機甲警察メタルジャック
【きこうけいさつ/あーまーどぽりす めたるじゃっく】
| ジャンル | 横スクロールアクション |  
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| 対応機種 | スーパーファミコン | 
| メディア | 8MbitROMカートリッジ | 
| 発売元 | アトラス | 
| 発売日 | 1992年7月31日 | 
| 定価 | 9,800円 | 
| 判定 | なし | 
| ポイント | ブルー冷遇 | 
 
概要
1991年に放送された、サンライズ製作による同名テレビアニメのゲーム化作品。
犯罪組織「イド」によって瀕死の重傷を負いサイボーグとして生まれ変わった青年たちが、敢然と悪に立ち向かうヒロイックアクション。
特撮ライクな設定やビジュアルが特徴だった。
キャラクター
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神崎ケン(レッドジャック・ハイパーレッドジャックアーマー)
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本編の主人公。
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機動力・攻撃力ともに平均的なバランスタイプ。特殊武器はバスターショット(銃)
 
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アグリ・亮(シルバージャック・シルバージャックアーマー)
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機動力に優れリーチが長いが攻撃力は低い。特殊武器はサーメットスティック(警棒)
 
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豪田剛(ブルージャック・ブルージャックアーマー)
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シルバーとは逆に機動性に劣るが攻撃力が高い。特殊武器はない。
 
特徴
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このゲームは3人のサイボーグ刑事のうち1人を選んで進めていく横スクロールアクションで、対ボス戦では3人がサポートメカと合体して戦う。
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全6ステージ。時間制限あり。
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操作
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Bボタンでジャンプ、下+Bボタンでハイジャンプ、Yボタンでパンチ、Xボタンで素手と武器の切り替えができる。
 
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敵を倒すと出現するアイテムを取ると、回数制限ありの特殊武器が使えるようになる。
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ジャックオン
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通常はジャックスーツでの戦いとなるが、ボス戦ではジャックアーマーを纏って戦う。
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強力なチャージ攻撃が出来るようになり、他の能力も向上する。
 
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難度設定と残機設定
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この時代のアクションの定番として、残機や難度はオプションで変更可能。
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コンティニューはステージの最初から。
 
評価点
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SFCとしては高いビジュアルの表現力
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ジャックオン時には「ジャック・オン!!」のサンプリングボイスと共に、アニメを意識した演出が入る。
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スペック上完全再現とはいかないが、それでも当時としてはかなりの出来。
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通常時のキャラ表示も大きめで、しっかり描かれている。
 
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アクション面も上々
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敵のリーチとこちらのリーチが異なり、雑魚でもしっかりと位置調整をしていかないと一方的に殴られる。
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レッドは飛び道具があるものの、弾数制なので無駄打ち不可。
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ダメージを受けたノックバックで転落する場所があるなど、配置も考えていかないとクリアは厳しい。
 
問題点
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一部キャラの冷遇
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具体的に言うとブルージャックの扱いが悪い。
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一人だけ特殊武器なし、しかもジャンプ攻撃がボディアタック。判定は強いが攻撃ベクトルが前方ではなく斜め下方に大きいため、かなり当てづらい。
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機動力も低く、小さな足場を飛び移るステージ4はブルーにとって最終面以上の難所。
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ジャンプ力が低いため飛び越えられない所がある。そのためブルーのみでの全面クリアは不可能。
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攻撃力は確かに高いのだが、それを生かせる場面はほとんどない。
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ちなみに彼は、アニメでもOPに入るテロップで延々と誤植され続けていた。あまり好かれていないのだろうか。
 
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また、仲間ではないがシャドージャックもあまりいい扱いではない。
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ボスとして出てくるだけで、操作は不可。画面を飛び回る「弱いけど鬱陶しいボス」という散々なスタンス。しかもシャドージャックアーマーは登場しない。
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さらには原作EDクレジットで一度だけ表記された「ブラックジャック」という名称になっている。
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原作屈指の人気キャラに対して、あんまりではないだろうか…?
 
 
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ボス戦でハメ勝てる
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大抵のボス・中ボスが「懐に飛び込んでパンチ連打」「後ろに回ってパンチ連打」のどちらかで倒せてしまう。
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ジャックアーマーでの戦闘はチャージ攻撃で簡単に接近でき、そのままパンチ連打で勝てるボスもいる。
 
 
総評
アクションとしてはまずまず、しかし一部キャラのファンにはちょっとおすすめし辛い。
もしも遊ぶ機会があるなら、その前に原作を見てみることをおすすめする。
最終更新:2021年11月18日 14:26