ランダムリンク(ベータ版)
更新順にページ一覧表示 | 作成順にページ一覧表示 | ページ名順にページ一覧表示
(タグ一覧) (登録が多い順) (管理タグカット)
合計 - 今日 - 昨日 - 現在約-人が見ています。 総ページ数88692024-05-08 17:17:44 (Wed)
新着ページ一覧
更新履歴 最終更新日時0000-00-00 00:00:00
今日の人気ページ
昨日の人気ページ
「[[要強化記事>要強化記事一覧]]」に修正依頼が出ています。加筆できる方は修正をお願いします。~ 依頼内容はクソゲー判定の根拠の補強です。~ &color(red){''2018年2月14日までに改善されない場合は削除対応します。''} ---- *PANDORA MAX SERIES Vol.2 死者の呼ぶ館 【ぱんどらまっくすしりーずぼりゅーむつー ししゃのよぶやかた】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B00005OV0W)| |対応機種|プレイステーション|~| |発売元|パンドラボックス|~| |発売日|2000年1月20日|~| |定価|1,980円|~| |判定|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~| |ポイント|エンディング水増し&br()メッセージスキップ無し&br()バグあり&br()必要性疑問視な百物語|~| |>|>|CENTER:''[[パンドラMAXシリーズリンク>パンドラMAXシリーズ]]''| ---- #contents(fromhere) ---- **概要 「1980円の超大作」がキャッチコピーであった「パンドラMAXシリーズ」の第2作。~ 第1作の『ドラゴンナイツグロリアス』とは違い、ジャンルはホラーアドベンチャーだが、同時期に作られていたためか、欠点もほぼ同じである。~ **特徴 -シナリオは当時パンドラボックスの社員であった大池叙子という女性が執筆。社長の飯島健男(現・多紀哉)は一部の隠しシナリオのみを執筆している。 --『学校であった怖い話』のスタッフの作品であることを宣伝文句にしていたが発売後にシナリオは別の人ですと発表 -前作同様、「選択肢が出た時に一定時間選ばないでおくと別の展開になる」。 -「百物語」 --おまけメニューにあるもので、100本の短編怪談が収録されていて、ランダムで再生される。全話読むと任意で再生できるようになる。 -達成度はエンディングナンバーからパーセンテージ表示に変更 ---- **ストーリー 不動産会社で働く貴方は別荘を売り込むためにツアー客を連れて人里離れた森へ入り込んだ。しかしいつまでたってもそれと思える建物は見つからず、やがて洋館にたどり着く。陽も暮れてきたため一行はその館に一晩だけ世話になる…つもりだった。それが恐怖の始まり。不気味な館と住人。何かを隠した客。失踪、死体、狂気…森からは出られず怪異が続く。はたして貴方は謎を解き生き延びることができるだろうか。 ---- **問題点 ''システム面'' -初期出荷のソフトに不具合がある。 --特定の結末を見ようとするとセーブ画面に行く途中で画面がフリーズするため、その結末を迎えたことはセーブできない。 -UIの問題 --エンディングは複数あるが、メッセージスキップも早送りも無い。 ---システムファイルがないので細かい分岐を見直して既読フラグを回収すためには延々とボタン押しとロードが必要。場合によってはランダム分岐に苦しまなければいけない。 -達成率の仕様変更がミスマッチ --隠しシナリオを見るのに必要な条件は「100%にすること」ではなく「全ての結末を見ること」なので、前作の仕様のままの方がわかりやすい。 ''シナリオ面'' -終盤を除きほぼ一本道 --ラストに影響する選択肢もなくはないが、冒頭の公園のシーンと、夕食前の行動以外は、基本的にどの選択肢を選んでも同じ文章・展開になる。 -恐怖の表現は、文章ではなくグラフィックでワッと脅かすものばかり。 --本当に怖いのはある人物のアップが突然表示される時くらいである。 -「百物語」が露骨な水増し話かベタ怪談ばかり。 --あくまでおまけという事なんだろうが。 //特に83番の数え歌は…。 //これだけだと意味不明 ---- **評価点 -メインのシナリオそのものは一応評価されている。 --また、コンバートすることにより発生するシナリオは、学校の怖い話を髣髴とさせるいい意味でぞっとさせる作品となっている。 -ムービースキップは可能 --ムービー自体はあまり無いが。 ---- **総評 評価点にあるように、メインシナリオの出来は悪くはない。~ 音楽や人物のグラフィックも一定以上の水準ではあり、「ホラーアドベンチャー」としての雰囲気は、十分に値段以上のものを味わえると言えるだろう。~ しかしながら、ユーザーインターフェースの劣悪さに終始ウンザリさせられてしまう。マルチエンディングを採用しておきながらスキップ機能すらないというのは、同時期の他作品と比較してもお粗末に過ぎる。~ 展開が大きく変わるポイントが終盤に集中しているのも相まって、再プレイの意欲が削ぎ取られてしまう。~ シナリオの評価と格別な定価の安さを考慮しても、アドベンチャーゲームとしては駄作と言わざるを得ない。 ---- **余談 -このソフトはPS2ではまともにプレイできない。ミニゲーム、移動、セーブ画面とあらゆるところでフリーズする。 --ソフトを会社に送れば修正版に替えてもらえ、また後に修正版も出たが本数は少なく中古市場では滅多に見かけない。 --[[ソニーのサイト>http://www.jp.playstation.com/info/notice/nt_20051020_scph75000.html]]にもばっちりリスト入りしている。 --同じパンドラMAXシリーズの後発作品でこの不具合に関して呼びかけがあり、セーブデータの修正機能を持っていたりもする。 --ゲームアーカイブスで配信されたので、興味がある方はこちらでプレイしてみるとよろしいかと。