【おねがいもんすたー】
ジャンル | 育成ロールプレイング | ![]() |
対応機種 | ニンテンドウ64 | |
発売元 | ボトムアップ | |
開発元 | ボトムアップ | |
発売日 | 1999年04月09日 | |
定価 | 7,678円 | |
プレイ人数 | 1人(2人対戦可) | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
備考 | コントローラーパック必須 | |
判定 | クソゲー | |
ポイント |
主人公が最初の街から出られないRPG 似たりよったりな500種類のモンスター 戦闘はワンパターン、シナリオは皆無 500種類を持て余す少数精鋭推奨の育成 ゲームの殆どは待ち時間かスロット |
『64大相撲』などを開発したボトムアップから発売された、「64初のモンスター育成ゲーム」を謳った育成RPG。
「64初」という意気込み溢れるキャッチコピーとは裏腹に、プレイヤーを操作しての能動的な冒険を行えない、エサの確保が難しい故に多数のモンスターを育成する余裕もない、多くが待ち時間に費やされるゲーム性……と、とにかく退屈なゲームになってしまった。
蒼い風を掴む広大な平原、黄金に輝く砂漠の砂、光をも遮る密林の露、生死が隣接する荒野と湿地帯…
それはモンスターの巣食う大陸「ブライトン」と呼ばれていた。
その名の示す通り幾多のモンスターがうごめく大陸である。
(略)
少年は小さい頃から父の育てたモンスターと会話が出来た。
ブリーダーの特徴はモンスターとの交信(心での会話)ができることである。
遺伝か、それとも小さい頃からの訓練かは解らない。
しかし、ブリーダーになる前から少年は、モンスターの言葉を理解し、交信する術を身につけていた。
この大陸では十歳の誕生日を迎えないかぎりモンスターを育てることが許されていない。
少年の好奇心は時を重ねる毎に大きくなっていった。
そして…今日、少年は十歳の誕生日を迎えた。
(説明書より)
ということで主人公はモンスターブリーダーとしてモンスターを使役するのだが、
やっていることは派遣会社の雇用側だということをプレイして間もなく実感することになる。
設定面
システム面
派遣作業
育成面
戦闘面
その他問題点
育成・モンスター面
システム面
戦闘面
根幹としてゲームの全体時間が待機時間であり、間延びして退屈になってしまうのが致命傷だろう。
育成システムだけはこだわりがあったようで、凝っていて奥深いものなのだが、成長させるのは難解で楽しいかと言われるとイマイチ。
片やシナリオは薄く戦闘も単調で、モンスターですら愛着が湧くデザインかと言われると垢抜けていない有様。
モンスター育成シミュレーションとしてもRPGとしても退屈で下位に属し、この作品より面白いゲームは同年代のゲームにもいくつもあるのだから、わざわざこのゲームに費やす時間がもったいないと思わざるを得ない出来である。