【ぜるだのでんせつ】
【ぜるだのでんせつわん】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() ![]() 裏面を見る |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ ファミリーコンピュータ ディスクシステム |
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発売元 | 任天堂 | ||
開発元 | 任天堂、エスアールディー | ||
発売日 |
【FCD】1986年2月21日 【FC】1994年2月19日 |
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定価 |
【FCD】市販:2,600円 / 書き換え:500円 【FC】4,900円 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】ディスク版:2006年12月2日/500Wiiポイント 【3DS】ROM版:2011年12月22日 【WiiU】ディスク版:2013年8月28日/上記共に500円 |
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備考 |
FC版は『ゼルダの伝説1』名義 GBA『ファミコンミニシリーズ』第一弾(2004年2月14日発売) |
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判定 | 良作 | ||
ポイント |
任天堂を代表するアクションアドベンチャーシリーズの初代 アイテムを駆使して謎を解くゲーム性はすでに確立 |
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ゼルダの伝説シリーズ |
ディスクシステムのローンチタイトルにして後に続く「ゼルダシリーズ」の処女作。
ローンチタイトルとして同時発売の『ベースボール』『麻雀』など現実の競技などをそのままタイトルに冠したゲーム5本と『スーパーマリオブラザーズ』はいずれもカセット既存作で片面ソフトなので、唯一の新作であり両面ソフトでもある。
探索、アイテム収集、謎解きといった要素を多分に含んだアクションアドベンチャーゲームで、1作目にて既にゲーム性の基礎を確立させている。
「それまでのFCソフトよりも安価で高性能」というディスクシステムの長所を活かしたゲームであることを売りに、同ハードを牽引した。
ファミコン末期の1994年にはロムカセットで再発売されている(詳細は後述)。
舞台はハイラル地方にある小王国。
この地には「力」と「知恵」を司る三角形の石板「トライフォース」が祭られていた。
しかし、突如現れた大魔王ガノンが力のトライフォースを強奪、さらに知恵のトライフォースにまで魔の手を伸ばそうとしたが、
それを察知した王国の統治者ゼルダ姫の手により知恵のトライフォースは8つの欠片に分かたれ、ハイラル地方の各地に隠された。
怒り狂ったガノンはゼルダ姫を幽閉し、さらに自身が率いる魔物の軍勢に反乱分子の掃討を命令。王国は混乱の極みに達していた。事態を解決できうる力の持ち主を探し出せという密命を受けて旅をしていたゼルダ姫の乳母インパにも追手の魔の手が迫るが、
偶然出会った少年リンクの知恵によりからくも難を逃れる。
リンクの利発さに感銘を受けた彼女に懇願され、リンクはゼルダ姫救出のために立ち上がるのであった。
ディスクシステムは「ROMの約3倍の容量」「ディスクメディア媒体」「本体に搭載された拡張音源」当時としては高性能な機能をそろえており、それがゲーム内外で活用されている。
+ | 攻略に関わるため隠し |
+ | 特に・・・(攻略に関わるため隠し) |
アイテムの使い分けによる高いアクション性、広大なフィールドの探索、自由度の高さ、謎解き、それらをハイレベルにまとめ上げ、「ゼルダシリーズ」の礎を築きあげた名作。
やや不親切だったり難易度的に厳しい部分もあるが、それらを感じさせないほどに魅力的な要素満載の作品内容で、プレイヤーたちを夢中にさせた。
ファミコンソフトのアクションアドベンチャーとしては斬新な要素が多く、ディスクシステムの普及に多大な貢献をしたキラータイトルとなった。
ゼルダの原点を知りたい人や、骨太のアクションや謎解きに挑戦してみたいという人はぜひプレイしてみてほしい。
その人気から様々なハードに移植されている。
*1 厳密にはコンテニュー画面の曲にも使われているが、スタッフロール曲のイントロ部分の繰り返しなので実質的には2曲
*2 「ミンナニハ ナイショダヨ」のフレーズで有名となっているが、実は本作のこのメッセージに「ハ」は付いていない。
*3 蓼(たで)食う虫も好き好き→盾食う虫もLikeLikeという洒落。
*4 説明書にレベル1=イーグル、レベル2=ムーン(月)といったおおよその構造がわかるイラストが載っている
*5 例えば「目」にあたる箇所には隠し部屋が配置されていることが多い。
*6 『お金か命を置いて行け』と脅され、50ルピーかハートの器(最大HPを増やすアイテム)1個を通行料として請求してくる。ライフが初期値(3個)の時に命を渡す選択をするとハートは3個のままだがライフが0になって1発でもダメージを受ければゲームオーバーの状態になる
*7 剣が出せなくなっても、薬や池の妖精で体力を全回復すれば出せるようになるという救済措置があるがこれもノーヒント。
*8 任天堂公認のファミコン最後のソフトとしては、6月14日にハドソンから発売された『高橋名人の冒険島IV』がラスト。
*9 ボックシングなどのタイトルマッチの形式で『ドクターマリオ』『マリオカート』など任天堂の対戦ゲームを対象として、それぞれに王者がおり、勝った者は王者として次回は挑戦を受ける立場となる(必然的に次回の出場権を得たことになる)。