1985年に放送されたロボットアニメ『忍者戦士飛影』に登場する
忍者型ロボット。
読みは「
とびかげ
」。『
幽☆遊☆白書』の
飛影(ひえい)とは全く関係ない。
しかしながら、何の因果か『飛影』を制作したアニメ会社スタジオぴえろは、この漫画のアニメ版の製作にも関わっていたりする。
(こっちの『飛影』のグッズをさも『幽白』の方と勘違いするような宣伝をして在庫処分しようとした、という事件もあったとか)
勿論『
ブレイカーズ』の
飛影才蔵とも無関係。
さらに『突撃!パッパラ隊』『逆襲!パッパラ隊』では「とびかげ」なる忍者が出てくるが、
こちらも関連性はないと思われる。神出鬼没さで言えば忍者戦士といい勝負だが。
「
飛」「
影」という二文字がどちらもかっこよさ、忍者らしさに溢れる文字であるためこういった被りも仕方ないだろう。
全高3.6m、重量500kg。かつて地球を訪れたラドリオ星人が連れ去った忍者の姿と能力を模して製造したロボット。
主人公の
ジョウ・マヤと彼の仲間の乗るメカである黒獅子・鳳雷鷹・爆竜と合体することで、
それぞれ獣魔、空魔、海魔になり性能を大幅に強化する機能も持つ。
(人型ロボットから合体することで動物型に変わるという珍しいパターン)
合体せずとも単独で敵軍を蹂躙する力を持つ機体で、バトルショット破剣銃は刀と銃の両方に使える武器である。
サンダーアローガンも分解して弓と銃、合体してボウガンのように使える物だった。
また、忍者メカなので超スピードによる
分身等も可能。
当初はジョウたちのピンチにどこからともなく現れ自律行動していたが、
物語中盤でライバル機の零影に打ち負かされたのを機にジョウの短剣に宿り、随時呼び出されて彼と共に戦う事になる。
(と言っても内部に操縦席などがある訳ではなく、
融合や一体化という感じ。番組終盤では「合身」と呼称した)
なお、黒獅子は仲間のダミアンが受け継いだ。
(以上、Wikipedia・スーパーロボット大戦Wikiより抜粋、改稿)
『忍者戦士飛影』はロボットと忍者が融合した近未来的SF世界観、
味方が敵に寝返る、幼馴染とお姫様のダブルヒロイン、
謎の主人公ロボ、
ロボットが三体のロボットとそれぞれ合体することで動物型になる人型ロボットなど
多くの斬新な要素を詰め込んだ意欲作であり、スタジオぴえろの男児向けオリジナル作品第2弾でもあったが
視聴率低迷により打ち切られてしまい、残念ながらメジャーにはなれなかった(2人のヒロインのファンは多いが)。
その為、若い世代なら「アニメで知った」人よりも「
スパロボで知った」という人が多い。
なお、アニメOPの最初のカットでは
目に優しくない激しい発光をするので、視聴の際には一応注意されたし。
合体しなくてもこの強さ |
仲間が弱ったら忍者が来る! |
ジョウと飛影、そしてダミアンの活躍 |
・・・・すごい漢だ。 |
その飛影がスパロボでちゃんと
原作再現した結果
ある意味伝説となった。
+
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「飛影!俺だ!経験値と資金返してくれ!!」 |
あまりメジャーとは言えない飛影だが、ワンダースワンで発売された『 COMPACT2』三部作及び、
そのリメイク作品である『 IMPACT』に参戦している。というより、マイナーな携帯ゲーム機だから出られたのだろう。 *1
シミュレーションゲームの経験者ならわかるかもしれないが、弱ければ御守りが必要で
強ければこちらの稼ぎを奪うなど育成や戦略上の計画を台無しにするコンピューター側が動かす(名義上の)味方ほど
厄介なものはおらず、もしその厄介者の攻撃回数が多く、移動速度や運動性能が特出しており、
攻撃力もあるとすれば、プレイヤーにとって決して忘れられないキャラになるだろう。
それがスパロボの飛影なのだ。
飛影が出てくるスパロボを経験した人に「援軍で来た飛影みたいな感じ」と言えば、
「強いけどこちらの稼ぎに繋がらない厄介なキャラなんだな」「コワイ!」と察してもらえるくらい
強烈なインパクトを残したロボットとしてプレイヤーの間では語り継がれている。
+
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まさしく
IMPACT!
(衝撃) |
飛影は原作同様中盤までは突然現れる操作できない味方NPCという扱いなのだが、
規格外のパイロット性能・特殊能力・機体性能で勝手に敵をばったばったと薙ぎ倒す。
具体的に言うと、第1部最終話の時点で味方の平均レベルが大体30強。第1部のラスボスがレベル50、
一度倒すと復活してレベル60。そして飛影は
レベル99
(IMPACTだと81)である。
また、この頃のシリーズは
高レベルになると1ターンに2回行動できる
仕様があったのだが、
援護行動が導入された今作から撤廃されたにもかかわらず「
そんなこと知るか
」とばかりに
序盤から当然の如く2回行動をしてくる。
ちなみに今作で2回行動が可能なキャラは、飛影・某作品の中ボス1名・ラスボス(1~3部)のみである。
IMPACTでは飛影専用の特殊技能となっており、レベルに関係なく飛影のみ2回行動できる。
そのため彼が現れた瞬間、誇張無しに飛影 無双が始まるのである。相手が 師匠だろうが ニュータイプだろうが問題無し。
もはや汚い忍者どころの騒ぎではない。
なお、同作の主人公たちが出撃していて気力が一定値を超えている場合、飛影は強制的に合体を行う。
以降はこちらで操作できるため、資金や経験値を盗まれずにすむ。
合体した方が総合的な戦力は下がるのだが、それ目的でジョウ達を出撃させるというプレイヤーも多数居た。
ちなみにIMPACTの合体の仕様上、飛影を行動させた後に合体メカを行動させるなんてこともできる。
どういうことかというと……
飛影で行動
↓
未行動の黒獅子or鳳雷鷹or爆竜で合体コマンドを使用
↓
飛影がどこにいようがすっ飛んできて合体
↓
合体メカで行動
……という流れ。合体相手は高い機動力、空・宇S、マップ兵器持ちの空魔になれる
鳳雷鷹にする人が多いだろう。乗ってるのヒロインだし。
+
|
合体後のおおまかな性能 |
- 空魔:鳳雷鷹と合体した姿。3機の中で唯一宇宙Sとマップ兵器を持つ。欠点は武器の射程が短いこと。
- 海魔:爆竜と合体した姿。唯一の海S持ちで全ユニット最硬の装甲値と長射程が特徴。
欠点は後半に海マップが殆どない事と搭乗者の忍者レベルが低いこと。
- 獣魔:黒獅子と合体した姿。空魔が空・宇S、海魔が陸・海Sなのに対してこいつだけ陸Sのみ。
搭乗者の忍者レベルも(主人公の後任パイロットは)最低なので他2機と比べると微妙な印象。 フォローしておくと獣魔は弱いわけではない。攻撃力は3機の中でトップだし、 ステータスも軒並み高い。他2機の性能が異常なだけである。 ちなみにUXでは黒獅子と飛影のPU相性がよく、後任パイロットも忍者レベルが高レベルまで上がり、 獣魔も長射程武器に射程ダウンの効果がついたこともあり立場は劇的に改善されている。
|
スパロボシリーズの味方NPCの戦闘力は、大抵の場合敵や味方よりも性能が一回り低い事が多く、
敵に勝手に突撃しては勝手に倒され、敵の気力を上げてしまう足手まといであることが多かった。
(気力が上がると攻撃力や防御力が上がる他、強力な必殺技が使えるようになる)
尤も飛影のように敵を倒せる場合でも
倒した分の経験値と資金は一切手に入らない
上に
HP減少で撤退するボスを勝手に削って撤退させてしまう為、助っ人キャラとして設定されたのに、
お邪魔キャラ、所謂
経験値泥棒
という微妙な立場になってしまった。
その為、敵への止めは味方がさせるように立ち回る必要があったり、 マップ兵器をわざと味方NPCに当てて倒してしまうというのも
立派な戦略の一つである。
飛影自身が強すぎる為あまり通じない手ではあるが。
なお、飛影ほどではないが「避けまくるNPC」としての後継者は ブラックサレナやオーガン、アルムアルクスが挙げられるだろう。 ちなみにこいつらは
破壊されても復活する。
そんなものなしで頑張っていた飛影の凄さが伺える。
逆に「耐えまくるNPC」としては キュベレイ、デスターク3、 ジェイアーク辺りが筆頭か。
そしてここまで読まれた方は予想がつくかもしれないが、物語が進んで
プレイヤーユニットになっても
パイロットの関係でNPCの時ほど強くはない。
C2では武装が貧弱すぎる上に各ステータスが6段階までしか改造されておらず、
しかも仲間になる時期が非常に遅い(最終話の4話前)等の理由で一軍として使って行くには愛が必要である。
一方でIMPACTでは、機体・武器性能共に強化されている上に
フル改造された状態
で自軍ユニットになる *2ため、
プレイヤーが操作できるユニットとしてはトップクラスの強さになっている。自軍に加入する時期も少し前倒しされた。
シナリオ面でも非常に活躍しており、時空を超えて異世界や電脳世界にまで突入して自軍に駆けつけたり
『 機動武闘伝Gガンダム』の原作中で死亡し、スパロボでも生存イベントを用意される機会が少ない
シュバルツ・ブルーダーや キョウジ・カッシュを救出したりと、かなり見せ場は多い。
それ故、このゲームで飛影を知ったスパロボファンにも飛影を支持する声は結構多かったりする。
ちなみに上述のキョウジとシュバルツを助けた場面なのだが、ゲームでの描写を見る限り
どう考えても
デビルガンダムが石破天驚拳で破壊された瞬間に救出している。
おまけに、 前代・ 当代キングオブハート2人を以てしても
飛影がキョウジ達を救出した事に気付かなかった。
(飛影がキョウジとシュバルツを救出する姿は明確にされておらず、デビルガンダム破壊後に出現した飛影が
2人を連れているという演出である)
異世界に侵入したというエピソードは、同じぴえろ作品『魔法のスター マジカルエミ』に
主人公たちの見る夢という形でゲスト出演したことを具象化しているのかもしれない。
また、他のスパロボ参戦作品にはその一機の存在で 地球が危ない、果ては 宇宙がヤバいんじゃないか、
というような設定の方々も普通に居るのだが、飛影はそれらと比較すると「割と地味な設定なのに異常に強い」
というのも印象に残る要因の一つなのかもしれない。
IMPACT当時の4コマ・アンソロジーでも場所を問わずどこからともなく登場したり、
操作できないNPCであることをネタにされる事が多かった。
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ドーモ、マスターテリオン=サン。トビカゲです |
ニンテンドー3DSソフトとして2013年3月14日に発売された『スーパーロボット大戦UX』において
『忍者戦士飛影』が実に
11年ぶりに参戦。
しかも任天堂携帯機シリーズで初のボイス搭載である。
一方その頃飛影参戦作品のヒロインは第2次OGで
「無人の忍者ロボは放置しておくと大変」
等とのたまっていた。
性能はと言うと
11年経っても経験値泥棒ぶりは変わらず……どころか、余計に酷くなっていた。
IMPACT同様に1ターンに二回行動できるスキルを生かして経験値泥棒を繰り返すのは勿論だが、
今作ではよりにもよって
撃墜したらゲームオーバーになってしまう敵機ですらも平然と狩る
という悪行にも及んでいる。
挙句、同ステージで味方NPCで登場する兄貴もガチでランカを殺しに来るし。 *3
その為、
ランカスレイヤー
と称号がプレイヤーに呼ばれたり。性能の特徴から 技のブレラ、 力の飛影何て説も。
ランカ殺すべし、慈悲は無い。
ただし、流石にスタッフもIMPACTの飛影はやばすぎたと判断したのか、
UXでは飛影出現のタイミングをプレイヤー側である程度操作できるようになった。
今回ではイベント登場時を除き、黒獅子、鳳雷鷹、爆竜、エルシャンクのいずれかのHPが50%を切ると飛影が出現、
更に黒獅子、鳳雷鷹、爆竜の内いずれかのHPが30%を下回ると強制合体する仕様になっている。
そのため、今までみたいに理不尽なタイミングでの出現だけは一防ぐ事が出来、上記のランカ撃墜もそれで対処可能。
……逆に言えば
うっかりジョウ達が出撃していない状況でエルシャンクがボコられたら飛影を止める手段がない
という事でもあるが。出現時のレベルも固定ではなくなり、マップにいるユニットの平均値に合わせる形になった。
またシナリオ面でも、版権敵ボスの中でも最強クラスである『 機神咆吼デモンベイン』のマスターテリオンに
『 虚空よりの使者』と通り名で呼ばれ、その存在を明らかに警戒され 実際にボコられているなど、奇妙な優遇具合がある。
この展開にはそのデモンベインのシナリオライターである鋼屋ジン氏も、
「飛影の初登場シーンは変な悲鳴出たし、きっとグランドマスターも同じ気持ちだったと思います」
とツイッターで呟いている。
原作者の度肝すら抜くあたり、とんでもない忍者である。 このままでは大導師がネギトロめいた(ry
なお、テリオンの設定を考えると完全に予想外だったこの襲撃はむしろ彼にとって望外の喜びであったと思われる。
また、原作では明確に描写されなかった飛影自身の出自に関しても、独自の展開である程度示唆される形で補完されている。
また今作では原作キャラのカレンの生存に関わる場面があるが、そのシナリオは飛影の原作再現シナリオのため
戦況によっては既に合体済みなのだが、
カレンが自爆する時に合体を解除し自軍が気づくまもなく救出する
という
やはりとんでもない事をやっている。
余談だが、フラグを立てるとライバル機零影のパイロットのイルボラがシュバルツと同じ声の人物を救出するというネタも。
ちなみにUXではジョウが乗り込んだ飛影と合体時、メインパイロットの能力値はメイン・サブのうち最も高い数値になる。
また、パイロットのスキルもメインとサブの両方を組み合わせたものになるのでスキルパーツの節約も可能。
合体させたマップ上では分離は不可能になったものの、これにより自軍正式加入後の合体の取り回しが非常に便利になっている。
同作品PUも武器の射程が鳳雷鷹と爆竜以外は噛みあうので合体せずに運用するのもあり。
無人搭乗版 |
ジョウ版・零影との合体攻撃 |
虚空よりの使者(18:50より) |
ランカスレイヤー(2:06より) |
なお、上記動画で散見する変な言葉使いの数々は、アメリカの小説『 ニンジャスレイヤー』由来のネタ(
忍殺語
)であり、
スパロボUX発売と同時期に翻訳単行本が出版されていたというタイムリーな題材かつ、
鋼屋ジン氏もファンであるという事からネタにされているだけで、飛影とは直接の関係は無いので使用には空気を読む事。
敢えて類似点を挙げるとすれば飛影も忍殺もどこからともなく現れ容赦なく相手をブチ殺しにかかる所だろうか
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一方別スパロボ時空での忍者仲間 |
また、余談であるが、過去スパロボシリーズには飛影以外にも忍者ロボが出演したことがある。
『スーパーロボット大戦Zスペシャルファンディスク』(以下SPD)において、本編後日談エピソードのラスボスとして登場した、
オーバーマン
XAN-斬-
である。実はスパロボZ参戦作品『OVERMANキングゲイナー』のアニメ本編には登場していないのだが、
リボルテック化企画をもってデザインされたオーバーマン。デザインコンセプトは 「後のキングゲイナー」であり、
つまる所アニメ本編の機体「キングゲイナー」と同一機にあたる。SPDでは平行世界のキングゲイナーとして登場。
肝心な性能はラスボスの名に恥じない
鬼畜極悪外道機体
とも評される程で、以下は
あくまでも一部。
- まず特殊能力「フォトンマット超」。所謂被弾ダメージを軽減するバリアで、オーバーマン系統機体は強度は違えど皆標準装備しているのだが、
被弾ダメージを1/10に強制カットの上半端な攻撃なら完全無効化。バリア無効化不可能
という壊れた防御性能を誇る。
- それだけでも酷いのに気力130以上なら
毎ターン必中・ひらめき・直撃・覚醒の各精神コマンド効果を得る上、技量値が低い相手からの攻撃は分身で強制回避発動
というキチ○イ能力「オーバースキル加速」まである始末。
繰り返すが
あくまでも一部
である。
・・・忍者と名の付く存在はなにかと自重しない連中ばかりなのだろうか。
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BGMについてあれこれ |
まず、アニメ本編のオープニング曲「Loveサバイバー」だが、このMUGEN界隈では 汚い忍者のテーマ曲として有名。
というのも……
- FF11の忍者はサポートジョブに戦士を選ぶのが基本(敵のタゲを取るためにアビリティ「挑発」が有用)。つまり「忍者戦士」。
- Loveサバイバーの歌詞に
「どんな危険犯してもオレは
オマエ守る盾になるさ」
というピッタリすぎるフレーズがある。
- と言うかスパロボでの暴れっぷりからニコニコ界隈では飛影自身が汚い忍者呼ばわりされている。
(原作とは直接関係の無いスパロボ及びブロントさんのネタなので、使うときは空気を読むように)
また、飛影登場時に流れるBGM「飛影見参!」だが、
これはエンディング曲「一世紀めのエンジェル」のメロディを流用・アレンジした物。アニメにはよくあること……なのだが、
本来はバラードチックなメロディを 処刑用BGMに改変してしまった作曲家の力量は計り知れない。
それもその筈、編曲者は後年『仮面ライダーBlack(同RX)』や『 冥王計画ゼオライマー』等も担当した
処刑用BGMに定評のある
川村栄二氏。
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「僕の名はエイジ…… 地球は狙われている!」 |
余談だが、同時期に放送開始したロボットアニメ『 蒼き流星SPTレイズナー』とは妙に共通点があったりする。
主人公の声優や放送局が同じなのはまだ序の口、序盤のストーリーが火星から脱出して地球に向かう話だったり、
途中で月に行ったり、火星の衛星も出てきたのがフォボスの方だけだったり、
主役メカ「レイズナー」が独自の意志を持っていてイベントを経て主人公がコントロールできるようになったり、
仲間だった人物が裏切って敵組織側についたり(双方とも最後の最後には元の鞘に収まるが)、
止めに
3クール前後で打ち切られた
所まで共通している。これも シンクロニシティなのだろうか……?
そんな両作のスパロボ共演は未だ果たされていない。 そもそも両作とも参戦頻度低いし……
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MUGENにおける忍者戦士飛影
SHINO氏によって『IMPACT』のグラフィックを使用して作られたキャラが存在する。所謂
SD体型。
イントロで『IMPACT』の登場ムービーや試合中に専用BGMの「飛影見参!」が流れる為
それだけでも印象に残るキャラクターだが(設定でon/offが可能) 、
そのイントロが原因でキャラの容量が結構重いのでダウンロードには注意。
キャラクター性能は原作と同じく高機動で目で追うのがやっと。
高速移動技と
当身技を持ち、移動技「分身」はどんな攻撃も通じないという凶悪性能(当然全画面攻撃も効かない)。
しかし、その性能ゆえに
体力が340と通常キャラの約3分の1しかない
ので
固定ダメージ技を喰らうと
7割~即死することがある。
全体的に技性能は優秀なものの、攻撃力が28とかなり
安く超必殺技を効果的に使ったり、
コンボを多く利用しなければ相手に大ダメージを与えることは難しい。
ゲームでの能力を再現した結果がこれだよ!!!
また、飛影の機動力に目を奪われがちだが零影を
ストライカーとして呼ぶ事ができ、
斬撃でコンボを繋いだりホーミングミサイルで相手を固めたりと中々優秀。
零影を呼ぶには専用ゲージが必要で『
戦国BASARA X』の援軍に近い感覚で使える。
ちなみに超必殺技のひとつである「残像殺法」は必殺技の
ゲージと零影ゲージが必要だが、その威力は絶大。
AIだと、ゲージを結構使ってくるのでめったにお目にかかれないのが残念。
4段階の優秀な
AIが搭載されていて、レベル4だと移動技と当身技を空中で頻繁に使うようになり、
必殺技を効率的に使ってくるためかなり強くなっている。
防御崩しも多く使うが、ゲージがたまった状態でそれを使っての分身殺法は結構強力。
当身技が成功すればゲージも溜まるので、
それやっていたらいつの間にかゲージが満タンになっていた事も。
一応パワー溜めを持っているが、無想したほうがゲージのたまりは早くなるので意味がないように感じるが、気にする必要はない。
(ただしパワー溜めは零影専用のゲージも溜まる為、完全な
死に技になっているわけではない)
展開しだいによっては、
エルクゥや
ジェネラルなどの凶悪キャラとほぼ互角に戦える。
相変わらず体力が低いので、投げと固定ダメージ技と
ロック系必殺技(演出型)には少々弱い上に、
飛び道具も多く使うため飛び道具を反射、または飛び道具を無効化する相手に対しても分が悪く、
常時
ハイパーアーマー装備の相手や
AI殺しの特性を持つ相手に対しても相性がよくないものの、
それでも上記の凶悪キャラと戦えるあたりはさすがというべきか。
なお、弱点である固定ダメージ技と演出型のロック系必殺技は、
ごくまれに効かないまたは食らっても微々たるダメージしか出ないこともある(理由は不明)。
デス=アダー同様相性が強く出るキャラだが、AIレベル1でも分身と当身技を自重しているものの強さ的に
凶クラスとかなり強く、
レベル3になればまったく自重せず、相手が
弾幕や
人間弾幕を張ろうものなら
分身で殆ど(または全部)かわすという狂下位に近い実力を発揮する。
そして、新たに登場したレベル4は3の回避力がさらにパワーアップしている。
加えてブロッキングの使用率や空中受身、ガードの成功率がそれぞれ10段階まで設定できるようになった。
強さは一言で言えば
スーパーメカ翡翠にストレート勝ちするレベルで、レベル13の
ゴンザレスにも判定勝ちするなど強くなっている。
ほぼ常時分身しているために、相手の攻撃をよけてその隙を防御崩しで攻撃しまた分身で避けて…と、
攻撃を食らうほうが悪いといわんばかりの行動を起こしているのだが、
防御崩しと分身殺法が投げ属性とロック系必殺技のために相手が
ハイパーアーマー装備の場合、
ストライカーに攻撃させるしか打つ手がなく延々分身でかわすため試合がgdgdになってしまう。
つまり、投げが効く相手だと一方的もしくはいい勝負ができるわけであり、
ある意味かろうじて格闘ゲームをやっているレベルに居座っているといえる。
参考動画 |
回避性能の参考(デフォルトAIレベル3の場合) |
また、つづら氏によりAIパッチと追加カラーが製作された。
このAIには回避レベルを10段階に設定出来、デフォルトでも十分な回避力を持つ。
また、一定ダメージを食らうと更に回避率が高くなる
覚醒スイッチ
も搭載されている(覚醒スイッチを常時使用することも設定可能)。
最近の更新では、ストライカーを殆ど呼ばないので残像殺法が見る可能性が増えている。
このAIを搭載した飛影であれば、運次第で
ゼットンにすら勝利するケースもある。
出場大会
+
|
一覧 |
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止
凍結
|
出演ストーリー
*1
当時、誕生したばかりのワンダースワン購入者のメインが20代前後で、
スパロボシリーズの新規参戦作品は
80年代中ごろ、ロボットアニメの爛熟期の作品がいいと、
今は亡きゲーム誌『ワンダースワンFAN』において、プロデューサーの寺田貴信氏が語っている。
*2
スーパーロボット大戦シリーズではユニットを改造することで性能を向上させる事が
出来ものの資金が必要であり、フル改造するとなるとかなりの資金が必要になる。
シリーズでは参入が遅いユニットはある程度改造された状態で仲間になるのだが、
フル改造された状態で仲間になるユニットは飛影、
グランゾン、騎士GEAR凰牙(条件付)、アシュラテンプル(条件付)ぐらいである。
*3
一応対策は
飛影の出現条件を満たさない
と、究極にしてシンプルなものである。だが該当ステージは飛影以外にもGAMEOVER条件を達成し易く、
初見殺し要素が多かったりする為、慎重にプレイしなければならなかったりする。
まず該当ボスユニットのHP耐久が1万に満たない上にイベントで気力が下がった状態からスタートなので、飛影の最大武装「分身攻撃」でクリティカルが発生しようものなら
即死する。
加えて上述の通り飛影のステータスはIMPACT時代より大人しいとはいえ技量値が高く、割とクリティカルが出やすいのも恐ろしい所。
他の詳しい対策はUXのwikiもしくは、
ニコニコ大百科に該当記事がある
のでそちらを見た方がいいだろう。