オニシズクモ

登録日:2017/03/21 Tue 19:00:00
更新日:2024/06/09 Sun 00:27:05
所要時間:約 5 分で読めます




ポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン

■もくじ


■データ


全国図鑑No.752
アローラ図鑑No.142
アーカラ図鑑No.069
ブルーベリー図鑑No.091
分類:すいほうポケモン
英語名:Araquanid
高さ:1.8m/3.1m(ぬし)
重さ:82.0kg/217.5kg(ぬし)
タマゴグループ:水中1/虫
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/むし

特性:すいほう(ほのおタイプの技を半減・やけど無効・みずタイプの技の威力が2倍)

隠れ特性:ちょすい(みずタイプの技を無効化し、HPを最大の1/4回復する)

HP:68
攻撃:70
防御:92
特攻:50
特防:132
素早さ:42
合計:454

努力値:特防+2

進化:シズクモ⇒オニシズクモ(Lv.22)


■概要


グソクムシャと同じく最終進化形としては初となるみず・むし複合のポケモンである。名前の由来は進化前のシズクモ+オニグモだと思われる。
蜘蛛をモチーフとしたポケモンは今作で3匹目となる(進化前を除く)。
ひょっとこみたいな可愛げのある顔をした進化前から一転してごつくクリーチャー感が増し、体長1.8m・体重82.0kg先輩の蜘蛛らと比べても一番サイズがでかい。
戦闘で初めて見た時のサイズ感に驚いた人も多いだろう。
どことなくピクミンあたりに出てきそうである。
こんなんが自分に近づいて来たら死を覚悟する。
色違いの配色になり更に禍々しさが増す。もはや完全に宇宙生物とかUBの領域である。
非常にカッコよく色違い厳選がしたくなる。

頭部にかぶっている水泡は陸上でも呼吸をするためにあるが、柔らかい頭部を守る役割も果たしている。
サンの図鑑では攻撃にも用いられていることが言及されており、ヘッドバットをして小さなポケモンを取り込み溺死させる。
弱肉強食な表現が目立つアローラ図鑑の中でもなかなかの残虐性である。
しかしその一方でムーンの図鑑によると面倒見がよく、小さな仲間を見つけると水泡に入れて守る事もある仲間想いな面もあるんだとか。
一部では、その水泡に入れた仲間をうっかり溺死させてないかとか心配されてるけど

ところでそんな万能な水泡をどうやって頭部や関節に固定させているのかは不明である。
そこら辺はファンタジーということで。


■ゲームでのオニシズクモ


野生では進化前のシズクモは「せせらぎのおか」、オニシズクモは「マリエ庭園」にのみ出現する。
同じタイプのアメタマとは生息地が一緒だが、しばしばエサを巡ってケンカするため仲が悪いらしく、実際アメタマ・アメモースが夜のみ出現なのに対してシズクモ・オニシズクモは昼のみ出現する。どちらかを捕まえようと思っている人は注意。
むしタイプらしく進化レベルが22と早いため、シズクモから育てても比較的早く進化させることが出来る。
種族値は特防が非常に優れているが、攻撃性能は高くなく鈍足。
しかし後述の特性によって恐ろしいほどの火力を持つことになる。

それは固有特性「すいほう」。これは「自分が受けるほのおタイプのわざを半減する」「やけど状態にならない」というこれだけでもなかなか強力なものであるが、更に「みずタイプのわざの威力が2倍になる」というゲーム内では表示されない隠し効果が存在する。みずのベールたいねつは泣いていい
オニシズクモの最高火力である「アクアブレイク(威力85)」をこの特性に乗っけて放つとタイプ一致含めた威力でなんと255
1つの特性によって守りも固く攻撃も強いポケモンがここに生まれてしまったのである。
ちょすい?知らない子ですね…

この特性がオニシズクモの大きなアイデンティティとなっており、逆に言えばそれに依存する面が大きい。
つまり元の攻撃種族値が低めなのでみず技以外はあまり火力が出ない上に、特性を潰されるとほぼ機能停止してしまう。
例によってかたやぶりには貫通されるものの、やけど状態から回復する効果もあるため特に問題ないがかたやぶり炎技は半減できないのでそこは注意。

とはいってもストーリー中では特性を潰される機会はあまりないため十分エースになれる実力を持っているポケモンであると言えるだろう。
少なくとも逃げ癖がある同タイプの同期よりは使いやすい。

トレーナーではスイレンがエースとして使用する。
ミズZで殺される人が続出しているので注意。



剣盾にも続投。
ストーンズ原野の雨天時にシズクモがシンボルエンカウントするため、捕まえて仲間にするのは容易い。
★5のオニシズクモも多くの巣穴で出現するが、オニシズクモの場合は通常特性のほうが優れているため、育てたいならば素直にタマゴから孵すほうが手っ取り早いかもしれない。

剣盾の全ポケモンと共通で、オニシズクモもカレーを食べる。
カレーなどという液状の食べ物を口にしようとして、水泡と混ざってしまわないのかは謎。

剣盾の第一弾ダウンロードコンテンツ「鎧の孤島」で覚えられる教え技については、残念ながら、むしタイプの「はいよるいちげき」のみで、みずタイプの「クイックターン」は習得できない。
すいほうの高火力でクイックターンを撃たれては相手もたまったもんじゃないので真っ当ともいえる

SVにはDLC第二弾にて復活し全国のオニシズクモファンが歓喜した。
アローらのような南国に近い環境といわれるコーストエリアに生息している。
新システムであるテラスタルと相性が良くみずテラスタルによってただでさえ高い攻撃力を更に増強出来る。またむしタイプが消えるため弱点も減るがくさタイプが新たに弱点に増えることは注意が必要である。
ねっとうが没収されて代わりにひやみずを習得した。


■対戦でのオニシズクモ


かなりの鈍足ではあるが、みず・むし複合という恵まれたタイプと特性のおかげで攻撃性能も耐久力も十分。
メインウェポンは攻撃種族値の方が若干高いので「アクアブレイク」が最も候補に上がるだろう。前述の通り特性のおかげでやけどにならないのもおいしい。
またいかくの影響を受けない特殊型も優秀。
特攻特化だと実質種族値は152もあり*3、「ねっとう」や「ハイドロポンプ」がかなりの脅威となる。

サブウェポンは「きゅうけつ」や「とびかかる」など。一致技ではあるものの特性の対象外のためたとえ弱点でもアクアブレイクに火力が劣るが、両方とも追加効果が優秀。
他には特殊耐久を利用した「ミラーコート」も良い。ドラゴン対策に「れいとうビーム」や「ふぶき」を覚えさせる人もいる。
変化技は意外と豊富であり「あまごい」でみず技の強化が出来るほか、「なかまづくり」で強力な特性を味方に渡すこともできたり、「ワイドガード」で味方を守ったり。地味に「パワーシェア」なんかも使える。更に「ねばねばネット」を覚えるため自身の低い素早さを補うことができる。
鈍足高火力という点で「トリックルーム」との相性も悪くない。

道具は攻撃面重視なら「ミズZ」や「しんぴのしずく」、「こだわりハチマキ」など。特性上同じ技を連発する機会も多いためハチマキは相性が良い。
耐久力を上げるなら「とつげきチョッキ」か「たべのこし」の選択となるが「たべのこし」は「たくわえる」と組み合わせると防御を上げつつ回復が出来る。

ただし、みず技や特性への依存度が非常に高い関係上、ナットレイなど高耐久でみず半減のポケモンを出されたら流石に厳しくなる。
また、前述の通り特性を消してくるデスカーンも苦手である。
代表例として挙げたこの2匹は、特にメインウェポン筆頭の「アクアブレイク」が接触攻撃であることもあり天敵と言っていいレベル。
よほどピンポイントな対策などをしていない限りは無理をせず他のポケモンに交代しましょう。

ちなみに「はかいこうせん」「ギガインパクト」共に覚えられない。
第7世代出身のポケモンでは別に珍しくもないのだが、オニシズクモはそれらの技が第7世代出身に解禁された第8世代ですら頑なに覚えない
すいほうがあるから無くても問題ないと思われているのだろうか?


第8世代ではメインウェポン、サブウェポン共に没収されたものは特になし。
今世代ではなんとハイドロポンプを習得できるようになったので、110(ハイドロポンプ)×1.5(タイプ一致)×2(すいほう)=330という猛火力の特殊技を叩きこむことが出来るようになった。

ただし、現環境ではダイジェットが猛威を振るっており、むしポケモン全体が不遇気味。
特に鈍足が弱点のオニシズクモは、出番を間違うと何もできないままあっさり落とされてしまうことがままある。
さらに、エースバーンのキョダイカキュウはかたやぶりの効果もあるため半減できず致命傷を受けかねない。

トータルで考えると、高火力のみず技を出したい、という点だけでいえば、ウオノラゴンに軍配が上がってしまうのが辛い。
それでも、物理型か特殊型かぱっと見では分からないことに加えて、物理型でもやけどを無効にする特性が強みのため、いかくやけどで一方的には封じ込められないというのはウオノラゴンに負けない強みと言えるか。
せっかくの高火力を無駄にしないよう、チャンスを逃さずに繰り出したいところ。


第9世代では「ねっとう」を没収されてしまったが、「アクアブレイク」や「なみのり」「ハイドロポンプ」は続投のため、水技高火力担当としてなかなか優秀。
新技「ひやみず」も覚えることが出来る。もともと特殊耐久が優秀なので、物理型の相手に対しては威力2倍の猛ひやみずを浴びせて無理矢理押さえつけるといった堅実な戦い方も考えられる。
現環境の火力型は「素の種族値が高い」か「能力アップのブースト力が凄まじい」かの2択がメジャーであるため、特性で威力上乗せというのが意外に盲点であり、安易に対策されづらいというのも強み。

伸ばしたいのが火力である、弱点が明確である、といった特徴はテラスタルとの相性も良く、やや上級者向けだが環境にも乗り上げる実力を持っている。
手持ちに組み込む場合、先鋒を任せるのは荷が重いが「ねばねばネット」を撒けるという長所は生かしたい…というのがかなり悩みどころになりそうである。

なお、第9世代ではようやく「ギガインパクト」「はかいこうせん」が解禁されている。



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最終更新:2024年06月09日 00:27

*1 10%で素早さ1段階ダウン

*2 第6世代で威力が20→40に上方修正されている。

*3 ブレードフォルムのギルガルドとほぼ同値