リラックマ★リズム まったり気分でだららんラン♪
【りらっくまりずむ まったりきぶんでだららんらん】
| ジャンル | まったりリズムゲーム |  
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| 対応機種 | ニンテンドーDS | 
| 発売元 | ロケットカンパニー | 
| 発売日 | 2009年12月3日 | 
| 価格 | 5,040円(税込) | 
| プレイ人数 | 1人 | 
| セーブデータ | 1箇所 | 
| レーティング | CERO:A(全年齢対象) | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | リラックマ版リズム天国 無難な作りだがボリュームに欠ける
 一部ステージがまったりとは程遠い
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| サンエックスキャラクターゲームリンク | 
 
概要
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説明不要なサンエックスの人気キャラ「リラックマ」を使用したニンテンドーDSソフト。DSとしては3作目のリラックマゲーとなる。
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完全オートセーブ方式。
主なルール
メインゲーム
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単刀直入にいえば、本作は『リズム天国』を模倣したゲーム性となっている。
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「リズムにのりながらタッチペン操作をし、上画面のキャラを動かす」と思ってもらえれば大体OKだと思われる。
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操作はすべてタッチペンで行う為、操作系統はシンプルなもので統一されている。その為。複雑な知識がなくてもすんなりと操作が可能である。
 
 
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操作に関して。
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下画面へのタッチ操作が主となる。
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下画面の一部分をタッチしないと操作が効かないという事はなく、下画面のどこかをタッチすれば操作入力が効く様になっている。
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但し、スライド系の操作に関しては、スライドできるポジションをキープしていないと操作できない場合がある。
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ステージによって操作方法やタイミングの合わせ方に差別化が図られており、その都度プレイのコツを掴まなければならない。
 
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主な操作方法は以下の4つ。
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「タッチ」…普通にタッチすればOK。
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「スライド」…普通にスライドすればOK。
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「ホールド」…タッチした後にペンをそのまま押さえてホールドし、頃合を見計らった時点でペンを離す操作。
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「タッチ & スライド」…タッチした後にペンをそのままスライドさせる操作。
 
 
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ゲームの流れについて。
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ステージセレクト制を採用しており、自由に好きなステージをプレイできる。
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「リラックマ」「コリラックマ」「キイロイトリ」の3種類の分類に分かれたステージが17ずつ用意されている(3分類 × 17ステージ = 全51ステージ構成)。
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ゲーム開始時は一部分のステージしか選べないが、ステージクリアすると選べるステージが増えていく。
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51ステージすべてをクリアすると、スタッフロールが流れた後に単独の隠しステージも解禁される。よって、本作は最終的に52ステージ分がプレイできる。
 
 
    
    
        | + | ステージ一覧 | 
| リラックマ | コリラックマ | キイロイトリ |  
| 通常ステージ(3分類 × 8ステージ × 2難易度) |  
| おやつの時間 | おとしもの | ひょっこりかくれんぼ |  
| リラックマ吹奏楽団 | お花もだんごも | シャッターチャンス |  
| 花火でぱんぱかぱん! | どんでリズムハードル | たてノリ★ロックンロール |  
| アイスクリーム屋さん | ダンスカーニバル | なわとびジャンプ |  
| ソーセージ工房 | ティータイム | お風呂あがり |  
| みんなでおひるね | ひつじが何匹? | ないしょのチョキン♪ |  
| こっそり… | ごくらくマッサージ | 電車ごっこ |  
| まねっこパーカッション | お料理教室 | あげて♪ さげて♪ |  
| メドレーステージ(3分類 × 1ステージ) |  
| リラックマのお気に入り | コリラックマのお気に入り | キイロイトリのお気に入り |  
| 隠しステージ(1ステージ) |  
| ハッピー★パーティ |  
通常ステージはすべて2つの難易度が用意されている。
最初の難易度を大方クリアしていくと、難易度の高い方のステージが解禁されていく。
高難易度ステージにはステージタイトルの後ろに「その2」という表示が付け加えられる(「おやつの時間 その2」「リラックマ吹奏楽団 その2」など)。
メドレーステージは分類キャラの通常ステージをミックスした様な内容となっている。
通常ステージ全般を大方クリアすると解禁されていく。
このステージはリズム天国でいうところの「リミックス」の様なものと思って頂いて差し支えないと思われる。
隠しステージはその名の通りのステージである。
通常ステージとメドレーステージをすべてクリアするとプレイ可能となる。
隠しではあるが特に特別な要素はなく、他の通常ステージと同じ様な感覚でプレイできる。
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ステージクリアに関して。
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本作にはスコアやノルマといった表示はなく、ステージ内における規定回数の操作をミスせずに行えばクリアとなる。
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最低限のミスで抑えた状態でクリアすれば「銀」、一切のミスをせずにクリアすれば「金」の印が、ステージセレクト画面のプレイしたステージに付く。
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該当ステージを何回プレイしてもクリアできないと、救済処置としてそのステージはクリア扱いとなり新たなステージが解禁される。但し、当然ながらその場合は銀・金の印は付かない。
 
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その他の情報に関して。
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一部のステージでは必ずチュートリアルプレイが挟まれるが、画面下側のスキップアイコンをクリックすれば即本編プレイができる。
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ステージ中にSTARTボタンを押せばポーズがかかり、「そのステージをリトライする」「ステージセレクト画面に戻る」の選択ができる。
 
 
ごほうび
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ごほうびについて。
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本作ではステージクリアを繰り返したり、特定の条件を満たすと「ごほうび」の一部が解禁される。
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ゲーム開始時では一部のごほうびしか選択できないが、条件を満たせば選べるごほうびが増えていく。
 
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ごほうびの種類は以下の通り。
 
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「もようがえ」
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「フレーム」「はいけい」「タッチアイコン」の3種類を好きなものから選択できる。各デザインにつき20の素材(3種類 × 20素材 = 60素材)が用意されている。
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ステージクリアする度に「スタンプカード」へ1~3つのスタンプを押してもらえる。スタンプカードに15のスタンプが溜まれば何かの素材が1つずつ解禁される。
 同じステージを複数回クリアしてもその分のスタンプが溜まり続ける。
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「フレーム」はステージセレクト画面の枠デザインの変更。
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「はいけい」はステージセレクト画面の背景デザインの変更。
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「タッチアイコン」は下画面でタッチ表示を示すアイコンデザインの変更。
 
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「リラックマ絵日記」
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リラックマ達のイラストが拝める。ステージ数と同様の52枚のイラストが用意されている。
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該当ステージをクリアすると1枚解禁される。ステージ毎に解禁できるイラストは1枚のみとなっている(繰り返しプレイによる複数解禁は不可)。
 
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「ミュージックプレイヤー」
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ステージ内で流れるBGMが聞ける。51曲のBGMが用意されている。
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隠しステージを除いた該当ステージを金印クリアすると1曲解禁される。ステージ毎に解禁できるBGMは1曲のみとなっている(繰り返しプレイによる複数解禁は不可)。
 
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「さわれるリラックマ絵」
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リラックマ絵日記とはまた別のイラストが拝める。全部で8枚のイラストが用意されている。
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下画面にリラックマ達のイラストが表示され、画面内のどこかをタッチやスライドをするとリラックマ達がリアクションをするお遊び感の強いイラストとなっている。
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どのステージでもいいので金印クリアすると「クマコイン」が1枚取得でき、それを溜める事でイラストやリアクションが解禁できる。
 同じステージを複数回金印クリアしてもその分のクマコインは入手可能。
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イラストを入手した時点ではタッチなどのリアクション部分が少ないが、クマコインを溜めるにつれリアクションできる箇所が増していく。リアクションは各イラストにつき最大5箇所まで解禁可能。
 
評価点
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リラックマのゆるさ加減が上手く表現されている。
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この辺は流石キャラゲーといったところで、リラックマファンにとっては嬉しいのではないだろうか。
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ステージによるリラックマ達の絵柄はすべて違うもので構造されている。難易度違いに関してもBGMや着色を変えるなどの変化が施されており、ただの流用で済ましていないのも評価に値する。
 
 
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お手軽にプレイできるゲーム性。
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リズムにのってタッチするだけのシンプル操作で馴染みやすい。
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こういう言い方はアレかもしれないが、本作はゲーム天国の模倣作なのでゲームとしての安定感もあちら譲りとなっている。
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ステージにかかるプレイ時間が1分かかるか否かの手短さであり、やり直しの負担が少ない。
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キャラゲーとはいえ余計な過剰演出は皆無であり、ゲームに一点集中できる快適性も美点であろう。
 
 
問題点
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否めないボリューム不足感。
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プレイ時間1分程度のステージが52しか用意されていないのは明らかにボリュームに欠ける。
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本家(?)のリズム天国シリーズに比べてもお話にならない程にボリュームが足りていない。
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「ステージ24種類 × 難易度2つ」 + 「メドレーステージ3種」 + 「隠しステージ1種」と、ステージの種類別でみると30種類にも満たない。
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ステージ数の少なさに反して、ごほうびの"もようがえ"の数がやたらと多い。完全解禁するのに必要なスタンプの量は855つも押さなければならない。
 
 
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一部ステージの難易度が妙に高い。
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特に「タッチの判定がやけにシビア」なステージが幾つかあり、慣れないと金印クリアを目指すのはきつい。
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該当するのは「お風呂あがり」「電車ごっこ」などのステージで、微小にタイミングがずれただけで連鎖ミス確定な程。
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幸いにもプレイのやり直しの負担は小さいので繰り返しプレイいけば何とかならない事もないが、簡単なステージと難しいステージの落差が激しい気がしてならない。
 
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「おとしもの」にいたっては、イチゴやアメを投げた際、光るエフェクトがでないとノーミス判定と認定されない。これに気づかずただ投げるだけでは駄目だと判断する基準がない。
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とはいえ「お風呂上がり」などの前例があるから注視していれば気づくのかもしれないがシビア。
 
 
総評
リラックマのファンアイテムとしては悪くなく、(模倣ながらも)ゲームとしての完成度もそれなりに高いが、ボリューム不足や完全制覇できない仕様などの問題点も少なくない残念な作品。
とはいえ前のロケットカンパニー製のDSリラックマゲーの評判がよろしくない事を考えると、普通に遊べるだけ進化しているとはいえるが…。
最終更新:2019年11月11日 17:13