【むそうおろち すりー あるてぃめっと】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() ![]() |
対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション4 Xbox One(海外版のみ) Microsoft Windows(Steam) |
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メディア |
【Switch】ゲームカード 【PS4】Blu-ray Disc |
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発売元 | コーエーテクモゲームス | |
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | |
発売日 |
【Switch/PS4】2019年12月19日 【Win】2020年2月14日 |
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定価(税込) |
パッケージ版 通常版: 8,580円 デラックスエディション: 9,680円 アップデート版 通常版: 5,280円 デラックスエディション: 6,380円 |
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プレイ人数 | 1人~2人 | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | シリーズファンから不評 | |
ポイント |
無印から変わらぬ圧倒的な爽快感 要素毎に問題点の改善の質に大きな差が 追加モードやストーリーも問題点だらけ 総じてアクション以外の要素が低評価 |
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無双シリーズ |
無双シリーズでは恒例となった『無双OROCHI3』のアッパーバージョン。
今回は『無双OROCHI2』と『無双OROCHI2 Ultimate』のように独立したタイトルではなく、シリーズ初となる大型DLCとして配信されている。
そのため本作のパッケージ版を買った場合は既存の無印タイトルが本作にアップデートされ、無印版のまま起動できなくなる。
アップデート版は誤購入防止のためかダウンロード版しか用意されていない。
ダウンロード版フルパッケージの予約者のうち、無印を所持していなかったプレイヤーについては「本作へのアップデート権利を持った無印を購入」という形になり、本作の発売日までは無印をプレイ可能というサービスが存在した。
今回は無印のプロデューサーを担当した古澤正紀氏が『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の制作に取り掛かっていた事もあり、『真・三國無双2』から『真・三國無双5』のプランナーとディレクターを担当した庄知彦氏へとプロデューサー役を交代している。
なお、プロデューサーだけではなく開発スタッフが全員変更され、人員が無印版の半分以下になったことも同様に明言された。
無印版記事の通り問題点の大半がシリーズファンほど重要度が高いこともあってか、発表された配信内で早々に「『無双OROCHI3』という作品の本質を変えることができないことをどうか理解して欲しい」という前置きと共に『無双OROCHI3』に対する改善を求める意見の多さを把握・理解していることと、全ての事柄を反映することへの限界について明言された。
また、その後の雑誌インタビューや公式Twitterでも、改善するべき点の膨大さ、既存武将性能の調整、『戦国無双 ~真田丸~』『真・三國無双8』の新武将を追加しないことを明言していた。
このように問題点と向き合い改善に奔走している旨と、開発上の工数の限界のため問題点を解消し切れないことへの理解を求める旨などを積極的に宣伝する異例の展開が様々見受けられた。
今作の主題歌は後述する新キャラクターである「ガイア」を演じる早見沙織氏が担当している。
+ | 詳細 |
無印からのスタッフの入れ替え、不評な点への言及など異色な対応が目立ち、発売前からの紆余曲折が注目されていた作品。
発売前から明言しなければならなかったほどの問題点の膨大さと深刻さ、開発期間の異様な短さによる工数の限界(*20)もあり、要素ごとにその改善点には大きな差が見られる。
『無双OROCHI』シリーズという観方において作品に求められる形への改善には至っていない。
しかし、グラフィックなどの元々の評価点に加え、シリーズトップクラスの爽快感・ストレスフリーなアクションは無印からさらに向上したことも事実であり、
依然として新規ユーザー視点と、前作や、出典シリーズをプレイ済みの既存ユーザー視点とで評価が大きく異なる作品である。
*1 無双バーストの時は1 → 2人目は無双終了 → スイッチ発動が可能だったが、3人目に繋ぐときは無双技の途中を交代でキャンセルしないとと繋がらなかった。
*2 覚醒乱舞/皆伝の存在しない『無双OROCHI』シリーズの武将では不可。
*3 通常神術ヒット時の敵の吹き飛びが真上から前方になり、連続ヒットするように改善されている。
*4 攻撃判定が拡大された上、敵の吹き飛びがゆっくりになって追撃が容易になった。
*5 センは常用漢字外、漢字表記だと「普戈」に近い物。
*6 「神速」「巨星」「斬」は+10が上限のまま。
*7 前者が『戦国無双2』のアレンジ版、後者が『戦国無双3』のアレンジ版である。
*8 無印版では司馬昭へ一方的に恩を売るために自発的に敵軍に所属していた鍾会が、追加サイドでは司馬昭の命で敵軍に所属していることになっているなど。
*9 「本作の属性の性能が極めて強力なため、一部の属性の発動確率などを抑えた状態で楽しめるようにしたもの」と紹介されている。
*10 通常攻撃を当てた敵を前方にかき集めるようになり、チャージ攻撃が有効になりやすくなったなど。
*11 本作では、『無双OROCHI3』のギリシャ神話勢は『TROY無双』世界と同一世界の存在という設定がある。
*12 腕輪の力を借りている無双武将と違い、武神としての力の完全開放という純然たる本人由来の力による神格化である。
*13 新録が無い織田信長でさえボイスの流用で登場ステージやムービーでの出番があるにもかかわらず、神格化武将が勢揃いするムービーにすら出番が無い。味方武将として出撃するステージは存在するが、台詞もなくモブ武将と同格の扱い。
*14 無双覚醒または無双極意によって怯みを無効化できれば被ダメージ時にカウントがリセットされない特殊仕様が存在するが、ゲーム内での説明は無い。
*15 与ダメージが2倍になったところで、属性が弱体化した状態で趙雲のC6で3回属性付与攻撃をするよりも、真田幸村のC4の一連の攻撃で7回属性付与攻撃をする方が総合ダメージは当然ながら圧倒的に多い。
*16 被ダメージをチーム武将全体に分割する。ストーリーモードでも使用可能。
*17 一応「接触した宝箱を自動で開封する」という仕様が存在するのだが、これが極めて精度が悪くほとんどの場合において開封せず、挙句宝箱のある部分で足を止めてしまう。しかも仲間が開封した宝箱のアイテムは表示に反して入手できなくなるバグすらあり、これは最終的に修正されなかった。
*18 それぞれ左右の控えキャラに対応している。
*19 一応、天空神の塔を一度踏破すると仲間になる確率が50%(アップデート前は20%)に上昇する救済処置は取られている。
*20 無印発売日暫くしてから開発を開始したと明言されている。
*21 陣地スキル、武将スキルの有無は関係無い。