葉の下

【はのした】

ジャンル パズル
対応機種 Xbox One
Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売元 RedDeerGames
開発元 Circus Atos
発売日 【One】2021年3月4日
【Switch】2021年2月25日
定価 【One】1,500円
【Switch】1,499円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1個
レーティング IARC:3+
判定 なし
ポイント 探し物をするパズル
息抜き用

概要

チェコ発のスマホ、Steam用の配信ゲーム『Under Leaves』の家庭用機移植作。 青・緑・黄・白といった原色で統一された絵本のような背景から、指定された物体を探し出すというシンプルなルール。


システム

  • 動物を調べると、探すべきアイテムと個数を指定してくるので、指定されたものを見つけきってから再度動物を調べると「面」はクリア。
    • たとえば、基本情報欄にある画像のような、黄色を基調とした秋の林の中から、キノコ型の物体を特定の数見つけて欲しいという指令がくる。
    • カーソルを合わせて調べると見つけたことになる。また見つけたアイテムは画面から消える。
      • Switch版はタッチ操作にも対応しており、怪しいと思しき物体をタッチすることで見つけることもできる。
  • 制限時間はない。
  • ヒント機能
    • 一定時間経過すると、ヒントを閲覧できるようになる。
    • ヒント閲覧の流れは次の通り。
      • (1)画面右側の「?」ボタンを選ぶ、(2)3×3のスライドパズルを解く、(3)まだ見つけていないアイテムのところに「○」マークが向かっていき、図示してくれる。
    • 使用回数制限はなく、時間が経過すれば再度別のヒントを閲覧できるようになる。
    • One版は、ヒントを一切使わないことでクリアすることで、実績が入手できる。
  • ゲームの流れ
    • パズルは全部で29面ある。
    • セーブは「面」をクリアしたタイミングでのみ自動で行われる。
    • パズルの面は順々に選んでいくことになる。ひとつの面をクリアすると次の面が解放され、またその面をクリアすると次の面が解放されて…という流れ。

評価点

  • リラックス効果
    • 絵のタッチは目に優しい色合い。動物のデザインも素朴でかわいらしい。
    • 白くそびえる氷河、生き物でにぎわう山林、夕日がまぶしいサバンナ、緑あふれるジャングル、青く落ち着いた海底、静まり返った夜の森などステージとなる背景のデザインも多彩。
    • BGMが大人しめであり、プレイヤーの集中を妨げない。動物の鳴き声や風の音といった環境音もちょくちょく流されるので心地よさがある。
  • 難易度はそこそこある
    • 問題点にもつながるところではあるが、探し物のパズルゲームとしてのやりごたえは十分にある。
    • 見つけるべき物体は小さく、背景にうまく溶け込んでいることが殆どなので、よく目を凝らさないとクリアは難しい。
  • ヒント機能が親切
    • ヒントといってもほぼ答えを教えてしまうレベルなうえ、使用回数制限も特に無い。そのため詰む心配が殆どない。

問題点

  • アイテム探しゲームでしかないこと
    • 全部で29面しかパズルが用意されていないので、ボリュームには乏しい。
    • 効率よくプレイしてしまえば全クリまで1時間程度であり、若干コスパは悪く感じられる。
    • 背景のテイストに変化はあるが、一貫してアイテムを探すというルールは変わらず、続けてプレイするとマンネリ化する可能性はある。
  • 目が疲れる
    • 見つけるべきアイテムは小さいことが殆ど。エリアを絞って拡大視する機能もあるにはあるが、視力が低下している人にとってのプレイは厳しいものがあるかもしれない。

総評

目に優しい原色を基調とした背景から、小さな物体を見つけ出すパズルゲーム。ゲーム性が変化することは無く最初から最後まで一貫している。ボリュームは少なくあくまで息抜き用であり、やりこんで味が出るようなタイプではない。


余談

  • Steamでは原題『Under Leaves』で配信されており、家庭用機にて『葉の下』というド直球な直訳タイトル+日本語版ロゴがいかにもな安っぽい印象のゴシックフォントになっていることから、「何故訳した」と言われることも多く、不自然な直訳タイトルのゲームのひとつとして話題になることがある。
    • 実際のゲーム中のロゴは原題の雰囲気のある『Under Leaves』となっており、ゲーム内容も絵が中心で言語要素は一切ないため、単純にタイトルがド直球な直訳というだけである。

その後の展開

  • 2022年1月6日に、同メーカーの『鼠ちゃんの百科事典』とのバンドル、『鼠ちゃんの百科事典 + 葉の下』が発売された。
最終更新:2022年09月05日 12:15