【ふろんとみっしょんしりーず がんはざーど】
ジャンル | アクションRPG | ![]() 裏を見る |
対応機種 | スーパーファミコン | |
メディア | 24MbitROMカートリッジ | |
発売元 | スクウェア | |
開発元 | 大宮ソフト | |
発売日 | 1996年2月23日 | |
価格 | 11,400円(税抜) | |
配信 |
バーチャルコンソール 【Wii】2008年5月20日/800Wiiポイント(配信終了) |
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セーブデータ | 4個(バッテリーバックアップ) | |
判定 | 良作 | |
フロントミッションシリーズ |
西暦2064年、ベルゲン共和国でクーデターが勃発。
その際、主人公は大統領を国外脱出のために同僚のレロスと軍港で護衛の任務にあたっていた。
出港直前にクーデターの指導者であるアーク大佐と彼の率いる部隊が軍港を襲撃する。
主人公はレロスの死を目の当たりにするが、軍人としての任務を果たすために大統領とともにアークを退け、まだアークの手に落ちていない基地を目指す。
しかし彼の奮戦むなしく罠にかけられ、主人公は大統領ともども捕えられ投獄される。
獄中で一度は敵として戦ったヴァンツァーキャリアークルーと出会い、ともに脱獄して共和国を脱出した後、レロスの敵を討つため、そして大統領誘拐の汚名をすすぎ祖国を取り戻すために傭兵として戦うことを決意する。
それから紛争や内戦、テロなどが多発する世界各地を転戦する中で多くの仲間と出会う。
しかし、それは同時に、ある隠された秘密を知ることでもあった……。
シリーズ初代である前作がシミュレーションRPGだったのに対し、本作はアクションRPGとなった。
開発は重装機兵シリーズを手掛けたスタッフが立ち上げたメーカーで、そのせいかパッと見の画面はそのまま『重装機兵ヴァルケン』である。
シリーズの歴史から唯一外れた時系列に位置する作品。(*1)
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異色作である本作だが、そのアクション性の高さやストーリー、濃いキャラクター等からファンも多い(2chのスレは未だに進行中)。
使用できる武器の種類が豊富で、癖がなく扱いやすいものから、扱いの難しい尖った性能のものまで用意されてるため、そのどれをどのように組み合わせて戦うかといった部分でも楽しめる。 また、機体・武器に習熟度といった育成的な面があることも、単純なアクションゲームとしてだけでなくRPG的なやり込みの魅力も有しているだろう。
総じて難易度のバランスも良く、また武器を自由に選べることからプレイヤー自身が自分の好みに応じて難易度調整をしやすい。 日ごろ使っていない武器を使うことでもプレイに新鮮さが味わえるなど、繰り返し何度も遊びやすい作品になっている。
*1 プロデューサーの前田靖幸は本作のインタビューで「『フロントミッションシリーズ』というのは、1作ごとに、ストーリーの設定も構成も異なれば、登場人物もタイトルも変わりうるという作品群なんです。」と語っており、当時は毎作異なる世界観でシリーズ展開することを考えていたと思われる。
*2 例えば、ミサイルランチャーは同時発射数4→5に増え、生身専用のハンドグレネードは単発から2発同時発射に変わる。
*3 拾い物だけ、初期機体のまま、生身で、''常にルヴェンを同行''、等
*4 ただし収録されているBGMの大半は植松伸夫、光田康典の両者が担当しており、仲野順也、浜渦正志は数曲のみ担当。そのためか公式サイトやサウンドトラックでの紹介文では仲野、浜渦の名前は省略されていることが多い。
*5 Web上で「ヒャアがまんできねぇ」と言うフレーズを聞いた事は無いだろうか?
*6 重装機兵では一括リロード方式だった。レイノス開発時に『獣神ローガス』をいろいろとヒントにしていたが、ローガスのバルカンのような1発ずつリロードされる方式では厳しい、と撃ちきったら一括リロードする方式を『レイノス』のプログラマーが考案したという経緯があったとのこと。
*7 なお、こちらが敵兵士をヴァンツァーで轢いてダメージを与えるのは不可能。また、こちらが生身の際は何故か敵兵士と接触しても跳ね飛ばされる。