この記事では執筆禁止とされている『にゃんこ大戦争』のスピンオフゲームを紹介しています。
編集する際は『にゃんこ大戦争』本編の評価・解説を含まないようにご注意ください。
にゃんこ新日本
【にゃんこしんにほん】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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Android 4.4以上 iOS 11.2以降
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発売元
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ポノス
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定価
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無料(課金なし)
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プレイ人数
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1人
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配信開始日
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【Android】2020年11月17日 【iOS】2020年11月19日
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レーティング
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【Android】3歳以上 【iOS】4歳以上
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判定
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バカゲー
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ポイント
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にゃんこが日本を組み立て直すゲーム 誰がどう見てもおかしい説明
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ポノス配信作品
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にゃんこシリーズ(執筆可能作品に限る) とびだす! / ふたりで! / GO!GO!ネコホッピング / にゃんこ新日本
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概要
にゃんこ大戦争8周年記念として配信されたスピンオフゲーム。
にゃんこによる日本侵略が終わった後、日本を作り替えようとするゲームである。
ルール・操作説明
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画面に出現する都道府県を動かして、地面の上に積み上げていく。「どうぶつタワーバトル」というゲームを知っている人なら、それを都道府県にしたものと説明すれば分かるだろう。
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どうぶつタワーは回転と落とす場所を選ぶ操作のみ行い垂直に落としていたのに対し、こちらは常にスワイプで操作するため、垂直では落としづらい斜め方向に安定的に都道府県を入れる事も可能。
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どうぶつタワーは動物を一体地面から落としたら終了だが、こちらはいくら都道府県を落としても全ての都道府県が場に出てくるか開始から3分が経過するまでゲームを続行できる。その際、にゃんこが出てきて「(落とした県)はいらないにゃ」というコメントを発する。
なんて辛辣な…
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ゲームの終わりに最終的に積み上げた形が出てきて、○○の国という新日本の特徴?が表示される。首都が残った県から選ばれ、新日本の面積・人口が分かる。そこに2020年頃に流行した言葉がモチーフとなっているにゃんこの一言コメントが添えられる。なお、全ての都道府県を落とすと「もはや海」と言われる。
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完成した新日本は一つだけ保存出来る。また、それをシェアする事も可能で、シェアすると一度だけ本家にゃんこ大戦争で使用できるアイテムを入手できる。
評価点・バカゲー要素
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47都道府県を積んでいくというコンセプトがまずシュールである
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元々の都道府県の形をそのまま積んでいくため、形が非常に安定しない。
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また、一部の都道府県は周囲にある島も含めて一つの形となっているため、その小さな島に引っかけて落ちないようにするという事も出来てしまう。
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最後の結果表示も人口・面積だけでなく積んだ高さも表示される。これを見ると平面地図なのかタワーなのか分からなくなってくる。
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都道府県にはランダムで「観光名所」か「主食」のどちらかの説明が出てくるが、それもまたおかしい
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観光名所の欄は場所によってはちゃんとしたものになっているが、時にざっくりとした説明にされたり、「そこは違くない!?」とか「なぜそれを選んだ!?」とか言いたくなるような場所が選ばれていたりしている。例えば…
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北海道の観光名所は大地で、沖縄の観光名所は海…観光名所…?
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鳥取の観光名所は砂場で滋賀は湖…言いたいことは分かるが…
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神奈川は最古のガス管であるが…数多くある名所の中でなぜそれを選んだ。
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ただし、なぜそれを選んだという観光名所は、知らない人がそれを調べることによって「そんなところがあったんだ。」という風に知ってもらう効果がある…かもしれない。
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主食の欄はもっとおかしくなっており、まともな県はほとんどない。基本的にはその県の名産品を主食にしているようだが…
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香川の主食はうどん、これは実はあながち間違いではない。が、新潟の主食はお米…これは日本の主食なのでは!?
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静岡の主食はうなぎで北海道の主食はかに…そんな高級なものを毎日食べているのか!?
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挙げ句の果てには福井の主食が恐竜…もう食べ物ですらない。
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さらにお手軽で暇つぶしに最適なゲームとなった。
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前回のスピンオフ『ネコホッピング』では出来なかった「途中でタイトルに戻る」が追加されており、途中で多くの県を落としてスマホを投げ出したくなったときでもすぐにやり直せる。
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また、開始時は会社表記はなく、スキップが可能なプロローグのみであるため、すぐにゲーム開始が可能である。
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『ネコホッピング』ではアイテムを入手するときやコンティニューするときのみとはいえ流れていた広告が、一切流れなくなった。
問題点
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結局、これは都道府県を積むだけのゲームであり、前回あったコレクション要素や段階的な報酬は本作にはないため、やり込むには向いていない。
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本家で手に入るアイテムも、一回終了までプレイする以外の条件は特にないので、アイテムのみが目的なら一回プレイすれば充分になってしまう。
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バグと思わしき描写
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一部の県は観光名所や主食という文字がなくなっている
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勢いよく都道府県をスワイプして他の都道府県にぶつけたり地面に叩きつけたりすると、都道府県同士が埋まったり勝手に浮いたりする場合がある。
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端末によると思われるが、都道府県を積み上げ続けると処理落ちにより動作が重くなる場合がある。
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詳細な条件は不明だが、まれにタップしていると次に落とす都道府県が消えて穴に落ちた扱いになる。
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ゲーム自体は都道府県を落とすのみで、にゃんこ要素がほとんどない。
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一応設定ににゃんこが入っていたり上述の「〇〇県はいらないにゃ」で出てきたりはするが…
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回転の調整がしづらい
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回転専用のボタンはなく、勢いよく動かさないとまともに回らないため、理想の向きにする事が難しくなっている。
総評
にゃんこ大戦争8周年記念のスピンオフはやり込み要素を削り完全にお手軽に遊ぶためのゲームとなったと言える。
一方で、ゲームのコンセプトや都道府県の説明には笑える要素があり、バカゲーとして見れば本家に負けず劣らずとなっているだろう。
本家にゃんこ大戦争を含むソシャゲのスタミナが回復するまでの暇つぶしや、ひと仕事終わった後の休憩時間にプレイするにはちょうどいいゲームとなっているので、何かに行き詰まったら一度プレイしてみてはいかがだろうか。
余談
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ホーム画面に出るアイコンは、選挙の政党ポスターに見立てたものになっている。
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クレジットにはスペシャルサンクスとしてどうぶつタワーバトルの開発者Yuta Yabuzaki氏の名前が記載されている。
最終更新:2024年04月15日 15:46