針の音 - 連城三紀彦データベース（仮）

• 分類：短編小説
• 初出：「季刊SUN･SUN」1986年冬号
• 雑誌時挿絵：未確認
• 収録短編集：『一夜の櫛』

あらすじ

「だったら、母さんは結婚には反対なわけね」
　娘の裕子の言葉に、真沙江はしばらく間をおいてから大きく頷いた。

娘の裕子が連れてきた交際相手は、二十年前に離婚した夫によく似ていた。勤め先の金を競馬に注ぎ込んで百万の借金を作り、女を作ってヒモ同然の暮らしをして死んだ元夫に。そのことで裕子と喧嘩した真沙江は……。

登場人物

• 真沙江
  • シングルマザー。
• 裕子
  • 真沙江の娘。
• 達夫
  • 真沙江の元夫。
• 村田達也
  • 裕子が連れてきた交際相手。

解題

（スタブ）

関連作品

• 『一夜の櫛』収録作
  • 「一夜の櫛」
  • 「忘れ物」
  • 「娘」
  • 「プラットホーム」
  • 「葉陰」
  • 「裾模様」
  • 「梅の実」
  • 「交差点」
  • 「昔話」
  • 「十年目の夏」
  • 「ヴェール」
  • 「通過駅」
  • 「うしろ髪」