囲んで消して ワクグミの時間
【かこんでけしてわくぐみのじかん】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
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メディア
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ダウンロード専売ソフト
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発売元
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任天堂
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開発元
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ミッチェル
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発売日
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2009年4月1日
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定価
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500DSiポイント
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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全体的に地味だが中毒性がある内容
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概要
DSiウェアで販売されているダウンロード専用作品。開発は知名度は低めながらも『スーパーパン』『パズループ』『直感ヒトフデ』『数陣タイセン』といったパズルゲームを出しているミッチェルである。
システム
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操作体系はタッチペンのみ。
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ゲーム開始と同時にフィールドに白と黒のパネルが出現する。パネルはタッチペンで触れると掴む事ができ、そのまま別の場所持って行くと、その場にあるパネルと入れ替える事が出来る。
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同色のパネルが枠を形成すると、枠の中のパネルと一緒に消滅する。
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枠の中のパネルは違う色のパネルのみでなければならない。白パネルで形成された枠の中に白パネルがひとつでも入っていると消滅はしない。
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枠は完成すると徐々に緑色に染まってから消滅する。このタイムラグの間に、その消滅しようとしているパネルを用いて別の枠を作ると連鎖が発生する。
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パネルが消滅すると、新しいパネルが順次画面上部から落下して追加される。
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ベースとなるパネルは平面構成になっているため、ゲームも平面と認識しがちだが、この部分だけは重力にしたがう。
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ゲームはピースアタック・タイムアタック・トレーニングの3種類に分かれている。
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ピースアタックは制限時間内にどれだけ多くのピースを消せるか問うもの。
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制限時間はパネル連鎖消滅中は停止し、特定の条件が揃うとボーナスで制限時間が増加する。しかし、ボーナスには回数に限りがある。
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タイムアタックは塔のように積み上げられたパネルを、上部から順次消していき掘り下げ、最下部まで到達する時間を競うもの。
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あらかじめ設定された時間によって順位が変動する。プレイ中、自身の順位が変ると教えてくれる。
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トレーニングはチュートリアルや操作説明を行う。
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また、ここの「ステップアップ」モードで実際にプレイして出題される課題に挑戦することも可能。課題をクリアすると、クリア時間やスライド数から上達レベルが判定される。
評価点
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シンプルなルール。
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基本的なルールは「タッチペンで白と黒の2色のピースを動かし、囲みを作って消すだけ」と単純。
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トレーニングによって基本的なルール・操作説明を確認したり、実際にプレイして練習する事も可能となっている。
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もちろん単にピースを消すだけではなく、意外と頭を使う内容となっている。
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消し方によって「テクニカルボーナス」と呼ばれるものがあるため、より高いハイスコアを目指す場合にはそれを狙っていくことが大事となる。
問題点
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非常に地味。
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基本的なグラフィックはほぼ白と黒の2色で構成されており、大変地味である。
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一応「テクニカルボーナス」の成功時等にボイスがあったりはするが、このボイスについては大して地味さの解消になっていないどころか、むしろ「邪魔だからいらない」という意見がある。
総評
取りとめて目立ったゲームというわけではない。端から見るとどこが面白そうなのか皆目見当もつかないだろう。
実は絵面のみならずシステムも面白いものではない。正直、本作は人に勧めても「面白そう」と感想が返ってくる事はないだろう。
試しに遊んでみた事がない限りは、「この人が勧めるならば」「ミッチェルならば」という信用がなければまず購入しないと思われる。
ゲームには購買意欲を掻き立てる彩が必要不可欠なのだと思い知らされる。
だが、一度はじめるとなかなか止められない。
いわゆる「体が面白いと思う」タイプのゲームで、パズルという割には直感と指先の速さが物を言う。
「気がついたらついついやってしまう」魅力を持つため、その操作方法もあってまさにDSに適した、DSのために存在するゲームと言える。
最終更新:2024年02月12日 01:00