ガマゲロゲ

登録日:2021/05/21 Fri 17:48:10
更新日:2025/05/16 Fri 10:39:39
所要時間:約 5 分で読めます





こぶしの コブを 振動させると パンチの 威力が 倍増する。 一撃で 大岩を 粉砕。

ガマゲロゲとはポケットモンスター ブラック・ホワイトにて初登場したポケモンである。

■データ


図鑑番号:イッシュNo.43/全国No.537
分類:しんどうポケモン
英名:Seismitoad
高さ:1.5m
重さ:62.0kg
タマゴグループ:すいちゅう1
性別比率:♂50♀50

タイプ:みず/じめん

特性:すいすい(あめが降っている時は「すばやさ」が2倍になる)
  /どくしゅ(接触技で攻撃した時、3割の確率で相手をどく状態にする)
隠れ特性:ちょすい(みずタイプの技を受けると無効化し、HPを1/4回復する)

種族値
HP:105
攻撃:95(BW2までは85)
防御:75
特攻:85
特防:75
素早さ:74
合計:509

4倍:くさ
1/2:ほのお/いわ/どく/はがね
無効:でんき
※特性「ちょすい」の時、みず無効

進化オタマロ→ガマガル(Lv25)→ガマゲロゲ(Lv36)


■概要


ニョロトノドクロッグに次いで登場したカエルモチーフのポケモン。
こちらは名前通り、ガマガエル(ヒキガエル)に似ている。
青い牛蛙と言えば大体の人は通じるだろう。

体にはぶつぶつができて目は充血している。
進化前と違い二足歩行のカエルの姿で、オタマロとガマガルの要素が影も形もなくなっている。

なお、ぶつぶつ自体は恐らくドラムセットがモチーフで、頭と肩がタムタム、前足がフロアタムとスネアドラム、背中がシンバル、腹の模様はバスドラムを表現していると思われる。

結構人を選ぶ見た目であり、ポケモン界隈ではブサイクの喩えとして彼の名前が使われるほど。だが、図鑑説明では「コブが 起こす バイブレーションが マッサージに 良いと 老人に 大人気の ポケモンだ。」と書かれている。

ちなみに8世代の図鑑によれば、上記のドクロッグとは近縁種らしい。


■ゲームでのガマゲロゲ


BWの序盤ではヤグルマの森に出現するオタマロが貴重なみずタイプなので、ミジュマルヒヤップがいなければコツコツ育てて進化させても良い。
「バブルこうせん」や「マッドショット」といった使いやすい技も早めに覚えてくれる。
攻撃技のバリエーションが物理・特殊共に中途半端なのも努力値を偏らせるのが非現実的な旅パではさほど気にならない。
BW2では殿堂入り後に訪れることになるので序盤の戦力としては使えなくなったが、代わりに森の外部で野生のガマガルも出現する。
ガマゲロゲは8番道路の水面(ポケモンの影)に出現するが、確率は低いのでガマガルから進化させた方が手っ取り早いかもしれない。

剣盾ではワイルドエリアに固定シンボルが出現するようになった。

ストーリー上での主な使用トレーナーはゲーチスダンデ*1
PWTではヤーコンも使用する。


■対戦でのガマゲロゲ


種族値的には比較的バランスのとれた感じ。
因みに体重は62.0kgで、「けたぐり」と「くさむすび」の威力は80となる。まぁ後者は4倍なのでほぼ即死だろう。

同タイプの中では素早さが高く特性「すいすい」もある為、雨パのアタッカーとして活用できる。

もう一つの特性「どくしゅ」は新たな特性で、従来の攻撃を受けた時に発動する「どくのトゲ」とは逆にこちらから攻撃した時に発動する。
「どくづき」の追加効果とあわせれば51%の確率で毒を狙える(まぁそこまでするぐらいなら初めから「どくどく」を使った方が早いが)。

種族値的には物理型・特殊型どちらでも運用可能な数値だが、他のみずタイプに比べて水・技が乏しいのが難点。USUMではアクアブレイク習得者が大幅に増えたのに、そこでもガマゲロゲは貰えなかった。
物理では「たきのぼり」「アクアブレイク」等の水技が一切なく、特殊では「れいとうビーム」「ふぶき」等の強力な氷技がない。
このため、物理メインの型でも「ハイドロポンプ」等を搭載した両刀型として使わざるを得ない。
氷技が無くともくさタイプにはまだ毒技で弱点を突けるが、ドラゴンタイプ等には威力の劣る「こごえるかぜ」頼りになってしまう。
物理型だと「れいとうパンチ」が使えるが、「いかく」のボーマンダランドロス、「さめはだ」のガブリアス相手には辛い。

また全体的に火力の極端化が進む第7世代においてはそのバランスの良い能力値が災いし力不足な感も否めない。
雨パは火力が重要なだけにこれらの欠点はなかなか大きい。
「すいすい」持ちかつ耐久力がそこそこという点から「たべのこし」を持たせた毒まもみが型で使うのも手。同じ「すいすい」持ち水地面のメガラグラージとはこの辺で差別化してみるといいかも。

そして第8世代こと剣盾でついに念願の水物理技である「アクアブレイク」と「ダイビング」を習得した。これにより物理型一辺倒も可能になった。
なお、相変わらず「たきのぼり」や「れいとうビーム」、「ストーンエッジ」は覚えない。しかし、剣盾では強力な氷4倍勢が軒並み不参加のため、氷技不足はそれほど気にならないか。

さらにダイマックスにより「ダイストリーム」で殴りながら自ら雨を降らせるようになったため「すいすい」による全抜きエース型が大幅に強化。
前述の物理技の追加によって型の読みにくさに拍車がかかり、読み違えると一気に上から制圧される。メガラグラージもいないので彼のポジションを受け継いだ形だ。
「ちょすい」もダイマックスからの能力アップで抜きにかかるギャラドス、エラがみによる超火力を誇るウオノラゴンを食い止められるため有用性が増した。ただし、インテレオンのキョダイソゲキは貫通されるので注意。
また、多くのポケモンが没収される形となった「どくどく」をタマゴ技で保持することで、エースと見せかけ居座りや耐久型つぶしをこなすことも可能だ。

メインウェポンは「なみのり」or「ハイドロポンプ」or「ねっとう」or「アクアブレイク」・「じしん」or「だいちのちから」(タマゴ技)。
サブウェポンは物理が「れいとうパンチ」「どくづき」「ドレインパンチ」「かわらわり」「いわなだれ」「がんせきふうじ」「しっぺがえし」「パワーウィップ」。
特殊が「ヘドロウェーブ」「ヘドロばくだん」「くさむすび」「きあいだま」「こごえるかぜ」「めざめるパワー」。
めざめるパワー」はナットレイに有効なほのおか、ギャラドスやペリッパー等みず対策のでんき辺りがおすすめ。
変化技は「あまごい」「アクアリング」「ステルスロック」「どくどく」「みがわり」「まもる」「ねむる」等。


■アニメでのガマゲロゲ


ポケットモンスター ベストウイッシュ』第65話でセイン少年が父親から借りてきたポケモンとしてペンドラーと一緒に登場。
成り行きでサトシピカチュウと当時はまだゲットされていなかった野生のワルビルとダブルバトルをするが、経験値やチームワークの差もあって敗れた。

ちなみに、進化前のガマガルはサトシの手持ちにもいる。CVはたかはし智秋


ポケモンカードゲームでのガマゲロゲ


BW環境における要注意ポケモンの一角。
「ガマゲロゲEX」の技「ブルブルパンチ」は次の相手の番のグッズ使用を封じるという強烈なロック能力で2014年頃の環境を荒らし尽くした。



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最終更新:2025年05月16日 10:39

*1 最初にサルノリを選んだ場合