遊☆戯☆王デュエルモンスターズ 最強カードバトル!

【ゆうぎおうでゅえるもんすたーず さいきょうかーどばとる】

ジャンル 対戦型カードゲーム
対応機種 ニンテンドー3DS
メディア ダウンロード専売ソフト
発売・開発元 コナミデジタルエンタテインメント
発売日 2016年7月6日
定価 基本無料(一部課金要素あり)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 良作
シリーズファンから不評
ポイント デッキを自由に編集できるのはクリア後
後攻ワンキル強すぎ
OCG初心者からは好評
あくまでシミュレーターでは無い
遊☆戯☆王 関連作品リンク


概要

ニンテンドー3DS専用の遊戯王の基本無料ゲーム。
遊戯王OCGのコンシューマーソフトとしては初の基本無料ゲームである。(サービス終了済みも含めればパソコンの『遊☆戯☆王ONLINE』が存在した。)

ストーリー

海馬コーポレーションは小学生限定のデュエルモンスターズの大会「レジェンド・チャレンジ」の開催を発表する。
この大会では海馬コーポレーションの貸し出し済みデッキを使ってデュエルを行い、優勝者には「 青眼の亜白龍 (ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン)」が配布される。
このカードを目当てに多くのデュエリストが集う中で、主人公もこの大会に参加することになる。

時間軸は原作における「バトルシティ編」と「王の記憶編」の間なので闇遊戯も登場し、彼と対戦することも可能。一方で原作には存在しないシンクロ召喚、エクシーズ召喚も存在している。

ゲーム内容

  • RPGのように3Dの街を歩き回り、NPCと会話したりデュエルができる。
    • デュエルの結果に応じてDP(デュエルポイント)や素材カードを取得できる。
    • ランキングが設定されており、初期は573位*1。勝利すると順位が上がり、大会が始まる。
    • ゲーム中で曜日・時間の概念があり、デュエルすると時間が「昼」「夕方」「夜」と進み、曜日も順に巡っていく。
  • すれちがい通信
    • あいさつやお気に入りモンスター等を決めたデュエリストカードを設定しておくと、すれちがった相手からデュエリストカードを受け取れ、対戦可能。
  • 有料DLCはゲーム内で「DLCショップ」を選び、eShopに接続して購入可能。

デュエルの詳細

  • 基本中の基本をマスターするためのゲームのため、速攻魔法・フィールド魔法・儀式魔法及び儀式モンスター・トークン・永続罠・カウンター罠は収録されていない。
    • カードの枚数は何と 歴代最低 。しかし効果モンスターは原作通りの効果を持ち、最低限の召喚方法*2のカードもあるためボリュームが薄い訳ではない。
    • なお後述のグラフィックの都合からか、収録カードは『デュエルターミナル』出身のものが多い。
  • 手に入るカードは2016年のリミットレギュレーションに合わせられている。
    • 制限カードは一枚しか手に入らず、準制限のカードは二枚しか手に入らない、禁止カードはそもそも手に入らない。
  • ゲームクリアまでは素材カードを使って固定内容のデッキを作成する。
    • デッキを編成できるのはゲームクリア後である。またデッキは、Lv1、2、3と強化が可能。最大Lvは基本的には3だが、最大Lvが2のデッキや最大Lvが1のデッキも存在する。
  • スピードデュエルでプレイする。
    • ただし普通のスピードデュエルと違う点としてペンデュラムゾーンが独立して存在している独自のフィールドで行う。
  • スピードデュエルとOCGルールの違い
    • 最大の違いとしては3つしかフィールドが存在しない。
    • 当然エクストラモンスターゾーンも存在しない。またOCGのデッキは40~60枚だが、本ゲームでは20枚*3。またライフはOCGの半分の4000である。初期手札は4枚で、先攻ドローはなし。
      • このため《魔法の筒*4》やダイレクトアタック系モンスター、【フルバーン】が非常に強力。手札事故が起こりやすいものの、初期ライフとデッキ総数が少ない分特定のカードが揃うことによるワンショットキルも発生させやすい環境となっている。また、CPUは自分のデッキタイプに関わらず高確率で先攻を選択するので余計後攻ワンキルが有利な環境になっている。

評価点

  • グラフィックがとても綺麗
    • デュエル中は召喚したモンスターの美麗な3Dモデルが表示され、召喚や攻撃宣言時には迫力のあるアクションも見られる。
      • モデリング自体は概ね『デュエルターミナル』からの流用であるが、このゲームの為に新規グラフィックが実装されたモンスターも存在しており、それぞれの質感も良好。
    • 3DSなので、デュエル中にこれらのモンスターの演出を立体視で拝むことも可能。ここは他ハードはもちろん、『デュエルターミナル』にもなかった利点である。
      • ただし、オンライン限定デッキやDLCの課金デッキは『デュエルリンクス』と同じくイラストが浮かび上がるだけである。とはいえ、これは労力を考えれば仕方ないだろう。
  • 初心者に優しい仕様
    • スピードデュエルはOCGより簡略化されているため、短時間でシンプルに駆け引きを楽しめる。
    • 召喚・コンボ・魔法・罠の使い方などチュートリアルが充実しており、初心者には優しい。上級者のデュエリストにとっては邪魔に思うかもしれないが、基本を学ぶソフトなので評価できる。
  • 魅力的な登場人物
    • 本作は小学生の大会なため、主人公のライバルの小学生デュエル四天王がメインの相手となるが、どいつもこいつもキャラが濃い。またこのゲームのガイドさんは《魔界発現世行きデスガイド》と言うモンスターにそっくり。ウケが良かったためか全員揃って漫画「OCGストラクチャーズ」に登場している*5
  • 充実したボイス演出
    • プレイヤーや上記のライバルに原作キャラはもちろん、各種モブデュエリスト達にももれなくデュエル中のボイスが付いている。一部は特定のカードに対応した専用ボイスも用意されており、デュエル展開を適度に盛り上げてくれる。
    • 過去のゲーム作品では代役を充てられることが多かった原作主人公・武藤遊戯も、本作ではきちんと風間俊介氏が担当。配信時期の近い『デュエルリンクス』でも同じボイスを使っていることから、最初から両作品で起用するつもりで収録したのだと思われる。
  • 過去作などと違いちゃんとモンスターが原作と同じ効果を持つ。
    • ただしスピードデュエル故にモンスター及び魔法&罠ゾーンが3つしかない仕様のため、OCGでは優秀な《ガトムズの非常召集》《死霊操りしパペットマスター》が同じ効果でも非常に使いにくくなっていたり、逆にダイレクトアタック可能なモンスターは先述のとおりLP4000のため凶悪だったりと、ルール故にOCGと効果の強さが変わっている。

賛否両論点

  • クリアするまでデッキを自由に編集出来ない
    • 最初に使えるのは 構築済みデッキのみ 。デッキ作りもカードゲームの醍醐味であるのだが、この仕様のせいで潰してしまっている。しかし、初心者にはデッキの最適な組み方が分からない人もおり、初心者向けのソフトを銘打っているので仕方ない部分はある。
    • デッキビルドの解禁はラスボス撃破が条件なのだが、こっちが構築済みデッキでしか戦えないのに対し、相手はオンライン限定の強力なカードを満載したガチデッキで理不尽なまでに強い。
  • 初心者向けに収録カードを抑えたことの弊害
    • 詳細の通り、儀式魔法・儀式モンスター・フィールド魔法・速攻魔法・永続罠・カウンター罠・トークンは未実装。「相手ターンでも発動できる」と書いてあるモンスター効果もない。初心者向けにルールや処理をシンプルにするためとはいえ、難点もいくつかある。
      • 速攻魔法が無いため、OCGにおける魔法か罠を破壊する基本的なカード《サイクロン》が未収録。除去は基本的に、《ナイトショット*6》や《撲滅の使徒*7》などで行うことになる。一概に劣化とは言えないものの、これらは《サイクロン》より上級者向けのテクニカルなカードである。
      • 前述のように収録カードは『デュエルターミナル』出身のものが多いのだが、この構成の都合から儀式主体のリチュアをはじめとしたテーマは例外的に未収録となっている。
    • 各デッキ毎のカードパワーを抑えるためか、OCGにおいて主力あるいは切り札となっていたカードがピンポイントで未収録になっているテーマもある。大抵は他にエースとなるカードが用意されているので、最低限の立ち回りは可能だが…。
      • 後述のガスタで言えばOCG上の切り札《ダイガスタ・スフィアード》が未収録であるものの、他にエースとなるガスタのシンクロモンスターは複数収録されているため本作でも十分な戦闘力はある。しかしセイクリッドは上記の「相手ターンでも発動できる」効果がない都合、《セイクリッド・オメガ》や《セイクリッド・プレアデス》などのエースがことごとく未収録で大きくパワーダウンしているなど、格差が生まれてしまっている感は否めない。
    • 属性・種族毎の偏りも酷く、初期デッキのジェムナイトを擁する岩石族などは充実している一方で、アンデットや植物族は上級モンスターが未収録。闇属性も後述のインヴェルズ・ヴェルズなどで優秀なカードが揃うが、光属性はセイクリッドをはじめ他属性より貧相な構成になっており、強力なのはこのゲームの特典ともいえるブルーアイズぐらいであるが…後述の問題がある。
    • 収録されている罠は攻撃反応型がほとんど。そのため小学生のやる遊戯王のごとく、攻撃力の高いモンスターで殴り合うと言う展開になりやすい。効果耐性持ちが少ないこともあり、《マシュマロン》などの破壊耐性を持つモンスターに対抗できる《ライトニングボルテックス*8》などが強力である。
  • 曜日・時間設定が蛇足気味
    • 前述のように曜日と時間の概念があるが、これはチャレンジへの参加制限や、一部デュエリストの登場タイミングなどでしか機能していない。
      • 小規模とはいえ時間帯指定による縛りがあるのには変わりなく、特定デュエリストとの連戦や、○曜日限定で登場するデュエリストと対戦したい時などは少々煩わしい。
    • 時間帯はセーブ画面から任意でスキップしていくこともでき、狙った曜日や時間帯で動くのは容易ではあるが、縛りそのものの要素が小粒な感は否めない。最初から制限なく自由にデュエルを挑める構成でも問題はなかったとも思われる。

問題点

  • デッキの格差が大きい。
    • LvMAXにしてもどうしようもないデッキもあれば、Lv2の時点で強いデッキもある。 一部のデッキに至ってはLvを上げると弱体化する。 また、構築ミスでデカデカと書いてある切り札が絶対に出せないデッキも存在する。
      + 強いデッキの例
    • 飛べ!ガスタ
      • 本作最強のデッキその1
      • リクルーターによる安定した戦線維持&墓地肥やしからのシンクロ展開と豊富な除去が特徴。初手事故が発生しやすいこのゲームにおいて屈指の安定性を誇る強力なデッキであり、今RTAをやるならこのデッキか下記の【アドバンスインヴェルズLv2】の2択ではないかと言われるほど。
      • 高レベルになると、除去札の代わりに《強制転移*9 》が投入され、これとリクルーターを組み合わせたモンスター除去が主力となる。癖はあるが、刺さる相手にはとことん強力。
        • 本作にはレベルの問題でシンクロ召喚自体がロクにできないサイキック族のシンクロデッキ【サイキックパワー】が存在している。強力なサイキックサポートとEXモンスターが投入されていながら全く実力を発揮できない欠陥デッキなのだが、ガスタもサイキック族主体かつ、それらのシンクロモンスターとレベルが一致するので本家より余程それらを使いこなせてしまう。更に上記の強制転移で奪ってシンクロも可能という抜群のシナジーを形成しており、クリア後はデッキビルドでそれらのサポートカードとEXモンスターを剝ぎ取って投入するだけでお手軽に無双できてしまう。
      • なお、ガスタのサイキック族モンスターは美男美女が集い、流用とはいえ本作のグラフィックによる見栄えも良く、その方向性でも人気の高いテーマである。おかげで後述の霊使いデッキの立つ瀬がない
      • 強デッキの中では珍しい先攻有利型なのが、ほぼ先攻を選択するCPUと相性が悪いのが欠点と言えば欠点。
    • アドバンスインヴェルズ
      • 本作最強のデッキその2
      • アドバンス召喚したカードで殴ると言ったデッキ…と言うより、LPが4000しかないため発生した後攻ワンキルデッキ
      • アドバンス召喚主体だけに多少事故りやすいものの、特定の手札が3~4枚揃っていればワンショットキルを狙えるのが最大の強み。特にLv2のワンキル率はLvMAX以上に高く、デッキビルドが解放された場合Lv2のデッキをメインに、LvMAXのカードや下記のヴェルズのエクシーズモンスター、手札交換の《闇の誘惑》を入れ強化するとさらにワンキル率が上がる。
      • ちなみにインヴェルズ自体はOCGでは見向きもされず、ライフロスが多い特性から当時の『デュエルターミナル』の環境下でも評価が低いという不遇のテーマであった。本作での注目は正に名誉挽回といったところ。
    • ダークネスヴェルズ
      • インヴェルズ程ではないが強力な後攻ワンキルデッキ。
      • エクシーズ・除外・コントロール奪取主体のデッキで、相手のモンスターを奪いワンキルする。LvMAXのデッキの完成度が高く、殆ど調整しなくても勝てる程に強い。
        • 唯一の欠点としてLvMAXの入手がクリア後なのでシナリオ中に使えない。また、メインキャラのデッキなので大会で強敵として立ち塞がる。
        • ちなみにそのワンキルの主体となる強力なエクシーズモンスター《ヴェルズ・バハムート》は名前にも効果にもヴェルズと名前の付くモンスターを要求するのでこのデッキ以外使えないと思いきや、上記のインヴェルズは名前にヴェルズを含む(上にレベルも合致する)ので普通に召喚できるし効果も使えたりする。
    • バーニングジュラック
      • ジュラックによる攻撃力1700の下級ビート。
      • 《強者の苦痛*10》 や先述した《ナイトショット》が入っており、デッキ編集しなくても強いのにデッキ編集をして先述した除去カードを加えることでガスタと渡り合えるくらいの強さになる。
    • 業炎!真紅眼の黒竜LvMax
      • 魔法カード《黒炎弾*11》を3枚積んでいる。なので真紅眼がいるときに、この魔法カードを2枚発動された瞬間詰む。これによりこのゲームでは珍しい先攻ワンキルデッキとなっている。
    • 不動の超重武者
      • 【フルモンスター】式である為、安定した戦いがしやすく、切り札である《超重武者ビッグベン-K》も出しやすい。課金が必要なのが難点か。
    • + 弱いデッキの例
    • もけもけ?
      • 《怒れるもけもけ》を使い、攻撃力3000にして殴るのがメインと言っているが、実際は《下克上の首飾り》をつけて殴る【装備ビート】である。しかし除去カードが必須の今作の環境では除去され何も出来ずに負けるといったことがほとんどである。
    • おジャマじゃまー
      • フィールド魔法が存在しないせいで《おジャマカントリー》と言った専用サポートがほとんど未収録であるため、ガチの最弱デッキとなっている。さらに《おジャマキング*12 》も収録されていないが、これはバランス上仕方ないだろう。
    • プリモン(霊使い)
      • 本作には憑依装着*13が収録されていないばかりか、シナジーの薄いカードが大量に投入されていたり、攻撃無効カードも入っていないため、コントロール奪取を活かしづらい。
        • そもそも霊使いは看板にすぎず、実態としては女性型モンスターをはじめとしたアイドルカードの詰め合わせといった構成であるため、弱いのは意図的なのかもしれない。上記のガスタは可愛い上に強いのだが…
    • + 欠陥デッキ
    • 氷結界の封印LvMAX
      • 制限カードの《氷結界の龍 トリシューラ》をメインにしたデッキだが、肝心のトリシューラをシンクロ召喚する手段が存在しないというとんでもない欠陥デッキ。
        • 一応サイキックやガスタなどの他デッキにも、採用されているモンスターを並べるだけではレベルが合わず、魔法カードを活用してレベルを調節することが前提となっているシンクロモンスターは存在する。しかし、氷結界デッキには何故かそうしたギミックがなく、クリア後のデッキビルドで調整するか、相手側が《強制転移》などで補助してくれない限りトリシューラを召喚できない。
  • デッキをレベルアップすると元のデッキに戻せなくなる。
    • 基本的にデッキはレベルが上がるほど強くなるのだが、使いにくくなるものも結構ある。 例えばジェネクスは本作でもOCGでも《ジェネクス・ウンディーネ》の強力な効果に依存しているデッキにもかかわらず、Lvアップごとにウンディーネが減り最終デッキには入っていない。 インヴェルズも上記の通りLv2の方が強い。 クリア後はデッキビルドで再現できるが、シナリオ中は不可。
  • クリア後のカード収集が非常に面倒
    • 最後の大会に勝ち抜くと、その相手達の使うカードをランダムに2枚手に入れられるが、特定のカード狙いの場合は確率が低すぎる。 しかし融合デッキに必須レベルの《E・HERO プリズマー》の3枚目を手に入れようとするとこのマラソンをやらざるを得ない。
  • 現在ではカードコンプリートが不可。
    • 期間限定デッキや、期間限定でないと入手が非現実的なデッキが存在した。しかも前者はこのゲームでも推しているはずのブルーアイズの強力なデッキで、これ以外に入手方法のない強カードも多かった。
  • 一部召喚法の扱い
    • シンクロとエクシーズに関する難点として、レベル4チューナーやランク5エクシーズなどが未収録なため、レベル5モンスターを前座にした展開や、レベル8シンクロを主軸にした構築はやや困難となっている。
    • ペンデュラム召喚は導入されているが、使ってくる相手は1人のみ、しかも対戦できるのはクリア後。それ以外では全く使われないのでアドバンス・融合・シンクロ・エクシーズに比べ明らかに扱いが悪い。
      • 収録デッキもオンラインでパスワードを入力しない限りその1つだけで、オンライン限定カードは制限カードでもないのに各々1枚しか手に入らない。ペンデュラム自体が強いこともあってデッキは非常に強くはあるが…。
      • なお、ペンデュラムカードゾーン自体はゲーム開始時点からデュエルフィールドにきちんと表示されているため、いつまで経っても活用されないことに違和感を覚えたプレイヤーも多いだろう。
  • お互いの盤面をモンスターや伏せカードで埋め尽くすと処理がとても遅くなる。
    • 特に初心者がプレイした場合、もしくはライブラリアウトを狙うデッキをCPU相手に使用した場合に陥りやすい。

総評

良質なグラフィックに加え、カード枚数の少なさに反して戦略性のある、無料のゲームとは思えないクオリティ。
だがカードゲームの醍醐味であるデッキ作りはクリア後の要素である。とは言え遊戯王OCG初心者にはここから『デュエルリンクス』をやって段々とルールに慣れて行こう。

余談

  • 遊戯王OCGはマスタールール(2020年4月1日改訂版)でリンクモンスター・リンク召喚が登場し、大きくルールが変わっている。
    • 今からシミュレーターとして本作を遊ぶ場合は注意が必要である。
    • そのため現在では、『Lotd』の方がシミュレーターとしては適している。そもそもポイントに書いたようにこのゲームはデュエルシミュレーターでは無いが。
  • ダウンロード専用ソフト故に、遊戯王ゲームお約束の特典カードは存在せず、このゲームには攻略本も発売されてない。クリアデータをキャンペーン実施店舗で見せると、《青眼の白龍》(ウルトラレア)の実物が貰えるキャンペーンがあった。
    • ただし、小中学生限定という縛りがあった。また、このカードは購入特典チケットが封入されていた為、1000円以上で購入すると紙製カードストックケースが貰えた。
      • 2018年に発売されたSTARTER DECKの初回限定版特典として稀に「秘蔵レアカード」が付属しており、このカードも封入されている可能性があったが、封入されているチラシが異なる。一時期はこのカードの未開封品が10万以上で高騰していたが、WCS2020のドラゴンデュエルの部でも配布されたため、価格が落ち着いている。
  • 本作のオリジナルキャラクターたちは後に遊戯王OCGを題材にした漫画『遊☆戯☆王OCGストラクチャーズ』の主要キャラとして抜擢された。
    • 元々OCGの販促としての色合いが濃かった本作とは何かと共通点が多い作品同士であり、相性が良かったものと思われる。
      • 本作とは異なりOCG完全準拠であり、驚くほどのガチデッキの応酬が見られる漫画としてOCGプレイヤーには好評。
    • ちなみに本作に登場していた原作漫画のキャラクターはこちらには登場していないため、世界観まで共有しているかは不明。
  • その後2021年8月12日には、遊戯王OCGのスピンオフ作品である「遊戯王ラッシュデュエル」をゲーム化した、本作の実質的な続編の『遊戯王ラッシュデュエル 最強バトルロイヤル!!』が発売された。
    • ラッシュデュエルでは初の、OCG関連作品としても久々のコンシューマーゲームと言うことで注目を集めていたのだが……詳細は上記項目を参照。
    • ちなみにタイトルにある「最強」の読みはそれぞれで異なり、『最強カードバトル!』は「さいきょう」と読むのに対し、『最強バトルロイヤル!!』は「さいきょー」と読む。
最終更新:2023年06月24日 00:57

*1 「KONAMI」と掛けたのだろう。

*2 融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム

*3 同様にスピードデュエルを採用している『デュエルリンクス』では30枚まで。

*4 相手モンスターの攻撃を無効にした上攻撃力分のダメージを与える罠。

*5 ただしデッキが違ったり、一部キャラクター性が違ったりする。

*6 伏せてあるカードを一枚破壊することができ相手はこの効果に対してその伏せカードを発動出来ない

*7 相手の魔法、罠を除外しデッキに同じカードがある場合、その同じカードもデッキから破壊する

*8 相手フィールドの表側表示モンスターを手札を一枚コストに破壊する魔法

*9 お互いの場のモンスターのコントロールを入れ替える魔法

*10 相手のモンスターの攻撃力をレベル×100分下げる永続魔法

*11 真紅眼の黒竜がフィールドに存在する時攻撃を放棄する代わりに、元々の攻撃力分のダメージを与える通常魔法

*12 相手のモンスターゾーン3ヶ所を封じる効果を持つ融合モンスター。本作同様にモンスターゾーンが3枚しかない『デュエルリンクス』においては、環境で大活躍するほどの強さを見せている。

*13 自身と同じ属性の霊使いとそれ以外のモンスターの計2体を墓地へ送り、手札やデッキから特殊召喚できるモンスター、イラスト違いも存在する。