【うまむすめ ぷりてぃーだーびー ねっけつはちゃめちゃだいかんしゃさい】
ジャンル | ハチャメチャカジュアルアクション | ![]() |
対応機種 |
Nintendo Switch PlayStation 4 Windows (Steam) |
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発売元 | Cygames | |
開発元 | アークシステムワークス | |
発売日 | 2024年8月30日 | |
定価 |
通常版:4,840円 デラックス版:14,800円 |
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プレイ人数 | 1~4人 | |
レーティング | CERO:A(全年齢対象) | |
判定 | なし | |
ポイント |
『ウマ娘』初のCS機作品 令和版『くにおくん』 キャラゲーとしては無難な出来 参戦キャラ数とボリュームに難 |
実在の競走馬を萌え擬人化したクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』(以下『ウマ娘』)のゲーム作品。公式略称は『ハチャウマ』。
『ウマ娘』のゲーム作品にはスマートフォン・PC向けの『ウマ娘 プリティーダービー』(以下「アプリ版」)があるが、家庭用機向けの作品としては初めて。一部のBGMやSEはアプリ版から流用されているが、キャラクターは原則としてドット絵調で描かれている(*1)のが本作の特徴である。
本来はウマ娘たちが自ら走る「レース」を主題としたコンテンツであるが、本作では主な舞台となるウマ娘専門の養成学校「トレセン学園」で年に一度行われる『ファン感謝祭』をテーマとしている。
ストーリーモードではアニメ1期のジャパンカップに言及するシーンがあるため、時系列はその後と思われる。
『くにおくん』シリーズのアークシステムワークスが開発元になっており、同シリーズの『ダウンタウン熱血行進曲 それゆけ大運動会』と共通する点がいくつか見受けられる。
+ | 初期解放キャラクター |
+ | 有料DLCで追加されるキャラクター |
以下の4種目でチーム対抗戦を行う。ストーリー中の特定の場面を除き、必ず4人対戦となる。
+ | そしてもう一つ… |
ウマ娘初のコンシューマー機作品は、良くも悪くもファン向けの作品といったところ。キャラゲーとしては無難な内容ではあるが、ゲームとしてのボリューム不足は値段を考慮すると評価が落ちるのもやむなしの点である。
だが登場するキャラクターの描写は丁寧で、ミニゲームも少ないとはいえ内容自体は手軽に遊べる良いものである。値段に照らした充実感の少なさに目をつむれば、ウマ娘のファンアイテムとしては決して悪くない作品であることは間違いないだろう。
*1 スキルカットイン演出でのみアプリ版の3Dモデルが流用されている。
*2 服飾の左右だけでなく、元ネタが牡馬か牝馬かで耳飾りの位置も異なる。
*3 通称マートレ。アプリ版におけるアストンマーチャンの夢は「世界的なマスコットキャラクターになって皆の記憶に残ること」であり、トレーナーはそれを叶えるためにハンドメイドの人形を配ったり、着ぐるみで町内を一周したり、学園内にアストンマーチャンの銅像を建てたりと様々なことをやった。厳密にはアストンマーチャンのトレーナーと言及されることはないのだが、「こんな着ぐるみを着て目立とうとするヤツはアイツ以外にいない」という理由からほぼ同一視されている。
*4 2020年にハシモトファームにて誕生した馬が後にこの名前で競争馬デビューしているが、そちらとは無関係。