【きどうせんしがんだむ えっくすれう゛ゅー】
ジャンル | 対戦格闘アクション |
対応機種 | アーケード(専用基板) |
販売元 | バンプレスト |
開発元 | アルュメ |
稼働開始日 | 1994年8月下旬 |
プレイ人数 | 1人~2人 |
判定 | なし |
ポイント |
システムも
既視感(パクリ)もパワーアップ
オリジナルMS「ドルメル」の存在だけは有名に 「格闘ゲーム異種格闘技戦」という呼び名あり 一周回ってそれなりの対戦バランス |
ガンダムゲームリンク |
テレビアニメおよび劇場作品『機動戦士ガンダム』を題材にした対戦格闘アクション。
前年の1993年に発売された対戦格闘ゲーム『機動戦士ガンダム』(原作と同じタイトル)に続く、シリーズ2作目となる作品である。
前作は格闘ゲームとして多くの問題を抱えていたが、本作では他社の格ゲーの優れた点を貪欲に取り込んでおり、大幅にブラッシュアップされて十分に楽しめる作品に仕上がっている。
ユーザーからは基本的に
「イーエックスレビュー」
と呼ばれるが、
基板の取扱説明書においては
「エックスレヴュー」
と記載されているため、本ページはそちらの表記に準拠する。
また、技のモーションやアイデアを主に『ストリートファイターII』や『サムライスピリッツ』から豪快にパクっている。
さらに突き詰めると多数あることが確認されているが、その印象の深さから「ストリートファイターガンダム」、略して「ストガン」とも呼ばれる。
本作では陸戦用MSも他のMSと同様に宇宙でも戦う事が可能。 CVが明記されていないパイロットの声は、開発スタッフが担当している。
+ | 前作から続投のMS |
+ | 新規参戦のMS |
「格ゲーブームに便乗して作られた一作」と言ってしまえばそれまでの作品であるかもしれないが、前作よりも格ゲーらしさが増し、それなりに遊べる作品となった。
既視感に溢れるモーションはあれど不思議な魅力を備えており、コアなファンが存在しているのは確かである。
また本作が生み出したMS「ドルメル」も根強い人気があり、現在も立体化などの声が止むことがない。
なお、都内の有名ゲームセンターでは不定期ながら大会も開催され続けている(*11)。もしもガンダムが好きで格ゲーも嗜んでいるのであれば遊んでみる価値はあるかもしれない。
*1 セイラが搭乗する赤いガンダムと、前ダッシュが可能なシャア専用の3機で、グフとドムのみ同キャラ戦が不可能だった。
*2 ガンダムとガンキャノンは大破、シャア専用機は中破。
*3 顔つきや「敵を倒すのは速ければ速いほどいいってね。」という勝利セリフから、どう考えてもジーンである。
*4 おそらく音声ライブラリの流用と思われるが、編集ミスかそれ以外の理由かは定かではない。
*5 因みに同じ形式番号のMS-19の機体はガンダム漫画作品『アウターガンダム』と『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』にも登場する。当然ドルメルと全く姿が違うが。
*6 「99」から始まり、1秒あたり2カウントずつ減っていく
*7 msvシリーズになってしまうが明確なパイロットが存在しており原作の描写からも格ゲー向きなパーフェクトガンダムも出れなかった
*8 上記の2体の他に出ていないのはボールのみ。
*9 旧型ザク、ゴッグ、ゾック(+リック・ドム)以外は全て参戦している。
*10 設定では全高17.9m。18mのガンダムと僅かな差でしかない。
*11 YouTubeでアーカイブ映像を観ることも可能。
*12 ドムの記事には、両手で剣を高く振りかざした「弧月斬」や、片手を背中の剣の柄に添えた「服部半蔵のニュートラルポーズ」などの姿勢を取らせた写真が掲載されている。アニメ作品しか知らない人には意味不明なポージングだが、本作プレイヤーなら気づくものである。