登録日:2026/09/08 Tue 14:10:00
更新日:2026/09/09 Wed 19:33:07NEW!
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「火星さえもガミラスの勢力圏に落ちていた」
「我々は、火星の後継者だ」
「南の空に赤く見える火星には、ウルトラマンAがパトロールしているはずだ」
「オーサカでは火星人のポッドを何体か倒したそうだ」
火星とは、太陽系の第四番目の惑星である。
英名での名前の由来はローマ神話の軍神マルズ、またはマーズ(Mars)などとも言う。
基礎データ
| 英名 |
Mars |
| 太陽からの距離 |
約2億2790万km |
| 近日点 |
約2億670万km |
| 遠日点 |
2億4930万km |
| 直径 |
6794km(地球の半分/太陽の約205分の1) |
| 質量 |
6垓4171t(地球の約9分の1) |
| 重力 |
0.38(地球を1とする) |
| 公転周期 |
約687日 |
| 自転周期 |
約1.03日(24時間37分22秒) |
| 表面温度(平均) |
-43℃ |
| 最高 |
約20℃ |
| 最低 |
-140℃ |
| 分類 |
岩石惑星 |
| 衛星の数 |
2 |
| 地球に近づく周期 |
780日 |
| 年齢 |
約46億歳 |
【概要】
名前の通り、火のように真っ赤な外見の惑星で、目のいいひとなら夜空で肉眼で見ることができる。
そんな色ゆえに、戦乱や男らしさの象徴とされ、火星を表すシンボルマークはそのままオスを意味する「♂」である。
直径は約6,800キロメートルで地球より小さい(だいたい地球の半分強)。重力は地球の1/3で、大気の95%を二酸化炭素が占める。
地球からはもっとも近い惑星で、金星に比べたら環境が穏やかで、木星のようなガス惑星でもないために探査が特に熱心に行われている惑星であり、後述するように移住計画も出てくるようになった。
近年では、火星探査機「マーズパスファインダー」の活躍が記憶に新しいところである。
惑星の大部分は
砂漠で、赤い色は岩石に含まれる酸化鉄によるもの。
大気は薄く、砂漠のような風景に反して温度は低い。
表面には太陽系最大の火山である
オリンポス山(標高
21700m)や、長さ
4000㎞にも及ぶマリネリス大峡谷などがある。
生物の存在は現在の所は確認されていない。
しかし水があることは確認されており、生物が存在する可能性は現在でも完全に否定されていない。
地球と火星は両方とも異なる周期かつ楕円軌道で太陽の周りを回っているため、時期によって距離が大きく異なる。
最も近い時期で約5,500万km、遠い時期だと約4億100万km程。
楕円軌道を考慮しないならおおよそ2年半ごとに最接近する。大接近が16〜18年毎に起こり、前回は2018年が大接近だった。だが大接近した時でも月の約60分の1の大きさにしか見えないため、模様を見るには望遠鏡が必要となる。
電波を使って光速で通信をする場合、一番近い時期で片道3分、遠い時期だと22分以上、平均的な距離で12分半ほどかかるので、物語の舞台にするときは覚えておくといいだろう。
地球から打ち上げられた探査機は概ね半年前後の期間をかけて火星に到達している。
SFテクノロジーの宇宙船なら宇宙空間でもエンジンによる再加速ができるので、もう少し短縮できると思われるがそれでも数週間はかかると言われている。
【衛星】
フォボスとダイモスという2つの衛星が存在している。
名前はいずれもギリシャ神話に登場するアレス(ローマ神話におけるマルス)とアフロディーテの子供の名から取られている。
フォボスは敗走や恐怖、混乱を司る神で、ダイモスは不安や動揺を齎す神である。
そして、彼らは戦場で父であるアレスの戦車に付き従うという事から、1877年にこれら衛星を発見したアメリカの天文学者アサフ・ホールによって名付けられた。
なおフォボスは少しずつ火星に近づいており、約1億年後に火星に激突し、火星に環ができる可能性がある。
また、どちらも非常に小さな衛星であることも特徴。
一番径の大きい部分でもフォボスは27km、ダイモスに至っては16kmしかない。
歩いてでも余裕で一周可能なほどの小ささである。
【火星移住計画】
後述するようにフィクションでは無数の作品が登場しているが、2020年代以降になると技術革新が進んだこともあり、本格的な移住計画がNASAは勿論、世界各国から発表されるようになった。
中でも有名なのがイーロン・マスク氏率いる「スペースX」の計画で、2050年までに100万人の移住と大型宇宙船の導入を計画している。
背景には近年地球が気候変動や資源枯渇といったリスクに直面し、生活が困難になった際のバックアップ拠点を確保する必要に迫られたことが大きい。
また、前述したように水も大気もあるほか1日が24時間と地球に近い環境で、探査機でも比較的短期間で到達可能な点も移住に適しているといえよう。
大気についてもNASA火星の二酸化炭素から酸素を生成する実験に成功しているほか、温室効果を利用して気温を上昇させる実験に取り組むなど、技術的にも人間が住める可能性が示唆されている。
【創作の世界における火星】
アニヲタ的にはこっちのほうが本題だろう。
望遠鏡でも容易に観測できる身近な惑星ということから、昔からSF作品などでは火星を主題にした作品が数多く作られてきた。
古典SFの時代から「火星には運河があって、タコのような宇宙人が住んでいる」という話は誰しもが聞いたことがあるだろう。
火星をモチーフにしたキャラクター、火星を舞台にした作品も無数にある。
文字通り、星の数ほどの割合で創作界隈を支えてきた星と言って過言ではない。
古典SFの金字塔。「タコのような見た目の火星人」と言う設定や、「宇宙人が地球を侵略しに来る」導入展開のテンプレとなった作品。
アメリカでは本作自体が度々映画化・映像化されている。
火星人や兵器(建物を見下ろす程足の長いトライポッド)のビジュアル等、影響を受けた後年の作品は枚挙に暇がない。
- 火星のプリンセス(1917年、エドガー・ライス・バローズ作)
SF……というより現代の異世界転生物のようなヒロイックファンタジー的作風をもつ。
幽体離脱したと思うと火星に肉体を備えて転移してしまった主人公は低重力から地球の何倍もの体力を発揮してのチャンバラを繰り広げて、その武勇から獰猛な亜人の尊敬を得たり人間型火星人と恋愛したりする。
『宇宙戦争』が古典SFの金字塔ならこちらはブラックコメディSFの金字塔。
火星人が地球にやってきて、親善ムードかと思ったら突然ブチ切れて人類殺戮を開始、豪華俳優陣が片っ端から火星人にぶっ殺されまくるという金のかかった悪ふざけの極致みたいな映画。(※褒め言葉です)
「異文化の生き物が考えていることは予測がつかない」というのを、可能性としては最も現実的な「火星人」を用いて描いた傑作である。地味に「火星人といえばタコ型宇宙人」という先入観を脱している。
探査ミッションの最中、不慮の事故で火星にただ一人置き去りにされた宇宙飛行士が科学を駆使して生活環境を整え、どんな状況でも決して尽きないユーモアと前向きさで健全なメンタルを維持して生き抜いていく様を描いたSF作品。
専門的かつ説得力がありながらもとっつき易い科学の描写やエンタメ性溢れるストーリー等が好評を博し、2015年にはマット・デイモン主演で『オデッセイ』(原題は原作と同じく「The Martian」)として映画化。
「火星でジャガイモを育てて生き残ろうとする男の話」という説明から、日本国内では「
火星DASH村」とも表現された。
ちなみに全編通してリアルな描写にこだわっておりハードSFとしても評価されている本作だが、最大級の
嘘は
物語の発端となった火星の大嵐だったりする。
実際の火星は大気の密度が低すぎて重量物が巻き上げられるような威力にならないため、作中のような事故は起こり得ないのだ。
近所に住むUFOマニアの性格を利用してガセネタの提供と引き換えに甘い汁を吸う
スネ夫とその話に乗る
ジャイアンに対抗しようと、
のび太と
ドラえもんはひみつ道具を使って
進化を捏造して火星人を誕生させた。
やがて火星人は文明を築き
地球の実態を調査しにくるが、彼らの思惑が意図せず両陣営を翻弄していく。
テラフォーミングにより住みやすい環境になっており、巨大な運河が流れ、観光用にタコを改造した火星人が生息している。
主人公の21エモンは学校での遠足と後半での無銭旅行で2回訪れている。
ある回で人々が「火星への期待」をそれぞれに夢見るシーンが登場。
…が、そのロマンを語り部のナンデモカンデモ博士が丁寧に一つづつ1950年代当時における科学的な考察で潰していき、結果オチでは全員夢を壊されげんなりした顔になっていた。
手塚治虫のSF漫画では、本作の舞台となる開拓惑星。
最初にアメリカ人が到達したのでかなり西部開拓時代風の文化が根付いている…のだが、原住民(火星人)に対する搾取・虐殺まで西部開拓時代を踏襲している。
主人公のキャプテンケンは地球出身の為、火星居住者よりも身体能力が高い。
主人公チームのセーラー戦士たちのモチーフは太陽系の各惑星で、そのうちの火野レイは火星をシンボルとしたセーラーマーズに変身する。
また、登場自体はほぼないが、火星の衛星と同じ名のフォボスとディモスというカラスを飼っている。
火星の先史文明の遺産を巡っての戦争が繰り広げられる。
また、物語以前には地球人の植民地が火星に存在したが、本編より以前に陥落しており、ここに取り残された人々を救出するのが序盤の目的だった。艦長の凡ミスが原因で完全な大失敗に終わってしまったが…
劇場版ではその遺産を悪用した火星の後継者たちと名乗るテロリストが敵。
火星圏に複数のコロニーが稼働しており、その中の一つ「オーストレールコロニー」では過酷な環境において要職に就く人物に最適な遺伝子調整をされたコーディネイターを採用するという政策が執られていた。
その内容は
ギルバート・デュランダルが構想した「
デスティニープラン」に通じるところがあり、彼に興味を持たれていた。
ネタバレになるので詳しくは書かないが、中盤以降言及があったり舞台になったりする重要地点。
火星テラフォーミング完了後で、火星住人の中でも階級社会が生まれるくらいには入植と定着が進んでいる時代を描く。
シェルターではなく大気圏内で普通に人々が畑を耕して暮らしており、スラム出身の子が多数いるなど長時間屋外で過ごすのも問題ない模様。
物語の開始も火星から始まり、貧富差が激しくなっている火星住人の待遇改善や独立を目標として地球を目指す。
火星がテラフォーミングされており、火星と地球間をまたいだ壮大なドラマが繰り広げられる。
令和リメイクのウルトラマントリガー及びウルトラマンデッカーの世界でもテラフォーミングされており、闇の巨人やスフィアなどの侵略者との戦いの舞台になる。
21世紀、地球の人口問題と資源問題に限界を感じた人類は火星を開拓するべく、その第一陣として遺伝子改良した苔とゴキブリを積載したロケットを火星に送り込み、人類が活動できる土壌を整える計画を発令。
それから500年後、有人調査隊が火星へと降り立つ。500年間のテラフォーミングの甲斐あって、火星は生身での活動が可能な環境となっていた。
が、そこで彼らが目にしたのは、異常とも言える進化を遂げ、人類と同等以上の戦闘能力と知性を身に着けたゴキブリ「
テラフォーマー」の集団だった……。
以降は火星を舞台にしつつ、誰がいつどこで死ぬかも分からないバトルとサスペンスが繰り広げられる事となる。
名前はそのまんま火星人の直訳…だが実は地球外のどこの出身かは不明らしい。
見た目は宇宙戦争のそれをモロにモチーフにした、触手のような無数の足が生えたタコ型の宇宙人。
テラフォーミングしたのはいいが、予想外の氷の融解によって水の惑星になってしまった火星を舞台にした漫画およびアニメ。
そののんびりとした作風が癒しを求めていた人々にスマッシュヒット。その人気からアニメ映画として続編がでたり、
連載終了からだいぶ経った2022年に「Colori Colore Creare」という世界観を継承した続編が出たりしている。
テラフォーミングされた火星には文明が築かれており、本作の舞台となっている。
シリーズ最強の
ランカーとの呼び声高いメイトヒースも火星在住。
本作と
次回作から
ACシリーズを始めたプレイヤーは火星人と呼ばれたりする。
次回作のAAは舞台を地球に移しているものの、火星出身のレイヴンが何名か登場している。
主にプレイステーション2を中心に展開された、コナミのロボットアクションゲームとその関連作品群。
人類がその生存領域を木星近辺まで広げた22世紀の未来を舞台としており、火星以遠の宇宙は地球の植民地として扱われている。
そんな中、火星に16ある州(カウンティ)の中で最も反地球意識の強い「バシリア」は軍事組織「バフラム」を結成。
更に木星で発見された特殊金属メタトロンとその関連技術を利用した新兵器「オービタルフレーム」を開発した。
第一作では木星圏のスペースコロニー、続編となる
ANUBIS ZONE OF THE ENDERSでは主に火星を舞台に戦う事になる。
地球生まれの地球育ち、火星に行った事がない主人公のダグラス・クェイドは、ある時よりリアルな火星の夢を見るようになっていた。
そんなある日「旅行の記憶を売る」リコール社を訪れ、自分が夢に見ていた火星旅行の記憶を植え付けてもらおうとリクエストする。
だが記憶植え付け前にクェイドは大暴れし、リコール社のスタッフからは「彼は実際に火星に行った事があるのでは」と分析される。
その後仕事仲間や妻の襲撃を受けるも辛うじて撃退し逃走、逃走中に謎の男から受け取ったカバンのモニターにはクェイドとそっくりの男…ハウザーが映し出された。
『ダグラス・クェイド』とはハウザーがある事情により記憶を消された仮の人物であるという衝撃の事実を突きつけられたクェイドは、ハウザーのメッセージに従い火星を目指す。
火星の地表に生身で投げ出されて気圧差で目玉が飛び出る演出、巨大なおばさんの頭部が割れて中からクェイドが姿を現すシーンなど、エログロやシリアスな笑いに満ちた名作。
その名の通り火星への入植を目指して環境改善や投資を行うボードゲーム。プレイ人数1~5人。
目安プレイ時間120分にもなる大作で、いわゆる重量級ゲーム(重ゲー)を代表する作品の一つ。
ボドゲを扱うショップやコーナーには大抵片隅に1個は置いてあり、赤茶色のデカい箱の存在感が凄い。あと拡張も多い。
火星出身の宇宙人のみなさん、追記・修正お願いします
- 待ってくれ!火星の王のセリフを引用しておいて、創作の世界における世界の欄に俺たちの作品について言及がないのはスジがとおらないんじゃねえか? -- 名無しさん (2026-09-08 18:46:24)
- 何やかんやで近いのは正義である(光年や光速の扱い的に) -- 名無しさん (2026-09-08 19:45:40)
- スパロボTと30ではガン✕ソードのエンドレス・イリュージョンの代用として出たという記憶が新しい。 -- 名無しさん (2026-09-08 19:46:13)
- バロウズの『火星シリーズ』の記述を忘れてますよ -- 名無しさん (2026-09-08 20:36:56)
- スタートレックでは、D型エンタープライスやディファイアント、ヴォイジャーを建造した、ユートピア・プラニシア造船所が軌道上に置かれている -- 名無しさん (2026-09-08 21:05:07)
- 火星には、我々の嫌いな(以下無言) -- 名無しさん (2026-09-08 21:30:50)
- ↑「じょうじ!!!」 -- 名無しさん (2026-09-08 21:43:03)
- 火星といえばゆめにっきの火星さん -- 名無しさん (2026-09-08 22:03:13)
- 火星の裁き(甘口カレー) -- 名無しさん (2026-09-08 22:37:25)
- 真ゲッターが最期にたどり着いた場所 -- 名無しさん (2026-09-09 03:01:58)
- マット・デイモン版の『オデッセイ』が地上波放送されて時、デイモンがジャミラってなんだ?と困惑してたなw -- 名無しさん (2026-09-09 09:02:06)
- 冒頭のネタ台詞が際限なく増えてもあれなので入れ替える形にしてもらってもいいですか? -- 名無しさん (2026-09-09 11:30:51)
- 仮面ライダービルドでもパンドラボックスとかベルナージュ達火星人の文明があったりはしたけど、あんまり舞台にはならなかったな…結局並行世界の融合で無かったことになっちゃったし -- 名無しさん (2026-09-09 13:52:33)
- Z.O.Eが入ってないな。でも詳細に書けるほどの知識がないから追記ができないな… -- 名無しさん (2026-09-09 14:17:44)
- たまに壊される作品もある。アラレちゃんとかザ・ヘッドマスターズとか -- 名無しさん (2026-09-09 15:12:26)
- 『我々のデータに無い行為』の古典・『火星人ゴーホーム』……は古典すぎて書けん…… -- 名無しさん (2026-09-09 19:32:06)
最終更新:2026年09月09日 19:33