A Glider's Journey
【あぐらいだーずじゃーにー】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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Nintendo Switch
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メディア
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ダウンロード
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発売元
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Emma Franklin
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開発元
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Emma Franklin
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発売日
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2021年3月4日
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定価(税込)
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990円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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なし
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レーティング
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IARC 3+
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判定
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なし
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ポイント
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和やかなArcade 鬼畜難易度のRealistic
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概要
ローポリゴン調の穏やかな世界を舞台に、グライダーになって飛び回るフライトアクションゲームである。
システム
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ルール
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グライダーは、左スティックによって上下左右へと旋回可能。
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障害物をかわししつつ六角形のリングをくぐっていきゴールを目指す。障害物にぶつかると速度がゼロとなりその場に墜落してしまう。
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リングをくぐると、少しの間ブーストがかかり、推進力を得られる。
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全15ステージ。各ステージともに、七角形のオレンジ色のフロアを持つ台座がゴールとなっている。リングをくぐりきってこのオレンジが緑色になっているときに台座に着陸するとステージクリア。
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スタート地点から点在するリングを道なりに順番にくぐれば、自動的にゴール地点が目の前に見えるようになっている。
モード
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Arcade
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ZRを押すと加速できる。
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機体の体制が最低限保たれるモード。翼を急に傾けようとしても原則は墜落しない。
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Realistic
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高難易度版。
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こちらは翼を水平に保つ機能が搭載されておらず、急に方向転換しようとすると機体そのものが傾いて墜落してしまう。
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ZRの加速も不可能となっており、リングをひとつでもくぐり損ねると推進力を失い、コースアウトしてしまう。
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リングをくぐったり、高所から低所に向かうことによって推進力を得ていける。
評価点
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和やかな雰囲気
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タイムリミットやこちらを邪魔する敵といったものが出現しない。
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Arcadeモードであれば、障害物にぶつかりさえしなければ永久的にいろいろなところを飛んで見て回れる。大空から島を見下ろしてみたりしてもいい。
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草原のポリゴン表現が良好。グライダーが近づくと風圧でなぎ倒されるといった工夫がみられる。
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BGMはやさしい印象がある。
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幻想的な地形
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現実的にはありえない浮遊島が舞台となっている。幾何学的な謎空間を飛び回る一幕もある。
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方向転換の感度調整
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こちらの左スティック入力の感度をある程度調節可能。Arcadeだと感度がよいほど方向転換がしやすく楽な傾向だが、あえて縛りプレイをするもよし。
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Realisticだと感度が良いほど楽というわけでもない。やたら方向転換が反映されやすかったりすると墜落につながったりするので、適度に悪い感度を探して自分にあった手法をみつけていくことになる。
問題点
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ステージの途中にチェックポイントがない
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Arcade/Realistic問わず、何か障害物にカスっただけでも失敗となる。またステージによってはスタート地点からゴール地点まで長かったりするので、ゴール直前で失敗すると精神面に来るものがある。
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ステージによっては狭いパイプ状の通路を飛んでいかなくてはならないケースもあるので、ミスを誘発しやすい。
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Realisticの難易度
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このモードでは障害物にカスってはいけないのもそうだが、その他にも急旋回してはいけない、リングをくぐり損ねてはいけないという制約があり、最初のステージですらクリアするのが一苦労。
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実質、飛行すべきルートがひとつに固定されている。そこから少しでも操作ミスして外れようものならクリアの確率が遠のく。そのため繊細な操作が必要となる。
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なおArcadeであれば、六角形のリングを通り損ねても、体制を立て直して再度くぐりなおすといったリカバリーが可能である。
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Realistic以外のやりこみの余地について
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つまるところ空を飛ぶだけのゲームではあり、奥深さはあまり期待できない。Arcadeモードをクリアするだけだったら、2時間もあれば十分である。
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和やかな雰囲気を楽しむことはできるものの、マップの造詣も昨今のゲームの中で特筆すべき内容といったものもない。
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Realisticモードをどの程度真剣にプレイできるかが、本作のやりこみ要素とはなるか。
総評
幻想的で和やかな浮遊島を舞台に、グライダーを飛ばして道なりにリングをくぐっていくフライトアクションゲームである。
ボリューム自体はあまりないが、感度調整や鬼畜難易度のRealisticでのやりこみには対応している。
最終更新:2022年06月06日 21:18