*ONE PIECE WORLD SEEKER 【わんぴーす わーるどしーかー】 |ジャンル|アドベンチャー|&amazon(B07KKGJZNN)|~| |対応機種|プレイステーション4|~|~| |発売元|バンダイナムコエンターテインメント|~|~| |開発元|ガンバリオン|~|~| |発売日|2019年3月14日|~|~| |定価|5,189円|~|~| |レーティング|CERO:B(12歳以上対象)|~|~| |判定|なし|~|~| |特徴|ルフィで大冒険&br()&bold(){オープンゴーストタウンワールド}|~|~| |>|>|CENTER:''[[ONE PIECEゲームリンク>ONE PIECEシリーズ]]''|~| ---- ---- #contents(fromhere) ---- **概要 -週刊少年ジャンプで連載中の『ONE PIECE』の本格オープンワールドゲーム。 --ストーリーはルフィと仲間達が新世界にある謎の島「ジュエルアイランド」で冒険を始めるというもの。 ---- **ストーリー 『ワンピースワールドシーカー』の舞台は、様々な文化や環境が共存する、新世界の謎の島。様々な異文化が交錯するその島は監獄島「ジェイルアイランド」。~ 島には雄大な自然が広がり、鉱山からは美しい鉱石が採掘される。天然資源を有する豊かな島はかつて「ジュエルアイランド」と呼ばれていた。~ しかし、その恵みはいつしか島全体を蝕んでいく……。~ 鉱山に蓄えられた豊富な”資源”を狙う者たち。侵略者との戦いで傷つく、島民たち。~ 世界政府の介入により、島に平和が訪れたかに見えたが、豊かな自然により繁栄した”科学”を信じるものと、本来の”自然”を愛するもの、島には、”違える意思”が生まれ、小さな”闇”は島全体を包み込んでいく。~ そんな宝と危険の匂いを嗅ぎつけて、島に上陸した麦わらの一味だったが……。~ ルフィは、今一人、島に降り立ち、物語<ONE PIECE WORLD SEEKER>は始まるーー ※公式サイトより引用 **システム -バトルシステム・操作方法解説 --主人公ルフィはゴムゴムの実と覇気の能力を使って海賊や海軍とシームレスで戦える。 --見聞色ではステルスで敵の不意打ちを狙うことや素早さを極めて攻撃できる。 ---武装色では肉体を強化して攻撃力を強くできる。 -素材・アイテムの収集要素 --マップでは素材や宝箱は表示されてイベントやクエスト際に必要になる。 -海賊カルマ --ミッションをこなすと対象キャラクター別にカルマ値が上がり、特別な会話や新たなサイドミッションなどが起こり、海賊カルマが発生する。 --ルフィの仲間、島に住む人々、海軍大将達も海賊カルマの対象になっており。海賊カルマは、キャラごとに異なる達成項目によって上昇していき、 特定のサイドミッションをクリアしたり、さまざまなやり込み要素でも関係性は深まっていく。 --海賊カルマは全部で16キャラクター分あり、メインミッションをすべてクリアしても13キャラクター分しか解放されない。 残りの3キャラクター、クザン、クロコダイル、サカズキの解放はメインの攻略とは無関係なやりこみ要素となっている。 -海賊弁当 --海特定のアイテムを「サンジ」に渡すことで海賊弁当を作ってくれる。海賊弁当を「麦わらの一味」にあげるとさまざまなアイテムを探索してきてくれ、また、船員の好みの弁当を渡すと報酬量やレアリティがアップする。 -クラフト --フィールドで集めた素材アイテムを使って、装備や衣装を作ることができる。 -サブミッション --ストーリーとは別の物語が展開している物語のことで、特殊な武器やアイテムを入手できたり、原作ファンには嬉しいイベントもある。 -ルフィ育成システム --ルフィ育成システムとは、スキルポイントを消費するとルフィを強化することができるシステム。スキルポイントはミッションをクリアしたり、敵を倒すと入手することができる。 --バトルだけでなく、移動面の距離増加などアドベンチャー要素も多い。 -DLC --全3弾あり、ゾロ、サボ、ローがプレイアブルキャラクターとして使用出来るエピソードが追加された。 ---- **評価点 ''ゴムゴムの実の能力を活かしたオープンワールド'' -オリジナルで描かれる壮大なストーリーとフィールドを、ルフィ視点で縦横無尽に、移動でき、豪快かつ爽快感あふれるアクションが行うことが出来る --ゴムゴムの能力での移動は気持ち良く、移動しているだけでも楽しめる。ルフィ好きには評価が高い。 --入れる建物は少ないが、建物は島のありとあらゆるところに行けて、冒険心をくすぐる。山や海軍本部など登るのは爽快。 -ルフィのバトル。 --「ゴムゴムのガトリング」など技や覇気などの特殊技やギア4も搭載しており、ルフィを動かしたいという人には満足できる仕上りなっている。 -原作再現のグラフィック --グラフィックは原作を再現してなおかつ、スムーズな動きをしている。 -王道的なシナリオ --原作者の尾田栄一郎デザインのゲームオリジナルキャラジャンヌを中心としたシナリオはONE PIECEらしいシナリオで それらがゲームの進行に合わせて次々と種明かしされていく様の面白さと意外性のため、まとまっている。 -原作キャラの登場 --スモーカー、たしぎ、黄猿、ジェルマ66などの原作キャラが登場して原作ファンを盛り上げてくれる。 --ちなみにジェルマ66は本作が家庭用ゲーム初参戦となる。 -海楼石の銃弾 --よくONE PIECEのファンで「海楼石の弾を使用したら能力者の海賊なんてすぐに捕まる」という意見が多かった。今作でその答えが明らかになった。 --ONE PIECEの世界観で能力者に「海楼石の弾」を使用しても致命傷には至らず、大したダメージを食らわせられないということが分かった。 ---- **賛否両論点 -ルフィのステルス要素 --ルフィが「背後から敵を倒す」「隠れて倒す」といった戦闘方法に違和感を覚える人もいる。 --隠密行動自体は原作でもインペルダウンなどで隠密行動をしている為違和感は無いが、見えないところから敵を倒すという描写は無かった為、このようなアサシン染みた戦闘方法は違和感を覚える人も少なくないが、これはこれで面白いという人もいる。 //一応 エニエス・ロビーなどいきなり現れて大暴れするといったことは原作でも行っている。 //↑ルフィのステルス要素とはあまり関係ない為COしました。 ---- **問題点 ''町がゴーストタウン'' --とにかく町の住人やNPCが少なく''ゴーストタウンにしか見えない''。海軍派の町は「海軍のおかげで発展した」と言われているが、人がスカスカなので全くそう思えない。 町の商店は、品物はあるが人がいない無人販売だらけで不気味である。 --OPでは町の住人がわんさかいるためOP詐欺と言われることも。 --また町人や敵のバリュエーションも少ない。 -キャラゲーとしてイマイチ --フルボイスではなく、ところどころ返事をするのみである。 --他にもキャラが動かせるとアナウンスされた訳でもないが、本編ではルフィのみである。前述通り後にDLCに三人のプレイアブルキャラクターが追加された。 -宝箱 --宝箱開けるのがわざわざ△長押しであり、少々面倒。 -シナリオが短い -シナリオだけ追いかければ10時間かからない。 --内容も王道的だが、別に凝った展開があるわけでもない。 -サブクエストと素材アイテムのドロップ率の低さ --ほぼ「○○もってこい」のお使いのみ。しかも素材アイテムのドロップ率は結構シビアでよく探さないと見釣らないこともある。 -戦闘スタイルの差異の薄さ --見聞色と武装色で戦闘スタイルが変わるシステムであるが、戦闘は基本は同じ攻撃、同じ動作になりがちで非常に単調な戦闘となりがち。 -戦闘の単調さ、無意味さ --上記の問題点の追加となるが回復アイテムや消耗品という概念はなく、リトライも容易であり、常に全力で戦って問題がない。故に一度自分の戦闘スタイルが決まると後は最後までそれをやり続ければいいという単調な戦闘となる。そして敵はダウンやワープなどで無敵時間が多くあり必殺技を当てようと思ったら無効化されたとストレスが貯まる。なお雑魚敵を倒しても素材とスキルポイントが貰えるが雀の涙であり、道中の雑魚はただの邪魔な敵でしかない。オープンワールドで、どうしようもなく強い敵がいるわけでもなく(序盤の状態なら少し強い敵程度ならいる)強い敵にチャレンジしてより高い報酬という概念がない。 -移動面の煩わしさ --ルフィが手を伸ばして障害物を掴んで移動する、というのが基本的な移動方法であるが、高い壁にぶつかると失速してしまう。「停止しながら動き続ける」というイメージを持たれる。 --ゴムゴムのUFOという技を使えばしばらく滞空できるが、これを出すのが少々面倒。 ---- **総評 ルフィがオープンワールドで大冒険。というコンセプトの元作られた本作。~ アイディアこそ面白かったものの、まだまだ技術的や資金的に足らないという評価が総評である。~ 肝心のキャラゲーとしての出来はルフィのみが中心であり、他のキャラはモブキャラという印象が多い。~ 「ONE PIECE」ファンより「ルフィ」ファンに向けたゲームであり「''ルフィWORLDSEEKER''」というのが良くも悪くも正しい意見である。~ ----