【ゔぇるぬわーるど】
ジャンル | RPG | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 20MbitROMカートリッジ | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | デュアル | |
発売日 | 1995年9月29日 | |
定価 | 11,800円(税別) | |
セーブデータ | 3個(バッテリーバックアップ) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
ヴェルヌ作品題材のテーマパークが舞台 一本道ストーリーだが内容は熱い 戦闘バランス・ストーリー行動面に難あり |
バンプレストから発売されたRPG。
キャラクターデザインはアニメーターの福田道生氏、メカデザインは大御所である大河原邦男氏。
ジュール・ヴェルヌ(*1)は「SFの父」と称される有名な作家である。代表作は『海底二万哩』『十五少年漂流記』『八十日間世界一周』など。
本作の時代は西暦2028年8月。ヴェルヌの生誕200年を記念してどこかの海上に作られたロボットテーマパーク「ヴェルヌワールド(以下、VW(*2)と表記)」のプレオープンが行われた。
主人公は両親と弟のケイとともに招待され、ガールフレンドのアイも来るとの事で楽しい旅行になるはずだった。
だが、突如として両親ら大人たちが姿を消し、多くのロボットが暴走、パーク外の往来を遮断される異変に巻き込まれる。
難を逃れた主人公と弟は他の無事な少年少女たちと合流、状況を打開するためにパーク内の調査を開始する。
+ | 仲間キャラクター紹介 |
+ | 各島の詳細 |
世界観・ストーリー
グラフィック・演出
ゲーム性
戦闘バランスについて
RPGのバランスについて
その他
一本道ではあるものの全体的なストーリーは良く、ヴェルヌワールドという題を冠するにふさわしい大作に仕上がっている。
ゲームバランスはインフレ気味なので低レベルや準備不足で無理に先に進むと酷い目に遭うが、しっかりレベル上げと準備さえしておけばそれほど難しくはない。
ヴェルヌの世界を本格的に冒険してみたい方のご来場をお待ち申し上げております。
*1 ジュール・ガブリエル・ヴェルヌ。フランス生まれ。生誕1828年2月8日、死没1905年3月24日(77歳)。
*2 VWとは、Verne World、略してVW。作中でも使われている略記であり、各地のショップでVWグッズも売られている。
*3 中央島を世界に見立て、その極地点にあたるのでポーラと呼ばれる。
*4 ゲームの都合上視点が固定なので実際に見れるのは地底島と飛空島のみ。
*5 ショップでは買い物した際にオマケをもらえる事もある。
*6 前回戦闘終了時の入力コマンドも次の戦闘でそのままリピートできる。
*7 主人公の弟のケイなど上昇が緩やかなキャラもいる。
*8 経験値は99,999,999(≒1億)でカンスト。その際のレベルは64と中途半端な数字になっている。
*9 経験値が低いが大量にEPを獲得できるザコ敵も定期的に登場する。
*10 主人公もメタ的に突っ込みを入れている。
*11 ヴェルヌ作品で大猿とバトルする展開は、「神秘の島(ミステリアス・アイランド)」に一応あるが、こちらはオランウータンである。また、「地底探検」を題材にした1976年のスペインの映画「新・地底探険/失われた魔宮伝説」では劇中で巨大ゴリラが登場している。それを元ネタにしてキングコングを出したのでは?という指摘もある。
*12 『Sa・Ga2 秘宝伝説』のメモ機能や『ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス』の相談・独り言、『MOTHER2 ギーグの逆襲』のヒント屋など。