【かめんらいだー せいぎのけいふ】
ジャンル | アクションアドベンチャー | ![]() |
対応機種 | プレイステーション2 | |
発売元 | バンプレスト | |
開発元 | キャビア | |
発売日 | 2003年11月27日 | |
定価 | 6,980円 | |
判定 | クソゲー | |
ポイント |
気の狂ったバイク面 かったるいアクションのせいで後頭部がコブだらけ シナリオ・演出・キャラクターモデリングは高評価 ファンアイテムとしての価値は歴代で屈指のレベル |
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仮面ライダーシリーズ |
伝説のライダー達よ、
戦いの日が再び訪れた。
『仮面ライダー』『V3』『BLACK』『アギト』の4作品の主役仮面ライダー達が時代を超えて共演。
4人のライダーが原作それぞれの時代から参戦。時代を超えて同じ場所で共闘し、クロスオーバーするゲームソフト。
それぞれの時代で怪人と戦ううちに明らかになる黒幕、その恐ろしい計画に時代を越えてライダーたちが協力し立ち向かう。
+ | 登場ライダー(ネタバレ) |
一言で表すと「ストレスゲー」である。ちなみに難易度はノーマルとハードのみでイージーは無いため、上記に対しての救済措置は存在しない。
ハードでも難易度そのものがノーマルとあまり変わらない(*32)(*33)ことや、バイクの難易度はノーマルと全く変わらないのはある意味救いか…。
また、ゲームクリア時の最高ランクはハードでなければ獲得できない(ノーマルでは本来のランクより1ランク低い結果になる)。
ストーリーに関しては非常に評価が高いが、それ以外の上記の要素のせいでクソゲー扱いに。
せめて切り替えのときのロードを無くせばまだマシな出来になったはずだった、非常に惜しいゲームである。
肝心のゲーム部分はかなり難ありだが、シナリオやグラフィック等ゲーム以外の部分の出来は非常に良いため、仮面ライダーファンなら押さえて置いて絶対に損はない1本と言えるだろう。
*1 本作では番組本編準拠の時系列ではなく、初期設定に準じた「アギトは4号(クウガ)が0号を倒してから地続きの2年後」という設定を採用し、アギト本編が2003年1月〜2004年1月という設定になっている。ゆえにその3ヶ月後(エピローグの9ヶ月前)に相当する
*2 キャビアが担当したのは『ガンサバイバー4』や『バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ』と言ったスピンオフ作品が挙げられる。
*3 ヒルカメレオン、ミミズ男、蜘蛛男などは普通に戦えば非常に手強いが、この戦法で戦えばかなり楽に倒せるようになる。
*4 時代が進むにつれ建物が経年劣化・改装されるなど、昔の時代あった建物が未来になると立て壊されているなど時代毎の変化はある。
*5 そもそもそういうゲーム性なので仕方ない部分はあるのだが。
*6 ムービーでも5章開始前のザッピングシステムの説明で登場する。
*7 プレイアブルとNPCキャラでオリキャスか否かを区切っているとも考えられる。
*8 ゲーム中に氏のスチル特写を元にした写真は登場する。
*9 出番自体はそんなに多くない上にNPCなので、予算面やスケジュール面の問題とも考えられる。ちなみにゲーム中の声はそれぞれブラック将軍とゾル大佐の声優の兼ね役。
*10 事故による転落死とみられている。
*11 ネタバレになるが、悪の親玉的立ち位置である「エルロード」という上級アンノウンは宇宙を作った神直属の配下であり、一介の宇宙人であるショッカー首領やせいぜい地球の中でしか神を名乗れない創世王に従うとは到底思えない存在である。
*12 後年の『仮面ライダーディケイド』以降は単なる悪の怪人として登場している。
*13 ソフト発売時点では『555』が放映されているが、開発時期なども考えれば一年は遡ると思われる。
*14 その代わりに救援に駆けつけた2号に対し「おのれ一文字隼人!」と激怒するゾル大佐のシーンなどは存在する。
*15 当然ながら新2号も旧2号に変更されている。
*16 冒頭のナレーションの時代設定もちゃんと変更されている。またこれでは設定上、九州からスイスへ帰る途上で都内近郊と思われる発電所の事件を一文字より早く本郷が察知してしまうため、実際には1972年3月の誤りではないかという仮説も存在する。
*17 前述の通り、ゾル大佐は原作で唯一本郷との接点が無い大幹部なので一種のファンサービスという面もあるだろう。
*18 というよりは発売当時ライダーを元号で分ける慣習がないので、それらに関わりなく各世代の主要4作品を繋げたという感覚である。
*19 年表では2000年〜2001年がクウガ、2003〜2004年がアギト、「あかつき号」事件は2002年9月となっている。この場合『アギト』エピローグの1年後、レストランアギトは2005年1月になると思われる。
*20 3章はこれらのテクニックを知らなくてもクリアすることは難しくないが、5章では高ランクどころかクリアするだけでもほぼ必須となる。
*21 一応、赤戦闘員は最初の3体は1体目から逃さず倒せれば出現位置が完全に固定される。4体目以降の赤戦闘員も出現位置はある程度決まっているので、マップと赤戦闘員の出現位置、プレイヤーのスタート位置、障害物となる岩の位置をノートなどにメモしておいてそれを参考にすれば、それでも難しくはあれど大幅に攻略が楽になるだろう。また、このステージは左スティックよりも方向キーで操作した方がある程度だが小回りが利くようになる。
*22 アルマジロングと蜘蛛男は5章で2号が立ち入った部屋・入らなかった部屋によって分岐するが、それ以外の二者択一で登場する怪人は1~3章での行動で分岐する。
*23 E~Sまでランクがあり、幹部怪人はE~B(Eから順に黄金狼男、ガラガランダ、イカデビル、ヒルカメレオン)、ラスボス第一形態はA、第二形態はSといった具合に割り当てられている。
*24 唯一の例外として黄金狼男だけは他の幹部怪人と違って最低ランクでも入手できるので、1周目をクリアすれば無条件で手に入る。
*25 ちなみに、ザンジオーとサボテグロンのファイルの入手は3章と5章のバイク面をそれぞれBランク以上でクリアする必要がある。前者はともかく、後者はかなり難易度が高い。もっとも、サボテグロンはゲーム中で戦うことのない怪人なので変身前の大幹部やヒルカメレオン転生体と同様に対戦はできないが。
*26 『幽遊白書』の仙水忍や『クレヨンしんちゃん』の園長先生で知られる声優の納谷六郎氏。
*27 例えば第5章冒頭のライダー達が時空を超えた通信機で会話をするムービーはそれまでの章を全員人間形態でクリアしていても変身後の姿になる。
*28 大幹部の変身シーンは4人とも原作で言うところの地獄大使の変身ポーズで、ゾル大佐のステッキを用いた印象的な変身シーンは再現されいない。死神博士は背後からのアングルでマントっぽさを出すように工夫している。
*29 こちらは原典と同様に死神博士がマントで頭を覆って変身している。
*30 このうち、死神博士は演者である天本英世氏が亡くなったのは本作の発売から僅か8ヶ月前であるので代役になった理由は宮口二郎氏(ゾル大佐)や潮健児氏(地獄大使)と同様に天本氏が鬼籍に入ったことによるものなのか、天本氏本人の事情によるものだったのかは不明。
*31 シナリオ性のある作品ではという意味で、厳密には最後の収録作品はパチンコの「ショッカー全滅大作戦」である。
*32 変化している点は「ライダーのHPがノーマルの3分の2に減少」「変身前のライダーエネルギーのチャージ速度の減少」「必殺技のチャージ速度の減少」「怪人のHPがノーマルの1.25倍に増加」の4点。一見、大きく難易度が上がっているかのように見えるが敵のAI、敵や回復アイテムの配置、トラップの位置などに変化は全く無いのである程度ゲームに慣れていれば難易度の変化そのものはあまり感じない。
*33 バトルモードは1周目をクリアした時の難易度に関わらずノーマルモード仕様となる。1周目をハードでクリアしてバトルモードをやればプレイヤーの腕次第では逆にストレス発散になるので、腕に自信のあるプレイヤーはやってみる価値有。