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*ハートキャッチプリキュア! おしゃれコレクション 【はーときゃっちぷりきゅあ! おしゃれこれくしょん】 |ジャンル|ファッションデザイン、ミニゲーム集|&amazon(B003UEQNIQ)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|DSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|不明|~| |発売日|2010年8月5日|~| |定価|5,040円(税5%込)|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |セーブデータ|2個|~| |判定|なし|~| |ポイント|楽しめるのは小学校低学年までか&br;イベントはそこそこ多様&br;キャラのアニメーションに難あり|~| |>|>|CENTER:''[[プリキュアシリーズリンク>プリキュアシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) **特徴 プリキュアシリーズの7作目にあたるシリーズ「ハートキャッチ! プリキュア」を素材としたミニゲーム集。本来幼児向けとして作られているため、難易度は全般的に低い。制限時間機能付きであり、またテキストは全編ひらがなであり、比較的短いスパンで区切られている。 ***ゲームの流れ プレイヤーはハートキャッチプリキュアの舞台となる街で、妖精シプレやコフレとともに洋服屋を切り盛りすることになる。ゲーム開始時にお店の名前(8文字以内)と看板のデザイン(全八種類×3色から選択)を決めることになり、看板がそのままゲームのセーブデータ欄になる。&br; 作中では、プレイヤーはお店にくるお客さんに洋服をプレゼントし、後述のスタンプを集めていく。プリキュアは店の手伝いとしてプレイヤーに語りかけてくれ、ミニゲーム等のガイドは妖精のコプレやシプレが担当する。 -スタンプ --客の依頼に応じたり、ファッションショーを開くことで(後述)たまっていく。 --スタンプ枚数がゲームの進捗状況と概ね関連している。一定枚数溜まるごとにゲームに変化が訪れる。 ---新しいミニゲーム等が解放されたり、おみせが改装されて所持できる洋服が増える。 ---また型紙が増えたり、前のシリーズのプリキュアがおみせのエントランスから来訪して新しい柄の生地をくれるなどする。 ---初期に店番に呼べるキャラは「キュアブロッサム」のみだが、こちらもスタンプの枚数に応じてだんだんと増えていく。 **地形・設備等 -またゲームは大きく分けて、店内、アトリエ、まちの3つのリージョンに分かれている。 --リージョン切り替えるには右上のカーソルをタッチする。 #region(close,リージョンの詳細) ***店内 -クローク --店内の着せ替え部屋を選ぶと、着せ替えたいキャラを誰か一人選択してからコーディネートできる。 ---コーディネートに使えるのは、いままでアトリエで作った服とパスワードで手に入る限定品の二つ。 ---間違えて同じ服を作ってしまった時には、「おかたづけ」のアイコンで捨てることも可能。 -マネキン --店の隅に置かれているマネキン。 --自分で作った服から何かを選んでコーディネートできる。ゲーム中に特に意味がある訳ではない。 ***アトリエ -洋服製作  --型紙(帽子、トップス、ボトムス、靴の4種)を選んでから、型紙を切り抜き、ミシンで縫う作業をタッチペンで行うことになる。 --プリキュアになる4人の登場人物に着せるための服を自主的に作ることも可能。 --また客をタッチすると服を依頼してくる。依頼を受けると自動でアトリエに移動し洋服製作を始めることになる。 ---依頼通りのものを仕上げることができればスタンプが3つもらえる。間違えた型紙を選んだりするともらえるスタンプが1つに減る。 -ミニゲーム --「だいせいこう」の評価をもらうと新しい模様の生地がもらえる。 #region(close,ミニゲーム一覧) -せいざをえがこう --夜空に1つ星が光る。これを適宜タッチしていくことで次の星が1つ光るようになる。これを繰り返して最終的に星座を描けるというゲーム。 --説明はされていないが、降ってくる隕石をタッチしてしまうと評価が落ちる。 -みんなでえんそうかい --コフレ、シフレ、ポプリの3人の妖精の演奏会を手伝うゲーム。 --音ゲーを幼児向けに非常に簡単にしたようなもの。OPテーマAlright! ハートキャッチプリキュア!」と、1~24話のED「テーマハートキャッチ☆パラダイス!」の2曲が選べる。 #endregion -その他、ぬりえに挑戦したり、ペンキ缶のアイコンに触るとゲーム開始時に作ったおみせの看板を作りかえることが可能。 ***まち -みせ --「まち」のロケーション内にある「みせ」を選ぶと、DSカードに内蔵されているもう一つのプレイデータに来訪できる。今遊んでいる店に帰るわけではない。 -その他、主にタッチペンやマイクを用いたミニゲームができる。 --ミニゲームを「ノーミス」でクリアすると、報酬として新たなアクセサリをもらうことができる。ノーミスを狙うのがそこそこ難しいゲームも存在する。 #region(close,ミニゲーム一覧) -ふーふーバルーン --マイクに息を吹きかけて風船を浮き上がらせ、画面上端にいるコフレにとどけるゲーム。途中に飛んでくる紙飛行機に触れると風船は割れてしまう。 --ゲーム1回で届けることになる風船は5個。 -パズルルーレット --絵が上・中・下段にスライスされてスロットのように回るので、それをタイミングよく止めて表示通りの絵にするゲーム。下段になるほど回転の速度が若干早くなっていく。 --ゲーム1回で作ることになる絵は3枚。5回ミスすると失敗し中断される。 -おはなのみずやり --植わっている5本の苗の花を咲かせるミニゲーム。 --タッチした苗には水が撒かれる。待ちゲーではなく、迅速に水が乾いていくので、万遍なく苗をタッチしていく必要がある。 -しゃぼんたっち --ひたすらしゃぼんをタッチして壊しまくるゲーム。大きいシャボン玉は複数回タッチしないと割れない。 -クレープをつくろう --まず生地を時計回りに回して焼けている鉄板の上に塗り広げる。次に上画面にトッピングのお手本が表示されるので、左上から順にタッチペンで具材をトッピングしていく。 -えいごきょうしつ --学校で英語の授業を受ける。先生が示したアルファベットで始まるイラストを下画面に表示される4択のカードから選ぶクイズ。 -ピカピカショーウィンドウ --妖精たちが泥遊びで汚したショーウィンドウをタッチペンできれいにするゲーム。 --掃除中も妖精たちが定期的にウィンドウを汚してくるため、すばやくきれいにする必要がある。 -レジのおてつだい --花咲つぼみが住む花屋のお手伝いをするゲーム。 --電卓の要領でお客さんが持ってくる値段を打ち込み、足し算をして小計を出し、最後に花束をまとめるリボンを選ぶのが一連の流れ。 -ファッションショー --持っている服を着て、音ゲーのようなことをするゲーム。 --クリアするとハートスタンプが5個押される。なおクリア時に上画面のハートゲージを満タンにしてもアクセサリはもらえない。 -プリキュアバトル --ミニゲームの会場にランダムでデザトリアンという敵が出現する。 --戦闘はターン性に近い。味方のターンの時は指定された場所の模様をすばやくタッチすることで、味方が技を出す。敵のターンの時は、指示通りにタッチペンで特定の模様をなぞることで攻撃を回避することに。 --先に敵のゲージを0にしたら勝ちとなり、アクセサリがもらえる。 --なおデザトリアンを撃退しないとそこのミニゲームで遊べない。 //スルーしつづけるとデザトリアンが自然消滅する可能性あり #endregion #endregion ***その他 -ゲームの遊び方を忘れた時 --それ以降に説明を受けたい場合は、右上の?マークに触ればいい。 -ガイドのプリキュアについて --お店でガイドをしてくれるプリキュアは常に一人だけ。 --切り替えるには、着せ替え部屋やファッションショーでキャラ選択を行うことになる。 -パスワード --ゲームの最初の画面でパスワードを入力し、正しければ特典(アイテムや隠しキャラの登場)が得られる。 ---4人目のプリキュアはパスワードで登場する。 --なおこの特典は永続し、一度解放した得点に対応するパスワードを再入力しても何も起こらない。 --そもそも登録されていないパスワードだった場合は、失敗したというお知らせが現れる。 -時間設定 --最初の画面でプレイ時間の設定が可能。最長は9時間59分であり、設定しない場合は0分にすることになる。 --制限時間を迎えると、プレイをやめるかどうかをゲームの方から聞いてくる。(無視して続行することは可能。) -型紙、生地、アクセサリすべてそろえると看板に星マークが現れる。 **評価点 -変化が随所に用意されている --ミニゲームひとつひとつの深さはさておき、本作はスタンプの数に応じて新しいイベントやゲームが適宜解放されるため、構造的にはミニゲームの寄せ集めであるにもかかわらずマンネリ化しにくい。 --メインの洋服作りの疑似体験ができたり、学校の授業、職業体験といった社会要素をもたせるなどただのミニゲームの範疇から出ようとしている。 --過去作のキャラクターも来訪してくれる。 -ボイス --テキストはあまり豊富ではないものの、キャラがこちらに適宜声をかけてくれるため、プレイにのめりこみやすい。 --台詞こそ少ないがサブキャラもしゃべるほか、時折現れる歴代プリキュアの台詞、お客さんとして現れる友人にまでボイスが当てられている。 --システムやミニゲームを説明する妖精の発言はフルボイス。 -衣装のデザイン --最終的なパターンこそ少ないながら、ゲームを進めていくことで型紙や生地といった素材のバリエーションが増加していくため、デザインの自由度はそこそこ高い。 **賛否両論点 -丁寧すぎる説明 --ゲームの説明は非常に丁寧であり、忘れた場合も想定してもう一度聞くこともできる。 --ある程度大きくなった子供がやるには退屈な可能性がある。 --頻繁にテキストが区切られるほか、選択を間違えた時に備えて原則もう一度確認の質問を入れてくるため、文章をあまりテンポよく読めない。 **問題点 -幼児向け故なので仕方ない部分もあるが、経営要素は皆無。 --衣装制作に関しては、難易度がプリキュアシリーズの例にもれずかなり低い。具体的には型紙や生地といった素材は無尽蔵にストックされている。客の注文に対して全く違うものを渡しても特にペナルティがないなどが挙げられる。 --客は、ファッション部の友達が交代交代で登場するだけであり実質使い回し。 --注文される服通りに型紙を選ぶ際も、失敗しないように丁寧なガイドがあるため作業感が強い。 -アニメーションが拙い --着せ替えやファッションショー時に見られる、プリキュア4人分の3Dグラフィックモデルがかなり粗い。服を作る楽しみはともかく、着せ替えという本作のコンセプトが大きく損なわれてしまう。 --時折はさまれる戦闘ミニゲームでは、アクロバティックなキャラの動きが殆どなく、その場で立ったままビーム系統の攻撃をするといった非常にさびしいものになっている。 -キャラゲーにおける問題 --プレイヤーと1対1の対話になり、キャラ同士のかけあいが見られない。ミニゲーム集なので仕方のない部分かもしれないが、特にこれといったシナリオが用意されているわけでもない。 --譲渡や製作、景品などの理由で衣類や素材が解放されたとき、およびキャラやマネキンを着替えさせるたびにセーブ(2秒ほど)が入るのでうっとうしい。 --主役でない同級生をモブキャラとして登場させようという姿勢は評価できるのだが、会話できる客が彼女たちしかいないため、どこか物寂しくまた状況的におかしい。 -洋服をつくるうえでの難点 --「ボトムス」を作る際に、タッチするマネキンの下半身の判定が狭く、しばしば「トップス」を作りたいのだと認識されてしまう。 //--ニューゲームの欄を避けてくれないので、ながら作業で始めるとうっかり既存のデータの上からニューゲームを始めかねない。もっとも看板の名前を決めなければデータは上書きされないが。 --着替えの画面から直接「アトリエ」に行くことができない。私物としての服を作りたい場合、どんな服を持っているかを参照しながら服を作ることができず不便。 --客が欲しがる服を既に持っている場合、あげるか依頼をスルーするかの二択になり、新しく洋服を作るという選択肢を選ぶことができない。 ---これはドンピシャで同じでなくても似ている服を持っていれば、この場合に該当してしまう。管理をきちんとしていないとファッション用に作っていた服をあげてしまった上に、依頼と異なる服をあげたということでスタンプもいつもより少ないという損な事態を招きかねない。 ---なお、あげたくない服を要求されている場合は、町でミニゲームなどをして時間を潰せば違う依頼に変えることが可能だが、このあたりは説明されていない。 --逆に、プリキュアに着せたい服をアトリエで作っても、着せるには一度おみせに移動して、クロークをタッチしなくてはならない。 -ぬりえについて --タッチペンでなぞった部分に「色を塗れる」絵筆か「色を消せる」消しゴムの2種類を使い分けることになる。しかし消しゴムを選択した後で「色を消せる」状態を解除したい場合、もう一度消しゴムをタッチする必要がある。絵筆のアイコンをタッチだけでは解除不可能で色まで指定し直す必要がある。 --作ったぬり絵はセーブデータに保存されないため、ぬりえに対するモチベーションが上がらない。 **総評 原作への没入感はあまり高いとは言えないが、プリキュアを題材としたミニゲーム集のうちの1作としてみれば、ボリュームとマンネリ回避の工夫が見られる作品である。
*ハートキャッチプリキュア! おしゃれコレクション 【はーときゃっちぷりきゅあ! おしゃれこれくしょん】 |ジャンル|ファッションデザイン、ミニゲーム集|&amazon(B003UEQNIQ)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |メディア|DSカード|~| |発売元|バンダイナムコゲームス|~| |開発元|不明|~| |発売日|2010年8月5日|~| |定価|5,040円(税5%込)|~| |プレイ人数|1人|~| |レーティング|CERO:A(全年齢対象)|~| |セーブデータ|2個|~| |判定|なし|~| |ポイント|楽しめるのは小学校低学年までか&br;イベントはそこそこ多様&br;キャラのアニメーションに難あり|~| |>|>|CENTER:''[[プリキュアシリーズリンク>プリキュアシリーズ]]''| #contents(fromhere) ---- **特徴 プリキュアシリーズの7作目にあたるシリーズ「ハートキャッチ! プリキュア」を素材としたミニゲーム集。幼児向けとして作られているため難易度は全般的に低い。 ***ゲームの流れ プレイヤーはハートキャッチプリキュアの舞台となる希望が花市で、妖精シプレやコフレとともに洋服屋を切り盛りすることになる。ゲーム開始時にお店の名前(8文字以内)と看板のデザイン(全八種類×3色から選択)を決めることになり、看板がそのままゲームのセーブデータ欄になる。&br; 作中では、プレイヤーはお店にくるお客さんに洋服をプレゼントし、後述のスタンプを集めていく。プリキュアは店の手伝いとしてプレイヤーに語りかけてくれ、ミニゲーム等のガイドは妖精のシプレやコフレが担当する。 -スタンプ --客の依頼に応じたり、ファッションショーを開くことで(後述)たまっていく。 --スタンプ枚数がゲームの進捗状況と概ね関連している。一定枚数溜まるごとにゲームに変化が訪れる。 ---新しいミニゲーム等が解放されたり、おみせが改装されて所持できる洋服が増える。 ---また型紙が増えたり、前のシリーズのプリキュアがおみせのエントランスから来訪して新しい柄の生地をくれるなどする。 ---初期に店番に呼べるキャラは「キュアブロッサム(花咲つぼみ)」のみだが、こちらもスタンプの枚数に応じてだんだんと増えていく。 ***地形・設備等 -またゲームは大きく分けて、店内、アトリエ、まちの3つのリージョンに分かれている。 --リージョン切り替えるには右上のカーソルをタッチする。 #region(close,リージョンの詳細) ***店内 -クローク --店内の着せ替え部屋を選ぶと、着せ替えたいキャラを誰か一人選択してからコーディネートできる。 ---コーディネートに使えるのは、いままでアトリエで作った服とパスワードで手に入る限定品の二つ。 ---間違えて同じ服を作ってしまった時には、「おかたづけ」のアイコンで捨てることも可能。 -マネキン --店の隅に置かれているマネキン。 --自分で作った服から何かを選んでコーディネートできる。ゲーム中に特に意味がある訳ではない。 ***アトリエ -洋服製作  --型紙(帽子、トップス、ボトムス、靴の4種)を選んでから、型紙を切り抜き、ミシンで縫う作業をタッチペンで行うことになる。 --プリキュアになる4人の登場人物に着せるための服を自主的に作ることも可能。 --また客をタッチすると服を依頼してくる。依頼を受けると自動でアトリエに移動し洋服製作を始めることになる。 ---依頼通りのものを仕上げることができればスタンプが3つもらえる。間違えた型紙を選んだりするともらえるスタンプが1つに減る。 -ミニゲーム --「だいせいこう」の評価をもらうと新しい模様の生地がもらえる。 #region(close,ミニゲーム一覧) -せいざをえがこう --夜空に1つ星が光る。これを適宜タッチしていくことで次の星が1つ光るようになる。これを繰り返して最終的に星座を描けるというゲーム。 --説明はされていないが、降ってくる隕石をタッチしてしまうと評価が落ちる。 -みんなでえんそうかい --シプレ、コフレ、ポプリの3人の妖精の演奏会を手伝うゲーム。 --音ゲーを幼児向けに非常に簡単にしたようなもの。OPテーマAlright! ハートキャッチプリキュア!」と、1~24話のED「テーマハートキャッチ☆パラダイス!」の2曲が選べる。 #endregion -その他、ぬりえに挑戦したり、ペンキ缶のアイコンに触るとゲーム開始時に作ったおみせの看板を作りかえることが可能。 ***まち -みせ --「まち」のロケーション内にある「みせ」を選ぶと、DSカードに内蔵されているもう一つのプレイデータに来訪できる。今遊んでいる店に帰るわけではない。 -その他、主にタッチペンやマイクを用いたミニゲームができる。 --ミニゲームを「ノーミス」でクリアすると、報酬として新たなアクセサリをもらうことができる。ノーミスを狙うのがそこそこ難しいゲームも存在する。 #region(close,ミニゲーム一覧) -ふーふーバルーン --マイクに息を吹きかけて風船を浮き上がらせ、画面上端にいるコフレにとどけるゲーム。途中に飛んでくる紙飛行機に触れると風船は割れてしまう。 --ゲーム1回で届けることになる風船は5個。 -パズルルーレット --絵が上・中・下段にスライスされてスロットのように回るので、それをタイミングよく止めて表示通りの絵にするゲーム。下段になるほど回転の速度が若干早くなっていく。 --ゲーム1回で作ることになる絵は3枚。5回ミスすると失敗し中断される。 -おはなのみずやり --植わっている5本の苗の花を咲かせるミニゲーム。 --タッチした苗には水が撒かれる。待ちゲーではなく、迅速に水が乾いていくので、万遍なく苗をタッチしていく必要がある。 -しゃぼんたっち --ひたすらしゃぼんをタッチして壊しまくるゲーム。大きいシャボン玉は複数回タッチしないと割れない。 -クレープをつくろう --まず生地を時計回りに回して焼けている鉄板の上に塗り広げる。次に上画面にトッピングのお手本が表示されるので、左上から順にタッチペンで具材をトッピングしていく。 -えいごきょうしつ --学校で英語の授業を受ける。先生が示したアルファベットで始まるイラストを下画面に表示される4択のカードから選ぶクイズ。 -ピカピカショーウィンドウ --妖精たちが泥遊びで汚したショーウィンドウをタッチペンできれいにするゲーム。 --掃除中も妖精たちが定期的にウィンドウを汚してくるため、すばやくきれいにする必要がある。 -レジのおてつだい --花咲つぼみが住む花屋のお手伝いをするゲーム。 --電卓の要領でお客さんが持ってくる値段を打ち込み、足し算をして小計を出し、最後に花束をまとめるリボンを選ぶのが一連の流れ。 -ファッションショー --持っている服を着て、音ゲーのようなことをするゲーム。 --クリアするとハートスタンプが5個押される。なおクリア時に上画面のハートゲージを満タンにしてもアクセサリはもらえない。 -プリキュアバトル --ミニゲームの会場にランダムでデザトリアンという敵が出現する。 --戦闘はターン性に近い。味方のターンの時は指定された場所の模様をすばやくタッチすることで、味方が技を出す。敵のターンの時は、指示通りにタッチペンで特定の模様をなぞることで攻撃を回避することに。 --先に敵のゲージを0にしたら勝ちとなり、アクセサリがもらえる。 --なおデザトリアンを撃退しないとそこのミニゲームで遊べない。 //スルーしつづけるとデザトリアンが自然消滅する可能性あり #endregion #endregion ***その他 -ゲームの遊び方を忘れた時 --それ以降に説明を受けたい場合は、右上の?マークに触ればいい。 -ガイドのプリキュアについて --お店でガイドをしてくれるプリキュアは常に一人だけ。 --切り替えるには、着せ替え部屋やファッションショーでキャラ選択を行うことになる。 -パスワード --ゲームの最初の画面でパスワードを入力し、正しければ特典(アイテムや隠しキャラの登場)が得られる。 ---4人目のプリキュアはパスワードで登場する。 --なおこの特典は永続し、一度解放した得点に対応するパスワードを再入力しても何も起こらない。 --そもそも登録されていないパスワードだった場合は、失敗したというお知らせが現れる。 -時間設定 --最初の画面でプレイ時間の設定が可能。最長は9時間59分であり、設定しない場合は0分にすることになる。 --制限時間を迎えると、プレイをやめるかどうかをゲームの方から聞いてくる。(無視して続行することは可能。) -テキスト --テキストは全編ひらがなであり、比較的短いスパンで区切られている。 -型紙、生地、アクセサリすべてそろえると看板に星マークが現れる。 ---- **評価点 -変化が随所に用意されている --ミニゲームひとつひとつの深さはさておき、本作はスタンプの数に応じて新しいイベントやゲームが適宜解放されるため、構造的にはミニゲームの寄せ集めであるにもかかわらずマンネリ化しにくい。 --メインの洋服作りの疑似体験ができたり、学校の授業、職業体験といった社会要素をもたせるなどただのミニゲームの範疇から出ようとしている。 --過去作のキャラクターも来訪してくれる。 -ボイス --テキストはあまり豊富ではないものの、キャラがこちらに適宜声をかけてくれるため、プレイにのめりこみやすい。 --台詞こそ少ないがサブキャラもしゃべるほか、時折現れる歴代プリキュアの台詞、お客さんとして現れる友人にまでボイスが当てられている。 --システムやミニゲームを説明する妖精の発言はフルボイス。 -衣装のデザイン --最終的なパターンこそ少ないながら、ゲームを進めていくことで型紙や生地といった素材のバリエーションが増加していくため、デザインの自由度はそこそこ高い。 ---- **賛否両論点 -丁寧すぎる説明 --ゲームの説明は非常に丁寧であり、忘れた場合も想定してもう一度聞くこともできる。 --ある程度大きくなった子供がやるには退屈な可能性がある。 --頻繁にテキストが区切られるほか、選択を間違えた時に備えて原則もう一度確認の質問を入れてくるため、文章をあまりテンポよく読めない。 ---- **問題点 -幼児向け故なので仕方ない部分もあるが、経営要素は皆無。 --衣装制作に関しては、難易度がプリキュアシリーズの例にもれずかなり低い。具体的には型紙や生地といった素材は無尽蔵にストックされている。客の注文に対して全く違うものを渡しても特にペナルティがないなどが挙げられる。 --客は、ファッション部の友達が交代交代で登場するだけであり実質使い回し。 --注文される服通りに型紙を選ぶ際も、失敗しないように丁寧なガイドがあるため作業感が強い。 -アニメーションが拙い --着せ替えやファッションショー時に見られる、プリキュア4人分の3Dグラフィックモデルがかなり粗い。服を作る楽しみはともかく、着せ替えという本作のコンセプトが大きく損なわれてしまう。 --時折はさまれる戦闘ミニゲームでは、アクロバティックなキャラの動きが殆どなく、その場で立ったままビーム系統の攻撃をするといった非常にさびしいものになっている。 -キャラゲーにおける問題 --プレイヤーと1対1の対話になり、キャラ同士のかけあいが見られない。ミニゲーム集なので仕方のない部分かもしれないが、特にこれといったシナリオが用意されているわけでもない。 --譲渡や製作、景品などの理由で衣類や素材が解放されたとき、およびキャラやマネキンを着替えさせるたびにセーブ(2秒ほど)が入るのでうっとうしい。 --主役でない同級生をモブキャラとして登場させようという姿勢は評価できるのだが、会話できる客が彼女たちしかいないため、どこか物寂しくまた状況的におかしい。 -洋服をつくるうえでの難点 --「ボトムス」を作る際に、タッチするマネキンの下半身の判定が狭く、しばしば「トップス」を作りたいのだと認識されてしまう。 //--ニューゲームの欄を避けてくれないので、ながら作業で始めるとうっかり既存のデータの上からニューゲームを始めかねない。もっとも看板の名前を決めなければデータは上書きされないが。 --着替えの画面から直接「アトリエ」に行くことができない。私物としての服を作りたい場合、どんな服を持っているかを参照しながら服を作ることができず不便。 --客が欲しがる服を既に持っている場合、あげるか依頼をスルーするかの二択になり、新しく洋服を作るという選択肢を選ぶことができない。 ---これはドンピシャで同じでなくても似ている服を持っていれば、この場合に該当してしまう。管理をきちんとしていないとファッション用に作っていた服をあげてしまった上に、依頼と異なる服をあげたということでスタンプもいつもより少ないという損な事態を招きかねない。 ---なお、あげたくない服を要求されている場合は、町でミニゲームなどをして時間を潰せば違う依頼に変えることが可能だが、このあたりは説明されていない。 --逆に、プリキュアに着せたい服をアトリエで作っても、着せるには一度おみせに移動して、クロークをタッチしなくてはならない。 -ぬりえについて --タッチペンでなぞった部分に「色を塗れる」絵筆か「色を消せる」消しゴムの2種類を使い分けることになる。しかし消しゴムを選択した後で「色を消せる」状態を解除したい場合、もう一度消しゴムをタッチする必要がある。絵筆のアイコンをタッチだけでは解除不可能で色まで指定し直す必要がある。 --作ったぬり絵はセーブデータに保存されないため、ぬりえに対するモチベーションが上がらない。 ---- **総評 原作への没入感はあまり高いとは言えないが、プリキュアを題材としたミニゲーム集のうちの1作としてみれば、ボリュームとマンネリ回避の工夫が見られる作品である。

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