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スーパーマリオブラザーズ2 - (2017/01/14 (土) 21:36:18) の編集履歴(バックアップ)
スーパーマリオブラザーズ2
【すーぱーまりおぶらざーずつー】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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ファミリーコンピュータ ディスクシステム
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発売元
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任天堂
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開発元
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任天堂、エスアールディー
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発売日
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1986年6月3日
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定価
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2,500円
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配信
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バーチャルコンソール 【Wii】2007年5月1日/500Wiiポイント 【3DS】2012年7月25日 【WiiU】2013年8月8日/上記共に500円
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備考
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GBA『ファミコンミニシリーズ』第三弾(2004年8月10日発売)
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判定
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良作
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ポイント
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シリーズ最高レベルの高難易度 FOR SUPER PLAYERS
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マリオシリーズ・関連作品リンク
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概要
世界的大ヒット作品となった『スーパーマリオブラザーズ』の続編。
ストーリー自体は前作とほぼ変わらず、取扱説明書では「前作のパラレルワールド」との記載がある。
基本的なシステムは前作を踏襲しているが、ディスクのジャケットカバーに「FOR SUPER PLAYERS」と記載されているように、
前作を遊びつくしたプレイヤーを対象として開発されたため、難易度は大きく上がっている。
前作からの変更点
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マイナスアイテムが登場。アイテムが常に有利になるものばかりではなくなった。
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取ると敵同様にダメージを受ける「毒キノコ」。なお説明書では敵キャラクターの欄にて紹介されている。
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毒キノコは通常のキノコと違い毒々しい色をしているので注意すればまず取ることはないが、説明書を読んでいない(持っていない)初見のプレイヤーは同じパワーアップアイテムと勘違いして取ってしまうこともしばしばあったらしい。
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本作のデモ画面は「1-1でチビマリオがうっかり毒キノコを取って死ぬ」場面のため、説明書がなくてもマイナスアイテムであることはわかるように作られていることは補足しておく。
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スーパーキノコは黄色に赤い斑点、毒キノコは茶色に黒い斑点であるため、前作の知識が無ければまず間違いなくスーパーキノコの方を「毒々しい」と判断する。
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地下や城ではパレットの関係で毒キノコが地上とは違う色で表示されるため、同じく違う色で表示される「1UPキノコ」との見分けが非常につきづらい。グラフィック的には一応描き分けられているが、「明るい色=いいアイテム」「暗い色=悪いアイテム」という記号性が消滅しているため、事前知識無しに見分けるのは不可能である。
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同じ画面にアイテムは1個しか存在できない。スーパーキノコや豆の木が画面内にある状態で毒キノコを出すと、先に出ていた方は消滅してしまうので存在自体がトラップになる。
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前のワールドに戻される「逆ワープゾーン」。3-1と8-1の2箇所にある。
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3-1では1-1に、8-1では5-1に戻される。逆ワープが嫌なら、3-1にはすぐそばに自滅用の穴があるためそこに落ちればいいのだが、8-1にはない。つまりタイムアップによる時間切れを待つしかないという地味にいやらしい仕様になっている。
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ちなみに当時の攻略本には、腕さえあれば逆ワープを利用し続けることでスコアを無限に稼ぐことが出来る、という利用法が紹介されていた。
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新たな仕掛けが設置された。
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画面外まで飛び出してしばらく落ちてこないほどの跳躍力を持つ「スーパージャンプ台」、右方向へキャラクターが流される「追い風」などが登場。
これらの仕掛けを上手く利用しないとクリアできないエリアも多い。
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新たな敵キャラクターが登場する他、既存の敵キャラクターの挙動にも難度を上昇させる方向での変更が加わっていることが多い。
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前作では城でしか登場しなかったファイアーバーも普通のエリアに登場するようになった上、ファイアーバーの軸ブロックを足場にして進まねばならないエリアもある。
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前作では水中でしか登場しなかったゲッソーが地上エリアにも登場したり(地上の場合は踏んで倒すことができる)、逆に水中にノコノコやメットといった地上の敵キャラクターが登場するエリアもある(水中に登場した場合はプクプクやゲッソーと同じで踏むことができない。そのためファイアが効かない水中メットは実質無敵。)。
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4-1以降では全てのパックンフラワーが挙動が早く土管に触れていても引っ込まない赤いパックンフラワーに切り替わるほか、5-1からは逆さ土管や逆さパックンも登場する。
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敵を踏んだときの反動が大きくなった。この反動ジャンプを使うことを前提としたエリアも数多くある。有名なのはパタパタを利用した「甲羅飛び(「パタパタジャンプ」とも)」か。
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ゴール時の花火の条件が変更された。
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前作ではタイムの一の位の数字が1・3・6の時にゴールするとその数字に合わせた数の花火が上がったが、本作ではゴール時にコイン枚数の一の位とタイムの一の位が同じになった場合に花火が上がる(奇数なら3発、偶数なら6発)。
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またコイン枚数の一の位と十の位を揃えて(いわゆるゾロ目、コインを全く取っていない「00枚」の状態も含む)、ゴール時にタイムの一の位がそれらと同じ数字であった場合は1UPする。
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このときは掴まった場所の高さによる得点ボーナスはないが、同時に花火の条件も満たしているため、花火は通常と同じように打ち上がる。
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もう1つ、前作では各ワールドのエリア4をクリアしてもタイムボーナスはなかったが、本作ではタイムボーナスが入るようになった。
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ちなみに残りタイムが「000」の時にクリアすると、何と残りタイムが「1000」と見なされて50,000点のボーナスが入るという裏技がある。
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ポール越えについて
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今作ではジャンプ力の高いルイージやスーパージャンプ台が存在するため、最初からポールを飛び越えることを想定して作られている。
基本的に城の先には進めず、進める場合は先にワープゾーンが設置してある……が、なんとそれは上述の逆ワープであるという罠がある。
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前作では裏技だった無限増殖が出来る場所が大幅に増えた。
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つまり、公式で無限増殖による残機数増量を前提とした難易度調整が施されているということである。
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例として、1-1スタート直後の場所でも出来るようになっている。
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コンティニューが正規コマンドとなった。
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ゲームオーバー画面でコンティニューの使用を問われるため、任意にコンティニューすることができる。
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しかし、コンティニューすると各ワールドのエリア1に戻された上、残機数3のスタートとなる。
無限増殖を活用してもなおゲームオーバーになるようなワールドを3機で再挑戦してクリアするのは極めて困難。
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3DS/Wii U版VCでは少々反則ではあるが「まるごとバックアップ」機能があるため、エリア1に戻されて残機3で再チャレンジ…ということはほぼなくなっている。
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グラフィック
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一部のマップチップが描き替えられて前作と異なる雰囲気に。キノコや背景の雲などに顔が付くようになった。
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ブレーキ音
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ダッシュ中、進行方向とは逆の十字キーを押した時に「キーッ」というブレーキ音が入るようになった。
評価点
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プレイキャラクターをマリオとルイージから選べるようになった。
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マリオは前作と全く同じ挙動。ルイージはマリオよりジャンプ力が高く、マリオがダッシュジャンプしなければ乗り移れない足場にも楽々飛べる。
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しかしブレーキが効き難く、小さい足場で滑って落ちてしまうことも珍しくない。
このように、マリオとルイージは一長一短の絶妙な調整になっている。
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ワールド9、及びワールドA~Dが追加された。
前作でも内部データ上はワールド9以降が存在していたが、無関係なデータを読み込むことで生成された偶発的なもの(実機で出現させるのも不可能ではないが、ファミコン本体に多大な負担を掛けてしまうやり方となる)。しかし本作では隠しルートとして正規に実装された。
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ワールド9はワープ不使用特典(逆ワープも不可)のおまけステージで、残機は強制的に1にされ、見た目が地上面のステージを泳いだり、クッパがいる城風の地上面がエリア3にあったり、最終面9-4は「アリガトウ!」の文字ブロックがあったりなど、前作で話題になった256面のバグ技で生成される面を意識したような特殊な面構成となっている。
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ワールドA~Dは通常のステージのパラレルワールドという扱いで、ゲームを何度もクリアして★を8個溜めると行けるようになる。表面よりも総ステージ数は少ないが表面より更に難易度が高い。特にワールドCは本作における最難関ワールドになっている。
賛否両論点
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かなり高い難易度
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前述してある通り、本作は昨今の感覚で言う『2』とは異なり、『1』をクリアできる…どころか制覇し遊びつくしたプレイヤー向けのエクストラステージ的な趣が強い。その為本作で2D「マリオ」初挑戦というのはとてもじゃないがオススメできない(この時代にそんな人は中々いないだろうが……)。
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象徴的なのが1-1で最初に出てくるスーパーキノコ。出てくるものをそのまま取ることができず、ここからして『1』にある程度親しんでいなければ越えることが出来ない高いハードルが用意されている。
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なお、本作が高難易度作品になった別の理由としては、当時のゲーム業界は「裏ワザブーム」の最中にあり、高難易度で隠し要素が多いゲームが面白いゲームとされる風潮が強かったため、それらの意向を踏まえて高い難易度に設定された、という側面もある。
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ルイージの性能区別や新しいアクションなど新要素はあるものの、根本的なゲーム性やグラフィックデザイン面は『1』とほぼ同じで目新しさに欠ける。
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やはりこれもエクストラステージ的なコンセプトの為ではあるだろう。
総評
基本システムは前作そのままであるため、「マリオを動かすだけで楽しい」という大原則を維持したまま、難度の高いマップをプレイヤーの技量で潜り抜けていく面白さもある。
慣れれば無限増殖をせずともワールド9に到達できるような、絶妙のバランス調整は流石の一言。現在でもスーパーマリオシリーズで最も難しい作品とされている。
移植・リメイク
スーパーマリオコレクション
詳細は『スーパーマリオコレクション』の項目を参照。
余談
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海外では『Super Mario All-Stars(マリコレ)』で日本版の『2』が初登場となり、『SUPER MARIO BROS. THE LOST LEVELS』(訳すと「失われたコース」)というタイトルで収録されている。
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海外NESでは本作は発売されず、『夢工場ドキドキパニック』のキャラをマリオに差し替えたバージョンを『SUPER MARIO BROS. 2』(日本では『スーパーマリオUSA』として発売)として発売していたため。
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後に、海外のVCでも日本版『2』が『THE LOST LEVELS』として配信されたが、こちらはデータ自体はFC版のため海外でもタイトル画面は『2』のままになっている。
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ディスクシステム媒体の作品であるため、ロムカセットよりも安く、書き換えなら500円で入手可能であった。ディスクライターでの累計書き換え回数は1位を記録している。
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週刊少年ジャンプの『ファミコン神拳』で、ディスクシステムを所有していないユーザーのためにROMカセット版も企画されているという情報が紹介されたが、結局発売されることなく終わった。
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アーケードの『VS.スーパーマリオブラザーズ』では、一部エリアやエンディングは本作の物が流用されている。
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『2』で敵を踏んだ時の反動が大きくなったことが前提の造りのエリアを、反動が前作のままで攻略しなければならず、極めて難しい。
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ゲームボーイカラーの『スーパーマリオブラザーズデラックス』には隠しゲームとして『2』のステージが収録されているが、こちらも基本システムは『1』に準拠しているため『2』独自のシステムは多くが未実装。ステージは若干調整されているもののパタパタジャンプはシビアである。
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1986年には本作とのタイアップとして、アニメ映画「スーパーマリオブラザーズ ピーチ姫救出大作戦!」が上映された。
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内容はクッパに攫われたピーチ姫を助ける為に、不思議な力を持った「パワール」と呼ばれる3つのアイテム(スーパーキノコ、ファイアフラワー、スーパースター)を集めクッパ城を目指すというもの。
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アニメオリジナルの設定や描写が多いが、「キノコ王国の住民が様々な物に変えられている」「キノピオがピーチ姫の侍女」「クリボーが最初クッパの手下として認識されていない(キノコ王国の裏切り者)」という初期のゲーム内設定はきちんと守られている。
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ただし「ルイージがカナヅチ」だったり「メットをファイアボールで倒す」などゲームとかけ離れた描写も存在する。
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当時タイアップしていた永谷園の商品「マリオラーメン」「マリオふりかけ」が
脈絡無く出てくるシーンも。
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中にはジュゲムの雲を奪って乗ったり、クッパの尻尾を掴んで振り回して投げたり、超巨大化したりと後の作品で実現してしまったシーンも見られる。
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ちなみにマリオとルイージがギャグをやる時に流れた地上BGM風のBGMは、ゲーム内では流れないがスーパーマリオメーカーにて初代マリオスキン使用時のボーナスBGMに採用されている。未使用BGMだったのか、本映画からの逆輸入なのかは不明。
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ピーチ姫の声は歌手・タレントの山瀬まみ女史、クッパはなんと和田アキ子女史が演じている。
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しかし和田女史の演技は思っていたよりもはまり役で違和感が無いとの評価が多く、現在でも「和田クッパ」と呼ばれ親しまれている。
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一方ピーチ姫役の山瀬女史だが、本業でないとはいえ凄まじいレベルの棒読みである。付いた通称も「棒読み姫」。
挿入歌では本気を出しているのに……
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主役のマリオは古谷徹氏、ルイージは水島裕氏と本職の声優が担当していた。
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先述したマリオふりかけや、翌年に発売された「マリオ茶漬け」のCMにおけるマリオとピーチ姫の声もこのメンツである。
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他にもアニメオリジナルキャラの「キビダンゴ」役を務める声優魔人こと千葉繁氏を始め、何気にとんでもない豪華声優陣が勢揃いしている。
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ビデオソフトは存在するが、残念ながらDVD化はされていない。一応大手の動画サイトを探せばアップロードされているものを簡単に見つけられるので、視聴してみたい方は自己責任でどうぞ。
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ファミコンゲームのゲームブックが流行っていた80年代当時、本作も活字のゲームブックで発売されたことがある。
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ゲームの仕様に乗っ取り、主人公をマリオかルイージのどちらか1人から選んで進めるのだが、ルイージで進めた場合、選択肢がまずいとストーリー冒頭で毒キノコを食って死亡→GAME OVER……という、あんまりな扱いである。
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本作は『ゼルダの伝説』と一緒にCMが流れており、所ジョージと当時子役の間下このみがプレイをミスするとマリオやリンクから「ヘタクソ!」と罵られてしまい「ムカーッ」と叫ぶ場面を演出。『ムカっと来るけどやめられない』が当時のキャッチコピーだった模様。