名探偵コナン 狙われた探偵
【めいたんていこなん ねらわれたたんてい】
| ジャンル | アクションアドベンチャー |  
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| 対応機種 | ゲームボーイアドバンス | 
| 発売元 | バンプレスト | 
| 開発元 | フォーティーファイブ | 
| 発売日 | 2003年7月25日 | 
| 定価 | 4,800円 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | コナンなのに推理要素が無い キャラゲーとしては良好
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| 名探偵コナンゲームリンク | 
 
概要
青山剛昌の人気漫画『名探偵コナン』を原作としたアクションアドベンチャーゲーム。
携帯機向けシリーズとしては舞台をGBAに移し、グラフィックの向上などが図られている。
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これまでのコナンゲーに比べ、アクションに比重を置いた作りになっており、アクションステージを攻略することで進行するようになっている。
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ステージの攻略条件は様々。ジャンプを駆使してゴールに辿り着いたり、パズルを解いたりミニゲームをクリアするなど。時には尾行するスニーキングステージなどもある。特定のステージではスケボーなどのアイテムを使って攻略することも。
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ある程度ステージをクリアし、次の場面に進む際にセーブすることが出来る。また、中断セーブをしてメインメニューに戻ることも出来る。
 
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ストーリー進行やミニゲーム、アクションステージ内で手に入る「リドルカード」は1つ1つに問題が書かれており、メインメニューから問題に挑戦することが出来る。ストーリー中でも重要な位置を占めている。
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カードは全部で100枚。全てのリドルカードを入手すると最終章である第六章へ進むことが出来る。
 
ストーリー
ある日、コナンの元に届いた小包。それは、新しくオープンするテーマパークの招待状と子供たちの間で流行っているトレーディングカード「リドルカード」だった。
小包には20年前に迷宮入りのまま時効を迎えた窃盗犯スフィンクスの名が書かれていた。
その後も事あるごとにリドルカードと共に事件が起きる…果たしてスフィンクスの正体は。リドルカードが意味するものとは。
評価点
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原作の雰囲気をよく再現したイベントシーン。
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少年探偵団や服部、園子など定番のキャラだけでなく、当時の原作では出番が少なかった真などさまざまなキャラも登場する。
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盛り上がるシーンでは原作のBGMがかかる。こちらもうまくGBA音源にアレンジできており違和感はない。
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イベント、アクション共におなじみのアイテムを活用する場面も多い。
 
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歴代携帯機シリーズから大幅に向上したグラフィック。
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マップ上のキャラも大きめでよく描きこまれている。イベント時の一枚絵も多い。
 
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ポーズ中、画面を自由に移動してマップ全体を確認できるようになっている。制限時間も停止するため、落ち着いてプレイ出来る。
問題点
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推理要素は皆無。犯人当ての選択肢などはないので、推理ADVだと思うと肩透かしをくらう。
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前述の通り、最終章を見るためには全てのリドルカードを集めねばならず、やや面倒。
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特に8種類あるミニゲームは1レベルにつき4回、全4レベル計16回ずつクリアせねばならない。時間がかかる。
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さらに所謂トゥルーエンドを見るためにはリドルカードの問題を全て解き、隠しアイテムである「101枚目のリドルカード」を入手しておく必要がある。解答は全て1文字ずつ入力する形式のため、選択肢から正解を選ぶという逃げ道がなく地味に高難易度(一応、なぞなぞの範囲ではあるが…)。プレイヤーの知識によっては解答できそうにないものもある。
 
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視点の関係で、ジャンプの間隔が分かりづらい。
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他にも短い距離でスライディングせねばならなかったり、ある章では「敵に見つからないように隠れながら進む」という設定でありながら「どうやっても見つかるので追いつかれてミスになる前に逃げ切る」という状況が多々発生するようになっていたりと、アクションとしては粗が多い。
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苦手なプレイヤーからはアクション部分は高難易度と評価されがち。
 
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一度クリアしたステージを何度でもやり直せるが、イベントをカットすることが出来ない。
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取り逃したリドルカード集めの時に非常に面倒。とにかくボタン連打するしかない。
 
総評
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『名探偵コナン』を題材にした中でも数少ないアクションゲームとして貴重なタイトル。
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気軽にプレイできるタイトルではあるが、推理ADVを求めているプレイヤーには向かないかもしれない。
最終更新:2024年07月20日 18:44