【えいえんのあせりあ ざすぴりっとおぶえたにてぃそーど】
ジャンル | 異世界召喚シミュレーション | ![]() 画像はPS2版 |
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対応機種 | Windows98/Me/2000/XP | ||
メディア |
CD-ROM 2枚(初回版) DVD-ROM 1枚(後期版) |
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発売・開発元 | ザウス【本醸造】 | ||
発売日 |
【初回版】2003年11月28日 【後期版】2004年2月20日 |
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定価 | 8,800円(税別) | ||
レーティング | アダルトゲーム | ||
配信 | 2010年8月6日/4,094円 | ||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
本格的な異世界召喚系のSLG 世界観に合うクセが強めの立ち絵 『永遠神剣シリーズ』の始まり ザウスの名前を知らしめた作品 |
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ザウス作品リンク |
2003年にザウスが打ち出した本格的SLG。
ザウスは一般的にブランド名の後ろに「純米(純愛系作品)」「醸造(陵辱系がメインの作品)」など、酒類の名前を模したチーム分けでそれぞれ異なる作風の作品を出すブランドだった。
その中でも、「本醸造」は高いゲーム性を持った作品を出すチームとして活動していた。
本作は、そのザウスの名前が大きく知られる一作となる本格的な異世界召喚SLG作品。
この作品を発端として『永遠神剣シリーズ』が作られていくことになる。
主人公である少年「高嶺悠人」と義妹「高嶺佳織」 そして二人の親友「岬今日子」「碧光陰」達は 突然異界ファンタズマゴリアに召還されてしまう。 中世のような、その世界では戦争の嵐が吹き荒れていた。 すべてが有限であるがゆえに 奪い合うことしかできない世界… 悠人はラキオスという小国の戦士として永遠神剣「求め」を手渡される。 絶対的な力をもつ永遠神剣は、異界からの訪問者と、 その世界にすむ奴隷戦闘種族「スピリット」にしか扱うことができない。 悠人は佳織を人質にとられ、ラキオス王国の為 スピリットを率いて望まぬ闘いを強いられる。 ラキオス王国のスピリット…アセリア・エスペリア・オルファリルとともに…。 しかし、今日子たちもまた、他の国で永遠神剣を与えられていた。 悠人たちはそれぞれの守るべきもののため、お互いに戦う道を歩む。 魔剣と、権力者たちの思惑に翻弄される悠人とスピリットたち。 そして悠人は佳織とともに元の世界に戻ることができるのか?
(公式サイトより抜粋)
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+ | タイミングと行動回数の詳細 |
+ | スピリット・エトランジェの特色 |
+ | シナリオ終盤のネタバレを含む |
+ | シナリオのネタバレ注意! |
ゲームの出来を売りにするエロゲーブランドといえば当時は『エウシュリー』や『ソフトハウスキャラ』などが有名であったが、そこに食い込むようにして名前を連ねる作品となった。
設定の面も含めて全体的に粗が多く練り込みの足りない作品ではあるものの、異世界に召喚された主人公の苦悩とそこで出会った妖精のように美しい少女達との交流、自分と家族、そして国を守る為に敵国を打ち倒さなければならない戦争という舞台で繰り広げられるドラマティックさと、高い歯ごたえのあるSLGが上手く噛み合わさり、上質な作品に仕上がった。
ザウス(本醸造)の名前を知らしめた作品であり、後々に広がる『永遠神剣シリーズ』の礎を作った作品として後々も語り継がれる名作となった事は間違いない。
+ | あるメインヒロインのEDのネタバレを含む内容 |
*1 シナリオの進行によっては悠人と一緒に元の世界に戻るが、基本的にこちらはバッドエンドルートである。
*2 具体的には存在はする。ただし、会話も出来ない存在であるためその正体を確かめるのはヨーティアと、マロリガンの首領であるクェドギンの会話シーンのみ。
*3 ただし、精気を奪う手段は別に性行為である必要は設定上ないのだが、エロゲーなので「求め」は性行為で奪うことにこだわり普段と違ってノリノリで陵辱する。
*4 最後の方で悠人と交わるシーンが場面があるにはある
*5 PINKちゃんねるのスレッド「Xuse(ザウス)総合18」にて、いいコなのにプレイヤーに嫌うレスが多くてある意味ヒットしてる義妹キャラという趣旨の書き込みのつもりで誤字って「ある意味空前絶後の大ヒットきもうとだな」と書き込んでしまった2004年2月のレスが発端。元々Xuse総合スレではテンプレに「Q、瞬キモイ、妹キモイ、あんな妹に執着する主人公もキモイ、ぶっちゃげ絵柄キモイ A、後ろ三つはやってるうちに慣れるか萌えるようになります、瞬は仕様です」という文があるほどキモイというのはたびたび言及され続けていた事柄だったためアセリア関連スレで「キモウト」はすんなり定着した
*6 その後『DUEL SAVIOR』『グランディアⅢ』『ベルウィックサーガ』『テイルズオブレジェンディア』(偶然にも、これらのゲームの発売時期が2004~2005年度と不思議と集中していた)などに立て続けにキモウトと呼ばれる要素を持つ妹キャラが登場した。そこから【無視しがたい問題要素をもつ妹キャラ】を評する言葉として使われるようになる。現在ではヤンデレ系妹キャラ属性をあらわす言葉として定着している。
*7 その性格や、『EXPANSION』以降のグラフィックがかなりかわいく、メインキャラにもひけをとらないのも大きな理由と思われる。
*8 ただし、ヘリオン1263票に対し2位のアセリアは1220票とかなり僅差。3位のウルカが297票と大きく突き放されているため、実質的には人気ツートップと言ったほうが正しい。
*9 当時はまだ若手で、主役作品もそれなりに演じていたが女性向け作品での出演が多い時期だった。この年の後半に発売されたFF7のOVAでクラウド・ストライフ役を演じた事でその知名度を大きく広げ、翌年からアニメ・ゲームで多岐に渡り更に出演作品を広げた。
*10 正しくはエターナル・ミニオンと呼ばれる種族だがデータ上の差異はない。