【すーぱーまりお おでっせい】
ジャンル | 3Dアクション | |
対応機種 | Nintendo Switch | |
発売・開発元 | 任天堂 | |
発売日 | 2017年10月27日 | |
定価(税別) |
パッケージ/DL版:5,980円 本体同梱版:37,980円 |
|
プレイ人数 | 1~2人 | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
備考 | amiibo対応 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
マリオ、世界の旅へ 15年振りの箱庭探索型の3Dマリオ キャプチャーによる多彩なアクション 『64』をも上回る圧倒的な自由度の高さ マリオ史上初のCERO:B指定作品 |
|
マリオシリーズ |
通算8作目の3D『マリオ』シリーズ。
本作は箱庭探索型であり、「箱庭系マリオとしては『スーパーマリオサンシャイン』以来、15年振りの作品」という触れ込み(*1)で発売された。
「オデッセイ(*2)」というタイトルの通り、テーマを「世界の旅」としており、マリオが訪れる様々な世界は、本作では「キノコ王国の外にある様々な国」という、『マリオ3』を彷彿とさせる設定となっている。
マリオはクッパとピーチ姫との結婚式を阻止するため、キノコ王国を飛び出した。
謎めいた遺跡、ネオンきらめく大都市、植物と機械が共存する森など…帽子の相棒「キャッピー」とともに世界中を大冒険!
(パッケージ裏の解説より)
+ | ... |
+ | クリア後のネタバレ注意 |
一時的な問題点
+ | ... |
久々の箱庭探索マリオとなった本作は、どこか懐かしいところを残しつつ、多数の新キャラ・衣装・ボーカル曲といった新要素も豊富で、近年のマリオシリーズに染み付いていたマンネリ感を打ち払っている。
もちろん「マリオを動かすだけで楽しい」という大前提は失われておらず、キノコ王国を飛び出して広大な世界を冒険するという舞台立てによってそのだいご味が更に昇華されたといっていいだろう。
また、これまでの殆どのマリオシリーズのセルフオマージュが随所に散りばめられており、マリオを好きであればあるほど楽しみが増える。
『マリオ』ファンはもちろん、昨今の『マリオ』にネガティブなイメージが付いてしまった人も、またシリーズ初心者にもおすすめできる一作と言えよう。
*1 厳密には、スーパーマリオギャラクシーシリーズでも主要ステージには箱庭系のものが多く、一方本作でも一本道のミニステージは多々ある。正確に言うならば「ステージの踏破そのもの」よりもステージ内のキーアイテムを集めることに重点が置かれたという程度に受け取るべきか。
*2 長期の放浪,長い冒険(の旅), 遍歴という意味
*3 いつもの帽子はオープニングでクッパに破壊されてしまい、キャッピーがその帽子の破片を取り込んで変身している。
*4 これはプロデューサーである宮本茂氏の「アクションゲームにおけるゲームオーバーは、ミスした地点までの戻し作業に時間が掛かるだけでゲームプレイの向上に寄与していない」という考えから。シリーズ最初期を除いてマリオシリーズはゲームオーバーからの復帰が容易なものが多いが、明確にゲームオーバーが廃止されたのは本作が初めて。
*5 基本的に『スーパーマリオブラザーズ』風のドットではあるが、各衣装ごとのマリオを始めパワームーンや音符などの新規アイテムは新規のドット絵が描き下ろされている。ちなみにチョロボンなど『スーパーマリオワールド』初出の敵はSFC準拠でドットがやや細かい。
*6 ただし、モードを切り替える度に最後に訪れたチェックポイントからやり直しとなる。
*7 ごく一部のステージではこの効果が発動せずそのまま落下ミスになる。
*8 過去作と異なりダメージを受けないだけで仰け反りはする
*9 名前は似ているが『バルーンファイト』とは全くの別物となっている。
*10 プレイヤーに謎解きをかけてくる、スフィンクスに似た石像。一見尊大な雰囲気だが、誤った答えを選んだり何度も正解するとこちらを煽ってくる。
*11 他作品では、海外版の『ソニック』シリーズのテイルス役などで有名。
*12 ただし、パワームーン所持数は表示上は「999個」が最大値となり、それ以降は取得しても999個のままとなる。また、国ごとの店売りムーンの購入履歴の表示は「1ヶ国につき99個」が最大であり、それ以上購入しても購入履歴は表示上99個のままとなる。なお、「店売りのパワームーン」のチェックはショップごとに購入履歴が1個でもあれば埋まり、「店売り以外のパワームーン」の取得履歴は当然ながら別枠となるため、もし「パワームーンの完全コンプリート」を目指す場合、店売り以外のパワームーンも全て集める必要がある。
*13 ブロックなどの中ではなく、外の地形の影に巧妙に隠されているものが大半。
*14 例外は水上または溶岩を泳げるカエルやバブル程度。
*15 左スティックをグルグル回すとできる。
*16 キャプチャーを利用した一部のものは修正されている
*17 一応、滝の国や都市の国、クッパの国など、方向と距離でバルーンの場所がほぼ確実に特定可能な場所もある。また、平坦で障害物の少ない砂の国やピーチ城頂上に設置する人が多いキノコ王国など、バルーンの視認自体がしやすい場所もある。
*18 一応、2回目はその限りではなく、事前に衣装を変えておける
*19 ゲーム作品以外だとアニメや漫画などのメディアミックスでも度々見られる。
*20 GB版『ドンキーコング』の攻略本に掲載されたスタッフインタビューでは、マリオの元カノであることがほのめかされていた。
*21 発売当時の『ファミ通』の本作の記事では、過去のマリオシリーズ紹介の際にマリオの「前の彼女」であることは触れられていた。
*22 任天堂は京都出身の企業だが、同じ関西弁でも「~でっせ(い)」はどちらかと言えば大阪弁に近い。
*23 この影響で、WiiU版に存在した『3Dワールド』由来のコースがSwitch/3DS版では『オデッセイ』由来のコースに差し替えられる形で削除されている。
*24 日本ではあまり話題にならないが、海外ではマリオの乳首やルイージの股間がユーザーからネタにされることが度々ある。
*25 本気で否定するなら、よりリアルな頭身のキャラであるシュルクやセフィロスやカズヤの乳首が見えている『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』がCERO:Aであるという反例を挙げられる。
*26 これでしか取れないムーンもある。これは「バイクの屋上にある駐車場に止める(実際にやろうと思ったらバイクを担いで階段やエレベーターで登るしかなく、なぜそんな所に設備したのかは謎。実際に他に駐車する人がいなかったとの事である)」という条件。
*27 一般車(障害物扱い)に衝突する危険運転は『マリオカート』シリーズの一部作品でも可能だが、そちらでも「マリオキャラ側だけが一方的に弾き飛ばされる」「スター状態で接触してもすり抜ける」など一般車側が被害を受けない描写がなされており、バーチャルコンソールを含み全年齢以外のレーティングが付与された作品はない。
*28 日本ではCERO:A(全年齢対象)のソフトが海外ではESRB:T(13歳以上対象)であるか逆に海外の方が対象年齢が低いケースがある。余談だが『GTA』シリーズなどは日本ではCERO:Z(18歳以上対象)なのに対し海外ではESRB:M(17歳以上)となっており未成年でも(保護者の同意は必要だが)購入できる。