面白いトラック

【おもしろいとらっく】

ジャンル アクション / カジュアル
対応機種 PlayStation 4
Nintendo Switch
メディア ダウンロード専売
発売・開発元 RandomSpin Games
発売日 【PS4】2022年3月18日
【Switch】2022年3月24日
定価(税込) 【PS4】100円→165円
【Switch】120円
プレイ人数 1人
セーブデータ 【Switch】作成不可
レーティング 【PS4】CERO:A→IARC:7+*1
【Switch】IARC:7+
備考 Steam版あり
PS4版は2025年2月配信停止
判定 クソゲー
怪作
ポイント 一見するとバカゲーだが実態は怪作
人によっては数十分遊べる?


概要

ディスコ キャノン 航空会社』と同日に配信されたRandomSpin Games製タイトルの一角。
例に漏れず本作も短時間でトロフィーを獲得できる。


システム・変な点

  • 3Dのフィールド上で三人称視点でトラックを走行させ、荷台から何故か生成される『ヒューマン フォール フラット』風の 人間を振り落とし、撒き散らしていくという目的のゲーム。
    • 左スティックでアクセル、*2右スティックまたはタッチ操作で視点調整。
    • 一人振り落とすごとに10ポイント加算される。ポイントが一定数貯まるとトロフィーを獲得できる。
      • フィールドやトラックは一種のみ。
    • 何の変哲もないトラックなのだが、荷台からは何故か人が沸いてくる。
    • BGMはコミカルなもので、サウンドも高笑い
    • 一部の人は轢かれているようにも見えるが、お咎め無し。
    • 首や脚が荷台の柵に挟まり苦しそうにうごめく人等、ヤバい絵面多数。
      • 生成される位置によっては、上半身がトラックの運転席方向にめり込む場合も。
      • なお、振り落とされた人はすぐに消えてしまう。
  • フィールド上には各所にカラフルなジャンプ台が配置されている。
    • 水色のトランポリンもあり、上を走るとトラックが跳ねる。
    • オブジェクトはどれもおもちゃのようなチープさが漂っており、遠景に見える空がやたらと綺麗な事も相まって非常にシュール。
    • ジャンプ台は端だけが地面に接しているものが多く、物理的におかしい配置になっている。
  • フィールドから落ちたり、一定時間放置しているとリスポーンされる。

問題点

  • ゲーム性や舞台設定が無い
    • フィールドが一つしかない為、早々に飽きやすい。
    • ポイント(トロフィー)の獲得以外に実質的な目的も無く、底が浅い。
    • ジャンプ台やトランポリンによってボーナスポイントが入るようなシステムも無い為、ゲーム性や動機にも繋がらない。早い話、その場で適当に回転していれば良いだけである。
    • フィールドから落ちてもリスポーンされる為、ゲームオーバーにもならない。
  • フィールドが狭い
    • ジャンプ台も似たり寄ったりの物が多く、10分もあればおおよそ遊び尽くせてしまう。
  • 加速が急で、コントロールに癖がある。
    • その上ブレーキ等も無く、思い通りに停車できない。

評価点

  • RandomSpin製作品の殆どに当てはまる事だが、トロコンは容易。
  • 評価点といえるかは微妙だが、チープでシュールなフィールドを縦横無尽に駆け回る事に関しては一定の配慮が見られる。
    • 一部のジャンプ台には妙な当たり判定があり、坂の裏側に張り付いて移動したり、地形を突き抜けてフィールドの下に行く事が可能。
      • バグじみた挙動を楽しむ事ができれば多少はプレイ時間が延びるだろう。
    • 万が一詰んでしまってもリスポーンされるため安心。

総評

無個性になりがちなトロフィー獲得用のゲームにおいて、意味不明なコンセプトを持ち込んだ奇抜さこそが本作最大の個性とも言え、その発想だけはよいのだが、いかんせん中身が伴っていない。
笑えるネタが多ければバカゲーとして成立したかもしれない惜しいクソゲーといえる。

最終更新:2025年03月04日 00:28

*1 IARCレーティング対応開始直後のPSストアでは、CERO審査の作品がIARC審査へと修正される事が多々あった。

*2 アクセル・視点以外の操作は無い。