【えすでぃーがんだむ えすでぃーせんごくでん くにとりものがたり】
ジャンル | アクション・シミュレーション | ![]() |
対応機種 | ゲームボーイ | |
発売元 | バンダイ | |
開発元 | ヒューマン | |
発売日 | 1990年3月29日 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
定価 | 3,500円(税別) | |
セーブデータ | なし | |
周辺機器 | GB専用通信ケーブル対応 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
カプセル戦記等のゲーム性を引き継いだ戦国伝初作 ゲームボーイの長所をバッチリ活かした対戦 |
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SDガンダムシリーズ |
1990年3月にバンダイが発売した定番タイトル「SDガンダムシリーズ」作品。
武者ガンダム単体ならば『SDガンダムワールド ガチャポン戦士 スクランブルウォーズ』など既存作で出ているが、戦国伝の本格的な採用は初めて。
本編でいう「武者七人衆編」がベースになっている。
ゲーム自身は『スクランブルウォーズ』などのSDガンダム系ゲームに倣ってシミュレーションを主軸にバトルをアクションで行うシステム。
特にストーリーはないある種のお祭りゲーム。 1マップをクリアしたらエンディング(「〇〇〇軍 大勝利」の画面が出るだけの簡素なものだが)になる。
ゲームシステム
ファミコンで好評を博したSDガンダムシリーズをゲームボーイらしく手軽に楽しめる形になっており、ファミコンシリーズにない手軽さとサイドビューによるジャンプを交えたバトルなど独自の強みがしっかり確立できている。
1歩ずつしか進めないため交代制モードのテンポの悪さは否めないが、双方同時に進めていくリアルタイムモードはそれまでのSDガンダムシリーズにはない違った面白さを生み出している。
全体的にはSDガンダム系アクションバトルシミュレーションを一味違った形に見事にアレンジできていると言えるだろう。
*1 ゲーム中では「ざくとぐん」「殺駆頭軍」なのだが、何故か説明書では「殺駆軍」「殺駆軍団」になっている。
*2 なお片方の軍が総大将を残して全滅した場合は「同」と同じく時間経過でターンが経過する。
*3 ただこれは武者関係なく、ゴッグとの混同でよくある誤字ではある。
*4 SD戦国伝でも有覇悪・亜慈射は巨体と怪力を誇り、堂我一族(サザビーを長とする勢力)の最終兵器とまで呼ばれている設定のキャラ。
*5 なお殺駆頭自身も闇将軍に仕えていると認識していたが、闇将軍は実在せず、闇の鎧に操られている状態の人格の殺駆頭が闇将軍の正体だった。
*6 もっとも蛮魔蛮魔は玖辺麗が悪沈一族とくの一衆を去った後も、続編でくの一衆として登場する敵方のキャラだが。
*7 その一方で、この番外シナリオでは同じティターンズ系の「バウンド・ドッグ」=「ばうんど・D(弾犬)」は殺駆頭軍扱い、ジ・O=「じお(璽悪)」は中立軍扱い。