保護中
このページは、現在保護されています。
保護された理由はここを参照してください。
【せんごくむそう さなだまる】
ジャンル | タクティカルアクション | ![]() ![]() ![]() |
![]() |
対応機種 |
プレイステーション4 プレイステーション3 プレイステーション・ヴィータ Nintendo Switch |
||
メディア |
【PS4/PS3】BD-ROM 【PSV】PlayStation Vitaカード 【Switch】ゲームカード 各1枚 |
||
発売元 | コーエーテクモゲームス | ||
開発元 | コーエーテクモゲームス(オメガフォース) | ||
発売日 |
【PS4/PS3/PSV】2016年11月23日 【Switch】2017年11月9日 |
||
定価 |
【PS4/PS3】7,800円 【PSV/Switch】6,800円 |
||
プレイ人数 | 1人 | ||
レーティング | CERO:B(12才以上対象) | ||
コンテンツアイコン | 暴力・セクシャル | ||
備考 |
【PSV】PlayStation Vita TV対応 【Switch】全てDLCが予め収録済み |
||
判定 | 良作 | ||
ポイント |
大河ドラマ『真田丸』とのタイアップ 旧『戦国無双』シリーズの集大成 |
||
無双シリーズ |
真田一族、熱き戦いの物語。
コーエーテクモ自身も技術提供、監修を行っている(*1)NHK大河ドラマ『真田丸』とのタイアップ作品。
『戦国無双4』『戦国無双4-II』『戦国無双4 Empires』をベースに、真田昌幸・幸村の2人を主人公に据え、真田家を中心に昌幸の初陣とされる「第四次川中島の戦い」から幸村最後の戦いである「大坂夏の陣」までを描く。
『4 Empires』までに登場する無双武将はすべて続投している他、真田昌幸、武田勝頼、徳川秀忠等の新たな無双武将も参戦している。
システム面では戦場おける「昼夜の概念」と「長期合戦」に加え、敵の策を封じて戦況を有利に持っていく「次の一手」や、「城下町」での情報集めや武将との交流、「探索マップ」による素材集めなど、様々な新要素も追加されている。
本作のベースは『4』『4-II』『4 Empires』であるため、基本的なシステムや用語に関してはそちらを参照されたい。
昼夜の概念
長期合戦
次の一手
手柄
無双極意の仕様変更
その他の仕様変更
城下町
探索・お役目
戦闘の仕様
その他の仕様
真田昌幸の登場
史実を基にした要素によるストーリー面の豊かさの拡充
個性的な特殊モブ
洗練されたアクション
長期合戦
真田丸戦記
会話シーンの演出の強化
BGM
トロフィー
セーブが遅い
新武将専用モーション
外見の変更について
トーンダウンするストーリー
+ | 茶々の扱いについて(ネタバレ注意) |
PSV版における問題
ナンバリングに比べてカットされた部分
クリア後
+ | ネタバレ |
城下町における不満点
テンポを阻害する要素
探索マップにおける不満点
戦闘の制限時間について
その他の問題点
既存の無双武将の扱い
+ | 登場武将と出撃可能回数 |
処理落ちやフレームレートの低下が発生しやすくなった
ストーリーの結末について
+ | ネタバレ |
キャラチェンジ
DLCが少ない
大河ドラマ便乗のスピンオフ企画かと思われたが、内容面の充実により安易な企画との印象を覆した良作。
真田家に集中してスポットを当てたことにより、扱う戦場の範囲自体は狭まったが、それまでのシリーズよりも描写が増え一戦場あたりのドラマ性が充実。重厚なストーリーを演出することに成功したといえる。
また、長期合戦や戦場の昼夜の概念、武器鍛工等、今後のシリーズ作品にも採用してほしい良要素も備えており、アクション面に関してもそれまでの『戦国無双』シリーズの良点を引き継いでいるため完成度は高い。
『4-II』で見られた合戦の使いまわしといった要素もなく、全てが新規に作り込まれているため、スピンオフ作品と言えど侮れない。
次回作『5』ではシリーズがリブートされたため、本作こそが旧『戦国無双』シリーズの集大成といって差し支えないだろう。
*1 具体的にはドラマ本編に登場する劇中の背景や大名勢力図などのCGパートである。
*2 史実における後の淀殿。「淀君」の呼称については「悪女」「淫婦」というイメージと共に、「遊君」「辻君」と言った当時の売春婦の呼称に由来するとして、現在ではあまり使用されない。
*3 無双シリーズの女性は史実を拡大解釈したり、実は忍術の心得があったなどの史実と異なるオリジナル設定を付加してプレイアブル登場させることが多いため、彼女のように「戦わない固有モデルのNPC」というのは非常に珍しい。
*4 「特定の武将を無双奥義で倒す」「味方の体力を維持したままクリア」など。
*5 秘蔵武器も存在するが条件を満たした後に鍛冶屋から入手する形となる。
*6 昌幸の場合、青年期は武田家に仕える若武者としての面が強く、一人称は「私」で丁寧な言葉遣いで喋ることも多いが、壮年期になると独立を果たした大名となるため、一人称は「わし」となり、誰に対しても尊大な言葉遣いで接するようになるといった描写の変化がみられる。
*7 幼年期では無双奥義の〆に浮かび上がる「勇」の文字のフォントが丸み帯びており、幼さを表現するという拘がある。
*8 史実では川中島の戦いの時には2人とも生まれておらず、三方ヶ原の戦いでは元服前である。
*9 近年では浅井家家臣の大谷吉房を大谷吉継の父とする学説が有力だが、吉継本人は浅井家滅亡の時点で8歳または14歳であり、大谷吉継を浅井家家臣とするのは史実ではない。
*10 甲斐姫の生年はおおむね氏康の没年と重なるため、氏康存命中に武将として戦っているというのは史実ではない。
*11 「カリスマ」「プロフェッショナル」などの横文字をまれに使用、トリビア的な余談、他のキャラによる言及など。基本的にコーエーの歴史ゲームシリーズでは操作説明以外では横文字を出さないようにしているが、本作の辞典はそれをあえて緩和している。
*12 「薙刀」「太刀+火縄銃」「双剣」の新武将専用モーションは削除されている。
*13 この傾向は本作がタイアップしている大河ドラマ『真田丸』においても同様で、近年の研究の発展によって幸村は単なる真田家から豊臣家への「人質」ではなく、豊臣政権内において真田家から独立した豊臣側の独立大名としての待遇を受けていたことが分かったため。
*14 秀吉が晩年豹変すること、朝鮮出兵の存在などが原因と噂されている。なお、前者については本作においても八王子城の戦いで敵兵の根絶やしを親友の利家に命じるといった部分や、初代や『2』で秀吉が裏のある人物として描かれていたり、『4』で流浪演舞で一部晩年の描写があったりと、シリーズにおいて完全にスルーされてきたわけではない。
*15 次男の大八は大阪の陣のあとに伊達政宗に召し抱えられ、片倉小十郎の養子になったため現代に至るまで幸村由来の血縁が宮城で続いている。
*16 服部半蔵・風魔小太郎・雑賀孫市といった世襲制の人物は除く、ただし、本作でも風魔小太郎が大坂の陣に登場するといった史実と異なる点も存在する。
*17 このエピソード自体は『3』や『Chronicle』シリーズでも取り上げられており、いずれも史実通りに忠勝の啖呵に肝を冷やした家康が助命を認める展開になる。
*18 真田丸の戦いなど、幸村単騎で徳川全軍を相手にするような戦いもある。
*19 探索は贈り物、長期合戦回想は上田城にて来福寺左京にほら貝を渡す必要あり。
*20 Steamでは海外版タイトルの『SAMURAI WARRIORS: Spirit of Sanada』のタイトルで「音声:日本語 UI/字幕:英語」といういわば「おま語」状態で配信されているのみで、これは『SAMURAI WARRIORS 4-II』も同様、『4』に至っては配信すらされていない。
*21 ちなみに、無双シリーズにおいて女性がナレーションを担当するのは非常に珍しいケースである。