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青鉄の小剣
海岸に佇む、落ちこぼれの騎士がいた。男は海に向かって愚痴をこぼす。哀れな弱い自分を、貧しく孤独な暮らしを。すると突然波が立ち、一本の剣が浜辺に打ち上げられた。
男が拾った剣は不思議な魔力を帯びていた。握りしめると、ひんやりと心地いい感覚がする。心が穏やかになって、敵を目の前にしてもその剣を握っていれば、恐怖に飲まれることはなかった。
落ちこぼれだった男は、勇敢な騎士へと変わっていった。どんな戦況にも動揺せず、戦いに身を投じていった。男はやがて、地位を、富を、名誉を手に入れた。
しかし男は、地位も、富も、名誉にも喜ばなかった。ただその剣を握り、心地いい感覚を味わっていたかった。剣の魔力に触れ続けた男は、心も体も冷たくなり、何も感じない鉄の塊になっていった。
武器種 | 小型剣 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Shortsword | ||
青鉄の槍
森の奥に、人ではないものと会話できる少年がいた。少年はその異能のせいで、幼くして森に捨てられ、孤独な人生を歩んでいた。彼の親代わりとなったのは森の泉に住むヌシと呼ばれる怪物だった。
やがて少年に物心がついた頃、町の人が怪物に襲われているところに出くわした。心優しい少年は、ヌシに助けを求める。ヌシはそれに答え、少年に不思議な力を宿した槍を託した。
少年は、ヌシの槍を携え、町の人を襲う怪物を退治した。少年は人の役に立てたと思い嬉しくなった。しかし町の人々は、不思議な力を使う上に、人間の言葉を喋れない少年に畏怖の念を抱く。
やがて怪物が現れたのも、この少年が捨てられたことを恨んでやったのではないかと噂がたち、町の人々は無残にも森を焼いた。焼け落ちた森の中には、一本の槍だけが煤にまみれ佇んでいた。
武器種 | 槍 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Spear | ||
青鉄の大剣
ある海辺の洞窟に、呪われた大剣が祀られていた。
無謀な男が、その剣に手を伸ばす。
剣を握りしめたとき、男は不思議な声を聞いた。
無謀な男が、その剣に手を伸ばす。
剣を握りしめたとき、男は不思議な声を聞いた。
気が付くと男のまわりに、その剣を手に取り、
戦いの中で死んでいった人々が浮かんでいた。
彼らは男に語りかける。戦うことに、意味はあるのかと。
戦いの中で死んでいった人々が浮かんでいた。
彼らは男に語りかける。戦うことに、意味はあるのかと。
男は気が付くと、なぜ戦うのか思い出せなくなっていた。
一体なぜこんなところにいるんだろう。
こんなところで、俺は何をやっているんだろう。
一体なぜこんなところにいるんだろう。
こんなところで、俺は何をやっているんだろう。
男は死んでいった人々に手を取られ、洞窟を進む。
そこには青く光る透明な泉が広がっていた。
泉に足を踏み入れると、底のない光の中へ落ちていった。
そこには青く光る透明な泉が広がっていた。
泉に足を踏み入れると、底のない光の中へ落ちていった。
武器種 | 大剣 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Greatsword | ||
青鉄の篭手
男は貧しい漁村の家に生まれた。
家の中には争いが絶えなかった。
いつも、怒鳴り声、叫び声、泣き声が響いていた。
家の中には争いが絶えなかった。
いつも、怒鳴り声、叫び声、泣き声が響いていた。
男はいつも耳を塞いでいた。
でも、静けさを手に入れることはできなかった。
耐えられないときは家を抜け出し、海を眺めて過ごした。
でも、静けさを手に入れることはできなかった。
耐えられないときは家を抜け出し、海を眺めて過ごした。
男が成人を迎える頃、父の武器を奪い、力任せに殴り殺した。
やっと静けさが手に入る、そう期待した。
でも、こだまする死に際の叫び声が耳から離れなかった。
やっと静けさが手に入る、そう期待した。
でも、こだまする死に際の叫び声が耳から離れなかった。
男はその後、崖から海に飛び込んだ。
海の中は賑やかだった。でもそれは心の落ち着く賑やかさだった。
男は初めて、安心して目を閉じた。
海の中は賑やかだった。でもそれは心の落ち着く賑やかさだった。
男は初めて、安心して目を閉じた。
武器種 | 格闘 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Gauntlet | ||
青鉄の杖
男が漁をしていると、変な物が網にかかった。手に取ると、それは杖だった。男はそのボロボロな杖をきれいに磨き、部屋に置いて飾ることにした。
夜が明けて男が目を覚ますと、部屋に飾った杖がなく、代わりに美しい娘がたっていた。男は不思議に思ったが、なによりその美しさに見惚れて、共に暮らすことにした。
あるとき男の家が火事に見舞われた。男は死を覚悟したが、娘は静かに立ち上がると、炎の中に身を投じた。男は唖然とその姿を見ていることしかできなかった。
気が付くと燃え上がった炎は消え、部屋には一本の杖が転がっていた。男は杖を手に取り、美しい娘に思いを馳せた。深い悲しみに暮れた男は、やがて杖を持ったまま海の中に身を投じたという。
武器種 | 杖 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Staff | ||
青鉄の銃
雨の止まない町に、洪水で子を失った女性がいた。彼女は雨が降ると、いつも荒れる川の水面を眺める。波の間に、我が子の面影を探すように。しかし、その日彼女が見つけたのは、川岸に捨てられた一人の子供だった。
彼女はその捨てられた子供を、我が子の生まれ変わりのように感じ、大切に育てようと決意した。それからというもの、町は度々水害に遭うようになる。しかし彼女の家だけは、その被害を受けることがなかった。
町の人々は、その子供は呪われていると噂し、やがて噂を信じる人も多くなっていった。町の人々からの逆恨みは水害が町を襲うたびに激しくなり、ついに彼女たちは、呪いの元凶として処刑されることになる。
処刑の前夜に、彼女は自ら命を絶つ。その傍らには、子供の死体と、一丁の銃が転がっていた。それ以降、町が水害に遭うことはなくなった。かわりに、町には一滴の雨も降らなくなり、やがて乾いた砂漠となって消えていったという。
武器種 | 銃 | レアリティ | ★★ |
属性 | 水 | シリーズ | 青鉄 |
EN | Lapis Lazuli Pistol | ||