このページでは『どきどき魔女神判!』(バカゲー)、『どきどき魔女神判2』(バカゲー)、『どき魔女ぷらす』(良作/バカゲー)を紹介する。
【どきどきまじょしんぱん】
ジャンル | タッチアドベンチャー | |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売・開発元 | SNKプレイモア | |
発売日 | 2007年7月5日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
レーティング | CERO:C(15才以上対象) | |
判定 | バカゲー | |
ポイント |
健全なイメージの任天堂ハードでセクハラな内容が話題に DSの機能を生かしたバトルシステム アニメ・漫画・ゲームパロディ&自虐ネタが豊富 |
格闘ゲーム『THE KING OF FIGHTERSシリーズ』などで有名なSNKの倒産後、同社の版権を受け継いだSNKプレイモアのDS参入タイトル第1弾。
ニンテンドーDSで「少女の体にタッチして魔女の印を見つけ出す」という内容が一部で話題となった。
一応SNKプレイモアはこれまでにも『デイズ オブ メモリーズ』シリーズなど携帯アプリで旧作のキャラを用いた恋愛・エロ要素のあるゲームを製作してはいたが、
ニンテンドーDSにて直接的なエロ描写のあるゲームを新規キャラクターで出すという行いに誰もが「SNKプレイモアは正気か!?」と不安を感じるところであった。
しかしその期待と不安は(様々な意味で)裏切られることになる。
SNKプレイモアのDS初参入タイトルにして完全新作と言うこともあってか全体的に荒削りな部分が目立ち、それが批判点として大きく出ている。
さらに作風の関係上人を選ぶことになりやすいタイトルでもある。
しかし評価点においては確かにセンスの光る部分も存在し、万人受けはしないがはまる人はとことんはまる良作という評価をされていることが多い。
また、それまで旧作のキャラクターを利用した作品が多くその点について批判も多かったSNKプレイモアに完全新作を作るだけの力が存在することを知らしめたということも本作の功績としてあげられるだろう。
本作は実験作的な色合いも強く、制作者の意欲が強く感じられる良タイトルだといえよう。
【どきどきまじょしんぱんでゅお】
ジャンル | タッチアドベンチャー | ![]() |
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対応機種 | ニンテンドーDS | ||
発売・開発元 | SNKプレイモア | ||
発売日 | 2008年7月31日 | ||
定価 |
限定版:8,800円 通常版:4,800円(税別) |
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レーティング | CERO:D(17才以上対象) | ||
判定 | バカゲー | ||
ポイント | システム面を大きく改善 |
SNKプレイモアが放った問題作『どきどき魔女神判!』の続編。「2」は「デュオ」と読む。
レーティングはCERO:D(17歳以上対象)に引き上げられている。
前作の主人公・西村アクジが続投。本作では転校させられ舞台が違う学校に移る。
これによって新キャラクター・新ヒロインが多数登場するが、前作のキャラクターもシナリオに関わってくる。
相変わらず賛否分かれる点、改善し切れていない問題も残っているが、改善点、追加要素もまた多く、総じて前作から進化したといっていい出来である。
【どきまじょぷらす】
ジャンル | タッチアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | ニンテンドーDS | |
発売・開発元 | SNKプレイモア | |
発売日 | 2009年7月30日 | |
定価 | 4,800円(税別) | |
レーティング | CERO:D(17才以上対象) | |
判定 | 良作 | |
バカゲー | ||
ポイント | 初代のリメイク |
初代『どきどき魔女神判!』のリメイク作品。
『2』の人物もイベントやエクストラエピソードに端役で登場する。
わずか2年でのリメイクについてファンの間で物議をかもしたが、これについて公式ブログでプロデューサーが釈明している。
初代リメイクのため基本システムと登場人物は同一だが、新キャラの追加や漫画版の設定の逆輸入の結果、シナリオの筋やヒロインの設定も大幅に変化した。
初代の明るい雰囲気を残しつつ、終盤に連れて『2』同様にシリアスな雰囲気へと移り変わっていく。設定も整理されており、初代に比べると説明不足は減っている。
アクジでもないのにルルに善人にされかねないフリーダムっぷりなタメ口なだけに逆輸入出演されず惜しい。
相変わらず粗い部分や人を選ぶ部分はあるものの、2作品の反省を生かして作られた本作は間違いなく良リメイクである。今からシリーズに触れるならこちらをお勧めしたい。
*1 一応、現実における魔女を意味する英単語「Witch」それ自体に男女の区別はなく、元ネタであろう中世の魔女狩りは男女の性別関係なく裁判にかけられている。
*2 PS2版『ティンクルスタースプライツ』のロードランや『キミの勇者』のティオなど、メインキャラクターの家族に割と重要な設定をしておきながらメインストーリーに姿を出さず謎のままにするというのは松下P作品において半ばテンプレと化している。
*3 後述するリメイク版では選択肢によって飛ばせるようになった。
*4 前作と本作のメインヒロインのねんどろいどぷちフィギュア、PVやサウンドドラマなどを収録したCD-ROM、劇中の学校の生徒手帳など。
*5 DSの二画面特殊性の移植性皆無沙汰はほぼ全てのDSソフトに言えることで、その意味でも移植対応できていたWiiUだったならばコレクションもダウンロード販売できたかもしれない。一応、SNKの一部レトロゲームならばスイッチでダウンロード販売されている。
*6 どき魔女と世界観は特につながってはいない。
*7 これも『キミ勇』や『どき魔女』、『ティンクルスタースプライツ』と世界観は関連確認はない。
*8 藤ノ宮氏はどき魔女以前はPS2でティンクルスタースプライツ二作目でデザイン担当したが、こちらも初代はスイッチでダウンロードして遊べるが二作目は2023年現在ダウンロード移植されておらず、仮に藤ノ宮氏デザインつながりで世界観をどき魔女やフィー学につなげるならば二作目もダウンロード移植されないと違和感となりそうである。