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ウルティマVI 偽りの預言者

【うるてぃましっくす いつわりのよげんしゃ】

ジャンル RPG
対応機種 スーパーファミコン
メディア 8MbitROMカートリッジ
発売元 ポニーキャニオン
開発元 インフィニティー
発売日 1992年4月3日
定価 9800円(税別)
プレイ人数 1人
セーブデータ 1個
判定 なし
ポイント プレイヤーは君自身
悪人はクリアできない
冒険を楽しむゲーム
Ultimaシリーズ


概要

  • 世界3大RPG『ウルティマ』シリーズ第6作のスーパーファミコン移植版。
    • プレイヤーは「アバタールの聖者」と呼ばれる君自身。謎の敵『ガーゴイル』との戦いの勃発により、再びブリタニアに召還される事となる。
    • ガーゴイルはなぜアバタールの命を狙うのか、そしてその目的は何なのか。その謎を解明する為に、おなじみの仲間であるデュプレ・シャミノ・イオロと共に冒険に出発する。

特徴

  • 自由度が非常に高い。
    • 逆に言えば、どこから進めるべきか具体的なヒントが極端に少なく、何をすればいいのか分からなくなることがとても多い。
    • 同じ世界3大RPGの『Might and Magic』同様、クリアを目指すのではなく冒険そのものを楽しむためのゲームである。あちらに比べれば親切設計でプレイしやすい。
      • ただクリアを目指すためだけにプレイすると、クリアに関係ないイベントでガッカリしたり、謎解きで心が折れてしまったりするかもしれない。数日でクリアしようなどと考えず、コツコツと冒険を楽しむという心構えで挑むべきだろう。
  • 人との会話は「なまえ」「しごと」などキーワードを質問することで情報を聞き出す選択制。洋ゲーはこういう形式が多い。
    • 衛兵などを除いて全ての一般人に名前がある。普通のRPGのように一言しか発しないモブキャラが大量に歩いているという不自然さがない。
    • 一度会話した事のある人物は最初の挨拶が変わるのですぐにわかる。
  • ゲーム開始直後に「ムーンオーブ」というアイテムが手に入る。
    • 使ってもなくならない重要アイテムで、主人公の周囲のいずれかのマスにおいて使うと、マスによって決まった位置にワープできる。
      • ただし、主人公の真下などの簡単な位置におくだけで『ガーゴイル』の巣くうある重要な場所にワープできてしまう為、いきなり訳の分からない場所に放り出されて強力なガーゴイルに襲われて面食らうのもまたお約束。ちなみにそれらの場所はゲーム後半でかならず行く必要が出てくる場所なのだが、ゲーム開始直後からいきなり行けてしまうのはどうなのか。
    • 従来のようなムーンゲートシステムも健在。ただし位置固定ではなく、ムーンストーンを埋めた場所に現れるようになった。固定電話から携帯電話に進化したような感じ。
      • 「ゲート・トラベル」という魔法を使えば、そのムーンストーンを埋めた場所にワープができる。ただしLV7魔法なので主人公をだいぶ育てないと使えない。
  • ダンジョンは3Dではなくなり、『ドラクエ1』のように、主人公の周囲以外が全て真っ暗になる。
    • 「たいまつ」や魔法「ライト」を用いて周囲を明るくして進むのが定石となる。なお、奥深くもぐっていくほどBGMがだんだんと暗くなり、音量が小さくなっていくという特徴がある。
      • ちなみにこのゲームの「たいまつ」は片手に持つアイテムなので、たいまつを持つキャラはたいまつが消えるまで両手用武器を装備できないことになる。また、一度持つと時間経過で消えるか、任意に捨てるまで外せない。
  • この世界の住民すべてが1分単位(!)で生活している。
    • 町の人は時間帯によって別の場所に移動し、店もそれぞれ営業時間が決まっている。
    • 夜になると周囲が暗くなる。夜半を過ぎると宿屋すら閉まってしまう。
      • ある程度広めの場所で「キャンプ」システムで時間経過させることが可能。食糧を持っているキャラは自動的に食事をして回復する。
  • 一部以外のアイテムは情報さえ知っていれば、ゲーム内でその情報を得ていなくてもその場所を調べるだけで入手できる。一例を挙げると、公平さの町・ユーのルーンは本来なら情報を得ないと場所が分からないのだが、情報を得てリセットした後などでも、場所さえ知っていれば直に調べるだけで入手出来てしまう。
  • 魔法は店で呪文の書かれた紙を購入して、呪文の書というアイテムに書き込む事で使用できるようになる。
    • 本作では主人公以外の仲間はMPが非常に低いので、魔法担当キャラは実質主人公のみとなる。
      なおINT×2がMPの値になるので、MPの最大値は60。MP回復アイテムは存在しないものの、時間経過で少しずつMPが回復するようになっている。
    • 魔法にはレベルが定められており、魔法レベルがそのまま消費MPになる。レベルが高い魔法は使用キャラのレベルがそれに届かないと使えない*1
    • 呪文の書は片手装備扱いであり、装備していないと呪文を使えない。よって本作では主人公に両手武器を装備させるのは得策ではない。強力な武器は仲間に持たせるのが吉である。
    • 呪文を唱える際にはMPの他に「秘薬」というアイテムが必要。8種類あり、魔法の種類に応じて使用時に1~6種類の秘薬を消費する。
      • 秘薬は各町の魔法屋で販売しているほか、草原や森などに自生していることもある。
    • 鍵開けの呪文*2やフィールド消去の呪文*3は探索に必須。
  • 戦闘はMAP上でそのまま行われるタクティカルバトルとなっている。
    • ある程度敵に近付いた後、どちらかが攻撃を仕掛けることで戦闘開始となる。
      • 遠距離武器でこちらから攻撃することも可能。敵から遠ければ戦闘に入らず再攻撃も可能だが、敵もこちらに向かってくるのでいずれは戦闘になる。
      • 街にいる衛兵にも戦いを挑める。ただしカルマシステム(後述)の関係で、こちらに危害を加えてこないものを攻撃するのは得策ではない。
    • 主人公以外の仲間はコンバット(作戦)を指示しておくことで自動で戦ってくれる。主人公同様のコマンド入力も可能。
      • 仲間に呪文の書を持たせている場合はコマンド入力にしておくこと。作戦指示だと呪文の書で敵を殴ることになってしまう。
    • 敵は基本的に強くなく、難易度は比較的優しい部類。だが、例外としてガーゴイルやデーモン、ドラゴンなどの強モンスターは一変して本当に手強い。
  • ごく一部の重要なアイテム以外は、キャラクターによって装備できるアイテムに違いはない。没個性ととるか自由度が高いととるかはプレイヤー次第。
    • 弓矢などの飛び道具は、力ではなく素早さが重要になる。力の高いキャラは剣などの武器で直接攻撃を、素早さの高いキャラは弓矢で援護をするという役割になる。
      • 弓には「普通の弓」と「クロスボウ」の違いがあり、使用する矢が違う。一度に3方向を攻撃できる「トリプルクロスボウ」もある。
  • 「カルマ」と呼ばれるシステムがある。最高値は100で、最低値は0。
    • 「人のお願いを適えてあげる」「物をめぐんであげる」「神殿で瞑想する(初回のみ)」など、良い事をすると上がり、「物を盗む」「衛兵や無害な動物に攻撃を仕掛ける」「嘘をつく」など、悪いことをするとカルマ(業)が下がってしまう。
      • 敵に攻撃を仕掛けられて戦闘に突入した場合は、反撃で倒してしまっても正当防衛ということでカルマは低下しない。環境の悪い場所では猫やウサギなども襲いかかってくることがある。ダンジョン内では衛兵や子供ですら襲ってくる。
      • 所持者がいない物なら盗みにならない。例えば洞窟で行き倒れている人の所持品や墓の供え物などは、所持者がもう死んでいるので片っ端から持って行って良い。
      • 「誠実さのルーン」が眠っているムーングロウ地下墓地には、いたるところに白骨が横たわっている大量の墓があるのだが、この墓を調べると様々なアイテムが手に入る上にカルマも減らない。 …やっている事は完全な墓荒らしだろというツッコみどころでもあるが。
      • よく橋で追いはぎ行為をしているチンピラや傭兵など、悪人にはこちらから襲いかかってもかまわない。もちろん戦利品の所持者は殺した死んでいるので持ち去り可能。
    • カルマが下がると、店の価格が高くなるほか、死亡からの復活時にそのキャラの総合EXPが減るという仕様がある*4。経験値を稼ぎにくい本作において、これは非常に辛い。
    • さらに、終盤のイベント時に「カルマ」が80以下の状態である選択肢を選ぶと、ゲーム進行ができなくなる*5。該当の選択肢を選ぶ際には、カルマが80以上あるかどうか必ず確認する事。
      • 行き詰まった時の救済措置として、シェイムのダンジョンにいるイバラというNPCに食料をあげるたびにカルマが1上昇するようになっている。だが、このダンジョン自体がかなり入り組んでおりイバラのところにたどり着くのも苦労するので、悪人プレイをするには相応のデメリットがあると暗に伝えてくれている要素ともとれる。
  • LVアップは「神殿」と呼ばれる場所で行う。この「神殿」は、最初はガーゴイルに占拠されており、解放の為に「ルーン」なるアイテムを探す必要がある。また、既存のRPGと違い、そのキャラの総合EXPが一定値を超えているとレベルアップができるシステムとなっている*6
    • 本作での最高レベルは8。一見低いように見えるが、本作で敵から得られるEXPは多くても60前後がいいところ。そしてLV8に必要な総合EXPは6400と、実際にプレイすると分かるがかなりの敵を倒さなくては到達できない数値である。
    • なお、最大HPは全キャラ共通でレベル×30の数値と決まっており、最大レベルの8ならHPは240になる。
    • 神殿を解放すると「ムーンストーン」というアイテムが手に入る。これはゲームクリアに必要なので、必然的に、8つある神殿全てを解放しなければならない。
    • また神殿によって、LVアップボーナスが違う。能力値に差が出るので、LVアップの際に方針を決めておこう。
      • DEX+3の「優しさ」、STR+3の「勇敢さ」、INT+3の「誠実さ」、全パラメータ+1の「清らかさ」のいずれかでLVアップするのが望ましい。他の神殿はLVアップボーナスが少ないため、損してしまう。
  • シリーズキャラ「ねずみのシェリー」は、本作ではなんとアイテムとして持ち歩く事になる。
    • その小さいサイズから、主人公達が通れないネズミ穴*7を通り抜けることができる。実は重要アイテムの回収の為にシェリーが必要な場面もある。
    • また、シェリーが持てるアイテム(重量の軽いもの)なら、盗んでもカルマが低下しないという裏技がある。

評価点

  • BGMは世界観にマッチしていて非常に出来がいい。
    • メニュー画面の曲*8などは、間違いなく耳に残るだろう。
    • フィールドでは、流れるBGMがタイトル・王宮・町の曲などにランダムに変わる。いい気分転換になる。
    • 町中に置いてある楽器を調べるとBGMが専用のものに変わる*9
    • 何故かイカダの曲だけは妙にハイテンション。ダンジョン内で乗ると陰鬱な空気を見事に吹っ飛ばしてくれる。
      • ちなみにイカダ状態では戦闘できないので敵に狙われると凄く危険である。
    • エンディングでは流れる曲自体に特殊な演出がある。これはクリアした者にしかわからないだろう。
  • 良質なストーリー
    • ストーリーを進めると分かるが、このゲームはいわゆる勧善懲悪ではない。
      • 過去作、特に1~3は悪の親玉を倒すのが目的のストーリーだった。それらを知っている人なら、その意味を理解できるだろう。
      • また、過去作を知っているプレイヤーならば覚えのある重要人物達が、物語の終盤で登場する。
  • リアル志向。
    • 弓系の武器には消耗品の矢が必要だったり、モーニングスターやハルバード等の長柄武器が少し離れた位置の敵を攻撃できるなど、戦闘システムにはぬかりがない。
    • 敵が壁越しにいると、攻撃しても矢が届かず不発に終わるし矢はきちんと消費する。敵が弓系で攻撃してきた場合も同じ。
      • 多くの魔法も例外ではなく、壁や障害物ごしに魔法を使っても、敵に使われたとしても壁や障害物に阻まれて不発に終わる。
    • 斧やスピアは敵に投げつけるものである。手に持って使うのは剣やメイス、ハンマーなど。
    • 消費アイテムの「火炎瓶」が、範囲攻撃+安価+なかなかの威力なので、これを投げつけていればいつのまにか敵が死んでいる。人に投げつけてはいけません
      • 因みに経験値は敵を倒したキャラのみが得るシステムの為、育てたいキャラがいる場合は火炎瓶を投げまくる事も多い。
    • 敵を倒したときに落とすアイテムは、その敵が使っていた武器や呪文*10である。金貨はある程度知能のあるモンスターしか落とさない。
    • ダンジョンは単独のものではなく、別のダンジョンとつながっているものが大半である。また、離島に歩いて渡れるものもある。
  • 「ヘルプ」の魔法でいつでもロードブリティッシュ城に戻れる。戻った時点で仲間は全回復する。
    • MPも秘薬も消費しない。ダンジョン奥からでも目的を果たしたら安全に帰れる。
      • 夜中などロードブリティッシュの執務時間外だった場合、朝まで時間が進む。
    • 突然強敵に遭遇したら死ぬ前にヘルプ。冒険ではこういうこともよくある。

問題点

  • 最初の城から出る時点で難易度が高い。
    • その理由として、ロードブリティッシュの長すぎる話と、その後の城内探索がある*11
      • 城内のアイテムはロードブリティッシュからのプレゼントであり、持っていってもカルマが低下しない為、大量のアイテム探しに夢中になり、鍵の事を忘れるプレイヤーが続出した。聞きなおそうにも、ロードブリティッシュの話が長く、苦痛になる事も。
      • アイテムには全て重量が設定されており、持ち運べる限界がある。またアイテムの種類が多くなると自動的にバッグに入れられるのだが、その説明がないので重要なアイテムを紛失してしまったと勘違いする原因にもなる。
  • 魔法やアイテムの説明が一切ない。攻撃力や防御力、重量などが簡潔に表示される程度である。
    • そのため、情報なしではアイテムの効果が分からない事態に陥る。アイコンも非常に簡素であり、一例を挙げるとロールパンなどは現実のロールパンのそれとは乖離した見た目(例えるならマカロンみたいな形状)である。
      • 「火薬の樽」というアイテムは、投げたあと数秒後に爆発する。ただの攻撃アイテムではなく鍵のかかった扉を強引に開けるのにも使える上に、気球を手に入れる為にもクリアに必須なのだが、ゲーム中ではそれが分かりにくい。
        この事を教えてくれるのはジプシーのゾルタンというキャラクターで、その内容は「いう事をきかない扉は火薬の樽でボカン!だ」という旨のもの。なお、取扱説明書には火薬の樽について記載してある。
      • ポーションは色分けされており全8種類あるが、各色の持つ効果について説明がない。黄色(回復)と赤(解毒)以外の効果は限定的すぎてほとんど使わない。使った相手を毒にするものもあり、うかつに使うのもためらわれる。
      • このゲームのフィールドは毒沼だらけであるが、「スワンプブーツ」を装備していれば毒沼も安全に歩ける。防御力0なので装備をためらうかもしれないが、ミノックで安価で購入可能なので全員に装備させるべき。むしろ普通の靴こそ何の役にも立たない。
      • 最初の城でいきなり「ライトニングワンド」という最強武器が手に入ってしまう。通常武器で最強の「ハルバード」と同じ威力を持ち、射程距離も長い。しかし使ったとき時々壊れるという説明がなく、突然壊れて呆然としたプレイヤーは多い。その破壊確率も非表示。
  • 魔法に関しては、これまた説明書がないと辛い。
    • このゲームの魔法の名前は「ハーム(敵単体にわずかな魔法ダメージ)」「ディスエイブル(敵単体のHPを1にする)」「トレモア(地震で敵全体を攻撃)」など、とても独特であり*12、説明書なしだと「その名前でそんな効果なのか!」と思うこと請け合いである。
    • 一応「クリエイトフード(食料を作る)」「ヒール(HP回復)」「ライト(周囲を明るく照らす)」「アンロック(魔法の鍵のかかった扉を開ける)」といった、分かりやすい名前のものもちゃんとある。
      • なお「リビール」という、説明書に名前すら載ってない魔法が一個だけある(体の透明化を解除する効果)。
  • アイテムの管理が面倒。
    • 拾ったアイテムは常に先頭のキャラ(主人公)が入手する。重量制限で持てない場合は次のキャラ、そのキャラが持てない場合はまた次のキャラ、と順に判定されていく。
      • 主人公は魔法を使うために持ち物が秘薬でいっぱいになるので、拾ったものと混ざってゴチャゴチャになってしまう。せめて誰がアイテムを拾うかの指定ができれば良かったのだが。
      • 重量制限はPC版ではSTR×2の所を、SFC版ではSTR×3と緩和されてはいるが、それでもきつい。因みにパラメータ上限は30なので、持てるアイテムの重量は90が最高値となる。
    • ボートや気球も所持アイテムであり、使うとMAP上に設置してから乗ることとなる。
      • これらの乗り物は降りた際に回収しておかないと、建物に入ったりした瞬間に消滅してしまう。特に気球を作り直すのはかなり面倒なので、降りたら必ず「調べる」で回収すること。
  • 敵を倒すと宝箱*13を落とすのだが、敵が障害物の影や水地形などにいるときに倒すと宝箱が出現できない。
    • 宝箱の上に乗った敵を倒しても新たな宝箱は出ない。こういった仕様のため戦利品をいくつか損してしまうことになる。
  • とにかく情報量が多く、クリアに時間がかかる。期間を空けてプレイしていると何をするべきか忘れてしまうことも多いので、メモをとっておくほうがいい。
    • この世界は非常に広く、あちこちでフラグを立てないと物語が進まない。なお、街から街へは『ポケモン』のようにつながっており、『ドラクエ』のようなアイコン形式ではない。
      上述したが、設置した場所によって様々な場所にワープできる「ムーンオーブ」を駆使してやっと楽になるほどである。
      本作をクリアできずに投げたプレイヤーは、この長さや面倒くささに付き合いきれなかったところも大きい。
  • セーブデータが1つしかない。しかもデータが消えやすい。取り扱いには細心の注意を払うように。
  • 仲間キャラは初期の4人が固定で、さらに2人まで一緒につれていけるが、追加の仲間の当たり外れは激しい。
    • 一例を挙げると、過去作(4.5)ではアバタールコンパニオンの1人だった「イアナ」は、初期能力が微妙な上に魔法を使えなくなったりと弱体化している。
    • ニューマジンシアの「カテリーナ」は初期LV5でありながら、能力がどれも20に届いていない。
    • バッカニアーズ・デンで仲間にできる「レオナ」「レオドン」も初期レベル・能力ともに微妙。ただしレオドンは貴重品の「透明の指輪」を持っているので、アイテムの為だけに一瞬だけ仲間にすることもある。
    • 一方でサーパンツホールドで仲間にできる「ゼガリオン」は初期LV5でSTRが28と高い為に即戦力になる…などである。
+ ネタバレ注意
  • 最終盤において「ベーレム」というガーゴイルを必ず仲間にしなくてはならないため、実質、自由に使える枠は1枠になってしまう。ベーレムが仲間になった時点で、ほぼクリア目前にも等しいのだが。
    本作で自由に仲間に出来るのは数人ほどしかいないのだが、仲間の枠に関しては不自由というほかないだろう。
    ただしベーレムはガーゴイルだけあって、初期LV2の時点で能力がかなり高く、レベルアップする神殿を選べば、仲間キャラ中唯一、能力ALL30を狙えるキャラでもある*14
  • なおPC版では最大8人連れて行けたが、それはそれで管理が面倒だった。ただ、荷物持ち専用の仲間がいるとかなり便利。

総評

良移植の見本市。洋ゲーの雰囲気を味わうには最適とも言える出来の作品で、自力で解くにはかなりボリュームもあり、長い間冒険気分を味わえる。
しかし日本のRPGに慣れてタンスから物を盗るのが当たり前になっている人は、洋ゲー特有の濃すぎるシステムにかなり困惑してしまうだろう。
高い自由度を求めるプレイヤーなら、ぜひともプレイしてほしい一本。その広すぎる世界に最初は面食らうだろうが、一度入り込んでハマってしまえば、隅々まで探索したくなるだろう。
一方でこの高すぎる自由度が足を引っ張っているのも事実であり、人を選ぶ作品ともいえる為、当wikiでは判定無しとなっている。

余談

  • 元のPC版から削除された要素が結構多い。これらを残念がる声もあるが、BGMの聞き応えや演出面などでは良好な評価を得ている。
    • 容量の都合か顔グラフィックが削除。PC版では町の住民はもちろんのこと、プレイヤーキャラにも顔グラフィックがあった。
      • アバタールのキャラメイクも削除。顔や性別の設定もなくなった。
    • 閉まっている扉は「使う」コマンドで開けるようになっていたが、SFC版では体当たりで開けられるようになるなどUIが向上。
    • 宝箱や扉にかけられている罠が削除され、安全に開けられるようになった。
    • PC版では、ジュリアというキャラを一度仲間にしてから別れてしまうと、へそを曲げてしまって二度と仲間にならなくなってしまったが、SFC版では再度仲間にできる。
    • 仲間の単独行動ができなくなった。
      • 最も影響を受けたと思われるのが、ねずみのシェリー。PC版では正式な仲間である。
        STRが最低値なのでほとんどアイテムを持てないが非常に素早く、鉄格子も通り抜けられる。レベルアップでSTRを上げればアイテムも持てるようになってくれる。だがSFC版の彼女はアイテム扱い。
    • 持ち歩けるアイテムの重量制限が増加した代わりに地面にアイテムを置けなくなり、城の自室に保管もできなくなった。
    • 馬に乗れなくなった。馬屋はそのまま残っているが利用できない。
    • アイテムを売る時はその店で扱っているものしか買い取ってくれなかったが、SFC版ではなんでも買い取ってくれるようになった。値段も統一され、わざと値段の高い店に売る(売値は買値の半分)というテクニックが使えなくなった。
    • 戦闘時、仲間の行動の「前衛」「側攻」「後衛」がなくなり簡略化された。
      • 仲間のHP表示がなくなった代わりに、与えたダメージが数字で表示されるようになった。
    • ムーンストーンを集めるのには「ルーン」と「マントラ」が必要だったが、マントラが削除されルーンだけになった。
      • 埋めたムーンストーンを回収するにはムーンゲートが消えるまで待たなければならなかったが、SFC版ではゲートが出ている時間帯でも回収可能になった。
    • クモの巣にひっかかることがなくなり、クモの洞窟の難易度が格段に下がった。
    • 名曲「ストーンズ」を演奏するイベントでは、数字で音階を指定する必要があった。SFC版では自動演奏。
    • 船や気球の航行は風向きの影響を受ける。風向きを変える呪文もあるが肝心の乗っている間に使えないのでほぼ役に立たなかった(大洋横断にもボートを使ったほうが楽なほど)。SFC版では風そのものが削除されたので気球の移動がとてつもなく快適である。
    • とあるダンジョンで分かれ道があり、間違えると別ダンジョンの溶岩の上に落とされるトラップがある。SFC版でも存在するが、すぐに元の場所に戻ることができるのであまり問題にならない。
    • 魔法を使う際の秘薬の調合が自動化された。
    • 杖に呪文を込めることができなくなった。それに関連する「魔法の検出」などの呪文も削除。
      • 「窃盗」という呪文があり、使うと当然カルマが下がる。こちらも削除された。
      • ある重要アイテムを手に入れるには窃盗行為が必須で、持ち主に見つかるとガラスの剣(攻撃力255)で襲われ一撃で死ぬ。SFC版では会話で譲ってくれるようになり、「ちょっと前までこんなに話のわかる女じゃなかった」とメタ発言する。
      • 「消火」「死者の言葉」「日食」などの意味がなかった呪文の削除。トラップを仕掛ける呪文もほぼ無意味だったためか削除。
      • 風向きの概念がなくなり「操風」も削除。
      • 宝箱トラップ削除の影響で「罠の検出」「解罠」も削除。
      • 「念動力」で手の届かないスイッチなどを操作できたが削除。きちんと謎解きをしなければならなくなっている。
    • ウィスプが「ハルマゲドン」という魔法を教えてくれる。これを使うとゲームクリア不可能になる。
      • SFC版ではウィスプに渡す本もハルマゲドンも削除され、ウィスプの存在価値がほぼなくなってしまった。
    • 広範囲を攻撃する魔法は味方も巻き込むため乱戦で使えなかったが、SFC版では敵にだけ当たるようになった。
    • PC版ではグラスソードを用いて、就寝しているロードブリティッシュを殺害できたのだが、SFC版では彼との戦闘自体が不可能になった。
    • まとめると、全体的にプレイしやすいようになっていたり、道徳的にそれはどうなのかという要素が削られている。
  • ブリティンの町のとある道具屋で売られている火炎瓶を大量に購入し、同じ店で大量(128個以上?)売ると、なぜか約64000ゴールドという大金で買い取ってくれる裏技がある。ただし、この時に所持金が65535ゴールドを超えるとオーバーフローしてしまい所持金が減ってしまうので要注意。
    • また、この裏技を使った事によるバグ・副作用もあるとの事なので、試すなら自己責任で。
  • 今作ではスカラブレイで殺人事件が起きているが、今作では解決せず、続編で犯人が明らかになる。
    • 一応今作内で犯人がポロッと失言をかます。
  • 「ガーゴイル語」という独自の言語がある。ガーゴイル語を習わずにガーゴイルの世界に行くと、翻訳されていないガーゴイル語を聞く事ができる。ただし会話は通じない。
    • 例:「an-bal-sil-fer」悪い予言を現実にする者(=偽りの預言者)
最終更新:2024年05月18日 22:17

*1 魔法を呪文の書に書き込む事は、魔法のレベルに関わらず可能

*2 扉や宝箱にかかっている魔法の鍵を外す。物理式の鍵は開けられない。

*3 ほとんどのフィールド型トラップは「プロテクション」の効果が効いているうちは無効化できるが、エネルギーフィールドはこれで消さないと通過できない。

*4 カルマが80なら、復活時の総合EXPはその時の80%になってしまう。100ならデメリットなし

*5 取扱説明書に「カルマが低すぎるとクリアできなくなる」と書かれている。そもそもアバタールは聖者なので、悪人プレイではクリアできないというのも当然だろう。

*6 例えば、LV3からLV4にアップさせるには、そのキャラの総合EXPを400まで稼ぐ必要がある。また、死亡して総合EXPが減り、そのレベルに必要な数値以下になってもレベルが下がるということはない

*7 壁をよく見ると見つかる。

*8 PC版ではキャラメイク時の曲だった。SFC版にはキャラメイクがないので使用場所が変更。

*9 ちなみに前作のBGMのアレンジ

*10 PC版では呪文を落とさない。

*11 PC版ではロードブリティッシュからの質問責めもあった。

*12 PC版の魔法音節をそのまま横文字に直しただけなので余計ややこしくなった

*13 PC版では死体がそのまま残り、それを調べて入手する方式だった。

*14 やり方さえ知っていれば、神殿を開放してなくてもベーレムは仲間にできる。やりこんだ人の場合、あえて序盤からベーレムを仲間にしてから冒険を楽しむという、通常とは逆のプレイスタイルをとるプレイヤーもいる