抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか? 2

【ぬきげーみたいなしまにすんでるわたしはどうすりゃいいですか つー】

ジャンル 並行世界でもビッチに絶対負けたりなんてしない逃亡&バトルADV

対応機種 Windows 7/8.1/10
発売・開発元 Qruppo
発売日 2019年7月26日
定価 9,800円(税別)
配信 FANZA:2019年10月18日/8,580円
レーティング アダルトゲーム
判定 良作
バカゲー
ポイント 今度は並行世界が舞台
前作よりも自重しないギャグの数々
ぬきたし
1 / 2


概要

『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?』、通称『ぬきたし』の続編となる作品。
当初は前作のファンディスクとして作成されていたが、シナリオ量が多くなったため、続編としてリリースされた。


特徴

  • システムは前作と同じくノベルゲーム。
  • 本作のストーリーは大まかに、前作のグランドルートで誰とも結ばれていない状態のその後と、前作の各ヒロインごとのルートの後日談(アフターシナリオ)の2種類に分類される。
    • 前者は前作で解決したドスケベ条例が残った並行世界へと移動してしまうストーリーとなっている。また、前作で敵対したSSビッグスリーの3名がヒロイン枠として、ルート分岐が存在する。

登場人物

  • 橘淳之介
    • 前作と同じく本作の主人公。並行世界ではSSの副会長という立場となっており、「性帝」として畏怖されている。
  • 冷泉院桐香
    • SSの代表兼生徒会長。前作では圧倒的なカリスマ性を見せており、ミステリアスな雰囲気もあったが、本作では……?
  • 糺川礼
    • SSの風紀委員長。SSを指導する鬼教官としての一面も見受けられる。
  • 女部田郁子
    • SSの中隊長であり、一番隊「ストライクフォース」の隊長。

評価点

  • 相変わらずぶっ飛んでいる世界観
    • 下ネタや淫語が多い理由の詳細や、エッチはよくてもセクハラはNGなど、色々とぶっ飛んだ青藍島の世界観や価値観が本作では更に掘り下げられる。
  • 後述するように、ギャグ色は強くなっているものの、シナリオ自体は概ね好評
    • 前作のグランドルートでも描写されたが、本作でも「共存」が鍵となるシナリオとなっており、プレイした人からは概ね高評価。

バカゲーポイント(賛否点含む)

前作でもバカゲーとしての側面はそれなりに垣間見えたが、本作では全体的にギャグの量が増加している上に、ギャグの内容も前作より若干攻め気味のものとなっている。以下はその内容。

  • 前作と同じく下ネタ・淫語が多く、下品に改変したパロディも少なくない。
    • モブキャラたちのエッチ中の実況や淫語も健在。むしろ本作ではネタに走った言い回しが前作よりも増えている。
    • もっとも、本作は前作プレイ済前提の作品であるため、前作のノリが受け入れられた人なら、この辺は問題ないだろうが。
  • 下ネタを抜きにしても、パロディネタが前作よりも増えた。
    • その中でも元ネタとなる作品自体はマイナーだが、ネットミーム及びネットスラング化して有名になっているもののパロディが多数を占めている。
      • 例えば、Z級映画として一時期話題となった『メタルマン』、某なろう小説作品のとあるシーン、シュワルツェネッガー主演の映画『コマンドー』、等々……列挙するとキリがない。
  • 主人公たちが並行世界へと移動した理由と要因が非常にぶっ飛んでいる。ついでに元の世界への帰り方もかなりのもの。
    • 具体的に解説すると卑猥な単語を使わざるを得ないため、ここでは解説しない(というかできない)。気になる方は各自で検索するか、実際にプレイしてもらいたい。
    • 元の世界に戻るための最終決戦の戦い方も、若干おふざけの入った内容。
  • 礼ルートのとあるシーンでは、性的なものとは別方向のアレなネタが挿入される。
    • 詳細を伏せつつ説明すると、そのネタは特定の団体や人物を弄っている内容。18禁ゲーとはいえ、些か不謹慎に思う人も少なくないだろう。
  • 前作ではルートによってシナリオの雰囲気がシリアス寄りだったり、バカゲー寄りだったりと、大きく分かれたのだが、本作では殆どのルートがギャグ多めのシナリオとなっている。
    • いずれのシナリオもドスケベ条例が解決した後の物語となっているため、前作ほどシリアスな展開は本作にあまりない。
    • アフターシナリオも、主人公が何故か異常なほど筋トレにハマっていたり、彼女以外で抜けなくなったのでエロゲーを自作するなど、ギャグ色強めなストーリーとなっている。
    • あるヒロインのルートのラストは超展開としか言いようがないほどぶっ飛んだ内容。一種のギャグとして受け止められるか、単にメチャクチャな展開と切り捨てるかは人それぞれ。

これらをギャグのキレが上がったと評価するか、悪ノリが過ぎると批判するかは人次第だろう。


賛否両論点

  • 本作のヒロイン枠として登場するSSのビッグスリーは、前作とは違った一面が描写されるが、若干キャラ崩壊気味に感じる可能性も。
    • その筆頭が冷泉院桐香で、本作では生活面が非常にだらしなく、補助なしでは何もできないとの設定が追加されており、前作で描写されたカリスマ性やミステリアスな雰囲気を思いっ切りぶっ壊してくる。
      • 一応理由付けはされてはいるが、初見ではギャップに面食らうことだろう。
    • 糺川礼は特撮オタクとしての一面が強調され、特撮(特に仮面ライダー)ネタがそこそこの頻度で出てくる。特撮ネタがわかる人なら楽しめるが、わからない場合は面白さが半減。
      • 特撮好きなプレイヤーなら何も問題はない……かと思いきや、礼ルートではエッチシーン中の台詞にすら特撮ネタがさりげなく入っているので、特撮ネタを熟知している人の場合、せっかくの雰囲気が台無しになってしまう危険性も含んでいる*1
      • ちなみに、礼ルートのチャプターごとのタイトルは全て平成ライダーネタとなっている。また、特撮ネタの中には2019年の本作発売当時、放送中だった『仮面ライダージオウ』のネタまで仕込んでいる始末。
    • 他にも前作では、ほぼモブだった花丸凛が生粋のクズキャラと化していたり、畔美岬のボケキャラ具合が加速していたりと、少々人を選ぶようなキャラ付けがされている。

問題点

  • 前作と同じくご都合主義な部分がある
    • 前作と同様、バトル部分のシナリオは若干ご都合主義気味。
    • 中でも並行世界のNLNSメンバーを仲間にするためにSHO本社ビルに乗り込むストーリーのところはギャグ色が強いとはいえかなり雑。特に美岬とヒナミはあっさり仲間になってしまう。

総評

作風・世界観・キャラクターなどは概ね前作のものを引き継いでいるため、前作が楽しめた人なら本作も楽しむことができる。
前作と比較すると、若干シリアスシーンは減り、ギャグが強めにはなっているが、前作をプレイして気に入ったファンであれば、本作も抑えておいて損はない作品と言えるだろう。


余談

  • 2020年3月に放送されたテレビ番組『勇者ああああ』の「勇者ああああ GAME OF THE YEAR 2019」にて、芸人であるマヂカルラブリーの野田クリスタルにより、「エロゲー界を支えてほしいで賞」として本作がノミネートされた。
    • プレゼンターである野田クリスタル以外の出演者たちの全員から票が入り、満場一致で大賞を取得した。メーカーのQruppoに対して賞品として番組から出演者のサイン入りチェキが贈られた。
    • 更に余談になるが、2019年に行われた「勇者ああああ GAME OF THE YEAR 2018」でも野田クリスタルは『ボクと彼女の研修日誌』をプレゼンして大賞を取得しており、2年連続で大賞に選ばれたプレゼンターということになる。
  • 2020年8月14日には『抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか? 2 スス子ルートアペンド』が発売された。
    • BOOTHでDLデータを100円で販売。+500円でディスク発送という特殊な販売形態である。
  • Qruppo公式からYouTubeにて本作のボツシナリオが随時公開されている。
    • ただし一部は、ボツシナリオとは名ばかりで、自重の「じ」の字もないような、ギャグ・下ネタ・パロネタ・メタネタのオンパレードとなっている。
最終更新:2021年10月23日 14:16

*1 ただし、本当にさりげなく入れているので、特撮ネタを知らない人なら、指摘がなければ特撮ネタであることに気付く可能性は低い。