【はっぴーだんがんろんぱえす ちょうこうこうきゅうのなんごくさいころがっしゅく】
ジャンル | 希望育成ボードゲーム | ![]() |
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対応機種 |
Nintendo Switch PlayStation 4 Steam(Windows) |
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発売元 | スパイク・チュンソフト | ||
開発元 | メイン | トイディア | |
シナリオのみ | スパイク・チュンソフト | ||
発売日 |
2021年11月4日(Switch) 2022年7月21日(PS4/Steam) |
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定価(税別) | 単体(DL専売) | 2,200円 | |
トリロジーパック | 4,980円 | ||
※アイテム課金あり | |||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
コンテンツアイコン | セクシャル、暴力 | ||
判定 | なし | ||
ポイント |
『V3』のおまけモードを個別作品化したボードゲーム形式のRPG 『1』『2』『V3』『絶女』各作品キャラの新規ミニイベント収録 ミニイベントだけを見に来たファンにもある程度応えられる内容 RPG要素自体は悪くないが強い作業感は否めず |
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ダンガンロンパシリーズ |
『ダンガンロンパ』シリーズの主要キャラが勢揃いした、お祭りゲーム系の外伝作品。
ゲーム本編第3作『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』収録のおまけミニゲームである「超高校級の才能育成計画」&「絶望のダンジョン モノクマの試練」が元になっており、これを独立した1つのゲームとして分離、再構成したものである。
「才能育成計画」「モノクマの試練」とシステムの大枠は共通だが、シナリオや舞台設定、イベント等は刷新された事実上の続編となっており、前作を遊んだプレイヤーでも楽しめる。
本作は、本編シリーズ3作品のカップリング作品『ダンガンロンパ トリロジーパック』のSwitch版に追加収録されている。
そのほか、ダウンロードでは本作のみを単品購入することも可能。約2,000円のロープライス帯となっている。
+ | パラレル設定だが、過去作のネタバレを一部含むため注意 |
恐らく多くのプレイヤーが目当てにするであろう、キャラクターの新規イベントについては問題は少ない。
無論、シリーズ本編各作品における重厚で伏線に溢れたシナリオに匹敵する魅力があるとまでは言えず、あくまでミニシナリオ集なので演出性はやや低いが、それでもその範囲でクオリティは量・質共に十分で価格相応の魅力はある。
あくまでファンアイテムの域は出ないものの、公式のキャラ会話をもっと見たかったというシリーズファンの欲求には応えてくれるだろう。
一方、ゲームとして見ると「ボードゲーム要素」「RPG要素」それぞれ自体に大きな問題はないのだが、「ミニゲームレベルのものを無理に引き延ばして単体のゲームにした」感は否めない。
本作のシステムに60人以上のキャラや200階のダンジョンを進めるほどの奥深さやファンサービスの密度があるかと言われれば、答えはNOである。
「各キャラのミニイベントだけ見てゲームを止められる」選択肢のある設計なのは評価点だが、流石にそれで全てを納得するのは無理だろう。
作業要素によるプレイ時間の引き延ばしがゲームの評価を下げてしまった一例である。