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オニシズクモ

登録日:2017/03/21 Tue 19:00:00
更新日:2026/07/27 Mon 21:46:52
所要時間:約 5 分で読めます





ポケットモンスターシリーズにサン・ムーンから登場したポケモン

■もくじ


■データ


全国図鑑No.752
アローラ図鑑No.142
アーカラ図鑑No.069
ブルーベリー図鑑No.091
分類:すいほうポケモン
英語名:Araquanid
高さ:1.8m/3.1m(ぬし)
重さ:82.0kg/217.5kg(ぬし)
タマゴグループ:水中1/虫
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/むし

特性:すいほう(ほのおタイプの技を半減・やけど無効・みずタイプの技の威力が2倍)

隠れ特性:ちょすい(みずタイプの技を無効化し、HPを最大の1/4回復する)

HP:68
攻撃:70
防御:92
特攻:50
特防:132
素早さ:42
合計:454

努力値:特防+2

進化:シズクモ⇒オニシズクモ(Lv.22)


■概要


グソクムシャと同じく最終進化形としては初となるみず・むし複合のポケモンである。名前の由来は進化前のシズクモ+オニグモだと思われる。
蜘蛛をモチーフとしたポケモンは今作で3匹目となる(進化前を除く)。
ひょっとこみたいな可愛げのある顔をした進化前から一転してごつくクリーチャー感が増し、体長1.8m・体重82.0kg先輩の蜘蛛らと比べても一番サイズがでかい。
戦闘で初めて見た時のサイズ感に驚いた人も多いだろう。
どことなくピクミンあたりに出てきそうである。
こんなんが自分に近づいて来たら死を覚悟する。
色違いの配色になり更に禍々しさが増す。もはや完全に宇宙生物とかUBの領域である。
非常にカッコよく色違い厳選がしたくなる。

頭部にかぶっている水泡は陸上でも呼吸をするためにあるが、柔らかい頭部を守る役割も果たしている。
サンの図鑑では攻撃にも用いられていることが言及されており、ヘッドバットをして小さなポケモンを取り込み溺死させる。
弱肉強食な表現が目立つアローラ図鑑の中でもなかなかの残虐性である。
しかしその一方でムーンの図鑑によると面倒見がよく、小さな仲間を見つけると水泡に入れて守る事もある仲間想いな面もあるんだとか。
一部では、その水泡に入れた仲間をうっかり溺死させてないかとか心配されてるけど

ところでそんな万能な水泡をどうやって頭部や関節に固定させているのかは不明である。
そこら辺はファンタジーということで。


■ゲームでのオニシズクモ


野生では進化前のシズクモは「せせらぎのおか」、オニシズクモは「マリエ庭園」にのみ出現する。
同じタイプのアメタマとは生息地が一緒だが、しばしばエサを巡ってケンカするため仲が悪いらしく、実際アメタマ・アメモースが夜のみ出現なのに対してシズクモ・オニシズクモは昼のみ出現する。どちらかを捕まえようと思っている人は注意。
むしタイプらしく進化レベルが22と早いため、シズクモから育てても比較的早く進化させることが出来る。
オニシズクモが主に必要とする技はレベル技だけでも良いものが揃うので旅パ向け。
種族値は特防が非常に優れているが、攻撃性能は高くなく鈍足。
しかし後述の特性によって恐ろしいほどの火力を持つことになる。

それは固有特性「すいほう」。これは「自分が受けるほのおタイプのわざを半減する」「やけど状態にならない」というこれだけでもなかなか強力なものであるが、更に「みずタイプのわざの威力が2倍になる」というゲーム内では表示されない隠し効果が存在する。みずのベールたいねつは泣いていい
オニシズクモの最高火力である「アクアブレイク(威力85)」をこの特性に乗っけて放つとタイプ一致含めた威力でなんと255
1つの特性によって守りも固く攻撃も強いポケモンがここに生まれてしまったのである。
ちょすい?知らない子ですね…*1

この特性がオニシズクモの大きなアイデンティティとなっており、逆に言えばそれに依存する面が大きい。
つまり元の攻撃種族値が低めなのでみず技以外はあまり火力が出ない上に、特性を潰されるとほぼ機能停止してしまう。
例によってかたやぶりには貫通されるものの、やけど状態から回復する効果もあるため特に問題ないがかたやぶり炎技は半減できないのでそこは注意。

とはいってもストーリー中では特性を潰される機会はあまりないため十分エースになれる実力を持っているポケモンであると言えるだろう。
少なくとも逃げ癖がある同タイプの同期よりは使いやすい。

トレーナーではスイレンがエースとして使用する。
ミズZで殺される人が続出しているので注意。

ダブル限定のロマン砲ではあるが、「なかまづくり」でカイオーガに「すいほう」を渡すと誰も止められなくなる。



剣盾にも続投。
ストーンズ原野の雨天時にシズクモがシンボルエンカウントするため、捕まえて仲間にするのは容易い。
★5のオニシズクモも多くの巣穴で出現するが、オニシズクモの場合は通常特性のほうが優れているため、育てたいならば素直にタマゴから孵すほうが手っ取り早いかもしれない。

剣盾の全ポケモンと共通で、オニシズクモもカレーを食べる。
カレーなどという液状の食べ物を口にしようとして、水泡と混ざってしまわないのかは謎。

剣盾の第一弾ダウンロードコンテンツ「鎧の孤島」で覚えられる教え技については、残念ながら、むしタイプの「はいよるいちげき」のみで、みずタイプの「クイックターン」は習得できない。
すいほうの高火力でクイックターンを撃たれては相手もたまったもんじゃないので真っ当ともいえる

SVにはDLC第二弾にて復活し全国のオニシズクモファンが歓喜した。
アローラのような南国に近い環境といわれるコーストエリアに生息している。
新システムであるテラスタルと相性が良くみずテラスタルによってただでさえ高い攻撃力を更に増強出来る。またむしタイプが消えるため弱点も減るがくさタイプが新たに弱点に増えることは注意が必要である。
ねっとうが没収されて代わりにひやみずを習得した。

レンタルポケモン

【USUM】
型1:ひかりのこな:のんきHB:どくどく/たくわえる/かげぶんしん/アクアリング
型2:オボンのみ:のんきHB:ねっとう/きゅうけつ/ふぶき/ミラーコート
型3:たべのこし:わんぱくHB:アクアブレイク/とびかかる/かみくだく/たくわえる
型4:たべのこし:しんちょうHD:アクアブレイク/とびかかる/どくづき/まもる

型1は「ひかりのこな」と「かげぶんしん」と「たくわえる」で回避と耐久を上げ、さらに相手に「どくどく」を浴びせる耐久害悪型。「アクアリング」により体力も徐々に回復していく。但し「ちょうはつ」に弱い点は注意したい。型2は相手の物理には「ねっとう」でやけど状態にし、相手の特殊には「ミラーコート」による反射で沈めさせれる。減った体力も「オボンのみ」や「きゅうけつ」で戻せる。最もくさやドラゴンには「ふぶき」を撃ったほうが早いかもしれないが。型3は「とびかかる」で相手の攻撃を下げ、「たくわえる」でこちらの耐久を上げる物理受け型。「たべのこし」持ちなので体力もじわじわと回復する。

【剣盾】
ダイマックスアドベンチャー:ちょすい:アクアブレイク/とびかかる/どくづき/なかまづくり

特性が「すいほう」ではないが、それでも「ちょすい」持ちなので相手のみずタイプが怖くなく、「なかまづくり」でみず弱点の仲間の特性を「ちょすい」に上書きさせる芸当も可能。
技構成もなかなか優秀で、「アクアブレイク」や「とびかかる」で相手の能力を可能な限り下げさせたいところ。

■対戦でのオニシズクモ


合計種族値こそ454とかなり低く、素早さ種族値も42とかなりの鈍足ではあるが、
みず複合と特性のおかげで弱点3半減5と耐性はそこそこ良好。
HPこそ低めだが防御はそこそこ、特防はかなり高く、耐久力も悪くない。
前述の特性のおかげでみずタイプの技に限っては攻撃性能も十分。
鈍足高火力高耐久という点で本人は覚えられないが「トリックルーム」との相性も悪くない。

メインウェポンは攻撃種族値の方が若干高いので「アクアブレイク」が最も候補に上がるだろう。
特性すいほうの時、みずタイプ技に限っては攻撃面に特化した場合の実数値268となり、
これは攻撃特化の時の実質種族値が192となったようなものである。
前述の通り特性のおかげで物理技の与ダメージが半減してしまうやけどにならないのもおいしい。

またいかくの影響を受けない特殊型も優秀。
特攻特化だと実質種族値は152もあり*4、ここまで来ると「ねっとう」がかなりの脅威となる。
みずタイプを半減するくさタイプやドラゴンタイプの弱点を突ける「れいとうビーム」が積みやすくなるのも嬉しい所。

技範囲はかなり狭く、物理のサブウェポンは「きゅうけつ」や「とびかかる」くらいしか無い。
一致技ではあるものの特性の対象外のためたとえ弱点でもアクアブレイクに火力が劣るが、両方とも追加効果が優秀。
「かみくだく」や「どくづき」なども習得はできるが、みず技でゴリ押した方がいい場面も多く採用されることはほぼない。

特殊のサブウェポンとしてドラゴン対策に「れいとうビーム」や「ふぶき」を覚えさせる人もいる。
一応「ギガドレイン」なども習得できるが、やはりみず技でゴリ押した方がいい場面も多く採用されることはほぼない。
また高い特殊耐久により特殊技で一撃で倒されることは少ない事を利用した、特殊技で受けたダメージを倍にして返す「ミラーコート」も強力。

変化技は変わったものが揃っており、
自身の数値だけなら低い攻撃力と特殊攻撃力を相手と足して半分にすることで相手の弱体化と自身の強化ができる「パワーシェア」
選択したポケモン(敵味方問わず)の特性を自分と同じものにでき、ダブルバトルでは特に味方を強化できる「なかまづくり」
これまたダブルバトル向きで全体攻撃技から味方と自身を守る「ワイドガード」などを習得できる。

相手の素早さを下げて無理やり自身の低い素早さを補う「こわいかお」、物理技のダメージを減らす「リフレクター」
自身のみず技が半減されてしまうので使いにくいが「みずびたし」なども習得できる。
傾向としてややダブル向けの変化技が多いか。

そして特筆すべき変化技はねばねばネット」。これは場にねばねばネットを設置し、
ひこうタイプや特性ふゆうなどの浮いているポケモン以外が相手の場に出た際に素早さを1段階下げる強力な技となっている。
オニシズクモがかなり鈍足気味で、使用したターンに場にいた相手のポケモンに効果がないことから
自身とはあまり相性が良くないが、自身の後続のエースポケモンをサポートすることができる。

その他、「あまごい」でみず技の強化が可能。

道具は攻撃面重視なら「ミズZ」や「しんぴのしずく」、「こだわりハチマキ」など。特性上同じ技を連発する機会も多いためハチマキは相性が良い。
耐久力を上げるなら「とつげきチョッキ」か「たべのこし」の選択となるが「たべのこし」は「たくわえる」と組み合わせると防御を上げつつ回復が出来る。

弱点としては、鈍足かつ、みず技や特性への依存度が非常に高いこと。

耐久面こそ優秀ではあるが素早さの関係上、後手に回りがちとなってしまう。
特に先制技を覚えないため鈍足をフォローしにくい。とはいえ「アクアジェット」なんて覚えようものなら強力すぎたかもしれないが。

みず技の火力こそ特筆すべきものがあるが、それ以外の技の火力は微妙であり技範囲も前述の通り非常に狭い。
基本的にやることが、特性頼りのみず技のゴリ押しとなってしまう。

よってナットレイなど高耐久でみず半減のポケモンを出されたら流石に厳しくなる。
また、前述の通り特性を消してくるデスカーンも苦手である。

代表例として挙げたこの2匹は、特にメインウェポン筆頭の「アクアブレイク」が接触攻撃であることもあり天敵と言っていいレベル。
よほどピンポイントな対策などをしていない限りは無理をせず他のポケモンに交代しましょう。
最悪「ねばねばネット」だけでも撒いてしまえば仕事したと割り切ってしまうことはできなくもないが。

ちなみに「はかいこうせん」「ギガインパクト」共に覚えられない。
第7世代出身のポケモンでは別に珍しくもないのだが、オニシズクモはそれらの技が第7世代出身に解禁された第8世代ですら頑なに覚えない
すいほうがあるから無くても問題ないと思われているのだろうか?

第8世代ではメインウェポン、サブウェポン共に没収されたものは特になし。
今世代ではなんとハイドロポンプを習得できるようになったので、110(ハイドロポンプ)×1.5(タイプ一致)×2(すいほう)=330という猛火力の特殊技を叩きこむことが出来るようになった。

ただし、現環境ではダイジェットが猛威を振るっており、むしポケモン全体が不遇気味。
特に鈍足が弱点のオニシズクモは、出番を間違うと何もできないままあっさり落とされてしまうことがままある。
さらに、エースバーンのキョダイカキュウはかたやぶりの効果もあるため半減できず致命傷を受けかねない。

トータルで考えると、高火力のみず技を出したい、という点だけでいえば、ウオノラゴンに軍配が上がってしまうのが辛い。
オニシズクモ以上の火力を出せる後輩のイダイトウ♂なども選択肢に入ってきてしまう。

それでも、物理型か特殊型かぱっと見では分からないことに加えて、物理型でもやけどを無効にする特性が強みのため、
いかくやけどで一方的には封じ込められないというのはウオノラゴンに負けない強みと言えるか。
上述の2体に比べて癖こそ強いが優秀な補助技を習得できるため、ゴリ押しだけではなく、相手をかく乱していけるのも強み。
せっかくの高火力を無駄にしないよう、チャンスを逃さずに繰り出したいところ。

第9世代では「ねっとう」を没収されてしまったが、「アクアブレイク」や「なみのり」「ハイドロポンプ」は続投のため、水技高火力担当としてなかなか優秀。
新技「ひやみず」も覚えることが出来る。もともと特殊耐久が優秀なので物理型相手が課題となるオニシズクモだが、今作なら物理型の相手に対しては威力2倍の猛ひやみずを浴びせて無理矢理押さえつけるといった堅実な戦い方も考えられる。
現環境の火力型は「素の種族値が高い」か「能力アップのブースト力が凄まじい」かの2択がメジャーであるため、特性で威力上乗せというのが意外に盲点であり、安易に対策されづらいというのも強み。

伸ばしたいのが火力である、弱点が明確である、といった特徴はテラスタルとの相性も良く、やや上級者向けだが環境にも乗り上げる実力を持っている。
手持ちに組み込む場合、先鋒を任せるのは荷が重いが「ねばねばネット」を撒けるという長所は生かしたい…というのがかなり悩みどころになりそうである。

なお、第9世代ではようやく「ギガインパクト」「はかいこうせん」が解禁されている。



追記・修正はすいほうの中からお願いします。


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最終更新:2026年07月27日 21:46

*1 テラレイドバトルではとびかかるやワイドガードを使ったり、なかまづくりでちょすいを付与してみず技をメインウェポンとする敵を牽制するなど、デバッファー兼サポーターとしての適性が高いため、限定的ではあるが注目されるようになった

*2 10%で素早さ1段階ダウン

*3 第6世代で威力が20→40に上方修正されている。

*4 ブレードフォルムのギルガルドとほぼ同値