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【まりおごるふ すーぱーらっしゅ】
ジャンル | ゴルフゲーム | ![]() |
対応機種 | Nintendo Switch | |
メディア |
Nintendo Switch専用ゲームカード ダウンロード販売 |
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発売元 | 任天堂 | |
開発元 | キャメロット | |
発売日 | 2021年6月25日 | |
定価 | 6,578円 | |
プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
Joy-Conによる体感プレイも可能 新機軸を多く取り入れた18年ぶりの据置機向け復帰作 一方でかゆいところに手が届かない点が多数 |
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マリオシリーズリンク |
キャメロットがゴルフゲームを手掛けた任天堂向け作品としては2017年に3DSで発売された『マリオスポーツ スーパースターズ』(*1)が存在したが、マリオゴルフシリーズとしては2014年に3DSで発売の『マリオゴルフ ワールドツアー』以来、据置機向けに限れば2003年のGCで発売された『マリオゴルフ ファミリーツアー』以来となる完全新作である。
簡単操作でプレイできるという点は継承しつつも、過去作から大きく仕様も趣向も変わった作品であるといえる。
ショット操作
新しくなったスピードゴルフ
カップ争奪戦
アドベンチャーモード
スペシャルショット
スイング操作モード
その他の仕様変更など
今作はリリース初期に6コース、後の無料アップデートで追加されたものを含めると11コース実装されている(Ver.4.0.0現在)。
+ | コース一覧 |
過去作から廃止された・劣化した要素
対COMプレイヤー戦の問題
スペシャルショットの問題
WiiやWii U向け新作が出なかったこともあり据置機向けとしては久々のマリオゴルフとなった本作は、根幹のゲームシステムを含んだ仕様変更以外にJoy-Conの特性も活かした遊び方を開拓するなど、現状維持ではなく大きく毛色を変えるという新たなチャレンジを追求した作品となった。
より戦略性の増したスピードゴルフを始めとした新要素を歓迎する層が一定数存在するのも事実である。
しかし新機軸を追い求めるがあまりマリオゴルフシリーズ特有の一風変わった遊び方がオミットされるなど、シリーズの強みや独自性といった点が犠牲となってしまった。
根幹たるゴルフゲームとしてのプレイフィールで見ても、現代では当たり前にあって然るべき要素が欠けているなど、肝心の部分での作り込みが甘い点も評価を下げている要因の1つである。
決して土台から出来が悪いわけではなくチューニング次第でより高評価になり得るポテンシャルはあるだけに、様々な面で「もったいない」と評するのが妥当であろう。
*1 テニスパートもキャメロットが担当した。