注意:このページでは、『実況パワフルプロ野球12』と『実況パワフルプロ野球12 決定版』を、共に「賛否両論」判定として紹介する。
【じっきょうぱわふるぷろやきゅうじゅうに】
ジャンル | スポーツ | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ |
|
発売元 | コナミ | |
開発元 | コナミ(パワプロプロダクション) | |
発売日 | 2005年7月14日 | |
価格 | 6,980円 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
CPU強すぎ(開幕版のみ) あまりにお粗末なマイライフモードのAI 監督馬鹿すぎ バグ多すぎ(開幕版のみ) 運要素が強いがハマる人はハマるサクセス |
|
実況パワフルプロ野球シリーズ |
人気野球ゲーム『実況パワフルプロ野球』の12作目。『11』の世界観を引き継いだパラレルの話。
パラレル色が強いが続編という事もあり、前作の帝王大学編で語られていた山口賢のその後が分かるようになっている。
シリーズが続くにつれ少しずつマンネリ化も進んでいる中、前作が高評価だったこともあり、ファンからはかなり期待されていたのだが、その実態は…。
投打のバランス
選手運用
マイライフモード
その他
以上の様な様々な要因により発売当初は完全に黒歴史扱いにされていた。だが、野球ゲームとしては決して崩壊しておらず、サクセスも人によってはかなりハマる。
野球もCPUレベルをパワフルにしなければそれなりに楽しめる出来である。また、ヒットやホームランが打ちやすくなっているため、爽快感は抜群。
新規層や初心者からの評判は悪くなく、シリーズファンからの評判は最悪という両極端な評価を得ている作品。
なお、『決定版』ではバグの修正も含め大幅なテコ入れが行われた。
【じっきょうぱわふるぷろやきゅうじゅうにけっていばん】
ジャンル | スポーツ | ![]() ![]() |
対応機種 |
プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ |
|
発売元 | コナミ | |
開発元 | コナミ(パワプロプロダクション) | |
発売日 | 2005年12月15日 | |
価格 | 6,980円 | |
レーティング | CERO:全年齢対象 | |
判定 | 賛否両論 | |
ポイント |
サクセスの内容調整 不具合やバグはほとんどが修正 監督のAIはさらに悪化 |
前々作10、前作11の決定版は『超決定版』と銘打って発売されたが、今作からは従来どおり『決定版』に戻った。
パワプロのナンバリング作品でPS2とGCでマルチプラットフォーム展開された最後の作品である(*12)。
また本作は「コナミ」名義で発売された最後のパワプロでもある(『13』以降は「コナミデジタルエンタテインメント」として発売)。
本作における変更点は、野球部分とサクセスモードはプラスになったと言える。だが、当時のペナントレースの流行を安易に取り入れたルーチン改変などは完全にマイナスである。そのため、「どっちもどっち」といった感じになってしまった。 しかし現状ではバグが修正されたことも手伝って『12決定版』を評価する意見もある。パワフルタウン連合軍との対決など熱いシチュエーション自体はある。
*1 前作までの○月○日に予定を入れる、という形ではなく当日にすぐ遊びに行く形になった。また、基本的に誘いを断られる事も無くなった。
*2 「高木幸子」という女性キャラ。結婚して「海野幸子」と姓を変えて登場。
*3 イベントを起こし帽子をかぶると以前のモブグラフィックに変化、さらに性格も変わる。
*4 一応ストッパー不在、中継ぎ陣がやや頼りない、全体的に投手のマイナス能力がやたら多いなど、「当時の巨人特有の弱さ」は一応再現されているのだが、打撃面が強すぎて大した弱点にはなっていない。打撃面の強さも(やや極端ではあるが)巨人の特徴再現と言えなくもないのだが。
*5 特にクリーンナップのローズ、小久保、清原、高橋由の成績が化け物じみたものになる。
*6 後に2007年の日本シリーズ第五戦で、中日・落合監督は8回まで完全試合ペースだった山井大介投手を降板させ守護神・岩瀬仁紀投手を送った、という実例が出来たが、これは落合監督自身「山井のメンタルに不安があった」以外にも「CSを右肩痛で登板回避していたのも不安要素」「手のマメが潰れていた(ただし「潰れていなくても交代させていたかも」とも)」「3~4点差なら記録に期待して山井続投もあったが、日本一に王手がかかった試合で1点差であったから交代した。一人のOBとしては記録が見たかったが、監督としては私情を挟まず勝利を優先するべきだったと思う」、山井投手も「早く出塁してくれと言う気持ちの方が大きかった」「降板は自分から申告した」「みんなのシーズン通しての努力が完全試合を後押ししてくれた。だからこそ同じくシーズン通して守護神に座るため努力していた岩瀬投手で終わるべきだと思った」などとコメントしている。ちなみに山井投手は後にレギュラーシーズンでノーヒットノーランを達成。
*7 奥井が1軍に居る状態で試合観戦、奥井を釣りに誘う、公園での延長デートをするなど。ただし奥井が1軍入り出来るか自体が後述のようにランダム。
*8 結婚の有無が年度始めに決まるためか、優先順位が「ランダム結婚>プレイヤー婚約」になってしまっているらしい。
*9 バイトを多くした建物は潰れにくくなる傾向になるのだが、あくまで「傾向」であって、潰れるときは潰れる。また、社会人編ではバイトはできない。
*10 ただし、正体を加味すると妥当な能力値ではある。
*11 プロローグでの矢部の「自分と主人公以外のチーム全員野球ができなくなった」という発言と、水孤の「俺は弱すぎるお前らのチームを抜け、草野球最強を目指すチームを立ち上げた」という発言があるだけである。
*12 ナンバリング作品以外で最後は『実況パワフルメジャーリーグ』
*13 巨人シナリオではなく、横浜シナリオ。