【すたーおーしゃんしっくす ざ でぃばいん ふぉーす】
ジャンル | RPG | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション5 プレイステーション4 Xbox Series X/S Xbox One Windows(Steam) |
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発売元 | スクウェア・エニックス | |
開発元 | トライエース | |
発売日 | 2022年10月27日 | |
価格 | 7,980円(税別) | |
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
2作目以来のダブルヒーローシステム 爽快な新システム「ヴァンガード・アサルト」 過去作に関連したファンサービスが豊富 不便なUI(アップデートでやや改善) |
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スターオーシャンシリーズ |
トライエースが制作するスターオーシャンシリーズの第6作。
時系列は『スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness-』の約40年後。
「2」以来となるダブルヒーローシステムが採用されている。
「ヴァンガード・アサルト」の搭載により、戦闘システムは前作から大きく進化。
シナリオも2016年末から2021年6月まで稼動していたスマホ用アプリ『スターオーシャン アナムネシス』で好評を得た和ヶ原聡司氏が参加しているなど、前作で不評だった要素の改善に力が入れられている。
銀河連邦。太陽系より発し、銀河系に生きる人々の安寧と平和を保ち続けてきたその組織は、時とともに版図を拡大し、その都度多くの英雄達が、多くの星々が見舞われた危難を「連邦」の名の下に救ってきた。
だが「宇宙暦」583年。巨大化した銀河連邦は時に加盟を望まぬ星すら呑み込み、「正義」をかざすその手は闇に染まろうとしていた。
銀河連邦に所属しない先進惑星ベグアルドを出発した輸送艦イーダス艦長レイモンド・ローレンスは、慣れた航路での貨物輸送の任務の途中、銀河連邦きっての名家「ケニー一族」の乗る戦闘専用艦アストリアの襲撃を受ける。
レイモンドはクルーのクロエとともに、辺境の未開惑星アスター星系第4惑星への退避を余儀なくされる。だが着陸する直前、地表からのEMPと思われる攻撃を受け脱出ポッドがダウン。見知らぬ星で仲間と離れ離れになってしまう。
なんとか着陸を果たしたレイモンドだったが、直後、原生生物に襲われてしまう。間一髪、彼を助けたのは、オーシディアス王国第一王女、レティシア・オーシディアスだった。
レティシアは隣国ヴァイル帝国に脅かされる己が国を救うため、空駆ける流星に乗って現れたレイモンドに助力を求め、レイモンドはクロエの捜索に協力してもらうことと引き換えにその申し出を受ける。だがレイモンドは第4惑星でクロエを探し、ヴァイル帝国に対抗する手段を探す旅の最中、再び銀河連邦の影を見る。
「レイは、どこから来たというのです?」
「俺は空の向こう側から、この星に来た。」
巨大な力の脅威に立ち向かう二人が出会ったとき、銀河はまた一つ、新たな歴史を刻み始める。
バトルシステム
ダブルヒーローシステム
スキルパネル
ソーア
アイテムクリエイション
より洗練されたダブルヒーロー
VAを活かした爽快なアクション
BGM
シナリオ
魅力的なキャラクター
「未開惑星保護条約」に関する扱い
豊富なファンサービス
SF要素の復活
その他
クセのあるアイテムやスキルの解説
キャラクターの性能差
バトルの人数減少
不便なUI
ストーリー・イベント関連
戦闘関連
散策関連
アイテムクリエイション関連(*19)
その他
UI
ボスの強さの調整
前作で不評だった要素に大幅なテコ入れが行われ、シリーズの汚名返上に寄与した一作。
バトルシステムは大きく改善し、ストーリーも前作のようにこぢんまりとしたものではなく、3や4に近いSF要素がある程度楽しめる。
ファンサービスも豊富なので、1~3でシリーズファンになったユーザーも手に取って損はないと言えるだろう。
*1 操作キャラを変更するとDUMAの融合相手が変化するため、プレイヤー=DUMAと言っても差し支えない。
*2 システムとしてのMPが廃止され、それに伴いブラックベリィなどのMP回復アイテムも本作に登場しない
*3 落下すると割合ダメージを受けて最寄りの足場に戻される穴はある
*4 スピキュールは『SO3』にも登場していたが、東地氏が担当していたクリフではなく、誰得追加キャラのアドレーの技だったため不評だった。
*5 『SO4』では自らをサイボーグ化した「バッカス」がいるが、ほぼロボットのような姿を持つキャラクターはシリーズ初。
*6 声が神室町のヤクザなせいでこの性格がより強調されている。
*7 パワーキャラどころか、礼儀正しく品行方正でおしとやか、王族らしく言葉遣いも所作も品のあるキャラクターである。
*8 これについては怯みにくくなるファクターでフォローが可能であり、更にファクターを強化する「着こなし美人」というレイモンドやマリエルにはないパッシブスキルを習得する。
*9 後に発売された『SO2R』ではフロアに細かく地名を付ける等して分かりやすく改善している。
*10 このR/Lボタンをやたら多用させるUIは、残念な事に約1年後に発売された『SO2R』にも引き継がれてしまった。
*11 ボタン数の多いゲームに馴染んでいれば大して気にならないとの声もある。
*12 前者については、対戦相手に話しかけ、相手が格上で対戦が成立しない場合のみ段位の確認が可能。
*13 PS5版であれば、XMBの「アクティビティー」である程度把握できるが、パーセンテージでしか表示されないため気休めにもならない。
*14 これまでのシリーズの枠内の事柄として考えれば必ずしも大きな問題ではないともいわれる。
*15 乾坤一擲:一定時間ATKとINTが向上するアクティブスキル。上昇量はLv1の時点で50%、Lv10だと80%も上昇し、発動時の硬直や隙も非常に少なく、この性能で消費APは僅か1。その分効果時間が僅か2秒しかないが、攻撃中は効果時間が減らないため大した問題にはならない。
*16 対空攻撃のエリアルと体当たり攻撃のチャージ。ちなみに汎用バトルスキルと言っても、モーションも性能もキャラによって全然違う。
*17 例としてアシュトンのドラゴンブレスはヒット数と攻撃力が2倍になり、チサトのフレイムスロアーに至ってはバトルスキルの特性そのものが全くの別物に変化していた。
*18 特定の場所やイベント中ではソーア以外の話題も聞けるが、全体で見て片手で数えるほどしか存在しない。
*19 この項目の記述はリセマラ前提でプレイする者にとってはあまり気にならない事柄を含む。
*20 仮にムーナイトからミーティアライトを作ろうとして、外れ枠のミスリルが出た場合、そのミスリルからルーンメタル→オリハルコン→レインボーダイヤ→ダークマター→ムーナイトと経由しなければならない。当然その最中にもグレードが下がったり外れ枠が出る事もあり、その度に資金がガンガン減る。
*21 一応、試練の遺跡のボスから得られる素材を、同ダンジョンにいるショップに納品すれば武器を購入できるようになるが、後述する「アイテムを納品すると何が品揃えに追加されるかを事前に確認できない」という問題が拍車をかける。
*22 最序盤の村でファクターのないアクセサリーを購入し、それをファクター倉庫として利用する事で対処は可能。気休めレベルだが…。
*23 高難易度でもない限りここまで拘らなくても裏ボスの攻略は可能なのが幸いか
*24 実際にはモデリング自体は同じで、やけに強い光の加減のせいなのかもしれないが、別物と思えてしまうほどに顔が違って見える。ちなみにポーズもおかしく、何故か授業中に挙手をするような奇妙なポーズを取っている。
*25 全員が全員ではなく、アベラルド等は普通にイケメンという声も聞かれる。
*26 『SO2』に登場した肖像画も本作には存在しない。
*27 一応テオに「凶竜バスター」というバトルスキルが存在するが、これを吼竜破と呼んでいいかはかなり微妙なところ。
*28 一応エレナがアンドロイドだが、その容姿は人類そのものであり、ストーリー的にも作中の登場人物からも機械として扱われていない。