NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

コラボ

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nier_rein

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2B

キャラクター  2B

白の契約 - 祈ノ攻機

空に見放された気がした。
太陽は容赦なく、血に濡れた体を照らす。
今はただ、降り止まない雨に焦がれている。

鳥に蔑まれた気がした。
それでもこの双脚は、大地を駆け続ける。
行きたい場所なんて、どこにもないのに。

花に笑われた気がした。
何も考えずに済むように、ただ命令を処理する。
恥じ入る必要も、権利も、選択も感情もないのだから。

君に呼ばれた気がした。
許されるなら、願わせてほしい。彼の幸せを。
これが、私の最期の記憶。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年2月18日
EN Virtuous Contract
解放: 2B(祈ノ攻機)
NieR Replicant
NieR:Automata
SINoALICE

+ NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
ポッド、司令部へ通信。
“対象”の破壊を確認、任務完了した。
残骸回収後、バンカーに帰投する。以上。

ポッド、司令部へ通信。
作戦対象と接触、現状では不審な点は見られず。
引き続き監視を継続予定。以上。

ポッド、司令部へ通信。
作戦対象の観察記録を調査したが、敵対行動を確認できなかった。
対象の再調査及び、本作戦の一時中断を申請する。

 “対象”の破壊を確認。
私は、謝らない……そう約束したから。
『さよなら……』

+ NieR:Automata
NieR:Automata
私はいつまで戦い続けるのだろう。
この血塗られた、戦場の渦の中。

私はいつまで守り続けるのだろう。
終わる事のない、無限の戦争の中で。

私はいつまで信じ続けるのだろう。
欺瞞と虚飾に満ちた、この世界を。

私はいつまで嘘をつき続けるのだろう。
その暗い未来に、絶望し続けながら。

+ SINoALICE
SINoALICE
戦闘中に不具合。プロセスを強制終了し、戦闘継続。
飛び散る血・血・血・油。
巨大な廃工場の内部で、機械生命体の叫びと絶叫が木霊する。
あれは敵だ。だから倒さなくてはならない。

機械達の中には親子のような姿をした者がいた。
彼等は泣き叫びながら、私に命乞いをする。
そんな敵を何十匹、何百匹と倒してゆく。
自分の心が凍っていくのを感じる。

機械達が踊るように周りを取り囲む。
許さない、許さない、許さない。彼等は口々にそう叫んでいる。
私は剣を抜き、戦いを挑む。

夢はいつもそこで覚めるのだ。

目が覚めると、虫の声が鳴っている。
最近、休眠時間が伸びている。不具合だろうか。
長い夢を見ていたような気がする。
彼の寝顔を見ながら、私は、唇を強く噛み締めた。

ヨルハ制式鋼刀 - 異分岐ノ攻機

敵通信の傍受に成功。アンドロイド達はこの「ラジオ」なるものを熱心に聞いているようダ。我々機械生命体がこの戦争に勝利するための、有益な情報が得られるかもしれなイ。ワタシは傍受を続けル。

「ラジオパーソナリティ」なる者が戦術等の指示をしている様子はなイ。ただ陽気に、励ましの言葉や労いの言葉をかけるだけダ。有益な情報は得られないが、ワタシは「ラジオ」を聞き続けていル。

大規模な戦闘があり、「ラジオ」に「お便り」が届かなくなっタ。「ラジオパーソナリティ」は「リスナー」がいないのではと、酷く不安そうダ。大丈夫。「リスナー」はいル。ワタシが、聴いていル。

黒いアンドロイドが単身、攻め込んできタ。何かをブツブツ唱えながら、我々を破壊していク。そしてワタシに剣を突き立て、高らかに笑っタ。その笑声は「ラジオ」で聴き続けた、あの声だっタ。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年2月18日
EN YoRHa-issue Blade
解放: 2B(異分岐ノ攻機)
NieR:Automata

+ NieR:Automata
NieR:Automata
こんにちは!ラジオを聞いてるみんな、今日も元気かなあ?うんうん。それじゃあ本日もボクっ娘24Dがパーソナリティを務める「モーニング☆レター」始めちゃいますね!

やあみんな!元気?うん。わかってる……昨日の掃討作戦は沢山の犠牲者が出ちゃったよね。だけどそんな時こそ残されたボク達は元気を出さなきゃいけないんじゃないかな?

最近お便りが全然ないんだよね〜!24Dたんは悲しいぞ!ふふっ……もしかして、誰も聞いてなかったりして〜って、そんな事ないかぁ(笑)じゃあ今日も行ってみよう!

ねぇ……本当にみんないる?ボクはアイドル24D。聞こえる?ボクはアイドルだよアイドルだアイドルだアイドルだアイどるだアイドルだアイどるだアイドルダアイドルだアイドル


9S

キャラクター  9S

黒の誓約 - 絶ノ探機

持て余していたのは、システムで制御されているはずの思考だった。「●●」と呼ばれるそれに、いつだって僕達は振り回されていた。

全てを知り尽くしたいという衝動。割り当てられた性能以上の好奇心は、人間が言うところの恋にも愛にも似ていた。

そう、その命令の実行はエラーなんかじゃなかった。大丈夫、僕は解っているから、キミは泣かなくていいんだ。

だって、プログラム通りの予定調和を、二人に下された悲しい運命と呼ぶことなんてできないんだから。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年2月18日
EN Cruel Oath
解放: 9S(絶ノ探機)
NieR Replicant
NieR:Automata

+ NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
「起動セットアップを始めますね」
僕は、目の前で眠る貴方に話しかける。
もう少し寝かせてあげたかったんですけど、これも命令なので。

「まずは明度の調整、お願いします」
貴女が目を覚ましたときに、最初に見るのは僕の姿……
寝ぐせ、ついてないですよね。

「次は音声認識の設定です。もしもーし、聞こえますかー?」
貴女が目を覚ましたときに、最初に聞くのは僕の声……
上ずらないように、気を付けないといけませんね。

「これでオプションの設定は完了です。おはようございます」
こうやって僕たちは、今日も穏やかに起動する。
……敵である、機械達と殺し合う為に。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
むかしむかし、ある所に。七人の少年がいました。
少年達は同じ場所で生まれましたが、兄弟ではありませんでした。
でも、みんな仲良しで楽しく暮らしていました。

ある寒い夜。占い師がやってきて言いました。「お前達兄弟の中に裏切り者がいる」少年達はその占いを信じませんでしたが、翌朝になると七人のうち一人が殺されていました。

それから毎晩一人ずつ殺されていきました。明日は自分が殺されるかもしれません。少年達はお互いを疑いはじめ、誰を信じていいのかわからなくなっていきました。

6日後の朝。最後に生き残った少年が立っていました。結局誰が裏切り者だったかはわかりません。少年は血まみれの手を見ながら「裏切り者を探しに行かなきゃ」と笑いました。

四〇式戦術刀 - 異分岐ノ探機

※※CONFIDENDIAL※※ Y.T.D dept me
mbers only
-index-
I. The survey of machine cores
 ----------------------- P.009

II. Approximation structure to
 plant cells ------------P.113

III. Protection of cores(plant
 cell wall) -------------P.135

IV. Diversion machine cores to
 ■■■■■■■■ -------P.157

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 四〇式
追加日 2021年2月18日
EN Type-4O Sword
解放: 9S(異分岐ノ探機)
NieR:Automata

+ NieR:Automata
NieR:Automata
【ヨルハ技術開発部日誌:8月29日】
本日は新武装の開発進捗発表会だった。他の軌道衛星からの視察も多く期待されている事が伺える。

【ヨルハ技術開発部日誌:12月10日】
本日はコアの組み込み実験だったが想定外の不規則な出力と、コア外周部のプロテクトの問題が顕在化した。

【ヨルハ技術開発部日誌:1月8日】
コアのプロテクトの解除を試みた部員3名の回路が立て続けに焼き切れた。部員の補充を申請。

【ヨルハ技術開発部日誌:1月15日】
司令部より正式な開発停止命令。本武器はコアを封印したまま正式運用が決定された。


A2

キャラクター  A2

四〇式斬機刀 - 讐ノ戦機

【四〇式斬機刀取扱マニュアル(ヨルハ部隊配布用)】
-ご使用の前に
付属品が正しく揃っているか、お確かめ下さい。初回起動時は、テスターを使用して通電確認を行って下さい。

-安全上のご注意
機動性、演算能力などの異常により本来の運動性能を発揮できない場合、本製品のご使用はお控え下さい。また、本来の用途以外への使用は避けて下さい。

-お手入れ方法
交戦後、汚損があった場合は、柔らかい布に洗浄用の薬品を塗布して拭き取って下さい。破損があった場合は、担当オペレーターに直接ご相談下さい。

-免責事項
本製品は、軍事品安全基準の規格外です。本製品を用いて行う一切の行為において、負傷あるいは死亡した場合、その原因を問わず、ヨルハ技術開発部への責任請求は行えないものとします。

武器種 大剣  レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 斬機
追加日 2021年2月18日
EN Type-4O Blade
解放: A2(讐ノ戦機)
NieR:Automata
SINoALICE

+ NieR:Automata
NieR:Automata
開発日誌:0504 タカダ
凄い事を思いついた。このアイデアは誰も実現出来てない。明日からさっそくテストしよう。

開発日誌:0704 タカダ
金属と魔素の合金を作るというアイデアは部長に却下された。部長は分かってない。これがどのくらいの金になるかを……

開発日誌:1201 タカダ
進捗状況が思わしくない。ストレスのせいか、最近髪がよく抜ける。早く開発を成功させなければ。

開発日誌:1215 フジタ
データを確認したが問題を発見できない。だが諦めない。タカダさん亡き今、受け継ぐのは自分しかいないのだから……

+ SINoALICE
SINoALICE
回収地点:「遊園地廃墟」
状況:大型の機械生命体との戦闘で大破したものと推測。敵は音波を使う特殊な攻撃である事が記録に残っている。a。

回収地点:「森林地帯」
状況:放置され、小動物の巣として活用されていた。周囲には獰猛な動物が多く、それらと戦闘した結果残されたのかもしれない。a。

回収地点:「水没都市」
バンカー陥落後、生き延びたヨルハ機体がここで武装を廃棄した記録が残っている。何故武装を放棄したのか詳細は不明だが、思考回路に不具合があった可能性が高い。a。

回収地点:「塔」崩落地点。
詳細不明。回収者不明。a。

三式斬機刀 - 異分岐ノ戦機

余は、この大国の皇帝である。故に、余が執り行う政は絶対であり、何人たりとも意見することは許されぬ。もっとも、この大刀を前に意見をしようなどという者はいないであろうが。お主もそう思うであろう?

この大刀は実に良い。たった一振りで十二は首を落とす。民草はもちろん周辺諸国でさえ、恐れて余の国に手を出せぬと見える。しかし、それも退屈だとは思わんか? この大刀にもたまには血を吸わせてやらねばなるまいしな。

よし、南方の国を攻め滅ぼすことにしよう。かの国は美しい女子が多いと聞く。お主も好きなだけ娶るといい。余が手ずから先陣を切り開く。お主は後からついてこい。さて、どれほどの首を落とせるか、楽しみだ。

見よ、敵兵が余を囲んでおるぞ。その数、ちょうど十二。一振りで綺麗に首が落ち……お主、何をしておる? 何故、余に刃を向けておるのだ!? お主がおると敵が十三になり、余の剣では首が……首が……落……ち…………。

武器種 大剣  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 斬機
追加日 2021年2月18日
EN Type-3 Blade
解放: A2(異分岐ノ戦機)
NieR:Automata

+ NieR:Automata
NieR:Automata
その大剣は、斬った相手に苦痛を与えると評判だった。だから男はどんなに重かろうとそれを背負った。恐怖を誇示することで無用な争いを避けようと考えていたからだ。

戦わずとも男の名声は村中に轟いた。「あの恐ろしい剣を抜かせるな」と皆が囁き合っていたからだ。己が思った通りの結果に男は心の中でほくそ笑み、恐怖こそが平和を作ると考えた。

男は同じような武器を職人に作らせ、他の者にも持たせた。そうすることで互いに互いを牽制し、話し合いで争いを解決させようと目論んだのだ。男の策は上手くいった……途中までは。

恐怖による牽制は、睨み合いでこそ威力を発揮する。では、誰かが使ったら――答えは簡単だ。一夜にしてその村は死ぬよりつらい苦痛の叫びで満ち溢れ、この世の地獄と化したという。


世界を滅ぼした男

キャラクター  世界を滅ぼした男

百獣の双槍 - 魂の青年

むかしむかしある王国に3人の領主がいました。力の騎士、智の騎士、心の騎士と呼ばれた3人は、3つに分けた国の領地をそれぞれ任されましたが、その内の1人、心の騎士は、真面目なだけの平凡な青年でした。

心の騎士はその誠実な性格と人当たりの良さから、多くの領民に信頼されました。しかしその心労は余りに重く、彼はある事に深く頭を悩ませる事となります。それは自身が選ばれた理由、「心」の意味についてでした。

「力」の騎士はその武勇を、「智」の騎士はその知識を。ならば王は何を望み、「心」の騎士という名を私に授けたのか。彼は日夜考え続けましたが、どれだけ考えても納得のいく答えを見付ける事は出来ませんでした。

そうして彼は今日も、寝台の上で王の獣欲を浴びながら、「心」の意味について考え続けます。彼が王の真意に気付くことはありませんでしたが、それでも彼はその身の全てを捧げ、王の「心」を満たし続けました。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 百獣
追加日 2021年3月31日
EN Beastcurse
解放: 世界を滅ぼした男(魂の青年)
NieR Replicant
NieR:Automata
SINoALICE

+ NieR Replicant
NieR Replicant
むかしむかしある王国に3人の兄弟がいました。
3兄弟の三男は毎日寝て暮らすなまけ者でした。
でも、三男はとても陽気だったのでみんなに好かれていました。

国に病気が流行った時も、三男は王宮でゴロゴロしながら鼻歌鳴らすだけ。でも街の人は三男の陽気な歌声に癒されるようだと三男の事を褒め称えます。
あの人は立派だよ本当に立派だよ。

国が戦争に巻き込まれた時も、三男は王宮でゴロゴロしながら昔話をするだけ。でも街の人は三男の面白い話で戦争のつらさも忘れる事が出来ると慰め合いました。
あの人はすごいよ本当にすごいよ。

ある日も三男は王宮でゴロゴロしていました。でも今日は街の人の声は聞こえてきません。三男はゴロゴロしながら、どうしてだろう?ゴロゴロ、どうしてだろう?ゴロゴロ、どうしてだろう?
ゴロゴロ……と考え続けていました。が、そのうち眠くなって寝てしまいました。
戦争と病でみんな死んでしまった国で、いびきだけが今日も王宮に響いています。
ここは幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。幸せの王国。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
むかしむかしある王国に三人姉妹の王女がいました。三女は世界一醜いと評判でしたが、とても心の優しい少女でした。

人の役に立ちたいと願う三女は野に下り、民に救いの手をさし伸べます。けれど、その手は弾かれ好意を受け取って貰える事はありません。それどころか人々は少女を疎み遠ざけます。

三女が拒まれるのは醜いからだと、ある人が言いました。しかし少女は自分の尽くす心が足りないからだと思い、毎日無償で奉仕を続けました。毎日毎日毎日毎日――

ある日、三女は路地裏で小さくなって死んでいました。けれどその遺体の醜さゆえに誰も葬ろうとはしてくれません。醜い少女は醜く腐ってそのまま土に帰りました。

+ SINoALICE
SINoALICE
王は謳う。
永久の王国を、沈む事なき太陽の実現を。

王妃は歌う。
偉大なる王を、彼の成し遂げた偉業を。

王子は詠う。
反逆に怯む事無く、前進する兵の尊さを。

道化は謡う。
権力に胡坐をかいて滅んだ、三人の王族を嗤う物語を。

王位簒奪者の槍 - 異分岐の青年

その日、俺は王の影武者として城へ連行された。大切な家族との生活を奪われてしまったが、代わりに、繁栄を続けるこの大国の王族としての暮らしが与えられた。

数か月後、俺は食料や金銭を持ってこっそりと家族の元へ戻った。しかしそこに家族の姿はなく、家の中には腐った死体だけが残されていた。俺は王に詰め寄った。

「影武者であるお前の存在が外へ漏れぬように殺したのだ。当然であろう?」悪びれる様子もない王に憤慨した俺は、その場にあった一本の槍を王の顔面に突き立てた。「これで俺が王だ……!!」

次の日、俺が王の間へと向かうと、そこには殺したはずの王の姿があった。昨夜殺したのは影武者だったのか? いや影武者は俺だ。ならあいつは誰だ。本物は誰だ? 俺は……誰だ?

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年3月31日
EN Spear of the Usurper
解放: 世界を滅ぼした男(異分岐の青年)
DOD
DOD2
NieR Replicant
DOD3
NieR:Automata

+ DOD
DOD
連合王国の亡き後、権力を握り悪政の限りを尽くした皇后を人民からの信頼の厚い将軍が討った。将軍は平民の出で、話はよくある英雄譚。

将軍の出自は平民の中でも最下級、人を殺めることを生業としていた辻斬りである。15人目の標的を殺めたとき、警備兵に見つかり投獄された。

審判はすぐに下った。極刑。しかし将軍の人生を大きく左右した才能、それは美貌であり、その姿が皇后の目にとまることで極刑をまぬがれる。

皇后は将軍への愛情を注ぐが、それは執着へと変わっていく。将軍は皇后を虜にし失脚させることで王となる。是を知る者は将軍を簒奪者と呼ぶ。

+ DOD2
DOD2
長き戦いの末、ついに男は王の心臓に槍を突き刺した。絶命する王。歓声と共に革命軍が、一気に城へなだれ込む。これで…この国は悪政から解き放たれ平和になるだろう。男の顔に、笑みがこぼれた。だが…それもすぐに消えた…。

最後の戦い…どうも腑に落ちない。なぜ王は抵抗せずに死んだのだ。いや、それどころか自ら命を捧げた様子にも見えた…。あれが…国民に悪政を強いてきた王の姿だろうか。悩む彼の元に仲間から王の間に来るように連絡を受ける。

仲間と共に王の間に向かう男。そこには…何者かに拘束されていた姫の姿があった…。そして…姫の口から驚くべき真実を知る…。姫は、長い間、隣国の者に人質に捕られていたのだ。王は脅され続けていた。姫の目から涙がこぼれる…。

男はその場で姫の命を奪った…。確かに王は、娘のために、仕方なく悪政を強いてきたのかもしれない。だが今、必要なのは真実ではない。苦しみ虐げられた国民が立ち上がり憎き王を討つという“真実”のみ。真実は闇の中……男は王となった。

+ NieR Replicant
NieR Replicant
ある国で王子の影武者をしている男がいた。
男は毎日の様に王子の代わりに公務を行っていた。
今日も仕事を終えて王子の元へ帰ると部屋に裸の女が寝ている。
女は王子の■■だった。
呆然とする男に、同じ顔の男はへらへら笑いながら行為に誘ってきた。

男は王子の■■に恋をしていた。
自分を■として慕ってくれる■■も自らを愛してくれていると感じていた。
たとえ偽物の姿を通してでも、最低な王子のために命をかける男にとって、彼女は唯一の生きる糧だった。

王子が戦争で指揮を執ることになった。
役目のために命をも投げ出す覚悟の男に王子は言い放つ。
大将の首を獲れば■■と寝るのを自分と一回替わってもいいと。
男はへらへら笑う王子の口へ槍を突き刺した。

戦争が終わり■■を妃とした「王子」は、自分の顔や喉を傷つける行為をするようになった。
■■が彼を「■■■」と呼ぶたびにそれは続いた。
やがて「王子」は自らの顔を焼き、口から槍を刺した状態で見つかった。
その焼けただれた顔はとても穏やかだった。

+ DOD3
DOD3
女は娼婦だった。客をすぐに好きになってしまう娼婦だった。
だが、女が客に結婚を申し出ると客達はすぐに逃げ出した。
女は自分の仕事が疎まれている事すら分からなかった。

ある日、偉そうで不細工な男が女の客としてやってきた。
一通りの行為の後、女は男に結婚を願い出た。
男は涙を流し始めた。彼は誰にも愛されないこの国の王だった。

王と結婚した女はこの国の后となった。そして結婚式の直後、
女の前で王は心臓病で突然死んでしまった。
莫大な遺産と王権が女の下に転がり込んできた。

金も権力も手に入れた女は思う。ここにはもう愛した男は居ない。
あと少しだったのに。私の幸せまであと少しだったのに。
男の唯一の形見である槍を持ち、王宮から女は逃げ出した。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
ある国に2人の王子がいた。第一王妃の子は賢いが体が弱く陰鬱で、第二王妃の子は頭は悪いが明るく武勇に優れていた。

どちらの王子が正式な後継者か。王はその決定を下さぬままに戦で命を落としてしまう。残された王子たちは当然のごとく継承権を主張し合い、民を巻き込んで対立した。

醜い王位争いの中、王の子を名乗る第三の王子が現れた。それは智勇兼備で王として申し分のない青年。青年は愚かな兄たちを屠ると王位に就き、以降は名君として名を馳せた。

数十年後。王は亡くなる間際に民に告げる。自分は前王の子ではなく、ある貴族が仕立てた貧民の子であると。それを聞いた民衆は王でなくなったその男を吊るし首にした。


カイネ

キャラクター  カイネ

カイネの剣 - 崖の戦士

彼女は戦っていた。
殴打にも似た斬撃が、敵に何度も繰り返される。
やがて剣が折れ、一振りの刃になったとしても。

彼女は苦しんでいた。
穢れた身体を晒しながら生きることを。
心を蝕む思い出を抱え続けることを。

彼女は悟っていた。
復讐も、苦悩も、無意味と知って目を閉じる。
せめて夢の中だけは幸福でありたいと。

しかし、彼女は抗い続けた。
無価値で、何も残らないことを知っても。
剣をひたすら振るった。闇の中を、彷徨いながら。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年3月31日
EN Kainé's Sword
解放: カイネ(崖の戦士)
NieR Replicant
DOD3
SINoALICE

+ NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
NieR Replicant ※ver.1.22でのみ登場
彼女は恐れた。
大切な人を失う痛みを、苦しみを、悲しさを。
その感情だけが、薄く残っていた。

彼女は戦う。
悲しみを振り払うような乱暴な太刀筋。
復讐の刃が敵を屠り、返り血で視界が曇ろうとも。

彼女は夢を見る。
孤独と失望が、暗闇の中から歌いかける。
しかし、彼女は抗った。諦めずに何度も。何度も。

彼女は出会う。
たとえ待ち受ける未来が無意味だとしても。
   と共に在る世界を、選んだから。

+ DOD3
DOD3
女は二度失った。
最初は、大切な祖母を。
二度目は、大切な友を。

女は殺した。
彼女から大切なモノを奪った敵を。
彼女に復讐の呪いをかけた敵を。

女は失った。
復讐の為に戦う意味を見失っていた。
殺戮の中で生きる意味を見失っていた。

女は夢を見た。
暗い洞窟の中。
いつか訪れる死の先で、大切な人に会える夢を。

+ SINoALICE ※2019
SINoALICE
華奢な身体と白い肌。
影のある表情が彼女の美しさを引き立てる。
しかし、その手に握られる剣はあまりに不釣り合いだった。

怒り、悲しみ、憎しみ。
感情のままに振るわれるその剣は常に血が渇くことはない。
けれど、彼女はその剣を手放すことはできなかった。

矛盾を抱え込んだ、心と身体。
誰も彼女のことを理解することはできなかった。
そして、その孤独が彼女を侵していく。

長い戦いが終わり、真っ暗な闇が彼女を呑み込んでいく。
しかし、彼女の心は穏やかだった。
大切な人の腕のなかで、そのときを迎えることができたから。

+ SINoALICE ※2021,『カイネの双剣 ver.1.224』として登場
SINoALICE
俺は切望していた。無差別な暴力と、血塗られた殺戮を。そして、ようやく見つけた。肉親を殺された怒りと憎しみに塗れ、復讐を求める器を。俺はその女に取り憑き、『力』を与えた。

『力』は女を獣に変えた。刃の一振りで岩をも両断し、かすり傷程度なら瞬時に癒える。女は復讐の為に、仇である化け物達を殺し始めた。切望した日々の始まりに、俺は悦んだ。

女は復讐を遂げた後も、仲間の為に『力』を奮い続けた。旅の中、女の抱える怒りや憎しみの薄れに気付きつつも、俺は血を浴び続けられるならと気に留めなかった。

女の身体が限界を迎え、『力』が暴走した。無差別な刃に紛れて、仲間を傷つけまいとする女の想いを感じる。俺が切望した暴力と殺戮。なのに、なんでこんなに哀しくて虚しいんだ……

古の覇王 - 異分岐の戦士

とある遺跡の奥底に、不老不死の力を持った剣が隠されているらしい。そんな噂を聞いた多くの冒険者が旅立ったが、誰一人として戻ってはこなかった。ある時、名のある旅団が遺跡へ向かうという話を聞き、その剣を一目見たい私は同行したいと願い出た。

幾重にも張り巡らされた罠を潜り抜けて最深部へたどり着くと、一人の番人が待っていた。辺りには無数の屍が転がっているのが見える。番人を倒すことができれば剣が手に入るが、負ければ屍と化した冒険者と同じ末路を辿る、そういうことだろう。

一人の剣が番人の首を捉えた。しかし、番人は起き上がり襲い掛かってくる。番人は剣から不老不死の力を得ていたのだ。旅団の冒険者達は次々とやられ始め、恐ろしくなった私はあろうことかその場から一目散に逃げ出してしまった。それが十年前の出来事だ。

彼はかつてこの地を治めた王の亡き姿。剣の力を求めて自国を滅亡させてしまった王は、この地の誰かが同じ過ちを犯さぬようにと、自らを不死の身体にして剣を守り続けていることが分かった。今後、剣を求める者が現れぬことを願い、この手記を残す――

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年3月31日
EN Ancient Overlord
解放: カイネ(異分岐の戦士)
DOD
DOD2
NieR Replicant
NieR:Automata

+ DOD
DOD
太古の文明で絶大なる権力を持っていたと言われる王が所持していた剣。その覇王の手により王国は栄華を誇り、繁栄を極めたが…。

熟れた果実は腐り落ちて行くのみ。王の権力の下で驕り高ぶり自ら歩むことを止めた民により、王国は堕落し衰退の道を辿っていく。

すでに己の力ではどうすることもできなくなっていることに気づいた王は、邪心を自らの愛刀に召還し、堕落した民の虐殺を繰り返す。

剣に宿りし邪心は血を吸うことの喜びに打ち震え、最後に残った王の命を奪った頃には、白銀だった刀身が、血に染まり漆黒になっていったという。

+ DOD2
DOD2
その昔、とある国に“剛の武将”と“柔の武将”という、二人の優れた武人がいた。二人はお互いを認め、常に意識し、鍛錬に勤しんでいた。この魔剣“古の覇王”に魅せられ、取り合うことになるまでは…。剣を巡り、激しく衝突を繰り返す二人。

魔剣を巡る争いは戦争へ発展する。剛の武将は自らが生み出した鉄壁の布陣で、百戦錬磨の戦績。一方の柔の武将は、型のない各々の力に任せた戦法。勝負の行方は誰にも想像がつかなかった。

序盤は剛の武将が完全に戦局を支配していた。しかし次第に柔の武将の臨機応変な戦略が剛を翻弄する。ところが、不利になるも意地を張り布陣を崩さない剛に、柔の戦法も段々と通用しなくなっていく。戦局は混迷を極めた……。

その後……戦の終わった跡地を訪れた村人はこう語った。『剛の武将も柔の武将も二人とも、それは素晴らしい武人だったよ。ただ、極端に優れていなくても、剛も柔も少し兼ね揃えていれば、みんな幸せになれただろうに。』

+ NieR Replicant
NieR Replicant
何世紀にも亘って繁栄した巨大王国に受け継がれていた王族の剣。剣の水晶には魔力があり一万人の血を吸うことで真っ赤に輝き、使っている者を不老不死にするという言い伝えがあった。しかし覇王と呼ばれた最後の王は、不死の身体よりも先代から受け継いだ王国の繁栄を何よりも大事にした。

ある日、最愛の后が不慮の事故により死んでしまう。王の子を宿しており、出産間近の悲劇だった。王は国を継ぐ息子が亡くなったと聞くと、絶望と悲しみに打ちひしがれ、既に高齢となった自分で王家の血が断絶する運命を受け入れられなかった。

■った王は不死の身体を授かって王国を存続させようと、手当たり次第にその剣で部下や国民達を切り殺した。「私が最後の王ならば、この私が生き続ける限り王国は不滅なのだ!!」

何人も、何百人も、何千人もの国民を切り殺し、剣の水晶は輝きを増していった。あと少し、もう少しでその血のような紅が輝く時、患っていた心臓が急激な負担に耐えかね破裂し、王は亡くなった。目の前の妊婦と胎児を殺せば、ちょうど一万人だった。

+ NieR:Automata
NieR:Automata
ある日、少女が住んでいた村が盗賊に襲われた。少女は家族を守る為に、父が山中で拾ったという剣を手に取り、生まれて初めて人を斬った。血にまみれた娘に、家族は怯えた。

村が盗賊に襲われたのはその一回きりだった。その後十年二十年が経ち、守った家族が老いていく中で少女一人だけが年を取る事がなくなった。村人は少女を次第に疎んでいった。

居場所のなくなった少女は村を出る。何年もの歳月を掛けて放浪の旅を続け、多くの国を渡っていった。やがて少女は無類の剣豪として世に名を馳せる事になる。

無限の命と、強力な剣そして長年の知恵。力を得た少女は一国の女王にまで上り詰め、何不自由もないように見える。だが少女は手に入れていない。あの時欲しかった父の優しさだけは。


エミール

キャラクター  エミール

7号の杖 - 謎の異形

この能力は、姉さんを止めるために。

この言葉は、シロさんを宥めるために。

この魔法は、カイネさんを救うために。

この......は、......を愛するために。

武器種    レアリティ ★★★  
属性 シリーズ 実験兵器
追加日 2021年3月31日
EN No.7's Staff
解放: エミール(謎の異形)
SINoALICE

+ SINoALICE
SINoALICE
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知識の杖 - 異分岐の異形

とある町に物知りな魔術師がいました。そこに真剣な顔をした若い男達がやってきます。男達は町一番の美人に惚れており、恋人にするにはどうすればよいかと、魔術師に助言を乞いました。

魔術師は男達に試練を言い渡しました。まずは私の家の掃除をし、幾つかの薬草を採ってくる。そして町の中を千周走り、一番始めに戻ったものに女を惚れさせる魔術を教えると。

男達は魔術師の試練に挑みます。しかし、町を千周は辛いものです。暫くして男達は気がつきます、この苦行こそが「魔術に頼らず己の力量で惚れさせろ」という魔術師からの助言であることに。

男達は感謝を伝えるために魔術師の元へと向かいました。すると、そこには町一番の美人がいるのでした。魔術師は男達に採取に行かせた薬草で惚れ薬を作り、美人を落としていたのでした。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 実験兵器
追加日 2021年3月31日
EN Philosopher's Staff
解放: エミール(異分岐の異形)
DOD
DOD2

+ DOD
DOD
自らの意思を決めるために影響を受ける要素。
問題領域における意思決定のうえで対象となる概念対象および科学的事実や客観的事実然り

事実に対する判断規則や判断手続き
問題領域において誰もが知り得るものでもあり
経験に基づく「目分量」や「直観力」然り

あるいは推論の制御にかかわるものであり
どれを選択するか焦点をどこに当てるか
つまりはそれら、事実・判断・推論

「思いや考え」他者に価値があると認められた自身に揺るぎない「正当化された真なる信念」
これらを理解するもののみが力を発揮する

+ DOD2
DOD2
その魔術師には語り合える友が一人もいなかった。別に魔術師が、人間嫌いだったわけではない。少し知識をひけらかす癖があったが根は悪い人間ではなかった。だが、彼と交流を持った人達は、次第に彼の元から去っていった…。

ある日、魔術師に原因不明の病が発症する。熱は上がり続け、動悸も激しく、手足は痛み、眩暈も起こりまともに歩けない。自らに魔法を施したが、全く効果も見られず…。傍らにあった愛用の杖を手に、魔術師は村の薬屋に向かった。

ようやくのことで薬屋に辿り着く。そして、自分の症状を説明した。『今、我が身におけるさまざまな症状は常人が知り得る定義の範疇をすでに逸脱し、尚且つ我が研究結果をも超えた驚愕なる事実、つまり……』
薬屋は首を傾げた……。

結局、話が通じず薬を貰えなかった魔術師はそのまま息絶えた……。大事なことは、詰め込んだ知識を、ただ垂れ流すことではなく、万人にわかる言葉で伝えること。それに気づけば、ただの食当たりで彼も死ぬことはなかっただろう…。


ゼロ

キャラクター  ゼロ

ゼロの剣 - 零の長女

私には何も無い。母親に売り飛ばされて以来、私の事を知りたがる人も、言う機会も無かったから不便には感じなかった。ただ、端金をもらって男の相手をする。その毎日が私の全てだった。

私は少女に出会った。少女は私を「薄紅」と呼んだ。私の瞳の色が薄紅色をしているから「薄紅」だと。私も少女のことを、瞳の色である「紫紺」と呼んだ。自分の中に何かが生まれた気がした。

紫紺が「金を盗んで逃げよう」と言い出した。私は頷いた。二人でなら、なんでもできる気がしたから。夜が更けた頃、私達は持てるだけの金を持って、町の外へと逃げ出した。

現れた男が私から金嚢を奪い取った。「悪く思わないでね、薄紅」。紫紺と男は去っていく、全ては仕組まれたことだった。そして、その失望は私に……どこか冷たく、甘い味を感じさせた。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★  
属性 シリーズ
追加日 2021年5月8日
EN Zero's Blade
解放: ゼロ(零の長女)
DOD3
SINoALICE

+ DOD3
DOD3
生まれた時から何も無かった。
だからゼロの名を持たされた。

自分が生きている価値を見いだせなかった。
祈る神がいるのであれば、殺す気でいた。

命を奪う時も何も感じなかった。
罪とか罰とか考える気にすらならなかった。

私は子供のように待ち望んでいた。
この命が奪われる、その瞬間を。

+ SINoALICE
SINoALICE
アコールの店へようこそ!あら、こちらの剣をご所望ですか?こちらはですね、大昔にいた「ウタヒメ」という種族の女性が使っていた武器です。その女性は大変に美しく、長い銀髪で舞うように敵を倒していった……という逸話が残っております。


しかもその「ウタヒメ」は戦っている最中に歌を歌う事で魔素の放出を増強させるという特徴的な能力を持っていました。能力が開放される時の歌には、誰もが皆魅了されたと言います。どうです?気になりませんか?

「ウタヒメ」の持っていた武器はいくつか存在するのですが、この武器を持っていた「ウタヒメ」は最強の一人と言われています。その武器がこのお値段で出るのはちょっと普通では考えられません。いやぁ、私も商売をやっておりますが、これほどお値打ちな武器には滅多に巡り会えないですよ……

え?この武器を使っていたのは聖女か?いやそれは……え?具体的に言うと処女かどうか?えーっと、それは、処女だったという証言はなかったというか、むしろ積極的に男性と交わっていたというか……あっ、お客様!待ってください!お客様~!

黒イ花 - 異分岐の長女

その酒場には決して笑わない女がいました。面白がった男達は女を口説いて笑わせようと声をかけます。一人目の男は奔放な遊び人。軽い言葉で女を口説き落とし、一夜を共にしました。しかし、女は笑顔を見せません。女の目はどこか虚ろな色をしていました。

酒場では誰がその女を笑わせるかと賭けが始まりました。二人目は筋骨隆々とした軍人。その屈強な肉体で女を口説き落とし、女を抱き寄せます。しかし、女は笑みをこぼしません。何度、肌を重ねても、女は心を落としたかのような、力のない表情をしていました。

酒場の男達はある男を呼び寄せました。三人目は幾人もの女を喜ばせたという性豪。歯の浮くような甘い囁きで女を口説き落とし、濃密な時を過ごします。しかし、女の口元が緩むことはありません。男のどんな秘戯も、女の心を満たすことはできませんでした。

男達が失敗を続けていたある日、流浪の旅人が女を抱きながら『各地を統治する歌を歌う姉妹』の話をしました。そして、ふと気づきます。女の表情が歪んでいるのです。それは恐ろしい笑顔でした。翌日、女は姿を消し、絞め殺された旅人だけが残されていました。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ
追加日 2021年5月8日
EN The Black Flower
解放: ゼロ(異分岐の長女)


2P

キャラクター  2P

四〇式戦術刀・擬 - 擬ノ造機

プログラムの起動音と共に意識が覚醒する。意識は、自動的に機械生命体のデータベースへ接続され、多様な情報が「からっぽな器」の中に満たされてゆく。

取得情報の中に、破損したまま保存されている個体データを発見する。損傷が激しく、完全に復元することはできなかったが、その個体が消滅する間際に抱いた「記憶」に興味を引かれた。

記憶は別の個体に対する感情だった。その香りは、私の中に変換をもたらす。思考領域に非合理的なデータが増加し、私は「私が何者であるか」という事について計算しはじめた。

私は暫く思考を巡らした後、自らをデータベースから切り離した。一本の白き刀を携えて、アンドロイドを探しに行く。この刃が交わるとき、私は……私の「からっぽ」を埋めることができるはずだ。

武器種 小型剣 レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 四〇式模倣
追加日 2021年7月31日
EN Mock Type-4O Sword
解放: 2P(擬ノ造機)
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