【ぽけもんぷらすのぶながのやぼう】
ジャンル | シミュレーション | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
メディア | 2048MbitDSカード | |
発売元 | ポケモン | |
開発元 |
ポケモン コーエーテクモゲームス |
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発売日 | 2012年3月17日 | |
定価 | 5,524円(税別) | |
プレイ人数 | 1人(通信プレイ時2人) | |
セーブデータ | 1 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
ポケモン×戦国ブショーの異色のコラボ SRPGとして取っ付きやすい作り 『信長の野望』要素は薄い |
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ポケットモンスターシリーズ | ||
信長の野望シリーズ |
子供を中心に世界的に人気のシリーズ『ポケットモンスター』と、歴史物のゲームで知られるコーエーテクモゲームスのまさかのコラボによって生み出された作品。
両企業の社長が共にお互いのシリーズのファンで、仲が良かったために実現したとのことである。
ポケモン側からすれば初の戦略SLGであり、コーエーテクモゲームス側からすれば最後のDS作品となっている。
舞台は「ランセ地方」。ここには17の国が存在し、ポケモンと心を通わせることができる「ブショー」達が覇権を争っていた。
ランセには、「17の城を手に入れた時、ランセの伝説が蘇る」という言い伝えがあり、ブショー達はそれを目指してイクサを繰り返している。
主人公は、ハジメの国のブショーリーダーとして、ランセの滅亡を目論むといわれるノブナガを筆頭とするブショー達と、イクサを繰り広げていく。
イクサ
登場ポケモン・ブショー
スカウト
シナリオとエピソード
タイプ
+ | タイプごとの特徴 |
戦略SLG・SRPGとしてとっつきやすい作り
高品質なグラフィック
個性立ったブショー達
良くも悪くもポケモン本編に準拠している点
厄介なステージギミック
ポケモン間の格差が大きい
UIの問題点・要素の説明不足
クリア後の「エピソードモード」の仕様
状態異常の影響が非常に大きい
登場ポケモンの偏り
『信長の野望』要素が薄い
育成の難易度が高いポケモン・ブショーがいる
道具について
配信限定にする必要性が疑わしい配信要素
子供をメインターゲットにした『ポケモン』と、ファンの年齢層が高めな歴史物の『信長の野望』という、一見水と油な異色のコラボレーションが話題となった本作だが、ゲームの出来は水準以上である。
『信長の野望』の実在の武将をモデルとしたキャラクター達のSLGという楽しさと、『ポケモン』のパーティ構成・育成・収集などの楽しさはどちらもきちんと盛り込まれており、システムがシンプルなのでSRPG初心者にもオススメである。
「ポケモン」「戦国無双」「SRPG」のどれかに興味があるなら安心して楽しめる。同時に、それまで興味がなかった他の要素の入り口にもなるという点を見れば、コラボレーションとしては十分に成功と言えるだろう。
やや不親切な点があるUIや、クリア後の「エピソードモード」の仕様などクセのある点も存在するが、それはとことんまでプレイし尽くそうと思ったときに気になる程度である。