【ぱろでぃうすだ しんわからおわらいへ】
ジャンル | 横スクロールシューティング | ![]() |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | コナミ | |
稼動開始日 | 1990年4月25日 | |
プレイ人数 | 1~2人(交代) | |
判定 | ゲームバランスが不安定 | |
ポイント |
パロディウスのAC初進出 以降のスタンダード ランク上昇のインフレぶり |
|
グラディウスシリーズ |
本作の自機は4種類。火器だけでなく、オプションやバリアも機体ごとに仕様が違う。
+ | 自機の詳細。クリックで開閉 |
+ | 各ステージの詳細。クリックで開閉 |
最大の問題点は、外見やノリに反して難易度的にハードルが高いことにある。
それというのも、本作には特定条件下における時間経過でランクが上がる「タイマーランク」が採用されており、そのランク上昇ぶりが後の『バトルガレッガ』に匹敵するほどシビアなためである。
それでも後の『セクシーパロディウス』に比べればはるかにマシではあるが…。
MSXのみで発売され「知る人ぞ知るゲーム」という認識だったパロディウスが、アーケードに進出したことで、一般プレイヤーにその名が知られるようになったきっかけの一作。
それだけに、見た目の派手さに反して爪に火を灯すようなプレイを強いられ、折角のお笑い要素を楽しむ余裕をも奪うほどにランクシステムが足枷となったことは、流石に惜しまれる。
それでもヒットした作品であり、ビジュアル面やBGMはプレイヤーに強いインパクトを残し、多数機種への移植(下記参照)で幅広い層にアピールされ、以降の続編も本作を基準としたものとなるなど、本作の残した功績は間違いなく大きいと言える。
移植の回数にはかなり恵まれている(PS・SS・PSPはカップリング)。全てコナミ自身より発売、且つ内製。FC・GBはサブタイトルを外して移植された。 しかし多くの作品で不具合や移植ミスなどに見舞われ、しかもそれがゲームバランスに影響を与えるものばかりである。AC版の完全移植は未だに1度もなされていない不運の作品でもある。
【ごくじょうぱろでぃうすだ でらっくすぱっく】
ジャンル | シューティング(オムニバス) | ![]() |
対応機種 |
プレイステーション セガサターン |
|
発売・開発元 | コナミ | |
発売日 |
【PS】1994年12月3日 【SS】1995年5月19日 |
|
定価 | 5,800円(税別) | |
廉価版 |
PlayStation the Best:1997年3月20日/2,800円 PS one Books:2003年11月20日/1,800円(共に税別) |
|
判定 | なし | |
デラックスパック(コナミ) シリーズ |
収録作はどちらも当時としては高い移植度ではあるが、ハード初期というのもあってか後のデラパシリーズなどと比べると
様々な点で再現しきれていない部分や、システム面の粗さは否めない。
しかし家庭用ハードでAC版に最も近い形でプレイできるのは確か(後に発売されたPSP版は一部BGMが差し替えられるという残念な部分もあるため)である。
入手しやすいのはPS版だが、純粋に移植度を重視し、隠しステージにこだわらないのであればSS版でのプレイをお勧めする。
*1 この点は『魔導物語』(及び『ぷよぷよ』)でも同様の事態が起きている。
*2 1998年のPS用『コナミMSXコレクションvol.3』が初移植(正確にはエミュレートだが)であり、本作の移植版達よりずっと後の話である。
*4 「新装開店出血大サービス」「お前はもう死んでいる」「この紋所が目に入らぬか」など。
*5 『夢大陸アドベンチャー』『夢ペンギン物語』などの主人公。
*6 『夢大陸アドベンチャー』『夢ペンギン物語』のヒロイン。
*7 コナミのゲームで同名の作品があるがそれとは全くの無関係。敢えて関係ありと結び付けられるとすれば超大昔のアニメ『ハゼドン』に出て来るフグ
*9 基板のディップスイッチで設定した難易度の固有値+ステージ毎の固有値
*10 グラIの4ボス直前に出現する「アイアンメイデン」のパロディ。
*12 但し、10MHz機では一部処理落ちが目立つ箇所が見られたため、オーバークロック改造機やXVI以降でのプレイが推奨される場合もある