【ふぁいなるふぁんたじーふぁいぶ】
ジャンル | RPG | ![]() 高解像度で見る 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 16Mbitロムカートリッジ | |
発売・開発元 | スクウェア | |
発売日 | 1992年12月6日 | |
定価 | 9,800円(税別) | |
プレイ人数 | 1人(バトルのみ1~2人) | |
セーブデータ | 4個(バッテリーバックアップ) | |
レーティング |
CERO:A(全年齢対象) ※バーチャルコンソール版より付加 |
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配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2011年1月18日/900Wiiポイント 【WiiU】2014年3月26日/900円(全て税別) 【New3DS】2017年8月23日/943円(税10%込) |
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判定 | 良作 | |
ポイント |
ジョブチェンジシステムが新要素を引っ提げて復活 王道なストーリーと世界観、キャラクター達 現在でも研究され続ける縛りプレイ |
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ファイナルファンタジーシリーズ |
ファイナルファンタジーシリーズの第5作で、SFC版シリーズの2作目。
『III』のジョブチェンジシステムを発展させ「ジョブ毎の様々な能力を他のジョブ使用時に自由に付加できる」という自由度の高い育成要素、それによる様々な制限プレイの誕生、笑いあり涙ありの感動的なシナリオによって大きな人気を集め、シリーズ初のダブルミリオン(200万本)を記録する大ヒットとなった。
世界は、風・土・火・水の4つのクリスタルの力によって、かつてない繁栄を誇っていた。
人々は風の力で船を動かし、火の力で工業を起こし、清らかな水の力で潤いを得、豊かな大地の恵みを享受していた。ある日、風の異変を感じて風の神殿へと急いだタイクーン王の目の前で、風のクリスタルが砕け散る。
折しもタイクーン城の近くに巨大な隕石が落下し、大地を揺るがす。
船上で風の異変を感じ取った海賊ファリス、隕石落下事故により記憶喪失となった謎の老戦士ガラフ、
父タイクーン王を捜すために城を後にした王女レナと旅浪の旅人バッツの出会い。そしてクリスタルはなぜ砕けたのか? 行方不明になったタイクーン王の行方は? 落下した隕石は何をもたらすのか?…。
主人公達の出会いと多くの謎をはらみながら、壮大な物語が今始まる。
シナリオ本筋とは関係ないがラスボスより強い超強敵が、FFシリーズにおいて初めて導入された。
+ | 裏ボスの詳細 |
当時の水準で見れば致し方無い側面もあるものの、戦闘に関わる不親切な点が散見される。
ストーリー重視で育成面の自由度が低かった前作『IV』の評価を踏まえ、本作ではシステム面での充実が図られることとなった。
上級職としての意味合いが強かった『III』のジョブチェンジシステムを受け継ぎながらも再構築し、ジョブごとの個性を高めアビリティの付け替えを可能とすることでカスタマイズ性を高めた本作のジョブシステムは、現在をしても高い自由度を誇っている。
様々なアビリティはプレイヤーのシナリオ攻略の幅を大幅に広め、プレイヤーの工夫次第で低レベル攻略や様々な縛りプレイを可能とするまでになった。
またアビリティが絡むコレクション要素も追加され、これまでコレクション要素といえばアイテム収集くらいしかなかった当時のRPGに新しい風をもたらした。これも本作を語る上では欠かせない要素であろう。
様々な新要素を詰め込んでいるが、評価はされどそれらによる目立った欠点もなく、システム以外にもシナリオ・BGM・グラフィックも高い評価を受けている。シリーズのノウハウをうまく還元し作られたといえる本作は、まさに名作と呼ぶにふさわしく、『FF』シリーズの中でも特に根強い人気を誇っている作品のひとつである。
バーチャルコンソール版
Win(Steam)版
ケータイアプリ『ファイナルファンタジーレジェンズ 光と闇の戦士』
エンディング分岐・およびそれに付随するバグ
+ | ネタバレのため隠し |
キャラクターデザインについて
その他
*1 この「ビッグブリッヂの死闘」は作曲者自身はあまり良い評価をくだしておらず、「ただのアルペジオの連続なだけの曲なのに何で人気があるんだ?」と疑問だったらしい。ファン人気の要因はゲーム内容との相乗効果だろうか。その後Wiiで発売された「チョコボの不思議なダンジョン 時忘れの迷宮」では、本作の名曲2曲がラスボス戦で壮大なアレンジをされて使用されている。
*2 一応FC版『ウィザードリィIII』で、シナリオとは関係ないクリア後の最強隠しボスが追加された前例は存在する。
*3 単体無属性攻撃「マスタードボム」、割合ダメージ+混乱「ロケットパンチ」、対象一人を強制消滅「サークル」、のいずれかをランダムで2回繰り出す。
*4 対象の最大HP÷2のダメージを全体に与える。本来はオメガよりずっと以前に戦った中ボスのソルカノンやマシンヘッド(こちらは後述の回避可能な雑魚敵、グラフィックがオメガと一緒)が、長い予備行動を経てようやく使用するものだが、オメガは無駄な行動を一切挟まず即使用する。
*5 実はタイダルウエイブを放つ前に「何もしない」行動を挟んでいるのだが、とてもそうだと思えないほど常軌を逸したスピードを誇っている。
*6 初出は『IV』のオートバーサク効果の剣「アヴェンジャー」
*7 後年のシリーズと違って、本作にはまだ「味方同士の行動順送り」の機能は無い。
*8 『FF』シリーズの敵首領(ラスボスでないものも含む)は少なくとも一度は人間として生きていた事がある連中が多い。(FF3のザンデをこう括るのはひどい話ではあるが)
*9 代表例とも言える「ほのおのロッド(炎強化)・こおりのロッド(氷強化)・いかずちのロッド(雷強化)」など
*10 各種リメイク版でもリボンのゲーム内解説不足は解消されていない。
*11 「ゴブリンパンチは特定のモンスターに特効である」等の完全な誤情報が堂々と掲載されていた。
*12 説明通りの効果があるアビリティは「みやぶる」である。
*13 ちなみにGBA版までずっと修正されず、スマホ版でようやく麻痺効果が付くようになった。
*14 伝説の武器の売値は全て10000ギルか5ギルであり、例外的に「大地のベル」だけが4500ギルになっている。
*15 ルーンのベルを伝説の12の武器にしてしまうと、名前や効果(MP消費クリティカル)がルーンアクスと被ってしまう事、属性強化がウィザードロッドの上位互換になってしまう事から外されたものと思われる。
*16 すっぴんは割愛。
*17 偽物の方は普通の剣なので装備可能なジョブが複数いる上に攻撃力の数値自体は高いので「さいきょう」装備で度々装備されてしまう為に本物も複数のジョブで装備可能と錯覚してしまい易い。
*18 後々定価での購入となることについては設定上「値上げをした」という体がとられている。
*19 この逃げるカウントは、武器入手時からではなく、ゲーム開始時からカウントされている。
*20 ブレイブブレイドの攻撃倍率は標準的な剣と同じ「レベルx力÷128+2」である一方で、チキンナイフの攻撃倍率は「レベルx力÷128+レベルx素早さ÷128+2」でブレイブブレイドの2倍近い値となっている。
*21 チキンナイフには''通常攻撃時に一定確率でとんずらが発動してしまう''という弱点があるが、みだれうち・おどる・ぶんどる等で回避可能であり、あまりりデメリットになっていない。
*22 世界地図はゲーム中で3か所に配置されており、どこか1か所で入手した時点で他2箇所の地図が消える。時期の差はあれど入手不可になる事はない。
*23 進行手順を進めると入口が塞がれて閉じ込められたかのように見えるが、入口の位置の本棚を調べることで再度開く。
*24 ムーアの大森林で主人公バッツ達に宿敵エクスデスが攻撃を仕掛けるシーン等。
*25 一足先に姉妹作『サガシリーズ』の2作目『Sa・Ga2 秘宝伝説』(1990年12月発売)で登場したオーディンは通常武器枠の「グングンニルのヤリ」を使ってきた。
*26 そのためか、GBA版では弓矢と同じ効果音になり、スマホ版では効果音含む演出が一新された。
*27 裏ボスを想起させる名前と、タイダルウエイブのような「水呼び」という技を扱う。
*28 裏ボスの名を冠し、「破道法(はどうほう)」という技を扱う。
*29 例として建造物の大幅なデザイン変更や、クリスタルの配置の矛盾、ゲームでは中世風の世界観だがOVA版は中華風になっている等。
*30 メインテーマはI・II・IV・VIIがフィールド曲、V・TA・光の4戦士がOPやタイトルの曲になっている。
*31 『ドラクエIV』では、子供が描いた新聞投稿イラストがデスピサロ最終形態だったというのが問題だとされた事がある。