NieR Re[in]carnation ストーリー資料館

三式シリーズ

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nier_rein

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三式戦術槍

武器開発記録:その1
近頃、機械生命体たちの侵攻が拡大している。それに対抗すべく、武器の開発担当にこの私が選ばれた。奴らを痛めつける強力な武器を作ってやろう。

武器開発記録:その4
一刀両断できる剣か? それとも叩き潰す槌か? いやそれとも……だめだ、どんな武器が最良なのか分からない。どうすれば奴らにとって恐ろしい武器を作れるんだ……

武器開発記録:その8
かれこれ数か月、武器開発は停滞している。そんな私をみかねた友人が声をかけてくれた。なんともありがたいことだ。おかげで良いアイデアを思いついた。そうだ、これならうまくいく。

武器開発記録:その18
ついに完成した。私たちアンドロイドも同じ機械、これなら機械生命体たちも恐れるに違いない。これで奴らを殲滅し、実験台となってくれた仲間へ少しでも手向けを送るとしよう。

武器種    レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 三式
追加日 2021年5月20日
EN Type-3 Lance
NieR:Automata

+ NieR:Automata
NieR:Automata
飾り気のない槍は、機械のように正確に急所を貫いては、鈍い刃で相手の骨を削り取る。その際に鳴るごりごりとした音とありえない程の苦痛の悲鳴を、傭兵の女はとても好んでいた。

今日も今日とて至上の音楽を聞く為に、女は戦場を駆け巡る。あの巨漢は脂肪がブルブルと鳴りそうだ。ああ、あの痩身は程良い骨の音を鳴らすだろう。さて誰から貫こう?

いくつもの戦場を渡り歩いて、いくつもの体を貫いて。理想とする叫びと骨の音を求めた女は、いつしか疲れ果てていた。ちょうど良い塩梅に、柔らかい肉と骨はないものか。

ふと、横を見ると丁度良い肉の塊が転がっていた。切り刻むと心地良い悲鳴を上げて女を満足させる。充実した笑顔で空を見上げた。それが我が子である事は、もう思い出せなかった。


(三式斬機刀)

余は、この大国の皇帝である。故に、余が執り行う政は絶対であり、何人たりとも意見することは許されぬ。もっとも、この大刀を前に意見をしようなどという者はいないであろうが。お主もそう思うであろう?

この大刀は実に良い。たった一振りで十二は首を落とす。民草はもちろん周辺諸国でさえ、恐れて余の国に手を出せぬと見える。しかし、それも退屈だとは思わんか? この大刀にもたまには血を吸わせてやらねばなるまいしな。

よし、南方の国を攻め滅ぼすことにしよう。かの国は美しい女子が多いと聞く。お主も好きなだけ娶るといい。余が手ずから先陣を切り開く。お主は後からついてこい。さて、どれほどの首を落とせるか、楽しみだ。

見よ、敵兵が余を囲んでおるぞ。その数、ちょうど十二。一振りで綺麗に首が落ち……お主、何をしておる? 何故、余に刃を向けておるのだ!? お主がおると敵が十三になり、余の剣では首が……首が……落……ち…………。

武器種 大剣  レアリティ ★★★★ 
属性 シリーズ 斬機
追加日 2021年2月18日
EN Type-3 Blade
解放: A2(異分岐ノ戦機)
NieR:Automata

+ NieR:Automata
NieR:Automata
その大剣は、斬った相手に苦痛を与えると評判だった。だから男はどんなに重かろうとそれを背負った。恐怖を誇示することで無用な争いを避けようと考えていたからだ。

戦わずとも男の名声は村中に轟いた。「あの恐ろしい剣を抜かせるな」と皆が囁き合っていたからだ。己が思った通りの結果に男は心の中でほくそ笑み、恐怖こそが平和を作ると考えた。

男は同じような武器を職人に作らせ、他の者にも持たせた。そうすることで互いに互いを牽制し、話し合いで争いを解決させようと目論んだのだ。男の策は上手くいった……途中までは。

恐怖による牽制は、睨み合いでこそ威力を発揮する。では、誰かが使ったら――答えは簡単だ。一夜にしてその村は死ぬよりつらい苦痛の叫びで満ち溢れ、この世の地獄と化したという。
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