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悪魔城すぺしゃる ぼくドラキュラくん

【あくまじょうすぺしゃる ぼくどらきゅらくん】

ジャンル アクション
対応機種 ファミリーコンピュータ
発売・開発元 コナミ
発売日 1990年10月14日
定価 5,800円
判定 良作
悪魔城ドラキュラシリーズリンク


概要

  • 悪魔城ドラキュラシリーズのスピンアウト的作品。残機+ライフ制の横視点2Dアクション。全てがコミカルに描写されており、ドラキュラの息子「ドラキュラくん」が魔王ガラモス打倒を目指す。コナミはグラディウスとパロディウス、スナッチャーとSDスナッチャーなど、シリアスな作品に度々このようなコミカルパロディー風の番外的作品を作っていた。

ゲーム内容

  • ドラキュラくんの攻撃方法は妖気弾(火の弾)。長押しする事でより強力な攻撃弾を発射できステージをクリアしていく毎にホーミング弾や炸裂等の特殊な攻撃やコウモリ変身や逆さ歩きといった様々な技を習得していく。
    • 悪魔城本編シリーズと違い空中制御が効くので、シリーズとしては性能の良い部類に入る自機。
  • 敵を溜め撃ちで倒すとコインが出現。コインはステージクリア後のミニゲームで用いる事が出来、残機を増やす事ができる。
  • 舞台は悪魔城から始まりジェットコースターや水中、ニューヨークや宇宙にまで広がる。

評価点

  • アクションゲームとしての基礎部分の出来が良い
    • 操作性は良く、攻撃も連打と必殺技を切り替えての長押しのみと分かりやすい。
    • 必殺技はステージをクリアする毎に増えていくので、多彩なアクションや様々な攻略方法が楽しめる。
      • 攻撃の軌道が変化したり、敵を凍らせてその上に乗ったり、重力を逆転して天井に立ったりと、少しずつできることが増えていき、見た目の変化も大きく使っていて楽しい。
  • パスワード機能で途中からの再開も可能。
    • パスワードは3文字で大変覚えやすい。
  • BGMも良好
    • 悪魔城らしいシリアスさでは無いが、作風に合わせてコミカルながら作り込まれたBGMのクオリティは続編のGB版含めいずれの曲も高い。
  • 終盤を除き遊びやすい難易度
    • 悪魔城シリーズとしては低めの難易度で、終盤前までならメインターゲットである子供にも遊びやすい。

問題点

  • 終盤の難易度が凶悪
    • 最初の難関がステージ7の軌道エレベーター。
      • 強制縦スクロールのステージで、画面下に落ちるとミスになる。このスクロールはかなり早く、急いで足場を飛び移らなければならない。一度でも足場を踏み外したり、敵の攻撃を受けて仰け反ったりしたら即真っ逆さま。しかもミスするとステージの最初からやり直し。
    • そして最終ステージであるステージ9は中ボス2体+ラスボスと強敵が多い、ミスすると最初からやり直し、体力回復アイテムがないのでコンティニューすると体力3でクリアしなければならない、と、問題が多数。
      • しかも最初の中ボスは特定の必殺技しか効かなかったり、動きがトリッキーだったりといきなり強敵である。
    • パスワードはステージ7までのものしか存在せず、ステージ8、9まで進んでからやり直すとなるとまた悪夢のようなステージ7をクリアしなければならない。
  • 必殺技の切り替えが少々面倒
    • 必殺技はセレクトボタンを押すごとに順繰りに切り替わるの方式なので、後半ステージになって必殺技が増えてくると使いたい技を選ぶのに手間がかかるようになる。
  • ステージ間ミニゲームはルーレット・福引・黒髭と大半が運任せ。

続編・移植等

  • GBで全く同じタイトルで発売されている。
    • ストーリーは倒したはずのガラモスが復活したというFC版の後の話となっている。
    • 特殊攻撃は冷凍弾がなくなった代わりに、仲間のコウモリを使って攻撃するコウモリ突撃隊と敵の攻撃弾をはじくカサバリアが追加された。
      • FC版で習得した特殊操作はゲームスタート時にはコウモリ変身以外は使い方を忘れていてステージクリア後に使い方を思い出すといった具合にFC版の後の話ということを意識している。
    • 全ステージがパスワードコンティニューできるようになったほか、サウンドテストやミニゲームだけがプレイできる特殊なパスワードもある。
      • パスワードは4文字の食べ物になっており、入力画面では寝ているドラキュラくんを正しいパスワード(ドラキュラくんの好物)で起こす。なかなか現金である。
    • 一部ステージ間の間に演出なども追加されているが、ステージ・敵・BGMなどFC版と似ている点も多く、半分移植半分続編と考えるのが妥当。
  • 他に携帯アプリに移植されている。
  • 2019年5月16日よりSwitch/PS4/XboxOne/WinのDL専用ソフトとして配信されている『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』にFC版が収録されている。
    • 元々日本版のみだった本作だが、海外配信の為に新たに『KID DRACULA』のタイトルで英語版が制作された。
      • 後にアップデートで日本版でも英語版がプレイ可能となった。
  • 他作への客演としてパロディウスシリーズにドラキュラくんが登場している。
    • 子供にも親しみやすいキャラクター性から、キッズメダルの『ワイワイジョッキー』『ワイワイポーカー』にも出演した。
  • また、『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』ではドラキュラくんネタが比較的多く登場している。
    • 本作のボス「ガラモス」は月下の夜想曲に隠しボスとして登場。電撃武器を駆使し、電撃無効の装備をしなければ最強の敵として君臨する。
      倒して無事生還できれば爺の図鑑に載り、内容が1万年計画でドラキュラに代わって悪魔城を支配しようとする魔神という内容である…………あれ?

余談

  • 本作の主人公であるドラキュラくんは、白髪・黒マント姿の子供吸血鬼であり、おつきが死神さん。ドラキュラの息子で火弾がメイン攻撃だったりするので『悪魔城伝説』などに仲間キャラとして登場したアルカードではないかとも思われがちだが、ゲームストーリー自体はあくまでもシリーズ番外編であり、本作のオリジナルキャラである。年齢は1万9才(9才で眠りについて1万年後に目覚めた)。