KAMI
【かみ】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドー3DS
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メディア
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ダウンロード専売
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発売元
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フライハイワークス
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開発元
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State of Play Games
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発売日
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2015年2月18日
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定価
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300円(税込)
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1個
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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じっくり思考型の和風絵合わせパズル
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概要
スマホアプリとして展開されていた色合わせパズルを買いきり版として移植したもの。
日本の和紙をモチーフとしたグラフィック・音響のデザインが特徴。
ルール
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10行×16列に区切られた方眼紙が用意されており、方眼紙の各マスは5色ほど用いて着色され、模様が作られている。
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基本的な流れ
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3DS下画面に表示される方眼紙のマスをタッチすると、そのマスの色を変えることができる。(どの色をどの色に変えるかはプレイヤー側が指定できる。)
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プレイヤーはこの方眼紙を一定の手数のうちに、方眼紙を無地の1色に揃える必要がある。
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どれかのマスを変色させると、その変色は縦横に隣接した同じ色のマスにも伝染していく。
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具体的には「青い」マスを「赤く」変色させた場合、縦横に隣接している「青い」マスのみ追従するように「赤」に変色される。
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具体例として「日の丸」国旗の模様であれば、中央の赤を白にするか、背景の白を赤にする1手のうちに1色に揃う。「トリコロール」ならば青・赤・白のうち、いずれか2色を選び、残りの色にそろえる2手によって、無地の1色にできる。
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ステージ構成
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「Classic Puzzles」に45問、「Extra Puzzles」に45問、合計90問ある。
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各問には、それぞれ必要な手数が指定されている。指定以内にクリアすることで「OK!」判定をもらいクリアしたことになる。さらに最短手でクリアすると「Perfect!」判定を下される。
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「Extra Puzzles」は「Classic Puzzles」の全問を「OK!」以上の判定にしないと開放されない。
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その他
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制限時間は無い。
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「1手戻す」は回数制限なしで使用可能。
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問題を「OK!」以上のランクでクリアするたびにセーブされる。
評価点
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試行錯誤の余地
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ルールは若干複雑ではあるが、操作性は簡単な部類。特にゲームオーバーの類はないので、何回でも失敗しつつトライ可能。
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「1手戻す」にも対応している。ためしに色を変えたときにどんな変化が発生するのか確認しやすいほか、タッチペンでミスタッチしてしまった際のやり直しにも応用できる。
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制限時間もないうえ、気が向いたときにプレイしたり中断したりしやすい。
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ワンパターンになりにくいゲーム展開
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「Perfect!」の達成を目指す場合は、解法が1つ程度に限られる場合もある。しかし「OK!」を目指すのであればいくつかの解法がある事が多い。
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方眼紙に書かれている図形は、大まかに「模様」と「背景」に分別できるが、この模様のほうの色を変える方がいいパターンと、背景のほうの色を変えるほうがいいパターンと両方ある。これらをいかに見極めるかの駆け引きは楽しめる。
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1手のうちになるべく広い範囲の色が変わるようにすると良いことは多いが、まず狭い範囲の色を変えてみることが稀に必要となることがある。
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演出面
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パズルは3DS下画面で執り行われるが、3DS上画面は下画面を反映した和紙の模様が描かれており綺麗。
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BGMも三味線を使用した和風テイストのものであり落ち着く。
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ステージ選択時や色を変えたときには、紙をめくるような効果音がなる。
問題点
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ヒントの類なし
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重大な問題点とはいえないかもしれないが、問題に行き詰ったときに頼れる情報がない。
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いままでの問題をどのように解いたかも記録はされない。類似した問題も出題されるが、自分がそれらをどのように解くべきか参考にできない。
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色が変わる際のエフェクトをスキップできない。
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色を変える際、紙がめくれあがるようなエフェクトが発生する。
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1手戻す、全手戻す際もこのエフェクトが発生する。間違えて別のマスの色を変えてしまった際に、このエフェクトが邪魔に感じやすい。
総評
和紙をモチーフとした、比較的シンプルな色あわせパズル問題集である。問題数やプレイ時間自体は300円相当のボリュームではあるものの、中断・再開はしやすく問題自体の解法はワンパターンではなくのめりこみやすい内容だろう。
最終更新:2022年05月11日 21:03