2秒、PS3版は3秒、PS4版は1秒。ちなみにどういうわけか北米版のPS3版だと4秒という長さ。比較動画もあがっている。
*35 攻撃頻度が落ちている、技が途中で消えるなど。