マリオゴルフ ワールドツアー
【まりおごるふ わーるどつあー】
| ジャンル | ゴルフ |  
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| 対応機種 | ニンテンドー3DS | 
| 発売元 | 任天堂 | 
| 開発元 | キャメロット | 
| 発売日 | 2014年5月1日 | 
| 定価 | 4,571円(税別) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | 良作 | 
| ポイント | 快適な操作性と大ボリューム オリキャラ路線の撤廃
 オンライン対戦対応
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| マリオシリーズ | 
 
概要
マリオゴルフシリーズ第5作。『64』以降続いてきたオリジナルキャラ路線はMiiの導入により廃止された。
システム
本作はパワーとクラブの決定のみでプレイできる「かんたん操作」と、ショットの種類を変えられる「マニュアル操作」の2種類がある。後者ではパネルからのタッチ選択もしくは押すボタンの組み合わせで5種類のショットを打ち分けることができる。
キャラクター
(※)は隠しキャラ、(*)はDLCキャラ。
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マリオ
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ルイージ
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ピーチ
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ヨッシー
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デイジー
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ドンキーコング
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クッパ
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ワリオ
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ワルイージ
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テレサ
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クッパJr.
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ディディーコング
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キノピオ(※)
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カメック(※)
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パタパタ(※)
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キャサリン(※)
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キノピコ(*)
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トッテン(*)
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ロゼッタ(*)
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ゴールドマリオ(*)
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Mii
ゲームモード
マリオゴルフ
好きな試合環境の設定でゴルフを楽しめるモード。コースはギミックのない「プリンセスクラブコース」とギミックのある「マリオワールドコース」に分かれており、全10コース。
名前通り一人プレイ用の「ひとりで」、ローカル通信プレイの「対戦する」、オンライン対戦ができる「大会に参加する」の3モードがある。
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打数を競う一般的なモード「ストローク」のほか、ホール毎にポイント集計する「マッチプレイ」、全ホール周回の早さを競う「スピードゴルフ」、打数ごとのポイントで競う「ポイントターニー」の4モードが基本となる。
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このほか、リングショットやコイン集めなど様々な課題をこなしてスターコインをゲットしていく「チャレンジ」がある。スターコインを集めると隠しキャラを解放できる。
プリンセスクラブ
マリオキャラや世界のプレイヤーが集う倶楽部で大会を勝ち進み、自分のMiiを通じてスキル強化を目指す。隠しコースの解放に関わるモード。
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Miiを操作してクラブ内を移動し、各所で行われている大会に参加・勝利していくことが目的。特定技能のレッスンを受けられるモードもある。
DLC
各660円。ただし3つ全部入った「まとめ買いパック」は1,650円。
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キノコパック
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マリオワールドコース2つにプレイヤーキャラのキノピコが入ったパック。
 
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フラワーパック
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プリンセスクラブコース2つにプレイヤーキャラのトッテンが入ったパック。
 
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スターパック
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プリンセスクラブコース・マリオワールドコース各1つずつにプレイヤーキャラのロゼッタが入ったパック。
 
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なお、上記3つを全て購入するか「まとめ買いパック」を購入した場合はさらにゴールドマリオがプレイヤーキャラに追加される。
評価点
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快適な操作性
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本作はタッチ操作強制ではなくボタン操作もしっかり使えるので、ミスしにくい。
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弾着点付近をマップを見ながら自由にアングル変更しつつ確認でき、さらにその状態でショット・パワーを変更したシミュレーションも可能なためとても親切。
 
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バランスの取れたコース
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ギミックなしのコースとギミックありのコースがDLCを含めてもちょうど半々であり、どちらか一方を遊んでも物足りなさを感じづらい。
 
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ボリュームの多さ
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10コース・16キャラ(Mii含まず)と過去作よりも増えており、コースもバラエティに富んでいる。DLCを加えれば16コース・20キャラにまで増やせる。
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プレイルールやチャレンジも非常に多彩で、飽きが来ない。
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プリンセスクラブの大会はなかなか手応えがあるが、レッスンによって上達もできるため役に立つ。
 
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豊富なキャラメイク要素
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『マリオテニス オープン』同様にMiiのギアの付け替えができ、その種類も豊富で不自然なものがほとんどない。
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公式大会の参加賞では実在のゴルフ用品メーカーとコラボしたギアも配布され、オンラインでのアピール材料にできた。
 
問題点
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キャラの性能差が弱い
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スターキャラについては全く差を感じられないほどではないが、試合結果にほとんど影響しない。
 
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プリンセスクラブの大会が難しい
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最初からCOMが異様に強く、なかなか勝てない。先述したカメラ操作をフル活用しつつテクニカルなショットも決めれば勝てるのだが、序盤からこの難度はかなり凹む。
 
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ショット後の操作がわかりづらい
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『ファミリーツアー』以降のキャメロット作品にありがちな話だがリプレイ等の操作体系が非常に複雑で、リプレイを飛ばそうとしたらより長いリプレイをもう一度見せられる事態になることも。
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そもそも本作はリプレイを飛ばせないのだが、早送りで一瞬で終わるようにはできるのでこの点はさほど問題ではない。
 
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パネルの配置は変更できるがキーコンフィグではないので焼け石に水。しかも変更方法の説明はない。
 
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飛距離重視のMiiの能力が全体的に低い
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飛距離を最大まで伸ばしても273yまでしか伸びない上にコントロールが悪くなるのでマリオキャラのスターキャラと比べると見劣りする。
 
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ベストスコアがアイテム有りとアイテム無しで別々に残せない
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基本的にアイテム有りの方が良いスコアが出やすいため、アイテムを使いたくないプレイヤーに取っては不公平感がある。
 
総評
前作までの路線を大転換してMiiによるキャラメイクを導入したことで、ハードの進化に合わせた新しい遊び方の開発に成功している。ボリュームもシリーズ最大レベルで、色々な遊び方で長くプレイすることができる。
もちろんゴルフ部分もしっかりしているので3DSのゴルフシミュレータとしても使える作品である。
余談
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プリンセスクラブでは男性Miiでも女子更衣室に入れるし、女性Miiでも男子更衣室に入れてしまう。しかも更衣室には普通に着替え中のキャラもいる。
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ただし自分の性別でないとロッカーを開けられないという妙な仕様となっている。
 
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プリンセスクラブの大会は非常に参加者が多く、プレイヤーキャラですらないザコキャラが大量に名を連ねている。コース移動の際に見てみると面白い。
最終更新:2022年07月19日 10:07