【じっきょうおしゃべりぱろでぃうす】
ジャンル | シューティング | ![]() |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 32MbitROMカートリッジ | |
発売 | コナミ | |
開発 | コナミコンピュータエンタテインメント大阪 | |
発売日 | 1995年12月15日 | |
定価 | 9,980円 | |
判定 | 良作 | |
バカゲー | ||
グラディウスシリーズ |
当時のコナミは、『実況パワフルプロ野球』シリーズでボイス実況要素持ちゲームにおいて他社の一歩先を行っていた。
そのコナミが、何をトチ狂ったのかその技術をシューティングゲームにつぎ込んだ奇抜なゲーム。
実況解説つきのシューティングゲームなんてものは後にも先にも本作だけであろう、おそらくは。
しかしシューティングとしては間違いなくグラディウスの血筋を受け継ぎ、丁寧な作りとSTG初心者にも優しい配慮が見られる快作でもある。
ストーリー上はSFC版『極上パロディウス』の続編となっている。
後述のストーリーで「11人の仲間たち」となっているのはそのためである(AC版『極上』の8人+SFC版追加の3人)。
宇宙暦0094、「過去の栄光」を求めて11人の仲間達が冒険の旅に出た。
またしても全宇宙を巻き込む大戦が始まったのである。
この戦いで全宇宙は総人口の半分を"痔"に至らしめた。彼等は自らの行為に恐怖した。
「…イテッ!」(*1)
戦争は最終局面に入り、ついに彼等は、宇宙に散った…
あれから時は流れ、再び大いなる冒険の旅が始まろうとしている。
「幻のタコ焼き」を求めて、パロディウス軍団がいま旅立つのだ。 人(タコ)はまた過ちを繰り返そうとしているのか…な~んちゃって。
(以上、PS・SS版のOPより(*2))
あえてコメントは載せない。心の中のツッコミはご随意に。 ちなみにこれはゲーム内のOP。説明書にはもっと具体的なストーリーが描かれている。
+ | 自機キャラクター紹介(16体+PS・SS隠し2体) |
+ | エンディングのネタバレ |
その奇抜にも程があるデザインから身構えがちではあるが、横シューティングとしての完成度は間違いなく高い。
多彩な登場キャラクターややりこみ要素もあり、長く楽しめる一作になっている。
またその派手な見た目と完成度の高さから、パロディウスシリーズの中でも代表作として扱われやすく、知名度もかなり高い。
本作はSS/PSに「実況おしゃべりパロディウス ~forever with me~」のタイトルで移植されている。
SS版とPS版ではSE周りが大分違い、PS版のほうが全体的にクリア(好みのレベルではあるが)。
後にPS版ベースのものが『パロディウスPORTABLE』に収録されている。
*1 『機動戦士ガンダム』のプロローグのパロディでコロニー落としのシーンを再現しているのだが、落ちたのはコロニーではなく巨大モアイ。そしてこの一言である。
*2 SFC版も大筋は同じだが、一応「痔」ではなく「死」に至らしめたことになっている。
*3 初期のイラストにはツインビー達に口が描かれてないが、1993年発売のSFC「Pop'nツインビー」の頃から口が描かれているイラストと描かれていないイラストが混在(同ソフトのパッケージ及びゲーム中には描かれていないが、カセットのラベルとサントラのジャケットには描かれているなど)しているのが確認できるので、「いつの間にか口が付いていた」というのはこれが元ネタと思われる。
*4 実際に撃破できる場面でスーパーボムを所持している場合のみ発生する。
*5 『魅せられて』と『ダイヤモンド・ヘッド』の使用によるもの。
*6 本作ラスボスの大ダコ。元ネタは『グラディウスIII』のバクテリアン。
*7 『グラディウスII -GOFERの野望-』のエンディング曲である「farewell」のアレンジ。原曲(原作)はそうでもなかったのだがピアノアレンジと、実際にBGMが流れるエンディングの場面効果により哀愁色が強くなっている。
*8 本作でこいつは登場しないが、代わりに登場するそいつ(どいつ)のバリアもこいつバリアと全く同じ物。
*9 ロード時の再開は戻り復活と同じ仕様、つまりチェックポイントに準ずる。
*10 しかも狙撃が始まる際には「撃てるもんなら撃ってみな」という八奈見氏の渋いボイスが聞ける。
*11 代わりにボスラッシュが「対戦ぱずるだま」ネタに変更されており、そちらではバカ殿に加え、ジョン・ワン次郎、ペンクローと別の形で登場している。攻撃パターンはSFC版のビッグコア=ジョン・ワン次郎、女幽霊=ペンクロー、ビッグバロンビー/バロンビー=バカ殿と概ね同じになっている
*12 『DDR 2ndMIX』初出。後に『beatmania IIDX substeam』にも移植されたが、『26 Rootage』で削除された。
*13 『グラディウスII -GOFERの野望-』の1面ボス「フェニックス」が元ネタ。
*14 『グラディウスIII -伝説から神話へ-』の3面ボス「ビッグコアMk-III」が元ネタ。
*15 『グラディウス2』に登場するボスが極小サイズで登場する。見た目と違い攻撃力はどれも元ネタに負けず劣らず強力。
*16 本作発売時のPCを取り巻くOS環境はMicrosoft Windowsが主流になる前の時代で、Microsoft Office自体もそこまで主流ではなかった。その時のdoc形式のファイルは現代で言うtxt形式のテキストファイルと同じ扱いだった。
*17 元ネタは『グラディウスIII -伝説から神話へ』の要塞面中ボス「ディスラプト」
*18 元ネタは『グラディウスIII -伝説から神話へ』の要塞面のみに登場する「ガーメイド」。なお原作と違い撃破可能。
*19 原曲は「熊蜂の飛行」。『パロディウス タコは地球を救う』と『パロディウスだ! ~神話からお笑いへ~』のボス曲も同じ原曲を使用している