- 分類:短編小説
- 初出:「小説新潮」1987年9月号
- 雑誌時挿絵:磯谷時子
- 収録短編集:『一夜の櫛』
あらすじ
「本当に切ってもいいんですか」
一年ぶりの美容院の女主人は、念を押すように尋いて、ため息になった。背の中ほどまで伸びた津加子の髪に霧をふきかけて濡らしながら、指までがためらっている。
髪の艶が自慢の津加子は、夫の四度目の浮気を知り、中学の同窓会で再会した辻沢を誘った。体の関係は嫌だと言った津加子に、辻沢は「髪だけならいいんじゃないかな」と言い……。
登場人物
解題
(スタブ)
関連作品
最終更新:2017年06月20日 01:31